七月隆文のレビュー一覧
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ネタバレ愛美ちゃんがかわいくて健気だった。
彼女が泣く理由が、彼にとっては初めてのことでも彼女にとっては最後だからというのが切ない。
それでも彼を悲しませないために、この交際が悪いものにならないために演じきった。
この経験があったから、愛美ちゃんは俳優の道を選んだのかな。
高寿くんもアーティストの道を選んでいる。
何ものにも代えがたい経験をし、それを失うこと。
それは必ずしも悲しいだけではなく、その人の人生に影響を与える。それをどうするのかはその人次第。
人生の中で大切な日々が少しでもあれば、それを核にがんばっていけるかな。そうありたいと思う。
あと個人的に、私は物語のテーマ(作者が表現したかったも -
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学校に馴染めなくなった少女が訪れる、ハーブ屋さんのおばあちゃんと少女だけの友達サラとの物語。
現実から離れ、ハーブに囲まれた魔法のように輝く毎日と、サラの秘密が少女の短いお休みを彩っていた。
中学生になった途端に大人に近づく周囲にどうしても馴染めなくなってしまった主人公の少女由花。
子どもと大人の境目に立つと戸惑ってしまうことはあるだろう。
その戸惑いから守るかのように、子供らしさが溢れるサラがいた。
大人になりきれない由花の心情は、所狭しと見てとれた。
愛らしいニオイスミレをぶちっと摘むおばあちゃんに驚くこと。
不思議なことは合理的な理由を突き詰めず、不思議なままで受け入れること。
反 -
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遠距離恋愛って難しい
国内だけでも相手を思ってなかなか動けないのに国外だと時間差とかもあるから余計にだと思う
しかも日本代表として行ってるからもっと大変だ
今時間ならまだ練習中かなとかもう真夜中かなとか
しかも受験生として勉強しながらそんな思いをするなんて
友達と同じ大学を目指す事にしたが勉強に身が入らず友達ともギクシャクしてしまうし
でも、その友達もフランスに着いて行った友達も背中を押してくれてフランスに行った
やっぱり素直に世界一とはいかないが一様世界一となってプロポーズもされた
ケーキで繋がって結婚して、子供もいて自分のお店をオープンさせてちゃんと自分のやりたい事に妥協しないでやりきった -
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将棋はさせないけれど、見るのが好き。対局前の駒を並べていく時の様式美、手を封じる時の緊張感、詰み筋を辿っていく時の高揚感、そして何より棋士たちの将棋愛が溢れる感想戦。
将棋を描く小説は、過酷な奨励会の現実、トップ棋士の孤独や焦燥、駒に纏わる物語など読み応えがある作品が多くこの作品も期待して読んだ。
登場人物の設定が実在する棋士を思い起こさせる。平成の王者・上州九段はあの棋士、令和の覇者・源八冠はあの棋士、29歳で三冠となった速水九段はあの棋士、“男爵”の異名を取る横歩取り名手・華山はあの棋士などなど想像するのも面白い。
”中年の星“田中八段が令和の覇者に挑む聖王戦を軸に進むこの作品、圧倒的 -
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シリーズごとに謎解き要素が薄くなっているのに物足りなさを感じるものの、美羽ちゃんと颯人くんカップルの行方は気になってしまうので追い掛けているシリーズである。
今作は、2人の関係が大きく変化した内容になっている。今まではパティシエを目指す颯人くんの夢を応援して見守っているだけの美羽ちゃんだったが、新しい一歩を踏み出しことで恋人の関係が一段階上に進むことに。また、葵ちゃんと蓮くんの関係にも進展があり、、
想像以上に颯人くんが愛情表現をしていたり、感情を露にしている姿を見ることができて意外だった。本当に恋人らしい関係になったんだと実感して嬉しかった。葵ちゃんと蓮くんの話の場面では、花男のオマージュ