あらすじ
4年後に起こるニッポンの危機とは何か?
おびただしい量の放射性物質が拡散してしまった日本。かつては「原発推進派」で日本原子力学会平和利用特賞まで受賞した科学者である著者が、2015年が日本の節目であると分析する。チェルノブイリ事故による小児がん患者が4年後に急増したからである。ヨーロッパの論文によれば、今回の事故で最大40万人のがん患者が発生する可能性まで指摘されている。かつて旧ソ連も原発事故が引き金となって崩壊へと突き進んでいった。高度なネット社会のなかで、この厳しい現実に直面した時に予想される国内外の激しいリアクションに日本は耐えられるのか? 放射能汚染によって世界の中で孤立化する日本の辿る道とは? 生活、社会、経済に忍び寄る本当のクライシスとは? あらゆる側面から近未来予想図を描く。そしていまある食品や水は大丈夫なのか?魚はプルトニウムに汚染されていないのか? といった具体的な例を挙げながら現状での危機を避ける生き方も提示する。さらには「事実を隠しウソをつく」企業や政府、メディアの欺瞞と裏側を暴き、2015年の悪夢を回避するためにいま最も必要なものは何なのかを説く。
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Posted by ブクログ
何かがおかしいと思っていた。今になってよくわかるようになってきた。セシウム牛は要らないと言った市議会議員や福島の野菜は食べられないと言ったミュージシャンがただただ罵倒される社会。贅沢は敵だ。一億総玉砕。なんら変わらないメンタリティー。日本国民は何なんだろう。誰かが声をあげ続けないと本当にまずい。俺も頑張る。お前も頑張れ。
Posted by ブクログ
安全だと思っている、そこのあなたー!!
P86の地図、見て~。
見たら、きっと中身を読みたくなるよ。。
大切な人は、自分で守るしかない。
自分の身も。。
悲しいけれど、それが今の日本。
ヒロシマ・ナガサキをまた、繰り返すのかしら・・・。
は~~ 仙台から逃げて良かった。
Posted by ブクログ
3.11後に田畑に降り積もったセシウム137は、毒盛りなどによく使われる青酸カリの2000倍の毒性がある。
NHKですらこれを報道してなかったように思えます。
政府、官僚、原子力委員会、メディアに出ていた多くの原子力専門家、全員がグルで隠していたと考えるのは難しいですが、武田さんの話にはあまりにも説得力がありすぎています。
チェルノブイリ原発事故後、小児甲状腺がんの発生率が4年後から跳ね上がったことから考えると、日本でこのような惨事が起きるのは2015年。
恐ろしくて仕方ありません。
ウェブて奇形児の映像や苦しむ赤ちゃんの写真も大量に出回るんでしょうね…
地球温暖化の問題に関しても言及があり、メディアや政府を簡単に信頼できない今、武田さんからの情報はとても重用です。
すべてを信じることはできませんが、聞いておくべき考え方がてんこ盛りです。
この本を進めてくれた、友達に感謝し、これこらも自主的な情報収集に務めて行きたいと思いました。
Posted by ブクログ
4年後日本は大変な事になると思う
放射能は目に見えないから…
TVで見かける武田先生、いつもニコニコ人の話しを聞いていて感じがいいです(*_*)
Posted by ブクログ
どちらの考えの人であれ、一読しておくのはいいと思う。
楽観的な未来が訪れて欲しいと切に思うが、悲観者に限らず楽観者にも想定は大切。そうなる&ならないと断言せず、そうなるかもしれないから、と考えて行動すること、かな。