武田邦彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで避けていた放射能について考えてみる。この武田さんの本はおバカさんな私でも理解できるわかりやすい本です。
この本を読んだからって、どの情報が正しいのか、間違っているのか、結局安全な数値は何か、というのはわからなかったけれど、どう情報を見て、私なりにどう理解すればいいのかというのを教えてもらいました。そして、この本を読んだ時に、震災直後の日本の報道に違和感を感じた理由もわかりました。(ずっとCNNとかCBSのニュースもおっかけてたので。)
この本では震災から数カ月のスパンしか扱っていませんが、今を考える上で十分参考になります。
ある人が、「人間が歴史から学んだことは、歴史から何も学んで -
Posted by ブクログ
夢の原子炉と言われていた(言われてきた?)「もんじゅ」が14年ぶりに運転を再開しました。原子力発電所から出てくる廃棄物を使ってエネルギーを作るシステムなので、もう少し良いイメージを持っても良いと思いますが、それを運転して作られる「プルトニウム」が原爆の材料になるということもあり(p43)、イメージが良くないと思っているのは私だけでしょうか。
私もできれば危険なシステムは使うべきでは無いと思っていますが、人類がエネルギー源を「木」から、石炭、石油へと危険を乗り越えて開発してきたことを考えると、原子力を含めた新エネルギーについて開発する姿勢は大事にすべきだと思います。
この本では環境問題で -
Posted by ブクログ
郵便局などで販売されている個人向け国債は購入していませんが、銀行などの金融機関はわれわれの定期預金等を運用するために国債を購入していると聞いています。CO2やリサイクル問題で著作を読んでいた武田氏が「国債は買ってはいけない」という本を書かれていたことに最近気づいたので読んでみました。
彼の論旨によれば、国債よりも株に投資すべしということです、自分や子供に投資するよりも確実という点には疑問がありますが、結果としてお金の大きさだけで判断するのであればそうかもしれません。
日本が将来的に発展することを見越して日経平均を買うべきというのが彼の結論のようなので、日経平均連動の投資信託の今後の動向 -
Posted by ブクログ
最近、売れっ子作家の武田邦彦氏の著作である。
生物多様性を生物誕生からの歴史の中で考えると、生物多様性は高まっているらしい。
「生物多様性」も実は利権であり、先進国が、発展途上国の生物多様性を利用して新薬の開発等に役立てたいという目的があった。しかし、途上国もその利権の分け前を主張しだしたため、米国はやる気を失っている。
生物多様性が減少し、生態系が破壊されると人類にも被害が及ぶので、自然保護ということが叫ばれているが、この考え方は正しくないというのがこの本の主な主張である。
「成長の限界」とか「沈黙の春」といった本についても独自の解釈があり興味深い。 -
Posted by ブクログ
明瞭すぎて逆に不安になる本。真偽は今のところおいておくとしても(疑っているというより、納得ができていないという感じ)世の中には自分の知らない考え方があるんだなぁという感想を持った。
随所に顔を出す「政府陰謀論」的主張がちょっとトンデモ風味だなぁと思いつつ、昨今の環境問題論は確かに著者の言うとおりそもそもは科学的問題のはずなのに政治問題に歪められている感も否めないから一概には切り捨てられないかな、とも。ただオレの結論としては「保留」で。
てか、武田邦彦という人はもっとトンデモな人かと思ってたので、思ってたよりずっとまともな学者だと思った。学者というより、ざっくりした考え方はむしろ工学屋的だ。
あ