三橋貴明のレビュー一覧
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三橋氏の最新本(2016.6.12現在)です。日本の弱み(人口減少)を逆手にとって、第四次産業革命(機械とITとの融合的発展)を世界に先駆けて行うことができる、という考え方が示されています。
以前、トータル・リコールという映画があり、いずれロボットが人間を攻撃するようになるという話で、当時は「ありえない話」と思っていましたが、この本を読むと、そうではなさそうな気がして少し怖くなりました。
初めは人間をサポートするために導入されたロボットが、次第に学習を積み重ね、とうとう人間がコントロールできなくなる、ということが将来的に起こり得ることがあるようです。それを推し進めている会社名が、映画で出て -
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毎月一冊のペースで本を書いている三橋氏が昨年(2015)末に出版した本ですが、私が気づいたのはつい最近のことでした。
今では少なくなってきた将来の中国の可能性について、副島氏が最近書いた本と並行しながら読み進めました。三橋氏の書いていることは、基本的には実際のデータや取材をベースに書かれているのは理解していますが、有名となった「鬼城」の実録レポートは興味深い内容でしたが、できれば一方で、元気がある直轄市の状況についても書いて欲しいと思いました。
この本では、現在私達が見ている中国経済に関するデータがいかに信じられないかについて書かれています。輸入が凄く減っていて、世界中の経済成長がきわめて -
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ネタバレタイトルどおり著者が生産性を向上させるために考えている(主張している)こと、取り組んでいることをお笑いジャーナリスト(ピン芸人)のたかまつななが聞き取る。
生産性とは、生産性を高める四つの投資(設備・人材・公共・技術開発)、経済学と抽象語、デフレ解消の必要性と公共事業の有用性、少子高齢化と雇用。
抽象語の雰囲気ではなく具体的な内容を吟味すること、道路交通網の整備推進、外国人労働力の受入規制など、著者の主張はぶれのなさを感じる。
公共事業と括るのではなく、渋滞解消のためのインフラ整備など、具体的に絞り込まないと箱物と批判される事業になるだろうこと、高齢者にも価値創造できる人は多くいるだろうことな -
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毎月のように新刊を出されている三橋氏なので、今日現在(2016.3.6)で最新本か不明ですが、最近買って読んだ本です。
これまで多くの本を読んできましたが、この本は、経済の話ではなく、三橋氏自身がどのようにして、本の出版や講演会をこなしているかに迫った、個人に関する内容で、本の中で書かれている通り、この様な本は初めての様です。
印象に残ったのは、特別な方法を用いているわけではなく、あることを始めたらそれを実直に継続している、データを覚えるのではなく、データが格納している場所やそこに辿り着く方法を覚えている点でした。
これは会社勤めをしている私にもかなり参考になりました。実際の生データを集 -
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今年の夏ごろに読んだ三橋氏が書いた本です。彼は主に、経済関係、最近ではアベノミクスやTPPに関する内容が多いと思っていましたが、この本は日本の技術について書かれた最初の本のように思います。
今までの彼の著作もそうでしたが、彼が書く内容はしっかりした取材がベースとなっています。様々な技術分野についてしっかりと把握されているなと思いました。
以下は気になったポイントです。
・2015年は、神武天皇の即位から2675年を数える。かつては「紀元節」と呼んだ(p17)
・1894年に勃発した日清戦争において、旗艦の「松島」はフランス造船所、日露戦争の旗艦はイギリス製であったが、1940年には当時 -
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昨年末(2014)に本屋さんで見つけた三橋氏の当時の最新本です。2015年の日本を始めとして、世界の国々の経済状況の予測を解説されています。
日本経済の動向が最初に書かれていますが、米国、欧州、中国、韓国と私の興味ある国については全て網羅されています。
私の受け取ったメッセージは、どの国にも問題はありますが、国によってそれが異なるということです。アメリカはいよいよ貧富の差が激しくなって、国が事実上分裂しそうですね。富裕層だけで自治体を創設できるという凄い国になっています。
欧州は苦労してEUを作ってはみたものの、ドイツの一人勝ちで他のかつての主要国の足並みが乱れて来るのは予想されます。中 -
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2011年3月に起きた東日本大震災が引き起こした問題の一つとして、福島原発が問題を起こしたことを契機に日本の原発運転が停止されたことがあります。
現在(2014.8)は何箇所か再開されていますが、依然として発電を天然ガスを初めとする火力発電に頼っている状況は変わっていません。
世の中には原子力発電所=放射能汚染、のような構図があり危険とイメージされていますが、火力発電の場合も多くの危険があるのですが、それは同時に取り上げあられることは少ないと思います。
この本の著者である三橋氏は、原発ゼロが現実となったときの状況(真実)を詳しく解説しています。裏づけとなるデータや取材を通してこの本を書か -
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韓国についての著書が多い室谷氏と、中小企業診断士の資格を持ち経済についての発言が多い三橋氏がVOICEで退団したものを加筆、再構成したもの。
3章構成にはなっているが対談を元にしているので、話が続いているような形になっている。また対談といっても、1~2Pどちらの意見が載り、それに応じてもう一人の意見が載る形になっている。二人とも同じような発言をしているのでまとめ本という形で読むほうがよいような気がする。
反韓の本は売れており一部過激な発言も多いが、冷静に考えても、隣国であってもそれぞれの国の歴史や精神性は異なることをお互いに理解することが重要だと感じさせられた本だった。 -
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ネタバレ経済の語源は「經世濟民」世を經めて(おさめて)、民を濟う(すくう)。金儲けではない。
日本人には自虐が美徳という精神があるからなー。心の保険のために自らを低く持つことで、傷つかないようにしている。
でも合成の誤謬っていうのがあって、ミクロで一人一人が傷つかないようなやり方をしていると、マクロで多大な損失を被ることになるのだ。
実名を出して財政界人の経済論を一刀両断していく。こういう書き方は小気味いいね。暗殺されないように気を付けてください。
2ちゃんねるとかでよく言われている「マスゴミ」とか「売国政治家」とかいう言葉への理論づけVer.というところでしょうか。
●国債暴落はし -
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