大澤真幸のレビュー一覧

  • 資本主義という謎 「成長なき時代」をどう生きるか

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    高校生の娘が、ある日「模試の国語の問題文が面白かった」と言って見せてくれたのが、大澤真幸の文章だった。人が未来のために、あるいは他人のために努力するのはなぜか、というテーマの文章だった。それではと、大澤真幸の本を買ってみたのであった。

    しかし、読んでみて気付いたのだが、僕は経済にとんと興味がなく、内容にはなかなか夢中になれなかった(買う前に気付け)。

    それでも、グッとくる部分はあった。
    あるパラグラフのタイトルが、「桐島なき世界をいかに生きるか」だったのだ。
    もちろん、桐島とは、映画「桐島、部活やめるってよ」の、桐島である。

    運動神経抜群で、勝ち組の代表だった桐島が、突如僕たちの世界から姿を消す。あんなに頑張っていた部活も辞めるという。親しい友人の誰ひとり、桐島から直接事情を聞いたものはいない。そのことで、桐島の彼女や友達だけでなく、あまり親しくなかった者たちまで、それも、桐島とは正反対の負け組の者にまで、広く動揺が広がっていく。

    つまるところ、全ての人たちが、多かれ少なかれ、桐島の存在に勇気づけられ、むしろ依存していたのだ。
    桐島に近しい者たちは、桐島に近しいことで自分の優位性を確認したし、桐島から遠い者たちは、自分が桐島に近づけないにも関わらず、少なくとも「成功」というものがこの世に存在することを確認した。

    その桐島が、姿を消したのである。

    いや、別に映画の感想を書いているのではない。
    つまり、アメリカが、桐島なのだという話だ。

    資本主義の限界は、早晩やってくる。
    資本主義社会における桐島は、姿を消す。
    その時、桐島に憧れた友人(子分?)は、どうするのか。

    映画ではその時、誰が、なにをしたのか。
    僕は見てないので、知らないのである。(知らんのかい)

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    2024年07月14日
  • ふしぎなキリスト教

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    ・話してる内容は抽象的で小難しいけど、対談形式だから文章が読みやすくて助かる。
    ・「キリスト教の〇〇って変じゃない?」っていう単純な疑問に回答してくれて、楽しく読み進められた。
    ・ユダヤ教からキリスト教への変遷とか、すっきりまとめてくれてありがたい。
    ・対談形式だから読みやすいけど、その分、どの部分が主観で、どの部分は引用なのかちょっと混乱した。
    ・なるほど!となる回答もあり、なんか腑に落ちないな〜となる回答もあり。そこも含めて、興味を持つきっかけをくれる楽しい本でした。

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    2024年06月19日
  • げんきな日本論

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    日本史を社会学から考察している。二人のかけあいが面白い。信長、江戸時代に国民国家の基礎ができたという点が印象に残った。

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    2024年03月12日
  • ふしぎなキリスト教

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    社会学的な観点から見たキリスト教については半分も理解できなかったが、それでも現代の西洋文化においていかにキリスト教の影響が大きいかは十分理解できた。

    もう少し知識をつけてから再読したい。

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    2023年12月14日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
    わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
    コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。

    そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」「学び続けてさえいくことが出来たならば、道は開けるのではないのかな」とぼんやりと考えていて、毎日平均6〜8時間くらいはなにかしらの学習をし続けていたのですが、今は自分なんかがいくら何かやっていっても格差、階級とかがどんどんと開いていって固定化していき、何も希望ややる気がでないような心境です。

    鎌田實
    人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません

    まえがき
    第1章 人間とは生命とは
    養老孟司
    福岡伸一
    角幡唯介
    五味太郎
    第2章 歴史と国家

    ユヴァル・ノア・ハラリ
    情報を得て自発的に動くことのできる人間は、警察の取り締まりを受けて動く無知な人間にくらべて危機にうまく対処できます。

    ジャレド・ダイアモンド
    イアン・ブレマー
    大澤真幸

    藤原辰史
    長期戦に備えよ―歴史が伝えること

    中島岳志
    藻谷浩介
    山本太郎
    伊藤隆敏
    第3章 社会を問う
    ブレイディみかこ
    斎藤環
    東畑開人
    磯野真穂
    荻上チキ

    鎌田實
    人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません

    第4章 暮らしと文化という希望
    横尾忠則
    坂本龍一
    柚月麻子
    あとがき

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    2023年10月23日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    教養がないと読み切れない対談集、難しい内容だと感じる本だった。これほどの知識人、文化人がその立場や専門分野から様々な考察がされる。宮崎駿作品ならではのことだろうと思う。それこそ20年以上前に、ナウシカの漫画本を途中までだか、読んだ記憶はあるのだが、自説を語れるほどの読者ではないので、偉そうなことは何も言えない立場ではある。

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    2023年07月23日
  • 三島由紀夫 ふたつの謎

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    社会学者の大澤真幸さんによる三島由紀夫論。

    ふたつのなぞは、1970年11月25日の割腹自殺と同日に書かれた「豊穣の海」の最後のシーンのこと。

    あれほど頭の良い人がどうしてあんな愚かな死に方をしたのだろう?そもそもどうして天皇陛下万歳になってしまったのだろうというのはわたしにとっても大きな謎なので、読んでみた。

    大澤さんは、割腹自殺の愚かさという視点から三島作品を読むのではなく、高いレベルの三島作品の内在的な論理から割腹自殺を説明しようとする。

    構造主義、記号論的な概念を使いながら、多くの三島作品を丁寧に読み解いていくことを通じて、三島がなぜボディビルディングをして体を鍛え始めて、天皇崇拝的に言動を行い、最後に自衛隊に押し入り、クーデターを呼びかけ、不発に終わると割腹自殺を行うにいたるかを説明してくれる。

    この説明は、納得度が高いものだと思った。

    一方、「豊穣の海」のエンディングについては、わたしは実は、それほど違和感を感じてなくて、この壮大な物語を終わらせるには、こうとしかならなかったんじゃないかと思ったので、そもそも謎とは思っていなかったので、面白さはまあまあのところかな?

    著者は、「豊穣の海」のエンディングは、4作を通じて語られた輪廻転生の物語が最後に唐突に全否定されて、後味のわるいものになっているという。

    たしかにそこまでの物語が否定されるのだけど、全ては心次第という唯識論がでてきて、「無」というか、一種の解脱に向かう道が生じているように思えたので、わたしはそんなに後味がわるい感じはしなかったわけです。

    まあ、最後のエンディングが虚無なのか、唯識論的な解脱なのかは、わからないけど、小説としては、最後に輪廻転生を証明するイデアがでてきて大団円になるより、いいエンディングじゃないかと思ったわけです。

    あと、「天人五衰」の最後のシーンは、「春の雪」の最後で主人公の恋人が出家して、会えなくなるシーンの反復でもあって、そこは、多分、源氏物語が「夢浮橋」のエンディングで薫が出家した浮舟にあえないことを踏まえているはず。

    そして、「源氏物語」の最後も突如終わってしまうわけだから、「天人五衰」と「豊饒の海」全体がなんだかよくわからないまま終わってしまうのも、「源氏物語」へのオマージュではないかと思っている。

    と著者の問題設定にはあまり乗れないわけだけど、著者の丁寧なテクスト分析は素晴らしい。とくに、「豊穣の海」と最初の作品「花ざかりの森」の類似性は面白かった。

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    2023年04月14日
  • おどろきのウクライナ

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    「おどろきの中国」が面白かったので、こちらも読んでいた。

    タイトルと内容は、ちょっと違う感じで、内容はウクライナ戦争を真ん中にはさみつつ、中国、ロシア、そしてそれに対する西側の対立の話しかな?

    いろいろな話しがあって、もちろんウクライナの話もあるわけだけど、それはほとんどロシアとの関係ででてくるもの。ウクライナ戦争もそれ自体というより、ポスト・ウクライナ戦争について考えるための前提くらいな感じが出てくるところかな。

    西側的な資本主義と中国的な資本主義の対立というところに話は進んでいく。それを中立的に、あるいは相対主義的にどっちもどっちとするのではなく、価値判断をしつつ、はっきりと西側?に立とうとする感じ。

    と言っても、ある意味、そこまで新しい展開がある感じでもなくて、対談だから仕方ないのか、論旨の繰り返しが多い気もする。

    対談自体は、ウクライナ戦争前から始まっているのだけど、ウクライナ戦争が入ってきて、それをとりこむことでちょっと論旨がごちゃごちゃしてしまった印象も。

    頭の整理になったが、だからと言って、「次」は思いつかない。自分のなかの問題意識がより明確になったというところかな?

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    2023年04月02日
  • 私たちの想像力は資本主義を超えるか

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    ウルトラマンの考察だけ面白かった
    デスノートとカントの繋げ方とか君の名は。の議論はいまいちこじつけ感が強い

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    2023年03月05日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    赤坂憲雄『ナウシカ考』を読んだのが2019年。
    まさかの、宮崎駿と鈴木敏夫がこの本を読んでいて、「こんなこと考えて描いていない」「けれども、この本はおもしろい」と感想を述べている。

    漫画版ナウシカが取り上げられるのは、扱っているテーマと今の状況に重なりがあるから。
    でもって、ナウシカが行った最後の選択が、サラッと読むだけでは「よく分からない」からかもしれない。

    「人類全体にとって重要な決断を、ナウシカ一人の直感で決めてしまってよいのか。」と長沼毅は語っている。
    「シュワの墓所の科学力をうまく活用して、人間にとって劣悪な環境を改善し、人間性を向上させていくという物語の展開だったらよかったのに」と。

    でも、私は、ナウシカは「直観」的に、それを選択してはいけないと分かったのではないかと、思っている。

    川上弘美の「『人類が人類として精いっぱい生きる』ということと、『人類がいつかは滅びる』ということ」の両立を述べているように。

    カタストロフィ後の世界を扱った物語として、パッと頭に浮かんだのは、ニアサー後のエヴァの世界、つまり第三村だった。
    文明が後退し、限られた資源を共有しながら、脆弱な人間たちは生きている。

    第三村が「シュワの墓所の超科学力」によって救われる結末は、やっぱり相応しくないと思う。

    インタビュアーは敢えて、現実世界には「生命を操る技術」(たとえばワクチン)が必要とされていることを、何度も問いかける。
    今の我々にはまだナウシカ的解答が出来なくとも、逆説的に?ナウシカが出した答えは、一つの古典に昇華したのだと思う。

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    2023年02月05日
  • 新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出

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    資本主義は終わりに近づいている。しかし、次に来るべきコミュニズムへの備えが出来ていない。今、どのように備えれば良いのか。という事を論じているように思うのだが、その主義主張は何となく理解できても、詳しくは理解できなかった。そもそも、本当に資本主義は終わりを迎えようとしているのか、そして本当に次に来るのはコミュニズムなのかという根本的な前提にいま一つ納得できなかった。心が動かなかった。

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    2023年01月21日
  • ふしぎなキリスト教

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    一神教のgodと多神教の神様との違い
    日本人にとって、神様は仲間(自分の支え)
    godは人間を創造(所有物) 絶対的存在

    なぜ神様が創造した、この世界が欠陥だらけなのか?

    イエスが起こした奇蹟の真相  

    ユダの裏切り

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    2023年01月20日
  • おどろきのウクライナ

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    安定の橋爪・大澤対談。
    しかし、今回は後半に二人の考え方の違いが際立っていた。
    今後、最大の課題となる国については同意する。

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    2023年01月02日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    様々な分断が派生したコロナ禍において、民の声が政治の力へと昇華されているのか、疑問が浮かぶ。為政者の判断はもちろん過ちも含まれよう。しかしそのまま看過するのではなく、修正していく判断力が現在も問われ続けている。さらに大切なのは私たち有権者の関心であり、声あげる人を中傷するのではなく、その選択肢に取り組んでみる姿勢が大切ではないか。誰も未来の結果なんてわからない。ならば、否定は現状の惰性でしかない。そこに救われる道程があるのだろうか。過ちよりもタチが悪い。

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    2022年12月01日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    色んな分野の様々な人がそれぞれの意見を述べていて面白い。

    在宅勤務が可能な仕事は「弱者」の低賃金労働に支えられることによってしか成立しない。

    「会う」ということの暴力性。会って圧力をかけた方が、会わないより物事が進む。リモートは物足りない。

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    2022年08月16日
  • 理想の国へ 歴史の転換期をめぐって

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    政治的な思想には人それぞれで、筆者のお二人の思想に必ずしも共感しているわけではないですが、文学にからめての話など、興味深かったです。

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    2022年07月23日
  • 戦後の思想空間

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    60年間隔
    柄谷行人「昭和・明治平行説」
    1920大逆事件 1972連合赤軍

    加藤『敗戦後論』=敗戦による自己否定の構造による抑圧
    太宰治は戦後、戦争についてほぼ書いてない
    戦前と戦後のあいだの水門
    太宰治だけ開けても水が微動だにしないようだ
    =戦時中にかけた以上のことは戦後に書こうとしなかった
    『薄明』『トカトントン』

    江藤淳
    戦後知識人の日本の現状を批判するための「作為の論理を可能にする他者の視点」=アメリカによってsymbolizeされていた何か
    アンダーソンのナショナリズムの理論
    ウルトラマンとしてのアメリカ
    佐藤健志『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』

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    ウルトラナショナリスト
    ヘーゲルの論理学 
    西田
    共同体のなかの自己確立

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    内向の世代は過渡的なもの 柄谷
    「マクベス論」

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    2022年05月29日
  • 極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる

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    「存在と時間」を実存解明の書として読むという視点が卓抜。
    しかもかくまで平易に噛み砕いて解説した入門書はかつてなかったと言ってよいだろう。
    ただ、分量が限られているせいか、やはり物足りなくはある。

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    2022年05月23日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    ネタバレ

    2021年8月発行の本。
    盛んに出版されたコロナ関係の本も、結局のところ、喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間だからあと2年もしたらすっかり忘れ去られてしまいそう。

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    2022年05月08日
  • おどろきの中国

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    ネタバレ

    中国は西洋より早くに国として成立したので、西洋的国家概念には当てはまらない。
    古代から一貫して支配層は文官。
    毛沢東は史上もっともラディカルで、利己主義を徹底した(伝統的な儒教すら破壊しようとした)。
    そんな毛沢東を中国人が否定しないのは、伝統的な皇帝システム(天と天子というシステム)の形式が無意識的に残っているから。

    日本人は日中戦争が「何であるのか」を意味づけられていないので、いくら誤っても中国側は納得できない。
    さらに、日本は戦争当事者世代と現在の世代のあいだの連続性を設定できていないので、過去について謝れない。

    日本は米中関係の付属物にすぎず、情勢を正しく分析して最善の選択をし続けなければならない。

    中国のリーダーは価値基準や人生の目標、仕事の責任、世界観などを自覚的、意識的に構成している。
    日本人は大事なことは集団で決め、組織として行動するから、自分の考えや行動を相手に説明できないし、自分でも納得できない。これでは負けてしまう。

    台湾の民主化の裏にはCIAが関与していた。

    三人目の宮台真司は専門用語が多くて難解。

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    2022年04月19日