【感想・ネタバレ】偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊するのレビュー

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Posted by ブクログ

「エコロジーの本質」
・既得権益がからむ無駄なリサイクルの数々
・真実より煽る事を優先しているマスメディア
・過剰摂取と有害物質
お金がかかるだけの嘘のリサイクルの多さに驚愕する。あとがきに記す本当のエコロジーを心がけたい。
『好きな人とはコーヒー1杯で何時間も幸せ 孤独や不満を持つ人であれば物で心を満たそうとする』

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2022年04月29日

Posted by ブクログ

こどもの頃からわりと一生懸命エコを心掛けている方なので、うおおおお・・・!?!?てなることがいっぱいw
レジ袋の件は、謎だったよねー。私ゃ新たにエコバッグ買ったりはしてねーよ。レジ袋使いまわしてへたれて来たら、⇒ゴミ袋コースだよ。市町村によって違うけど、ゴミ袋には使わせて欲しいよね。
あと書かれてなかったけど、シャンプーとかの詰め替え用はエコになってるの??てのも知りたい。詰め替えのが高かったりして悩む。
後半は利権が!利権のせいだ!!が多かったけど、最初に書かれてた各部は見てるけど、全体を見れる人がいない、ての分かるー!
今私が働いてるのとかでも、なんでこんなあほなやり方してんだ!?てのがいっぱいあるけど、全体を見て改善できる制度になってないんだよね・・・。こういうむだなことしてて日本がどんどん競争力落としていってんのか・・・と思うとツライ。

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2017年11月03日

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常々、エコロジーとか「地球に優しい」は胡散臭いと
感じていたので、スッキリ読める作品だった。

内容の細かな点は突っ込むところあるのだろうが、
エコロジーと聞くと思考停止にならないように
気をつけたい。

某ファーストフード店でもゴミは分別する店舗と
まったくしない店舗がある。
分別している店でも結局一緒に廃棄してしまうと
聞いたことがある。

でも、日本人は少しでもよいことをしたいとのエゴがあるので
分別収集はなくならないと感じる。
物を捨てるという行為の免罪符みたいなものだろう。

ものを大切にして、心を豊かにすべきとの著者の主張にはシンパシーを感じた。

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2014年06月29日

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疑問を持たずにいいだろうと推進しているエコロジー。
さまざまなエコロジー活動に対して、科学的な目を無得てみると、そのほとんどがいかがわしいものだと・・・。

こういったエコロジー活動が何を目指しているのか、しっかりと批判の目を向けた上で参加していかなければならないなと思った。
もちろん、本書で挙げてあることに対しても批判的目を向けていかなければならないのだけども、視野を広げるためにも

武田先生の言説は賛否両論あると思うのだけども、純粋に科学的な調査によってその価値が問われるのだと思う。

武田先生主張の結果だけ示すと以下の通り

第一章 エコな暮らしは本当にエコか?
検証1:レジ袋を使わない→判定:ただのエゴ
検証2:割り箸を使わずマイ箸を持つ→判定:ただのエゴ
検証3:ペットボトルより水道水を飲む→判定:悩ましい
検証4:ハウス野菜、養殖魚を買わない→判定:ただのエゴ
検証5:石油をやめバイオエタノールに→判定:ただのエゴ
検証6:温暖化はCO2削減努力で防げる-→判定:防げない
検証7:冷房28℃の設定で温暖化防止→判定:意味なし
検証8:温暖化で世界は水浸しになる→判定:ならない

第二章 こんな環境は危険? 安全?
検証1:ダイオキシンは有害だ→判定:危なくない
検証2:狂牛病は恐ろしい→判定:危なくない
検証3:生ゴミを堆肥にする→判定:危ない
検証4:プラスチックをリサイクル→判定:危ない
検証5:洗剤より石鹸を使う→判定:よくない
検証6:無毒、無菌が安全 → 判定:危ない

第三章 このリサイクルは地球に優しい?

検証1:古紙のリサイクル →判定:よくない
検証2:牛乳パックのリサイクル →判定:意味なし
検証3:ペットボトルのリサイクル→判定:よくない
検証4:アルミ缶のリサイクル →判定:地球に優しい
検証5:空きビンのリサイクル →判定:よくない
検証6:食品トレイのリサイクル→判定:よくない
検証7:ゴミの分別 →判定:意味なし
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【内容(「BOOK」データベースより)】
いわゆる「地球に優しい生活」は、じつは消費者にとって無駄でしかない。「レジ袋をやめエコバッグにすると、かえって石油の消費が増える」「冷房を28℃に設定しても温暖化は止められない」「多額の税金と手間をかけて分別したゴミ、そのほとんどが焼却される」「リサイクル料を業者に払った廃家電は、違法に中古で流れている」…かようにエコ生活は、環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている。「何が本当のエコか」がわかる環境問題の新しい教科書。
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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
武田/邦彦
1943年東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。工学博士。専攻は資源材料工学。名古屋大学大学院教授を経て、中部大学総合工学研究所教授(副所長)。多摩美術大学非常勤講師を兼任。日本工学アカデミー理事。内閣府原子力安全委員会専門委員。文部科学省科学技術審議会専門委員
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【目次】
まえがき
第1章 エコな暮らしは本当にエコか?

第2章 こんな環境は危険?安全?

第3章 このリサイクルは地球に優しい?

第4章 本当に「環境にいい生活」とは何か
・もの作りの心を失った日本人
・幸之助精神を失う
・自然を体節にする心を失う
・北風より太陽、物より心

あとがき
参考文献
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2014年04月14日

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少し古い本なので、現状はどうなっているのかを見る必要はありますが、科学的に環境問題について書かれた本です。
リサイクルがすべて正しいとか、間違った常識がまかり通っているのは、政府の縦割り行政、よく調べずにウソを流すマスコミ、リサイクルと偽って甘い汁を吸う企業がもたらしているせいだと、よくわかりました

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2024年03月31日

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他の方のレビュにもありますが、少し古い本とはいえ武田先生のご主張は現時点でも褪せていないと感じました。

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2023年08月20日

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2008年の古い本なので今とは状況は違うだろうけど、リサイクルについてはおそらくそんなに変わってないだろう。良いと言われている行動をちゃんとデータを元に批判している。
全体的に、公開されてないデータを独自にまとめられてて勉強になる。そして、なにが正しいのか分からなくなった。これからどうやって生きていけばいいんだろう。この著者の最新の本が読んでみたい。

ところどころ、文章が繋がってないところや関係ない話が入るのが気になる。
最期のまとめがあまり上手くなく、それだけじゃ環境も温暖化もよくならないと思った。

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2022年10月17日

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2011年11月6日
武田氏の意見、すべての項において正しいとは思わないが、
大部分において賛成「かも」と思った。
特に、前からレジ袋は有用と思っていたので、やっぱり。と思った。
武田氏の言う、
本当に必要なものだけを買う。

そういうシンプルな考えがいいと思う。

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2022年03月25日

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今までやってきたプラスチックの分別、生ごみを堆肥用に仕分けすること、牛乳パックのリサイクル…。やり方を考えてみようと思った。不燃物とは電池、蛍光灯、ガラス、食器だという理由がよくわかった。2008年の出版なのにすごいなあ

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2020年06月07日

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温暖化すると南極の氷が増える、その理由を説明せよ。
ツバルが海面上昇して危ない!その原因は?
温暖化すると海水面が上昇するのはなぜ?

説明できないならこの本を読もう。

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2020年01月16日

Posted by ブクログ

ちゃんとしたデータ(数字)を持って説明されているので納得でした。印象的だったものを少し。

ペットボトルのリサイクル⇨よくない
理由: リサイクルしたペットボトルがどのくらい使われているのかというはっきりとしたデータは無いが大体100本中5本程度使われているそう。大体日本国民はペットボトルを回収するのに1キロあたり405円を税金で払ってるが、それを50円程度で中国に売っている。すると自治体は”儲かった”と考えているようだ。

レジ袋⇨石油の不必要な成分の有効活用

割り箸⇨間伐材を使えば資源の有効活用

一人が1日に使用する水の量は1965年から50年で約2倍の340リットルくらいになった。うちトイレ25%、お風呂25%、炊事20%、洗濯15%である。トイレは水洗トイレの普及、お風呂はシャンプー併用の普及、炊事は油物の増加による洗い物に必要な水の増加が原因。おそらく一番合理的なやり方は、トイレやお風呂に使う水は飲めるほどに綺麗にする必要はなく、飲み水だけ綺麗にする手間をかければよい。そこで飲料水(ペットボトルの水)を買うのはアリ。ただペットボトルの水を運ぶために必要なガソリンの量を計算するのを忘れないように。



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2019年06月17日

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レジ袋、バイオエタノール、ごみの分別回収、ペットボトルのリサイクル、等々の環境問題、エコロジーの代名詞ともいえる数々の題目の実態を暴き、問題点を解説している。

細かいところに突っ込みどころは見受けられるので、100%そのまま信じるというわけにはいかないが、主張の大筋には大いに賛同できる。個々の主張は整理されていてわかりやすく、環境問題の知識を得ようという方には必読の一冊。そうでない方にもおススメできる。

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2019年01月03日

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"エコ活動に真っ向から反論!環境産業からのエゴで踊らされていないか?本当にエコロジーとなっているのか?と著者が集めたデータから持論を展開している。
環境については、双方の主張を検証しながら、自分なりの環境問題を考えてみたい。"

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2018年10月17日

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まさに目からウロコ。

今までエコのためと思って取り組んでいたことが
覆される。

これだけメディアでも温暖化やエコや資源について騒がれているのに、うわべだけの情報で誰も真実を教えてくれなかった。そのことに関しても憤りを感じる。
政府も企業もとても身勝手。

生活の中で、
環境に優しい×お財布にも優しい
というwin-winの関係がわかったとき、
人々はエコにより積極的になれると思う。
そういう情報をもっと発信していってほしい。

この本の中では、数ある事例が比較されている。
A=私たちがエコだと思って取り組んでいること
B=従来の方法
とあった場合、
「AとBを比べて総合的にBの方が実はコストがかからない、資源を使わない=エコである」
となるとBを採用したくなるが、
「Aは●●でBは××。Aをやっても微々たる数字だから全体を考えると大した効果が得られない」
という見解も多く、同質ならエコのものをできるだけ選びたい自分にとって、AとBを純粋に比べてどちらがエコかが判断つかないものも多くあったように思われる。

テーマはエコについてだけれども、
エコ以外のことについても十分考えさせられる。

この本を読んで、世の中に対する不信感を抱いたが、
同時に、この本だけの情報を鵜呑みにせず、信頼できる情報源をいくつか持ったうえで、自分で考え選択していくことが大切だと感じる。

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2016年01月14日

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エコロジーに関する様々な嘘について解説してくれる。ダイオキシンもひと時のブームがあったが、無責任なマスコミや雰囲気だけで税金を投入する自治体の無責任さを教えてもらった。

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2015年06月21日

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エコ生活は、環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている。という風に割り箸、ペットボトル、食品トレイ、バイオエタノールなどの事例を出して解説していますが、『なるほどね』と思う一方反対にホンマでっかと思う一面もあるように思えます。

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2015年03月27日

Posted by ブクログ

本気なのか冗談なのか、いまいち掴みかねるところもあるが。
確かに世間は過度に意識し過ぎだし、環境に配慮しないこと(この本によると本当に配慮していることにはならないことも多い様だが)は悪という風潮にも若干辟易する。
すべてが正しいのかどうか確信は持てないが、個別のことを考えるのではなく全体で捉えなければ意味が無いという筆者の主張には大いに共感できる。

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2014年10月11日

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ペットボトルのリサイクル、エコバックの普及など、エコロジーな生活が身近なものになってきています。
しかし著者は普段私たちが行っているエコロジーな生活、あるいは環境問題に対する態度・知識が誤ったものであり「偽善エコロジー」として断じています。たとえば割り箸に代わる「マイ箸」は一見環境に配慮していますが、割り箸で使用する木材は間伐材を用いており、むしろ割り箸を使うことが「エコロジー」だとしています。
本書は、普段私たちが信じていることが実際には誤っていることかもしれないことを教えてくれます。しかし本書を含めて、武田氏の著作物で提示されているデータなどは引用元が不明確であったり、曖昧なところも多く、実際本書の内容が確実なものかはわかりません。

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2014年08月07日

Posted by ブクログ

改めて、メディアの情報操作はひどい。
いや、改めて受身情報処理者が多すぎると思う。
もっと、新しいことを学び、思考し己で選択をしていくこと。
未来を楽しくいきるためには欠かせない。

とはいえ、大衆心理を捉え権益キープしている連中のほうが賢いな。

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2013年11月09日

Posted by ブクログ

とにかく目が鱗の一言。
ずっと気になっていた本。
買い物袋、リサイクル等、エコだーーーっと、大義名分を振りかざして消費者を騙している国、自治体、業者の実態が描かれている。
普段ニュースで取り上げられている話題や、国が提示している情報について、注意して観る必要があると感じた。
著者がホンマでっかTVに出ている人だとは、読んでる途中で知った。「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」も読んでみようと思う。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

武田邦彦(1943年~)氏は、東大教養学部基礎科学科卒後、旭化成工業に入社し、ウラン濃縮研究所長、芝浦工業大学工学部教授・学長補佐、名大大学院教授、中部大学総合工学研究所教授・副所長・特任教授等を歴任。内閣府原子力安全委員会専門委員、文科省科学技術審議会専門委員等を務めた。2022年7月の参議院議員選挙に出馬し落選。
本書は、環境にいいから、環境を守るため、という理由で、多くの日本人が日々行っている様々なエコ活動が、本当に環境のためになっているのかを検証し、「本当に環境を守るためには」どうするべきなのかを、著者独自の視点から説いたものである。
私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。(本書は2008年出版)
本書で取り上げられているのは以下の21項目である。■レジ袋を使わない(⇒<判定>ただのエゴ)■割り箸を使わずマイ箸を持つ(⇒ただのエゴ)■ペットボトルより水道水を飲む(⇒悩ましい)■ハウス野菜・養殖魚を買わない(⇒ただのエゴ)■石油をやめバイオエタノールに(⇒ただのエゴ)■温暖化はCO2削減努力で防げる(⇒防げない)■冷房28℃の設定で温暖化防止(⇒意味なし)■温暖化で世界は水浸しになる(⇒ならない)■ダイオキシンは有害だ(⇒危なくない)■狂牛病は恐ろしい(⇒危なくない)■生ゴミを堆肥にする(⇒危ない)■プラスチックをリサイクル(⇒危ない)■洗剤より石けんを使う(⇒よくない)■無毒・無菌が安全(⇒危ない)■古紙のリサイクル(⇒よくない)■牛乳パックのリサイクル(⇒意味なし)■ペットボトルのリサイクル(⇒よくない)■アルミ缶のリサイクル(⇒地球に優しい)■空きビンのリサイクル(⇒よくない)■食品トレイのリサイクル(⇒よくない)■ゴミの分別(⇒意味なし)
そして、著者は其々について、様々な角度からトータルで見たときの是非・効果を分析しているのだが、そうしたアプローチは、いまや上記のような行為(や考え方)が刷り込まれ、常態化している我々に、その行為の意味を改めて考えるきっかけを与えてくれるという点で有用である。ただ、著者が繰り返し述べているように、その刷り込みが、政府・地方自治体・メディア・企業等の意図によるもので、それを鵜呑みにしてはいけないのだとすれば、同様に、著者の主張についても、そこにバイアスはかかっていないのか等、留意しつつ読むことも必要であり、畢竟、様々な情報を集めて、自分の頭で考えることが最も大事ということなのであろう。(それは環境問題に限らないが)
また、私は読み進めながら、何となくもやもやした感覚を持ち続けていたのだが、それは、「本質的によくないこと」に限らず、「(現状を踏まえると)意味のない・少ないこと」までもが、否定的に書かれているためである。例えば、著者は、ペットボトルのリサイクルについて、そのリサイクル率の低さを、また、牛乳パックのリサイクルについては、紙全体の消費量に対して極めて量が少ないことを指摘しているのだが、「従ってそれらには意味がない」と結論付けることに、私は違和感を覚えたのだ。
本書では明確には言及されていないのだが、私は、エコ活動に関しては、寧ろ、自分はエコカーに乗りエコバッグを使って買い物をしているから「十分」なのだと考えてしまうことが問題だと思っており、本書の内容を参考にしつつ、自分にできる地道なエコ活動を行いながら、地球環境を可能な限り維持していくために、自分たちはどのような価値観を持って、どのように生活していくべきなのかを、改めて考え直す必要があるのだと思う。
そういう意味では、著者は最終章「本当に「環境にいい生活」とは何か」で、「リサイクルより、物を大切に使う心を」、「心が満足していると物は少なくてすむ」と書いているのだが、根本的なスタンスとしては大いに共感することができる。
(2022年10月了)

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2022年10月07日

Posted by ブクログ

環境に興味ある人には是非とも読んでほしい一冊。

即座に環境保全に繋がらないものは全否定していてたまに腹立つけど、すごく勉強になる。一歩引いた目で読むと非常に興味深い。

メディアや企業に振り回されないで、自分で考えて実行するエコが一番です。

レジ袋有料化だけは許せません。

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2022年01月06日

Posted by ブクログ

自分が今まで行ってきたことが、環境にやさしくないと知って衝撃的でした。
リサイクルよりもリユースやレデュースを、重視していくことがこれからは大事だと感じます。

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2020年11月28日

Posted by ブクログ

すでに著者の書いた本を、わかりやすくまとめたもの。
取り扱いデータに関しての詳細になるべく触れないようにして、分かりにくい環境問題の本質をわかりやすくしようと積極的に心がけている感が伺える。一問一答形式にして、筆者の意見を明確に示しているのもその一環と予想される。

しかし個人的には、意見を述べられる際の根拠について、もう少しだけデータに触れて欲しいな、とは思った。これまでの著書「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」とは違ったアプローチでエコロジー偽善を糾弾しようという試みは面白いのだが、これだとデータ主義の人に突っ込まれまくりそうな予感がする。というかこれでは根拠を示していない気もする。

まあ、エコに関しては欺瞞だらけという点は、やっと世の中に考え方が浸透してきたので、これからは何も考えずメディアの情報を鵜呑みにしている被害者の方々の目の向きを変えてあげる必要があると思うので、そういう意味ではこのレベルの内容の書籍も必要だと思う。

エコ・リテラシーが足りてない人や、エコ欺瞞の本質へのきっかけを知りたいという人への入門書にはピッタリかも。

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2020年02月17日

Posted by ブクログ

武田教授の本をまた買ってしまった・・・。
結局同じことしか書いてないのだが、この人の言っていることは正論だと思う。

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2019年01月02日

Posted by ブクログ

ちょっとどうかなという主張も混じるが、なかなか面白い着眼点の主張もが繰り広げられている。人の言うことを鵜呑みにせず、立ち止まって考えてみないといけないということだろうと思う。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

レジ袋を使わないこと、紙を分別することは環境保護に役立つと思い込んでいたが、目を覚まされた感じ。どこにも利権が絡み、一部の善意のない人だけに利益をもたらす可能性があることを肝に銘じておかなければ、と思う。

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2016年02月27日

Posted by ブクログ

前半は割と説得力があるような気がしたのだが、中盤以降はなんとなくモヤモヤ。
最終章で、「心の豊かさで無駄は減らせる」というような結論を書いてあるが、うーん、それは科学者が言うことじゃないね、と思った。
微妙にあやしい感じのデータだったりもするが、リサイクルはまともに行われていないということは十分にあり得るので、行政やリサイクル業者の言い分を疑うことなく受け入れないようにしようという警告を科学者が発したということは評価されて良いと思う。
エコはいろいろ疑った方が良い。

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2014年07月29日

Posted by ブクログ

環境に良いとされていることに、独自の視点で解析している。官僚や行政批判をしているが、筆者がそういう所にもっと食い込んで、政策を動かしてもいいのではと思う。最終的には、心を豊かにすれば物は少なくて済む、と括る。そうだとしても、出るゴミや環境に与える影響は考慮する必要があるだろう。

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2014年04月08日

Posted by ブクログ

「偽善エネルギー」を読んでちょっと著者を見直したので前作を読んでみたのだが、思ったよりも情緒的に文章をつづっていた。意外。やはり武田邦彦の評価は保留としたい。が、まあ、ひとまずは「環境によい」という謳い文句を鵜呑みにはしないように気をつけてみよう。

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2018年10月07日

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