あらすじ
「環境問題はウソ」「リサイクルは偽善」と主張した著書がベストセラーとなり、日本中に衝撃を与えた著者・武田邦彦教授。テレビや新聞などのマスコミで多く取り上げられ、市民の間にも議論を巻き起こし、著者に対しては様々な評価が与えられた。武田氏の主張に反応して問題意識を持った市民有志が企画したシンポジウムにおける、武田邦彦と13人のパネリストによる激論を収録。「リサイクル」「温暖化」「ダイオキシン」の3つをテーマに、リサイクル業者、環境省職員、東大教授など、それぞれの専門家による、正面からの鋭い指摘が飛び交う。「“ペットボトルはリサイクルせずに償却せよ”は正しいのか」「本当に環境省は“北極の氷が溶けて海面が上昇する”と主張しているか」「“ダイオキシンは猛毒ではない”に根拠があるのか」「石油は40年後に無くなるか」など、問題の核心が徐々に明らかになっていく。はたして、武田邦彦は虚か実か――?
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Posted by ブクログ
うん、こーやって話し合うことが大事。
研究って全てが正しいわけじゃないんだし、様々な意見が出るんだよ。
それを一方通行にしてるのがいけないこと。
しっかり話し合うべき。
議論すべき。
Posted by ブクログ
武田氏と13人のパネリスト、そして多くの市民による白熱の激論。環境問題に一石を投じた武田氏もパネリストの反論にたじたじの場面もあった。物事は多様な視点で見直せば様々な側面をみせるし、データ一つをとっても出所の違いで数値は大きく変わるということだ。武田氏の説も全てを無批判に鵜呑みにするわけにもいかないということ。ただシンポジウムに受けて立った武田氏は敬服に値する。パネリストには環境省のお役人もおり、今後の環境政策に大いに貢献したと確信する。