【感想・ネタバレ】100万回生きたきみ【電子特典あとがき付き】のレビュー

あらすじ

美桜は100万回生きている。様々な人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは。「きみに生きててほしいんだ」そう笑う光太に美桜はなぜか強烈に惹かれ、2人は恋人に。だがそれは偶然ではない。遙かな時を超え、再び出逢えた運命だった──。100万の命で貫いた、一途な恋の物語。

【電子書籍版特典:著者あとがき】

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

嗚咽するほどではないけれど、静かに心からの涙を流した気がする。
はじめは展開が急か?と思ったけれど、やはり後で全部回収されて、切なさがじわじわと来た。
結局あれはどういうことだったのか、と思うところはなくてすっきりした気持ち。
七月さんのかく物語は本当に綺麗で、心が洗われていくように思います。また好きな作品が増えました。

「100万回生きた」といえば『100万回生きたねこ』だと思うけれど、お話にねこが出てきて結構大切な存在だと思った。ちょっと関係あるのかな。

ハルカ、、、切ない。呪いってことだったんだと思うけど、最後は呪いなんて言葉は違った。時間を縛ったり2人を傷つけることになったりしたのは呪いかもしれない、でも呪いなんてそんな邪悪なものじゃないな、、ハルカを悪者にしないでくれてありがとうって思いました。

0
2025年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても良い話でした。
自分もいつかこんなふうに出会うべくして出会う運命の人に会うこと(恋人とは限らずに)があるかと思うと、わくわくします。
また、前世は〇〇だったなどというスピリチュアル的な話はネットなどで聞きますが、
もしも自分の前世の記憶が全て残っていたら美桜のようになっていたのかなと思うと世の中には知らなくてもいいこともあるのだと気づかされました。

とても良い話だったのですが、
最後ハルカの行方が分からなくなってしまうところが少し悲しいというか、ハルカも別の形で誰かと一緒に結ばれるなど、幸せにしてほしかったです。(なので星4にしました。)

この本は、「運命」というものを信じている人ほど感情移入して読むことができると思うので信じている人におすすめです。

0
2024年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

蝶→鳥→猫→人間って生まれ変わったのも長いよな。やはり全て覚えてるわけないよな人間だし、都合のいい事、悪いことも忘れる。ってか女神の呪い恐ろしい。

0
2024年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めは、よくあるライトノベルかと思ったのに、内容がとてもしっかりしていて読み応えもあり、いい意味で裏切られたり自分も長い旅をしているようでとても楽しめた。
最後のハッピーエンドは嬉しかった。

0
2024年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3人で仲良く歳終えていく未来が、どうしても存在しない真実に読んでいて苦しくなりました。
ハルカが好きだった私にとっては、完全にハッピーエンドとは言えないのかもしれませんが、「良かったね」と安堵できる結末でした。

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めたら結構ラノベっぽくてキツイなぁって思ったし2500年の間に100万回って無理じゃない?けど最後まで読んでみたらそんなに悪くなかったかも?「物質とエネルギーは同じ」っていう美桜が語ったうんちくがラストに繋がってるのとか切なさもあってなかなかいいと思う。

0
2025年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ある人を愛してしまった。たったそれだけのことなのに、そのせいで何千年もの間その人を探し求めることになるなんて。何度も期待しては落胆して。自分だったらそんなこと耐えられないだろうなって思いました。彼をそうさせる呪いの力と愛の力はどれ程のものなのか興味を持ったし、一度でいいからタルニスくらい人を愛してみたいです。

お話はテンポ良く読みやすかったです。気になったのは、途中から気になっていたハルカの最期です。ハルカが呪いだからいなくなればいいのは分かっていたのですが、あまりにサクッといなくなってしまったので物語の終わりが呆気ないというか寂しかったです。もう少し膨らませてほしかった。

それでも、全体としてはこの本を読んで素敵なお話だと思いました。 

0
2022年09月08日

「小説」ランキング