あらすじ
ミリオンセラー『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の著者が贈る、奇跡の恋物語
瀬戸内海にほど近い町、今治の高校に通う良史(よしふみ)のクラスに、ある日、本物の天使が転校してきた。
正体を知った良史は彼女、優花(ゆうか)が再び天国に帰れるよう協力することに。
幼なじみの成美と健吾も加わり、四人は絆を深めていく……。
カバーイラストは、大ヒットアニメ映画『君の名は。』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『心が叫びたがってるんだ。』でおなじみの超人気アニメーター田中将賀さん。
これは恋と奇跡と、天使の嘘の物語。
「私を天国に帰して」
彼女の嘘を知ったとき、真実の物語が始まる
感情タグBEST3
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ある日、本物の天使が転校してきた。
天国に帰れるようミッションを進めていくのだが、、、
天使の嘘を知ったとき、物語が動き出す。
すごく読みやすいファンタジー。青春。
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「五十音順の作者を読む」第21冊目「な」。
今治の高校に「星月優花(ほづき ゆうか)」が転校してくる。
クラスメイトの良史は、背中に翼の生えた天使である彼女が天国へ帰れるよう、様々なミッションをこなしていきますが……という内容。
話の随所に今治各地の様子が具体的に書かれており、実際に行ってみたくなるのも特徴です。
第3話「好きだからだ」の後半で思わぬ真相が明らかになり、優花の抱えた「賭け」の正体にせつなくなります。
最終的には良い読後感になるので、優花の「賭け」がどうなるのか、ぜひ読み進めてみてください。
一味違った青春ものを読みたいという方におすすめの作品です。
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久々にこんなに泣いたかも。
うん、なんか今の自分の感情と照らし合わせたと言うか、小説だけで泣いたわけじゃなくて、自分に対しての涙だったり、ちょっとよくわからないけど。
読んでよかった。
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七月さんの作品のなかでいちばん好きな本です。
とても深い内容というわけではないですが、世界観が好きで、本当に素敵な恋愛小説だと思います。
感動したい人におすすめです。
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感動した!おすすめ!優花は天使なんだけど、よしくんを救うために悪魔と自分の魂を契約したの。140ページの衝撃からの、タイトルが真実明かされてから今一度描かれるのいいなあと思った。いやこれはすばらしい!
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読むの2回目なのにページをめくる手が止まらない!
とても読みやすいし、余白が多いのもすごい好き。
強い想いが奇跡を起こす瞬間はうるっとします。
しまなみ海道を自転車で走るシーンが最高に好きです。
とても今治に行きたくなる!!
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ぼく明日ほどじゃないけど、良い。
分量少なくて読みやすい。
わかりきった展開なのにキュンとして、
読み進めやすい。さすが。
七月さんの文章は、イメージしやすい。
全てが瞼の裏に描ける情景。
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愛媛県今治市を舞台にしたファンタージーな恋愛物語です。新海良史のクラスに羽の生えた天使の女の子星月優花が転校してきます。優花の背中の羽は良史にしか見えません。優花のお願い「天国へ帰る」のため、良史は協力することになります。でも、優花のお願いは切ない嘘だったのです。後半からは優花の目線で真実の切ない物語となります。最後は奇跡が起こり暖かく終わります。
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自分は天使だという転校生。彼女の背中に生える翼が見えるのは幼馴染の3人だけ。天国に帰る為のミッションを一緒にこなして欲しいと頼まれたその先に待っていた真実とは。実際にある場所に実際にいそうな存在感を持った登場人物達が魅力的です。優花の笑顔と同じくきらきらしてた世界が、優花の秘密が分かった途端、全てが切なくなる。最後は私も一緒に奇跡を願っていました。読み終えて、優花達の軌跡を探しに今治に行ってみたくなりました。
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最初は、不思議な子だな
どういうことかな?
なんて考えて
伏線の回収や
努力、愛情、友情の
表現のされ方が
なんだかもどかしくて
ラストにかけて
どうなるんだ?というワクワク感が
最高にたまらない
そして、最後には
感動のラスト!
スラスラと読めるような
読みやすい本で素晴らしい
作品だと思いました!
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映像で見たら泣いていたかも。
いやー、最後ハッピーエンドでよかったよ。
同級生が天使というSF設定だけれど、前半はごく当然のようにことがすすみ、ユーカの秘密ってなんだろう?と思っていたら、わーそういう感じね?と中盤からガラリと見えかたが変わる。1時間くらいで読めるし、人気作なのもよくわかる。
ところで、がっつり今治という地名と名所や実在するお店が登場するのは、一体どういう背景なのでしょう?結構珍しいよね…?ちょっと気になってしまった。
今治出身の友達からPR兼ねた本を書いてくれと頼まれた?作者が一時期住んでいたとか?
確かにミルクセーキ食べたくなったので、PR目的なら大成功!
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青春の空気感
じんわり来ました
七月さん作品を感じさせる、
現実に一つの魔法がかかった世界観
今回もまんまと虜に、
どうしようもない状況の中
どうかうまくいけと切実に願ってしまう
ページ数が減っていく中で、
終わりの近付きを感じ寂しくなる
少しぶっ飛んだ世界に読者を置いていくことなく、
スムーズに入り込ませ、
尚且つ心を動かす素晴らしい作品でした
Posted by ブクログ
最初は少し天使の設定に抵抗があったけれど、途中からどんどん引き込まれた。ファンタジーが好きな人におすすめ。
今治の綺麗な風景と思い出が上手く掛け合っていて、青春が感じられた。
優花がなぜ亡くなったのかがよくわからなかった。優花が人間に戻ってからの4人をもっと見てみたかった。
Posted by ブクログ
気になってたので読んでみたら、一気読み。七月さんちゃんと読んだの初めてだけど、読みやすかった。
教室に天使がいる、なんてどんなファンタジーかと思ったけど、すごくよかった。
登場人物4人がみんな良い子で…特に最後のナルちゃんはかっこよかった。天使とか悪魔とか、設定は非現実的なんだけど、スルッと入り込めた。そしてハッピーエンド大好きなので良い終わり方でした。
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*
「わたしの羽、見えてるんだよね!?」
*
良史のクラスにやってきた転校生には翼があった。彼女が再び天国に帰れるよう協力するなかで次第に自分の気持ちに気づき始め…
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「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」と同じ作者の方。ファンタジーと青春と恋愛が混ざったお話。良史視点からはじまり、優花視点での真実の物語が答え合わせのようにある構成が良い。
Posted by ブクログ
この表紙を持ってレジに並ぶのはかなり勇気がいること。つくづくネットがあるありがたみを感じた次第です。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の次に読んでみた七月さんの作品でした。「彼女は、背中の翼をバッサバッサとはためかせている。」というあまりにかっ飛んだ始まり方でどうしようかと思いましたが、何と言っても七月さんの作品と考えると油断は禁物と一字一句に注意しながら読み進めました。
でも展開は全く読めなかったです。「ぼく明日」同様中盤になってようやくのタイトルの登場。前半の一種脳天気なまでの世界観が完全に一変してしまって、不気味なまでの雰囲気が漂いはじめました。表紙のイメージが木っ端微塵になってしまったかのようなまさかの世界観の転換。
そこから先は最後まで一気に読み切ってしまいました。全く予想していなかった展開、そしてエンディングに楽しませていただきました。
ただ欲を言うならもう少し後半に時間を割いて欲しかったというところでしょうか。少し急ぎ過ぎの感があって、世界観を一変させた折角の展開が中途半端に足早にまとめられてしまった感があります。余韻も少し不足する感じで何だかとてももったいないなぁと。
でも、やはり七月さんの作品なんだなと、その味をとても感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
四国、今治が舞台の、高校生の青春劇。
読み始めて早々に、転校生の女の子に
「羽が生えている」ってあたりから
もうファンタジー全開(^ ^;
でも、設定の根本がファンタジーなだけで、
描かれる街や人々の日常生活、
登場人物の心の機微などは、
とても丁寧でリアルに描かれる。
なので、素直に読めば素直に感動できる(^ ^
が、ちょっとだけ設定が安易な感じも(^ ^;
本当は、もう一ひねり欲しかった。
「天使になれる魂」の根拠が皆無だし(^ ^;
また終盤のナルの覚醒がナゾ(^ ^;
さらに言うと「奇跡が起きた」のではなく、
悪魔がへっぽこだった、が正解では(^ ^;
...というツッコミどころは残しつつも、
楽しく読めましたとさ(^ ^
Posted by ブクログ
天使の羽を持った転校生が「天国に戻るための手助けをして欲しい」とお願いしてきます。その頼みごとの本当の理由を知った時、胸が締め付けられました。前半は良文目線で描かれています。途中で一気に物語が逆転します。そこがこの話の一番の見どころです。そこからはページを捲る手が止まりませんでした。読んでいない時も、頭の中で予想したり考えたりしてしまいました。後半はユーカや成美目線で描かれています。今までの謎の理由が分かった時、胸が締め付けられました。ユーカはずっとずっと大好きだったんだよね。おめでとう!
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愛媛県今治市を舞台にした物語。序盤は(物理的)天使の優花に振り回される良史だが、中盤には優花が叶えたい奇跡がわかり、それぞれの事情が見えてくる。今治の観光地や街並みの様子も描かれており、今治に行ってみたくなった。自分のことを犠牲してまで叶えたいものがあるってすごいし、果たして今の自分にそれはあるのかと考えてしまった。
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「ぼく明日」の作者の作品をもう一度!と思い読んだ。不思議ワールドな世界でアニメ化しそうだなと率直に思った。秘密が時明かされてくのは楽しい反面、フィクション感を突きつけられる感じがした。
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面白くて次へ次へと読み進めてしまう本でした。
良史の視点から語られる話と優花の視点から語られる話が裏表の様相を呈していて、とてもドキドキしました。
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ある日、高校に転校してきた優花には、大きな天使の羽が生えていた。それはぼくにしか見えない羽らしい。優花は最初から僕に馴れ馴れしく話してきて、「天に帰る方法を一緒に考えてほしい」と言ってきた。しかし、本当の目的は別にあったのだ…。
軽くてあまーい、わた菓子のような作品で、出版社どこだっけ?と、気になるレベルである。文春文庫だよ。最後の広告には「江戸川乱歩傑作選 蟲」なんて広告が載ってる本だ。
ほとんどの項は、新海良史の視点で描かれる。したがって、天使である優花、成美、健吾の考えていることは、ほぼわからない状態で過ごすというのが、この作品の一番重要な部分になる。真ん中すぎに優花の手の内が、優花の視点で明らかにされる。
改行が多く、詩のように、場合によっては詩そのものとして表現される。主語がなかったり、出てくるものや景色を、読者も知っているものとして、馴れ馴れしく取り入れてくるため、あっという間に読み終えてしまう。
甘酸っぱいラブストーリー?いや、酸っぱい部分はございません。とにかく甘い。
天使というファンタジー要素をSF(すこしふしぎ)レベルで入れてきて、往年の眉村卓のジュブナイルシリーズを少し思い出した。あちらとの違いとしては、ピンチに陥ることがほぼ無いことだ。
ませた子なら小学校高学年や中学生でも、あっさり読めてしまう本であろう。高校生くらい向けかな。
でもねえ、オチはそれでいいのかね?というところで☆1つ減らす。
Posted by ブクログ
転校生に翼が生えていて、どうも自分にだけ見えている設定で始まる、ライトノベルっぽい青春者と思っていたが、中盤から交通事故死した彼を救うために悪魔と取引して忘れ去られた自分を思い出してもらわないといけないという、ちょっと切ないお話。一日10ページのペースで読んでいたが、最後は一気に読んだ。
Posted by ブクログ
すごーい!やばーい!甘ーい!
ファンタジーなラブストーリー♪
会話が多くて描写表現が少ないですけど、スグ読み終わるし、お話に入りやすいです。
展開は分かりやすく、健気な感じにキュンでした!
Posted by ブクログ
たぶん、こういう展開になりそうって思いながら読み進められる本でしたが多少、自分で分からないところが出てきて考える箇所がいくつかあった。
楽しめながら読める本です。
Posted by ブクログ
「ぼく明日」の作者の新刊。
前作の「君にさよならを言わない」が酷すぎたので、買うかどうか悩んだ。
しかし、前作のような加筆修正ではなくて新刊だし、イラストが「あの花」だし、やはり「ぼく明日」からの期待を捨てられずに購入。
前作よりはよかった。
ちゃんと情景も心情も描写しているし、たまにくどいが、綺麗な表現が多い。
ストーリーは似ていないが、良くも悪くも「あの花」っぽい雰囲気がある。
田舎っぽい柔らかい雰囲気とか、青春っぽい感じとかすごくいい。
かわいい女の子と自転車二人乗りのイラストってだけで羨望しか感じ得ないし、加えて背中から羽生えてたら、「なんだこれ」って興味もわく。
キャラクターは、「ラノベ」というよりは「アニメ」のキャラクターに寄せていっている印象。
アニメに普段触れていない人にとってはきっとわざとらしいキャラに見えるのだろうが、少なくともあざとさはない。
感情表現豊かな快活な人物像が好き。
前作の悪いところを引きずっているところもある。
会話だけで文章が進んだり、プロットのような淡々とした展開がみられる。
骨組みがむきだしだから、キャラクターの秘密とか伏線も見えすぎていて驚きがない。
もう50P~100Pほど書いて、内容を濃くしてほしかった。
ストーリーは大好物な部類なので、もっと肉づけがうまくいけば大号泣していたはず。
キャラの心情も書けばいいってものではなくて、もっと深いところが見たかった。
振り返ってみると、新海が結局何を考えていたのかはっきりとはせず、優花のあれだけの覚悟を可能にする想いの理由も強く伝わってこなかった。
クライマックスももっと盛り上げて良かった。
あと、秘密が発覚した後の一枚絵とタイトルのページは、なんだかPCゲームみたいだと思ってしまった。
次は「ぼく明日」超えを頼みます。
Posted by ブクログ
天使の羽根を持つ転校生の優花と天国に帰れるよう協力する高校生の幼馴染男女三人の絆。無邪気なお調子者の優花と突っ込みの良史のやり取りが軽快で、丁度半分を迎えた時点からがらりと様相を変える優花の事情や片想いの切なさと願いの切実さを含め、ずっと惹き付けられていた。反則的な結末だけれど優しさを受け入れたい。