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ギリシャ、そしてアイルランドとドミノ倒しで経済危機が波及するユーロ圏。 FRBの極端な金融緩和策にもかかわらず、10%を超える失業率が続き閉そく感から抜け出せないアメリカ経済! 為替介入を続けて人民元の上昇を抑え、外貨を稼ぎ続ける中国に対して、中間選挙で敗れたオバマ政権がどうでるか? 目まぐるしく変化する世界経済の動きと日本への影響を分かりやすく解説する三橋経済本の決定版!
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Posted by ブクログ
2010年のユーロ危機の解説 どうしてギリシャは危機状態であり、どうして日本はそうでないのか。わかったつもりになれるぞ。
経済学ド素人ですが、読み終わると世間を騒がす世界経済の動きが案外単純な原因から起こっていのだなとぼんやりとですが分かってきました。初心者が専門用語を調べながら読むのが最適かと思います。 内容に重複が多く、時々一つの章(連載1回分)の中でも見られ、著者は実はおバカさんなのかなと心配になりますが、もっと...続きを読むおバカさんな私にはそれくらいが丁度良かったと読み終えて思いました。読者のレベルに合わせてくれているのでしょう。(2011.11)
連載記事をまとめたものだけに、同じ説明が繰り返される部分が多いが、私にとってはそれくらいのほうが理解が定着して助かる。
経済評論家の三橋貴明氏のブログ記事を書籍にまとめたものです。2010年1月から主に、ユーロ圏、アメリカ、日本、中国の経済の問題を焦点に丁寧にまとめられています。 ・なぜPIGS諸国が財政的に困難な条項に陥ったか? ・特に、ギリシャはECBやドイツなどが支援をするまでに破綻する状況になったか? ・ユ...続きを読むーロがなぜ立ちいかない状況になってしまったか? ・リーマンショック以後、アメリカが中国に通貨切り下げを強く要求されるようになったか、TPPなど貿易を拡大する路線をとり始めたか? 個々の経済ニュースを読むだけでは分かりづらい、各国の状況が経済指標など数値を根拠に分かりやすく書かれています。 日経新聞がまとめた時事問題の解説書も読んでいますが、コッチの方が全然分かりやすいです。 ブログ記事をまとめた書籍ということで、内容の重複はありますが、重要箇所が強調されている形なのでまー我慢できる範囲だと思います。
著者は難解な経済現象を誰にでも分かりやすく説明することには定評がありますが、本書はklugに連載されていたコラムをまとめた本であるため、成り立ち上「専門用語の説明を端折っている箇所がある(尺が短いため詳しい説明ができない)」「同じ主張を何度も繰り返している(連載なので説明の繰り返しがあるのはやむを得...続きを読むない)」などの欠点もあります。従って、マクロ経済に疎い読者にはやや難解かもしれません。 本書では主にリーマンショック以降のヨーロッパ経済、特に共通通貨ユーロの特性と共通通貨ゆえに八方ふさがりで解決策が見出せない現状を臨場感たっぷりに解説しています。ちょうどヨーロッパ経済が揺れ動くのと平行でリアルタイムで連載されていたこともあり、徐々に混迷を深めていく状態がよく分かります。著者はPIGS諸国がユーロから離脱しEUという壮大な試みは失敗に終わると予測していますが、これが当たるかどうかはこの先の情勢次第。是非続編も読みたいものです。
約1年前に出版されたものですが、昨年来ずっと燻り続けている欧州問題について、原因や問題点が説かれていて、非常に分かりやすかったです。 また、巨額の財政赤字を抱えている日本についても触れられています。日本の場合とギリシャやアイルランドなどのものとは何が違うのかが説かれており、この点も勉強になりました...続きを読む。(ちなみに著者は日本の財政破たんについては一笑に付しています。) 本書の難点は同じことが何回も何回も書かれていたので、『作品』としての出来は今一つなのかもしれません。(ただ、自分としては同じような内容の記事を何回も読むことによってより理解が深まったという、思わぬ効果があったんですけどね。)
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