あらすじ
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて――。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
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Posted by ブクログ
何回も読んで、その度に号泣している小説。
すごく切なくて、でも幸せを感じられる、感情を揺さぶられる一冊。
初めて読んだ中学生の時はただの恋愛小説としてしか見てなかったけど、大学生になった今もう一度読んだら、情景とか人物の感情とかをもっと具体的にイメージしながら読めるようになっていた。
この人こう言っていれば良かったんじゃないかな〜とか色々想像しながら読めるのも楽しい。
言葉で表すのは難しいけど、とりあえず、小説もこの映画も何十回見ても大号泣できる作品だと思う。
Posted by ブクログ
数年前にこの映画をみて、素晴らしい作品だと思っていた。そして何故か読書に目覚めた自分が、この小説を読んだ。映画は原作を限りなく忠実に再現されていたが、小説の方が泣けた。映画をみたときも同じ感想だったが、変な理屈もなく誰かが死ぬこともなく純粋に泣ける素晴らしい作品。
Posted by ブクログ
普通の時間軸を歩む主人公と反対の時間軸を歩むヒロインとの関係性の移り変わりが切なくて、当時中学生の自分でもとても心動かされたのを覚えています。読書する習慣はありませんが初めて何回も読み返した一冊です。
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僕と愛美の時間軸がズレているのを僕が気づき、僕の全ての最初がエミの最後だと気づき、また最初に会った日がエミにとって同じ歳出会える最後の日とわかった時ただひたすら悲嘆だった。しかしそんなことを僕に感じさせなかったエミは、演技上手で芸能人でも何でも向いてると思った。
Posted by ブクログ
〜1周目〜
2021.05.13
これは傑作だと思う。
毎回泣く。
運命的な出会いをする2人のたった40日間、それでも密度の濃い40日間の物語。
必ず切なくなってしまう。
すっと読めるのでおすすめな一冊。
Posted by ブクログ
以前、読んだ本で、もう何十回も読んでる。何回目でも読み始めてすぐに涙が出てくる。むしろ、一回記憶を消して、また初めて読みたい。
1番好きなお話し
Posted by ブクログ
これまで何百冊と読んできた小説の中で、間違いなくベスト5に入る作品。
読んでいて、顔をぐちゃぐちゃにしながら本当に涙を流したのは、小説ではこれが初めて、そして今でも唯一の作品なんです。
今まで、「感動する小説」だけなら何作も何作も読んできてるはずなんです。でも、本当に涙が出てきたのはこれだけなんです。不思議なんです。
いい大人が、いい年した男が、何でこんなにも涙が出てくるのか自分でもわからないくらい、心を揺さぶられるんです。これを書いてる今も、思い出してはちょっと泣きそうになってて、なんなら目がちょっと潤ってきてもいます。人の感情を揺さぶる小説って、本当にあるんだなと思いました。
記憶を消して、もう一度読みたい。いや、記憶を消さなくてももう一度読みたいし、読むたびにまた必ず心を揺さぶられるし、涙も流してしまう自信があります。
ああほら、潤んだ目がもっと潤んできました。何これ、すごい、小説ってすごい。全人類におすすめしたい名作です。
Posted by ブクログ
初めは何の変哲もないもったりした始まり小説だと一度本を閉じてしまったが、重要なのはその先の彼女の言動のおかしなところ、変な行動だった。
自分が彼女の立場なら想像できるだろうか?
最愛の人との思い出が日を追うごとにリセットされる。経験が遡ることのつらさを
人は相手との時間を重ねることで愛や信頼に到達することが当たり前になっていることを非常に痛感した。
この小説のスゴイところ、それが逆に進むがそれでも愛することを止めない彼女の健気さに非常に心打たれた。
愛してると相手が勇気を出していってくれたこともキスをした行動も翌日には勇気を出す前の相手に戻っている。そんな付き合いは堪らないはずなのにそれでも彼女は彼を愛することを止めなかった。
また10年も空けば人は自分の日々の方が大切になるはずなのにそれでもひたすらに相手のことを思い、姿を現していた。
そのシュチュエーションを考えた人がスゴイ。
この献身さは漫画で例えるならタッチの南ちゃんのよう(笑)
こういう無償の愛とツライ環境に私は弱い
匿名
手紙が時間を超えて想いを伝える
とても切なくて何度も読み返しました。
そして「手紙を使えば、時間を超えて愛美の気持ちを、高寿に伝える事が出来る」という事に気づきました。
作中「唯一のイラスト」が手紙
「手紙は存在している」と強調されています。
高寿に「サヨナラを言えない愛美」が不憫でしたが、 4月13日(最終日)の愛美は5月24日(最後の次の日)の高寿宛てに手紙を出して
「想いを伝えている」と想像して、
本を綴じる事にします。
素晴らしい作品をありがとうございました!
素晴らしい作品
感動。胸がきゅっとなる話でした。
高寿くん、男前でしたね!
愛美さんの事情を知った上でもう一度読み返したいと思いました。
Posted by ブクログ
高校3年間で読んだ小説の中で一番切なく一番感動させられた一冊と言っても過言ではない。
綺麗すぎる伏線回収。まさに、もう一度最初から読み返したくなる(読み返さずにはいられない)一冊。
もう一度読み返したくなる
キャラの心情や伏線の書き方がとてもよかった。
物語中盤での彼女の正体の告白で様々な細かい伏線があったことがわかり読んでいて楽しめる
Posted by ブクログ
だいぶ前に話題になった一冊
「話題作だからなー」ってなんとなく避けてたけど
読んでみたら面白かった!
前半はなんてことない純愛ストーリー、
後半にどんでん返し。
最終章は泣いてしまいました…
読みやすかった!
Posted by ブクログ
余韻がすごい。。。現実とはかけ離れててファンタジーなんだけど、なぜかすんなり内容が入ってきた。なんでかなって考えた結果、恐らく時間が有限だってことが共通だからかなって私は思った。私が好きな人達と過ごす時間はかけがえ無い、より一層人と過ごすさ時間を大切にしたいと思う。恋は唐突に始まるものなのかな。好きな人が欲しい、欲しいって思ってる時より今を一生懸命に生きてたらふと見つかるものなのかもしれない。私もこのお店、この人と行きたいなこの食べ物、この人と食べたいって思えるような人といつか出会えるのかな。そんな大事な人が増えたら確かに喜び2倍になるよなぁ。いつか出会えたらいいな。
愛してるっていう言葉を真っ直ぐに何度も伝えている主人公が印象的。恋人と40日間しか一緒にいられないことがわかっている世界でなくても、自分がもし大切な人に出会うことができたら沢山言葉を伝えたいなと思う。なんな、愛美ちゃんの感覚って、日常で例えると初めて歩く道を来た道間違えず辿って戻る感じなんかな?って思った。
めっちゃ地元出てきたし、知ってる京都の場所がいっぱい出てきてめっちゃ新鮮やった。東京とかに住んでる人ってこんな感覚なんかな、すっごい不思議。ファンタジーやったからより一層自分の知ってる場所とか電車で物語が進んでいくのが初めての感覚で面白かった。また大阪が舞台の本読んでみたい。
Posted by ブクログ
南山高寿目線ではだんだん彼女と仲良くなっていっているが、福寿愛美目線からすればだんだん彼とよそよそしくなっていくとわかった途端今までの2人の間であった違和感に納得したのと同時に驚いた。全てを知った2人の残り少ない日々での初々しさや切なさ、この日常が終わってしまう寂しさを感じ取ってしまい涙が止まらない素敵な作品です。
もう一度、いや何回も読みたくなります。
Posted by ブクログ
タイトルはなるほどと。
舞台は京都、二十歳の二人の物語。
若い二人の爽やかな恋愛ストーリーが始まって、初々しい爽やかな恋愛物かと思うが、すぐに違和感が。
著者はタイトルに使うくらいなのだから、その点を考察するSFミステリーに重きを置くのではなく、時限恋愛物として書いたのかな。
さらに設定がプラスされて、切なさが増幅された。
時の限りが提示されて、それが迫ってくる恋愛物はあるが、どれもやっぱり切ない。そして今作はそれに加えてそれぞれの過去と未来を考えるとさらに感慨深い。
同じ二十歳を過ごせる40日、未来と過去が交錯する40日、これだけ愛し合う2人にとってその40日がどれだけ大切な時間だったか…それを気づいてから読み進めるのも素晴らしい体験だったし、再読もとても良かった。
甘く切ない日々を感じさせてくれる良作でした。
手書きの手紙やメモがせつなくて良かったなぁ
Posted by ブクログ
度々愛美が涙を流す理由に気づいたとき、私も涙が溢れた。
高寿にとっての「初めて」は、愛美にとっては「最後」で、これ以上の関係になる日は二度と来ない。
初めて人を好きになるということを教えてくれた人。その人とお互いに愛し合ったままお別れしなければならない苦しさに胸が締め付けられた。
すれ違わざるを得ない2人。でも
端と端を結んだ輪になって、ひとつにつながってる
そうであってほしいと願った。
Posted by ブクログ
設定がSFも相まって、若干整理しながら読んでいくことが必要。
彼にとって初めてのことは彼女にとっての最後で、彼にとって最後のことは彼女にとって最初。お互い好きなのに、ずっとはいられない切なさとその中で日々を大切にしようとする2人が印象的だった。
Posted by ブクログ
あーん、切ないねぇ。
久しぶりの恋愛小説にすっかりおじさんになった私も若い頃はこんな感じでドキドキしたなぁとか甘酸っぱい感情を思い出しながら読みました。
うちの奥さまとは高校の同級生で、二人の歴史がこの物語と重なる部分もあるのよね〜。
こんなに素敵ではありませんが…。
ちょっとだけ時系列がバグって星五つとは行きませんでしたが、楽しめました♪
Posted by ブクログ
この主人公を自分の彼氏と重ねて読んでしまって泣けた。こういうのは感情移入してしまってだめだ。ただ現実味がなくて最初どういうこと?ってなってしまった。
Posted by ブクログ
二人の間にある秘密を知ったらとても切なく、…切なく……
まぁ、あれよ!
この小説読んで
キュンキュンしなくなる程に齢を重ねてしまってる自分が切ないです(笑)
┐(´д`)┌ヤレヤレ
あ、でもホントいい物語ですよ!
Posted by ブクログ
5年以上、何十回も読み直してる作品です
最初からは想像できない主人公の雰囲気が好きです
タイトルでだいたい内容が予想出来てしまうのが個人的にあまり好きでは無いですが、間奏などはドキドキできて楽しいです*´˘`*
Posted by ブクログ
序盤~中盤の2人の初々しい感じがとてもかわいい。
でも終盤に真実を知って愛美がなんで泣き虫だったのかとかが分かって衝撃だった。愛美がどれだけ頑張っていたのかとか高寿にとっては初めての事が愛美にとっては最後でっていうのが辛いなって思った。でもこんなに一生懸命になれるほど好きな人がいるっていうのはとても幸せなんだろうなとも思った。
しっかり泣いた。
Posted by ブクログ
再読。
10年くらい前に読んだとき、それはそれは翌日の顔が大変なことになるくらい号泣したけど今回はうるっと切ない〜!!!て感じで、大人になったのか感情が乏しくなったのか大学生の主人公たちに対する共感が減ってしまったのか。
それでも初回と違って、初めから愛美の涙もろい理由がわかってるだけあって悲しかった。
Posted by ブクログ
あっという間に読み終わった。
時間が逆行しているパラレルワールドで、5年ごとに40日間しか会えない2人。
2人が出会うのは必然で、でも儚いことに会える日は限られている。
自分の行動が決まっていて、どう言うかも分かっているなんてとてもやりきれない思いだけど、それ以上に彼女の献身が分かった瞬間はとても感動した。
Posted by ブクログ
純粋なキュンを摂取したくなり、久しぶりに恋愛小説を…
話題になっていた本を今さらながら手に取りました。
なんか懐かしい!
中学生の頃にこういう小説をたくさん読んでいた気がする!
さくっと読めて、ライトに楽しめました。
しかし、ネタバラシがあっても少し混乱。
最後のお祭りのシーンは、高寿視点で読みたかったかも。
Posted by ブクログ
ラノベすぎる。タイムトラベルというかタイムスリップというかパラレルワールド系の話は本当に困る。タイムスリップのパラドックスなんて知らなければよかった。なんで突然会えなくなるんだ。
しかし、とはいえ、お別れシーンは感動した。
Posted by ブクログ
愛美ちゃんがかわいくて健気だった。
彼女が泣く理由が、彼にとっては初めてのことでも彼女にとっては最後だからというのが切ない。
それでも彼を悲しませないために、この交際が悪いものにならないために演じきった。
この経験があったから、愛美ちゃんは俳優の道を選んだのかな。
高寿くんもアーティストの道を選んでいる。
何ものにも代えがたい経験をし、それを失うこと。
それは必ずしも悲しいだけではなく、その人の人生に影響を与える。それをどうするのかはその人次第。
人生の中で大切な日々が少しでもあれば、それを核にがんばっていけるかな。そうありたいと思う。
あと個人的に、私は物語のテーマ(作者が表現したかったもの)がちゃんと書けていれば、整合性は「それっぽい」レベルでOK派です。
今作では逆の時間の流れを生きるふたりの切なさを描きたかったのでしょうから、その世界観、システムはぼんやりでも、よく考えると矛盾してる?でも気にならない。大事なのはそこではないから。
Posted by ブクログ
主人公南山高寿→彼女福寿愛美
寒い日の朝、外で掌を上に向けていると、雪が舞い落ちた。きれいな結晶の塊はやがて体温で消えて無くなるような儚くも哀切を感じる小説。残ったものは、涙の雫のような気がする。
『一目惚れをした。
いつもの大学までの電車の中で、ぼくは唐突に恋をしてしまった。
京阪の丹波駅から乗ってきた彼女は…』
読み進めると、彼女はぼくを探していたという不思議な物語!
これ以上は原稿が書けません…。
Posted by ブクログ
タイトルからして、もしや苦手なファンタジーものかと思ったが、オススメされたので読んでみた。こんなキュンとする恋愛は遥か遠い昔のこと過ぎて照れくさいやらこそばゆいやらで読みつつ、タイトルから流れが読めていたとは言え、クライマックスは少しウルっときた。でも、確かに最後にもう一度、時系列を整理しながら頭から読んでみたくなる本。