七月隆文のレビュー一覧
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購入済み
え、もうエピローグ?
ほうほう(ニヤニヤ)と読み進めていたら驚くほど早くエピローグまでたどり着いた。
ここで終わるの?
今後の展開が気になりすぎるんですけど!! -
Posted by ブクログ
「幽霊が視えるようになった」というぼくの連作短編集。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」に心を鷲掴みにされたことから、選んだ一冊でした。
とはいえ、なんと言っても設定が設定ですから、馬鹿馬鹿しいと一笑に付してしまえばそれまでとは思いますが、それで切り捨ててしまうのはあまりにもったいない作品だと思いました。
4編からなっていますが、心惹かれたのはなんといっても最初の「星の光を」でした。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」もそうですが、七月さんの場合、そういう設定だと割り切って登場人物の心に寄り添って読んでいくと一気にその世界観に入っていける気軽さがあります。この「星の光を」では、主人公の死 -
Posted by ブクログ
「幽霊が視えるようになった」というぼくが主人公の第二弾短編集。幽霊と言っても前作同様怖い雰囲気など全くなく、美しく澄んだ空気感の漂う作品です。
第2弾では、3人の幽霊が出てきますが、前作がぼくと同年代の様々なタイプの女の子との出会いだったのに対して、今回は地縛霊だったり生霊だったりと違う意味で世界が広がりました。中でも惹かれたのは、お母さんの霊が登場する「花と鳥」でした。最近、琴線に触れるような本を読んでいなかったこともあって、うっかり油断が暖かく頬を伝ってしまって…ヤバイなぁと。あとは、珍しく登場人物が豊富で場面転換の多い 「静かの海」でしょうか。前作から引きずる妹の柚との関係が一つの山場 -
Posted by ブクログ
この表紙を持ってレジに並ぶのはかなり勇気がいること。つくづくネットがあるありがたみを感じた次第です。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の次に読んでみた七月さんの作品でした。「彼女は、背中の翼をバッサバッサとはためかせている。」というあまりにかっ飛んだ始まり方でどうしようかと思いましたが、何と言っても七月さんの作品と考えると油断は禁物と一字一句に注意しながら読み進めました。
でも展開は全く読めなかったです。「ぼく明日」同様中盤になってようやくのタイトルの登場。前半の一種脳天気なまでの世界観が完全に一変してしまって、不気味なまでの雰囲気が漂いはじめました。表紙のイメージが木っ端微塵になって