【感想・ネタバレ】経済ニュースの裏を読め!(TAC出版)のレビュー

あらすじ

【メディアが伝えない「事実」から、「これからの日本」が見えてくる!
超次世代エコノミストが、豊富なデータをもとに確かな「リアル日本経済」をインプット!】

ニュースは正しいことを伝えているのか?
▼「国は借金まみれ、は大嘘! 国家としては世界一の金持ち」
▼「日本は輸出依存の国ではない」
▼「日本の公共投資は大幅に減っている」
▼「公務員の数は主要国の中で一番少ない」
ニュースが伝えていることが事実とは違っていることもあるのです。
もちろん、「事実」の裏づけを証明する豊富なデータもぎっしり。

さらに、「高度経済成長」「格差」「貿易立国」などなんとなく知っているキーワードをはっきり定義づけ。
次世代を担うエコノミスト・三橋貴明氏が「ニュースの裏側」から経済の基礎知識を、Q&A式でわかりやすく解説します。

経済の考え方、見方がわかり、『経済っておもしろい!』と思える一冊です。

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Posted by ブクログ

一見ライトなように見えるが、中身はリーマンショック以後の各国の経済状況や経済構成を見事に記している。特に日本の財務状況を解き明かし、新たな経済対策や経済対策の道標を示している。
現在の世界経済の様子が手に取るように理解できる。
本書を読み終えたあとにデフォルト寸前のプライムローン危機が具体性の中で怖くなってくる。

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2010年06月15日

Posted by ブクログ

メディアは視聴率等を獲得するために、センセーショナルな言葉を使い、感覚的に報道するものだ。つねに言葉の定義を明確にし、感覚的ではない数値ベースのデータをもとに判断する習慣を身に付けなければならない

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2010年06月02日

Posted by ブクログ

いろんな経済ニュースが、実は正しく捉えられてないことがわかりました、
正しい目をもつ、重要性を感じました。

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2019年06月12日

Posted by ブクログ

韓国経済に関して多くの著書がある三橋貴明さんの経済本です。日本経済に関してはだいぶ楽観的に見ているようですが、本当のところはどうなんでしょうか。。。ただ、一部マスコミが日本経済の先行きに関して悲観的に報道している事に対しては適度なカウンターパンチを与えられるのではないでしょうか。

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2015年02月24日

Posted by ブクログ

正しい知識を持つことが必要であり、マスコミに踊らされないことが必要だと感じました。データを元にした説明で納得がいった。

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2011年09月06日

Posted by ブクログ

経済に関しては、一般人はマスコミの情報を元に知識を得ていて、疑う余地もない状態だが、このような本で、実際は違っていることの多さに気付く。
02年以降の景気拡大には、小泉内閣の構造改革が功を奏していたのか、年金は破綻するのか、経済格差は本当に広がっているのか、日本で低金利がつづいている理由など、なかなか納得のいく理由を聞くことができない疑問も、目からウロコ状態で理解できる。
多くの情報に振り回されることなく、しっかりと自分の頭で考えることの大切さを感じた。

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2010年11月11日

Posted by ブクログ

第1章「経済ニュースの裏」を読むための基礎知識
 第1節 GDPが増えていれば、経済成長をしている?
 第2節 経済成長を表わすのはGDPだけ?
 第3節 財務諸表とは?
 第4節 高度経済成長の要素は何?その要素がある国はどこ?
 第5節 国際収支とは?
 第6節 外貨準備高は多い方がいいの?
 第7節 08年の世界同時不況は避けることはできなかったのか?
 第8節 バブル経済は「バブルだ!」と気づいた時点で是正できない?
第2章日本経済が抱える本当の問題は「金余り」
 第1節 日本経済はどんな要素で構成されている?
 第2節 日本経済の強みとは何?
 第3節 日本国を1つの企業と考えると経営状況は良いのか悪いのか?
 第4節 日本政府は借金ばかりで資産はないのか?
 第5節 日本政府は誰に借金しているのか?借金を減らすにはどうしたらいいか?
 第6節 日本は貿易立国?
 第7節 円高と円安、日本にはどちらが良い?
 第8節 人口減少は日本経済にマイナスの影響を与えるのか?
 第9節 家賃相場やオフィスの賃貸相場は下がる事があるか?
第3章新世紀の景気対策
 第1節 景気の良しあしを判断する指標にはどのようなものがあるのか?
 第2節 景気対策はどんな事をするのか?
 第3節 02年2月から07年10月まで続いた好景気を国民が実感できなかったのはなぜ?
 第4節 02年2月からの景気拡大は小泉政権の構造改革が功を奏したのですか?
 第5節 政府は09年6月に景気底打ち宣言をしましたが、失業率は最悪。景気が回復してるのに雇用が改善されないのはなぜ?
第4章もう過去の公式は通用しない!過渡期の日本の経済政策
 第1節 日本で低金利が続いているのはなぜ?他にも低金利の国はある?
 第2節 政策金利の上げ下げは、経済にどんな効果?
 第3節 インフレとデフレと金利の関係は?
 第4節 日本の公共事業はGDP比で比べると他国より多い?
 第5節 日本に合うのは大きな政府?小さな政府?
 第6節 地方分権に移行する経済的メリットは?
 第7節 エコカー・エコ家電の減税目的は、輸出不振の自動車や家電メーカーを救うため?
 第8節 ETC車で高速道路・土日祝日1000円の効果は?
 第9節 民主党の「子供手当て、高速道路無料化」は景気対策として有効?
 第10節 民主党政権になってもゆくゆくは消費税を上げざるを得ない?
第5章意外と知らない金融の“常識”
 第1節 バブル期から現在に至るまで日本の銀行の役割は変わってきたのか?
 第2節 日経平均とTOPIXの違いは?
 第3節 株式市場は必要?いつ頃、何の目的で作られたのか?
 第4節 適正為替レートはあるのか?
 第5節 日本の株式市場における外国人投資家の割合が増えているが、日本経済に与える影響は?
 第6節 株式市場・債券市場・為替市場はどのように関わり、影響を与えているのか?
第6章日本企業・再生への指標
 第1節 日本企業全体でどのくらい資産と負債がある?
 第2節 不況でも好調な企業の特徴は?
 第3節 売上に占める輸出比率が高い日本メーカは円高になるとどのような戦略をとるのか?
 第4節 様々な業界で合併が行われているのはなぜか
 第5節 持株会社とはなにか?合併後に持株会社を置くのはどのような意味があるのか?
第7章GDPの構成要素である「私たち」
 第1節 格差は本当に広がっているのか?
 第2節 個人が貯蓄することは、経済活動上どんな影響を与えるのか?
 第3節 日本人が株式投資などを今以上に活発に行うためには何が必要か?
 第4節 国民年金に加入するべき?民間の個人年金に入った方がいいのでは?
第8章日本よ、世界同時不況の波をくぐりぬけろ!
 第1節 グローバリズムは日本にとっていいことか?
 第2節 アメリカのサブプライム問題がなぜ世界に波及した?
 第3節 日本はサブプライム問題の影響をどのくらい受けたのか?
 第4節 アメリカ政府はなぜ自動車メーカーに大量の資金を投入しているのか?
 第5節 新興国の台頭で食糧問題は今後どうなっていくのか?
 第6節 対外負債が大きい国はどこか?
 第7節 過去に経済破綻した国はあるのか?
 第8節 日本以外の先進国はどのような景気対策をしているのか?
 第9節 今後日本経済に影響を与えていく国はどこか?

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2010年02月16日

Posted by ブクログ

詳しいことは後で書きますが、
経営学のノリで、経済学を見るおもしろい本です。
誰も言っていないことを言っているので、経済の入門書として読んで盲信するのは危険かと。
日本の経済は輸出が引っ張るって言うのは、GDPの寄与率を見ると・・確か・・

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2010年02月08日

Posted by ブクログ

日本や世界の経済問題について、三橋氏がデータを駆使して簡潔に説明してくれています。

一項目の説明に2~4ページと読みやすく、自分の気になる部分だけピックアップして読んで行っても良いかと。

本の体裁はちょっと教科書風なので、教科書と聞いて拒否反応を起こすような方には、とっつき難いかもしれません。

2009年末の出版なので、時事性が重要な要素の現代経済の入門書としては少々古いですが、今読んでも十分に参考になると思います。

ただ、著者である三橋氏は最近やたらと本を出されている(一時の勝間さんみたいかな)ので、この本でなくてはいけない、というような事は無く、最近出版された他の著作が入手できるのならば、そちらでOKでしょう。

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2012年08月10日

Posted by ブクログ

テレビや新聞には毎日多くのニュースが流れています、ニュースだけ見たり読んだりしても理解できなかったことが多かったので、ニュースをネタにしたトーク番組等を見た時期もありましたが、お笑い番組と差が見られないことも多く、逆にストレスが溜まる事が多くなり始めたので見るのを止めてしまいました。

その時間を利用して代わりに行ったのが、それらをテーマにした本を読むことでした、昨年後半から読み始めた三橋氏の本のその一つです。一人の著者の意見を鵜呑みするのは危険だと思うので、なるべくそれと異なった考え方、結論を導いている本と併せて読書することで、面白みが湧いてきました。

この本に紹介されている、マスコミが普段伝えていていないとされる情報やデータは、普段のニュースを読み解く上で役に立つと思いました。

以下は気になったポイントです。

・その国が成長しているかを確認するには、ドル建てではなく、自国通貨建てで、国民1人当りのGDP推移をみるべき(p14)

・2007年時点の日本の国富は、資産(金融:5883、非金融:2544、純資産:8427兆円)に対して、負債(金融:5633兆円)で、2794兆円となる。(p22)

・企業のフロー面を表す損益計算書であるのに対して、国家経済のフローはGDP(国民総生産)である(p23)

・高度経済成長を達成するために必要な要素は、1)需要が存在する市場、2)供給を適切に実行できる技術、3)購買力を高めるお金、の3つである、全て保有する国は現在無し(p27)

・国民の借金で個人消費を拡大させたのが、アメリカ、外国から借りたお金で証券化商品を購入したのが欧州金融立国(英、ル、アイルランド、アイスランド、ベルギー等)である(p24)

・日本は長期間にわたり経常収支の黒字が続いている、これは日本の資本収支の純流出、外貨準備高の増加(対外資産の増加)を意味する(p31)

・外貨準備高とは、対外資産の中での政府保有分に過ぎない、民間の対外資産を「ある理由」で買取ったときに初めて外貨準備高が増加する(p32)

・日本の外貨準備高が対外資産総額に占める割合は18%に対して、中国は67%に達する(p34)

・経済主体を5つにわけると、政府・金融機関・非金融法人企業・家計・民間非営利団体の5つになる、2009年3月末で5408兆の資産(家計資産1410、負債:380、非金融企業資産:774、負債:1070、政府資産:471、負債:960)、純資産:251兆円である(p45)

・バランスシート不況とは、民間企業が「借金をする」というリスクを政府に押し付けて、自らは借金返済に夢中になり、投資を拡大しなかったためにGDP成長率が低迷したことにある(p55)

・政府の借金は節約で減らすのではなく、経済成長率を高めて好景気にして、民間からの税収を増やして政府支出を少なくすることでやるべき(p61)

・1995年の円高(80円)では、実質実効為替レートは160ポイント(1973年よりも1.6倍円が強い)となったが、2009年1月の円高では130ポイント程度で、過去と比較しても必ずしも厳しいとは言えない(p66)

・実感なき経済成長の理由は、1)給与所得者一人あたりの給料が減少した、2)海外需要に向けた設備投資を民間企業が行った、輸出は製品出荷でビジネス終了(p85)

・公共投資のGDP比較を他国と比較するのは意味がない、インフラ整備の必要性は国ごとの特性、時代によっても変化するものだから(p108)

・ノルウェー政府の純資産はGDPの1.4倍あるが、家計純資産は0.18倍、北欧諸国の高福祉は、国民の貧乏によって支えられている(p115)

・所得税の控除や公的年金支払いなどにより所得移転が行われた「再分配所得のジニ係数」は、1993年:0.3074、2005年:0.3225であり、当初所得ジニ係数(0.3703→0.4354)と比較して変化が少ない(p182)

・公的年金加入者は合計6940万人のうち、1号:2001、2号:3895(厚生年金:3444、残りは共済年金)、3号:1044万人、1号未納者:315万人、免除:318、猶予者:202万人であり、加入者の95%が保険料をきちんと納付している(p192)

・2002年のアメリカ不動産バブルの影響は、日本のバブル崩壊と異なって世界に広がった、この理由は自国のマネーでなかったから(p202)

・日本国債は94%が国内販売、海外分も日本円建てであり日本が破綻する可能性はない、97年のロシア、01年アルゼンチンは外貨建て債務を国家が返済できずに破綻、97年韓国、08年アイスランドは外貨建て債務を民間が返済できずに破綻(p220)

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2012年02月26日

Posted by ブクログ

最近読んだ、日本のグランドデザインとの主張が一致している為、少しは理解できた。(復習の下地なしでは、理解できなかったかも)。作者が言っている事は数字ベースのデータによるものだから、かなり説得力があり、大いに納得できる。しかし、世間のマスコミや世論と余りの真逆ぶりに正直、どこまで信用していいのか…と疑心暗鬼は否めません。年金は大丈夫!日本の経済は破綻などしない!等、言いきる所とその論拠は信じるに足るのだけど…。問題はこのデータを信用していいのかって、事にもならないかな。しかし、それを言っちゃ何も信用できなくなるからな…。ヒトラーの言葉で「大衆を騙すには小さなウソではだめだ。途方もないような大ウソをつくべきである。大きな嘘をつけば、全てを信じられなくても、最低限ここはホントだろうと一部を信用させる事ができる」そんな言葉があった気が…。その言葉を今思い出すのは、何故だろう…

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2010年07月21日

Posted by ブクログ

三橋さんの言うマスコミの経済ニュースを鵜呑みにしないための基礎知識本。テーマが多岐に渡るので、他の本ほどインパクトはないが、新たな視点を持つという意味では勉強になる本

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2010年04月17日

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