三橋貴明のレビュー一覧
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今の世界経済の流れが分かって大変勉強になった一冊である。
対談形式で進んで行くが、日下氏の軍事強化による経済発展の考えはメディアではなかなか報じられることがなさそうであり、新鮮だった。
日本の財政問題については最近読んだ本と反対で「日本の国債は日本国内で買われているから大丈夫だ」の主張であっ...続きを読むPosted by ブクログ -
私自身は韓流ファンでも嫌韓派でもなく、近くて遠い韓国人の思考のルーツが分かるかもと言う気持ちで読んでみました。…結果、やっぱりよく分かりません。しかし、日本人の常識を超えた存在だというのは分かりました。
タイトルから想像できる通り95%は韓国人への批判ですが、二人とも韓国の歴史・文化をよく理解した...続きを読むPosted by ブクログ -
歴代の総理大臣の政策を結果や日本に取り巻く環境から分析・批評し、今後日本が取るべき道を示していくという内容。現在のデフレの状況は田中角栄時代の都市化抑制政策から始まると筆者は考える。また、インフレ下でとるべき緊縮政策などをデフレ下で行うことでデフレからの復興を妨げている。本書で述べられている小渕政権...続きを読むPosted by ブクログ
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田中角栄以降の全総理大臣のマクロ経済に関する政策を時系列に沿って評価するという壮大な企画本。ただ、やや企画倒れになってしまっていると感じる部分もあります。
田中角栄など、非常に力を入れて解説している総理もあれば、逆に1ページで終わってしまったり、章題に掲げておきながらほとんど名前の出てこない総理もあ...続きを読むPosted by ブクログ -
一問一答方式で世界各国の経済に関する問いに答える形式の本です。テーマが非常に明確で読みやすく、またどの回答にも根拠となるデータがグラフとして載っているのが素晴らしい。
アメリカ、中国、ヨーロッパなどの分析は著者の他の本とかぶる部分も多いですが、ブラジル、ロシア、インドなどの新興国の分析は他の場所では...続きを読むPosted by ブクログ -
2010/11/5:
「明るくなる保証はない」が
「明るくなると思わなければ明るくはならない」
という意味で、そうだと思える本。”Posted by ブクログ -
この本を手にとった時点で「中国はたいしたことはない」という論拠を得たかったのでは、というバイアスは否定できません。
全く心配がない論拠として、
1.日本はすでに輸出依存ではなく、別に中国がなくても国は潰れない。
2.中国は人口が多くいかにも個人消費が底堅い感じがするが圧倒的に投資依存で、GDPに占め...続きを読むPosted by ブクログ -
経済の大ベテランが時に謙虚に、時に鋭く切り込みながら、気鋭の若手との対談の中で日米中3者の関係を明快に解き明かしてくれます。どちらかと言えばまだ若者寄りの自分には耳の痛い内容もありますが、とても面白い1冊でした。Posted by ブクログ
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中国民事訴訟法231条によって中国から出られない。
というリスクが詳しく書かれているエピローグは必見。
昔から中国とは政治と経済は分けての付き合いがあったと思っていたが、ついにここまで来たかという感想。
政治的な理由よりも経済的な理由から中国へと行っていた投資も見直す時期なのだろう。
また、本編...続きを読むPosted by ブクログ -
主にリーマンショック以降の中国経済を扱っています。最近こそ尖閣事件をきっかけに変化が見られ始めましたが、日本のマスコミは媚中派揃いで、中国を根拠もなく礼賛する報道が多いので、このような本で中国経済の実態を数値ベースで知っておく必要があると思います。
後半は特に面白く、ほとんどギャグとしか言いようがな...続きを読むPosted by ブクログ -
経済評論家の三橋貴明氏のブログ記事を書籍にまとめたものです。2010年1月から主に、ユーロ圏、アメリカ、日本、中国の経済の問題を焦点に丁寧にまとめられています。
・なぜPIGS諸国が財政的に困難な条項に陥ったか?
・特に、ギリシャはECBやドイツなどが支援をするまでに破綻する状況になったか?
・ユ...続きを読むPosted by ブクログ -
著者は難解な経済現象を誰にでも分かりやすく説明することには定評がありますが、本書はklugに連載されていたコラムをまとめた本であるため、成り立ち上「専門用語の説明を端折っている箇所がある(尺が短いため詳しい説明ができない)」「同じ主張を何度も繰り返している(連載なので説明の繰り返しがあるのはやむを得...続きを読むPosted by ブクログ
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経済に関しては、一般人はマスコミの情報を元に知識を得ていて、疑う余地もない状態だが、このような本で、実際は違っていることの多さに気付く。
02年以降の景気拡大には、小泉内閣の構造改革が功を奏していたのか、年金は破綻するのか、経済格差は本当に広がっているのか、日本で低金利がつづいている理由など、なかな...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
それでも、日米中、三角経済の主役は日本だ!
日本を代表するエコノミストと超人気ネットエコノミストが、日本と世界経済の今後を予測する。
[ 目次 ]
第1部 米中二大国をめぐる世界経済(いま、世界経済はどうなっているのか;いまのアメリカ経済を支えているのは公的資金だけ;「見栄っ張り中国...続きを読むPosted by ブクログ -
この本は2007年当時の韓国経済の状況を解説した本ですので、経済を学ぶ書籍としては情報が古く最適ではないかもしれません。
しかし著者の持つ「中小企業診断士」のスキルを駆使して、韓国という国家の経営状況を解説するプロセスは「国家の経済を読み解く」という点で非常に勉強になります。
国家経済がどういう...続きを読むPosted by ブクログ -
第1章「経済ニュースの裏」を読むための基礎知識
第1節 GDPが増えていれば、経済成長をしている?
第2節 経済成長を表わすのはGDPだけ?
第3節 財務諸表とは?
第4節 高度経済成長の要素は何?その要素がある国はどこ?
第5節 国際収支とは?
第6節 外貨準備高は多い方がいいの?
...続きを読むPosted by ブクログ -
詳しいことは後で書きますが、
経営学のノリで、経済学を見るおもしろい本です。
誰も言っていないことを言っているので、経済の入門書として読んで盲信するのは危険かと。
日本の経済は輸出が引っ張るって言うのは、GDPの寄与率を見ると・・確か・・Posted by ブクログ -
経済なんてよく分からない、何でサブプライムローンが世界同時不況の原因になるの?なーんて経済ド素人の私みたいな方にはオススメの本です。Posted by ブクログ
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本作で繰返し主張される「誰かの黒字は誰かの赤字」。財務省の財政破綻論、PB健全化、それによって国民の家計は赤字になることに、そろそろ日本人は気づくべきであろう。97年から25年以上、政権与党に政策修正力がないのなら日本を守るためには、政権から引きずり下ろさなきゃいけない。
外国人が目に見えて増え、政...続きを読むPosted by ブクログ