あらすじ
美桜は100万回生きている。様々な人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは。「きみに生きててほしいんだ」そう笑う光太に美桜はなぜか強烈に惹かれ、2人は恋人に。だがそれは偶然ではない。遙かな時を超え、再び出逢えた運命だった──。100万の命で貫いた、一途な恋の物語。
【電子書籍版特典:著者あとがき】
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Posted by ブクログ
さらーっと読んだあと、読み直してしんみり。
一度目、光太の視点で読み終わって、そうだったんだ、って思って、2度目は、ここで美桜はどんな気持ちだったのか、ハルカはどんな感覚だったのかと想像しながら読むから、とてもしんみり。
Posted by ブクログ
嗚咽するほどではないけれど、静かに心からの涙を流した気がする。
はじめは展開が急か?と思ったけれど、やはり後で全部回収されて、切なさがじわじわと来た。
結局あれはどういうことだったのか、と思うところはなくてすっきりした気持ち。
七月さんのかく物語は本当に綺麗で、心が洗われていくように思います。また好きな作品が増えました。
「100万回生きた」といえば『100万回生きたねこ』だと思うけれど、お話にねこが出てきて結構大切な存在だと思った。ちょっと関係あるのかな。
ハルカ、、、切ない。呪いってことだったんだと思うけど、最後は呪いなんて言葉は違った。時間を縛ったり2人を傷つけることになったりしたのは呪いかもしれない、でも呪いなんてそんな邪悪なものじゃないな、、ハルカを悪者にしないでくれてありがとうって思いました。
Posted by ブクログ
非現実な世界も好きなので、とても楽しく読めました!一途に想い続ける主人公のひたむきな姿勢に心を打たれました。自分ならこんなに深く人を愛せるだろうか。逆に、きっと愛してみせたいと思いました。回想が長いのですが、それがこの物語の時間としての要素に厚みをもたらし、良かったと思います。
この小説での、愛する人と一緒に幸せになれるまでの途方もない時間が、もどかしくて悔しくて寂しくてそして実際より長く感じられるような現実の片想いと通じるところがあると思いました。
また、自分にも前世があって、気づいていないだけで運命の人に出会っているのかもしれないなんて、子供じみた妄想も頭をよぎって、楽しかったです!そしてじんわりと心が温かくなりました。
Posted by ブクログ
とても良い話でした。
自分もいつかこんなふうに出会うべくして出会う運命の人に会うこと(恋人とは限らずに)があるかと思うと、わくわくします。
また、前世は〇〇だったなどというスピリチュアル的な話はネットなどで聞きますが、
もしも自分の前世の記憶が全て残っていたら美桜のようになっていたのかなと思うと世の中には知らなくてもいいこともあるのだと気づかされました。
とても良い話だったのですが、
最後ハルカの行方が分からなくなってしまうところが少し悲しいというか、ハルカも別の形で誰かと一緒に結ばれるなど、幸せにしてほしかったです。(なので星4にしました。)
この本は、「運命」というものを信じている人ほど感情移入して読むことができると思うので信じている人におすすめです。
Posted by ブクログ
蝶→鳥→猫→人間って生まれ変わったのも長いよな。やはり全て覚えてるわけないよな人間だし、都合のいい事、悪いことも忘れる。ってか女神の呪い恐ろしい。
Posted by ブクログ
気になっているなら手に取った方がいいです。
内容の面白い/面白くないは人によって結構分かれそうだなと思いますが、続きがとにかく気になって自然とページをめくってしまうような本です。愛が深くて優しくて、とても素敵だなと思いました。
Posted by ブクログ
昔からある「100万回生きたねこ」という絵本に似たタイトルで気になったので本屋で手に取った。
今回は100万回生きた人が主人公のファンタジー小説?になるかな。
もし自分が100万回記憶があるまま生まれ変わっていたとしたら、どう感じたのか。
主人公の女の子みたいに自暴自棄になってしまうのか。
輪廻というのは実際にあると思ってる。
人は死んだら何かに生まれ変わる。
ただ、前世の記憶がないだけ。
私は何度目の誰の?何の?生まれ変わりなんだろう。
何度目かの人生をやり直してるとして。
世の中なかなか上手くいかないもんだ笑
と感じる。
運命の人というのに出会えたこと。
とても幸せだよね。
Posted by ブクログ
読み始めは、よくあるライトノベルかと思ったのに、内容がとてもしっかりしていて読み応えもあり、いい意味で裏切られたり自分も長い旅をしているようでとても楽しめた。
最後のハッピーエンドは嬉しかった。
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─100万回生きたのは、俺の方だ。
過去に生きた記憶と現代とが交わりながら、一途な恋を描いていくラブストーリー。壮大な世界観が瑞々しく表現されていて、気づけばのめり込み、あっという間に読み終えていました。表紙の美しさに購買意欲をそそられます…笑! いやいや、表紙も大事ですよ!! 本を買うときの理由みたいなもの…笑
Posted by ブクログ
3人で仲良く歳終えていく未来が、どうしても存在しない真実に読んでいて苦しくなりました。
ハルカが好きだった私にとっては、完全にハッピーエンドとは言えないのかもしれませんが、「良かったね」と安堵できる結末でした。
Posted by ブクログ
ふだんライトノベルは読みませんが、表紙イラストの綺麗さに惹かれて購入しました。
疑問やツッコミどころは満載でしたが、ストーリーとしては一筋縄ではいかない壮大な恋愛物語で楽しめました。
ただの学園青春ものかと思いきや、古代まで時代がさかのぼります。異なる世界観がひとつの物語でいろいろ体験できるのも良いところでした。
現代に移ってからも一波乱どころか十波乱くらいあって、飽きずに最後まで読みすすめました。
ただ、2500年で100万回も転生できるものか…?人間じゃないものに転生したとしても計算が合わないのでは?私が物語を理解できていないのか?そこがまず大きな疑問でした。他にも、うーん…そうくるかな…?という点が気になってわりと冷めた目で読んでしまいましたが、ライトノベルなのでターゲットが10代となるとまぁ、これくらい夢があったほうが良いんだろうなぁと思いました。
わりと狙ったようなせつなさで、特に大きな感動はなかったですが、ストーリーとしてはよく練られていてやっぱりプロの作家さんはすごいなと思い、その上手さに★4つ。小中学生はこういう話、好きそうですよね。
総じて、おもしろかったけど私はターゲット層ではなかったようです。
Posted by ブクログ
良くも悪くも騙された!
でもそれが物語への没入感に繋がって楽しかったです。会話が多く読みやすいので読書が苦手な方でもおすすめできますね〜
少し物足りなさを感じたのでこのような評価になりました
Posted by ブクログ
七月さんの本は2冊目。2つともすらっと読めた。
僕は明日昨日の君とデートする、は読み終わった時の喪失感が半端なく、その手のエンディングだとどうしようかとビクビクしたが、ハッピーエンドで安心。
2人の一途な思いはもちろんだが、ハルカの想いにぐっとくるシーンがあった。
彼女はずっとタラニスといたかったんだろうな。
猫から人になって彼と話ができたり触れ合えた事がどれだけ幸せだったんだろう、と考えてみると、彼女が最後タラニスに謝って背中を押すシーンには感動する。
遥かな時を超えて一途に思い続ける物語。
Posted by ブクログ
題名に惹かれて読んだけど、ライトノベルだったのね
ラストはどういう風に完結するのか気になって読み進められた
自分が100万回生きるとしたら、、
同じ人生だと辛いものがあるかも
ラストの姿は素敵だった
Posted by ブクログ
読み始めたら結構ラノベっぽくてキツイなぁって思ったし2500年の間に100万回って無理じゃない?けど最後まで読んでみたらそんなに悪くなかったかも?「物質とエネルギーは同じ」っていう美桜が語ったうんちくがラストに繋がってるのとか切なさもあってなかなかいいと思う。
Posted by ブクログ
七月隆文さんの文章はとても分かりやすくて読みやすい。
読んだ文章の描写が全部脳内でイメージされて動画として再生される。
100万回、2500年、長すぎるのもまた難しい
Posted by ブクログ
前に読んで、内容をしっかり覚えていなかったので読み返した
生まれ変わっても一度愛した人を探し、また愛するなんて素敵だなと思うと同時に切なさが込み上げた
私ももし生まれ変わったとしても、もう一度愛したいと思える人に出会えるのだろうか……
Posted by ブクログ
何度生まれ変わっても一人の女性を愛し続けることの切なさに心がしんみりする。途中理解ができずに読み進めていたが読み終わった後にすべて納得できた。
Posted by ブクログ
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」で有名な七月隆文さんの作品。表紙が綺麗なのとタイトルが気になって手にとってみた。
100万回2500年もの間、同じ人を思い続ける純愛はとてもロマンチックに思えるけど、記憶を持ったままこんなにも長い間生まれ変わり続け、愛した人を探しながら生き続けるのは苦しいだろうな。
誰がどう生まれ変わって...って言うのを考えながら
読むのが楽しかった!
魚や麦を挟んでるとは言え、100万回も生まれ変わってるのに2500年だけなの?って疑問に思っちゃって少しモヤモヤしたけどストーリー自体は面白かった!
タラニスとミアンの最後はハッピーエンドだったけど呪いの最後は切なかったな( т т )
Posted by ブクログ
何回も繰り返す人生を送ることになったら、人はどんな人生を送るのだろうか。
人生は一回きりだからこそやり残した事や悔いが残らないように日々生活する。
だがその先に自分の人生が繰り返される運命にあることを知っていたら、、?
運命が繰り返されるきっかけになった2人の男女。知らない所で2人の運命が絡んでゆく。
Posted by ブクログ
神話の話のような物語だった。
読む前・最初のほうはベタな恋愛小説かなと思っていたが、
想像の斜め上を行くユニークな話で、よかった。
スケールがでかくでも物語に入りやすかった。
呪いや神など、神秘的な面もありより物語華やかになっていると思います。
心に残った言葉ー世界から神秘が消えたのは
人の意識が変わっていったからなのよー
です。
小説の読んでるとよく思うのですが、どの物語にも神秘的を求めがちだなと思って、小説に限った話ではなく、漫画・アニメ・映画など。現実味がある物語をわざわざ娯楽で楽しもうと思わないじゃないですか。人間はどこかで神秘的なものを本質で求めてるんじゃないかとこの本を読んで感じました。
Posted by ブクログ
最初は普通の高校生の話ですが、
男女それぞれ、古代からさかのぼる秘密があるというお話。
何度生まれ変わっても惹かれ合う2人は恋愛小説の王道です。
Posted by ブクログ
ある人を愛してしまった。たったそれだけのことなのに、そのせいで何千年もの間その人を探し求めることになるなんて。何度も期待しては落胆して。自分だったらそんなこと耐えられないだろうなって思いました。彼をそうさせる呪いの力と愛の力はどれ程のものなのか興味を持ったし、一度でいいからタルニスくらい人を愛してみたいです。
お話はテンポ良く読みやすかったです。気になったのは、途中から気になっていたハルカの最期です。ハルカが呪いだからいなくなればいいのは分かっていたのですが、あまりにサクッといなくなってしまったので物語の終わりが呆気ないというか寂しかったです。もう少し膨らませてほしかった。
それでも、全体としてはこの本を読んで素敵なお話だと思いました。
Posted by ブクログ
予想以上には面白かった。タイムスリップと言うかタイムリピートの恋愛青春小説って所ですか?!
最終章突入までは展開も凄く面白くて、状況を振り返りつつ理解しながら楽しく読んでいたのですが、終わり方が少し物足りないと言うか、少し良く分からない部分がありました。もう少し広げてみても良かったのでは?!ちょっと結末を急ぎ過ぎで、ありきたりな終わり方だったのが少し残念でしたが、作品として満足です。面白かった。