三橋貴明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サブプライムについての説明は分かりやすい。
大体分かっていたけど、これでスッキリとインプットされた。
ドルの価値がドンドン落ちているということに驚いた。
あの国を信用することは出来ない。昔から自国の利益しか考えていない。
金融危機について考えた。
金融バブルでウハウハな時代ですら、失業者がゼロということはなかった。
仮想経済が存在していた時代ですら、だ。
不景気というけれど、仮想経済が泡になっただけで、
実体経済(もちろん反動で収縮するだろうが)に戻るだけであって、
今までおいしい思いをしていたのが普通に戻りましたねってだけだと思った。
それを考えると失業率0%とい -
Posted by ブクログ
最近読んだ、日本のグランドデザインとの主張が一致している為、少しは理解できた。(復習の下地なしでは、理解できなかったかも)。作者が言っている事は数字ベースのデータによるものだから、かなり説得力があり、大いに納得できる。しかし、世間のマスコミや世論と余りの真逆ぶりに正直、どこまで信用していいのか…と疑心暗鬼は否めません。年金は大丈夫!日本の経済は破綻などしない!等、言いきる所とその論拠は信じるに足るのだけど…。問題はこのデータを信用していいのかって、事にもならないかな。しかし、それを言っちゃ何も信用できなくなるからな…。ヒトラーの言葉で「大衆を騙すには小さなウソではだめだ。途方もないような大ウソ
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Posted by ブクログ
2009/6/23出版の本ですが、まさか作者さんも2009/09にしてこんな事態が起こるとは思いもしなかったことでしょう。前半の描写はリアル世界を風刺したスパイシーながらもコミカルな描写だったのですが、第一部後半あたりから一気に小説としてのリアル感が増して色々考えさせられました。現段階でも官僚や政治家を悪人と断罪するか無謬の存在とするかの極端な論調に走りがちな日本ではありますが、足もとが崩れ、信じていた未来が崩れかける今だからこそ「助けてくれる誰か」ではない自分が何を考え、どう行動するかを試され始めた様に思います。そして、2009/09/05現在、この本がSF、風刺、問題提起の書であり続け、ま
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Posted by ブクログ
著者は2ちゃんねる発の経済に精通したコテハンの人の本。
中小企業診断士の目で韓国経済をみて、マスコミなどが決して報じない韓国の経済の脆弱性を指摘している。
この本がでた2007年といえば、TVなどのメディアマスコミが猫も杓子も韓国万歳、韓流ヨイショの真っ盛りだったとき。
韓国に見習えとTVで連呼していたときに、この逆の評価の本がでたことが驚きだった。
さらにTVなどのコメンテーターがなんの資料の裏づけもない印象論で韓国を持ち上げていたのに対して(ちなみに同じような手法でいまは中国経済ヨイショしているコメンテーター多いよね)この本は各国政府の統計、国際機関の発表する数字などをちゃんと出して -
Posted by ブクログ
通貨危機について調べていたら見つけました。
経済の勉強のモデルケースとして教科書系より面白いです。初心者にはやはり少し難しかったですが、それでも、国際収支についてずいぶん理解できます。
私は嫌韓でも親韓でもありませんが、日本も影響を受けるわけですし心配になります。内容がかなり嫌韓的なので逆に信頼性に不安になることもありますが、公式数値を基にしていますし、すぐに鵜呑みにせず自分で確認すればいいことですね。
むしろ、日本の経済ニュースでもよく使われる用語が分かりやすく解説されてるのが良かったです。
外貨準備高=貯蓄のイメージ(高いほど良い)とは全く違ったとは!(たぶん日本人の多くは間違った認識)他 -
Posted by 読むコレ
今の日本経済を好転させるために、何が必要なのか。二人の論客が一致して唱えているのは、デフレ脱却。デフレさえ解消すれば、あらゆる経済問題は解決するとの立場。
では、デフレ脱却するには何をすべきかといえば、大規模な金融緩和と財政出動、二つセットでやることで始めて効果があり、どちらか一方ではいけないとしている。
この結論には大いに納得。これまでメディアで見聞きした二人の意見は、金融緩和しろ、ということが強調されていた。一方、デフレには需要創出が必要なのに、肝心の部分が聞こえてこなかったので、ものすごく違和感があった。需要は財政出動でつくるのだ。民間にないのだから、止むを得ない。
官僚機構の腐敗