コニー・ウィリスのレビュー一覧

  • 航路(下)

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    まさかこんな展開?!びっくりしたけれど、最後まで読み進めて納得。

    さて、私の若き読書仲間はこの長さに耐えられるか?!

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    2016年04月30日
  • ブラックアウト

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    西暦2060年の学生3人が第二次世界大戦中の英国にタイムトラベルして、そこで騒動に出くわす物語。何も起こらなければ、大戦中の出来事を実地調査して現代(2060年)に戻るだけの話である。もちろんそれではお話にならないので、タイムトラベル前から突然のスケジュール変更(変更理由は明かされていない)などもあり、何かハプニングが起こることを予感させる。当然だが、過去に送られた3人はそれぞれ想定外の出来事が起こり、現代に戻れない状況に陥る。3人がそれぞれ微妙なすれ違いがあったり、読者をやきもきさせる。「あー、出かけるんじゃなくて、そこで待ってろよ」と何度思ったことか。そんな煮え切らない状況のまま本書は終わ

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    2016年04月21日
  • オール・クリア2

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    点在していたポリー達の存在していた時空が繋がって流れの中に存在しているようになって行く。少しずつ希望が見えてきて安心して読めた。彼は残念だったけどそれぞれが悔いのない生き方をしていたと思える。

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    2015年10月26日
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

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    久々に小説を読んだ。

    続編の方が先に目が入りシリーズの最初ということで
    手に取ってみたけれど、さてこれからどうなるかな。
    導入部がなかなか動きがなくてじれったかったけれど
    予測通りの展開でもあったけれど、久々に小説読んだという気がしたのでオッケー。

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    2015年08月30日
  • オール・クリア1

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    イライラは募る一方ですな。同じ空襲でも、本作のロンドン空襲と、例えば『ガラスのうさぎ』で描かれた東京大空襲、『ものすごくうるさくてありえないほど近い』のドレスデン大空襲とは、えらくイメージが違う。戦勝国と敗戦国の差か。勿論SFと実録ものの差もあるだろうが。ダグラスとメアリ・ケントの正体は判明。残るはアーネストだ。2でわかるよね。

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    2015年08月16日
  • オール・クリア1

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    2060年から来た史学生3人(ポリー、マイク、アイリーン)が、第二次世界大戦下のロンドンに取り残され、未来に戻る手段が見つからない。
    何が起こっているのかはわかってきたが、なぜそのようなことになったのかはまだわからない。

    未来から来た人間が過去に介入することによって歴史を変えることが許されない。
    しかし戦時中、何がどう転んで人を死に追いやったり、または失われるはずだった命を助けてしまうかわからない。
    また、自分自身が死んでしまうことももちろん避けねばならない。

    そのためには一刻も早く未来にも出らなければならないのに、手掛かりが見つかったかと思うと、勘違いだったりすれ違いだったりして、思うに

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    2015年04月08日
  • ブラックアウト

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    『ドゥームズデイ・ブック』『犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』に続く、オックスフォード大学史学部タイムトラベル・シリーズ第三弾。

    今回は三人の史学生がほぼ同時に第二次大戦中のロンドンへ降下する。
    タイムトラベルといっても過去へ行くことしかできず、時間旅行者が歴史に影響を与えることはできない。時間旅行も、大学が研究目的で時間遡行装置を管理しているので、誰でもが簡単にいくことはできない。
    当時の人たち(時代人)の中で生活をしながら、歴史的事実を見学するだけなのだ。

    ポリーは、ロンドンのデパートで働きながら、ロンドン大空襲下の日常生活を体験する。
    マイクルは、アメリカ

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    2015年03月27日
  • 犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    長さを抜きにすれば、お気楽に読めるけど、
    あちらこちらに散りばめられたヒントや、
    複雑にしようとしていると思える仕掛けに
    気づいて楽しむには、人物たちに惹きこまれて
    じっくり読むのが一番。
    引用を多用するテレンスも気取り屋ではなく
    夢見がちで嫌味のないイイヤツだし。
    19世紀の謎は、早くにわかるけど、
    「そこと、掛かっていたいたか!」と。
    イングランドの建築や美術、古典や詩だけではなく、
    推理小説も知っているとより楽しめるのだろうが、
    知らなくても、この世界を楽しめる。

    前作に続きフィンチ君、抜群の安定感、癒し系。
    天職を見つけます。

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    2014年12月26日
  • 犬は勘定に入れません(上) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    『航路』『ドゥームズデイ・ブック 』の
    シリアス路線とは一味違うコメディ。
    語り手、主人公が疲労困憊で混乱気味なので
    最初の方は混乱に付き合わされて読みにくいが、
    周りの見えないマイペースな登場人物、
    当初自分すら見失っている主人公、愛すべき動物
    に魅力的なヒロイン。ドタバタコメディラブロマンス
    にならない方がおかしい、娯楽作の要素たっぷり。
    数多く繰り返される引用、ヴィクトリア朝、
    知らないことに興味をひかれて調べるのも副作用。

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    2014年12月18日
  • 航路(下)

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    こんなことになるなんて…
    どうしてウィリス作品の登場人物たちは人の話を聞かないんだろうか
    どんでん返しがいつくるかないつくるかなと淡い期待をして辛いけど最期まで読んだ
    喪失感
    はあ…

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    2014年10月17日
  • ドゥームズデイ・ブック(下)

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    二つの時代の疫病の蔓延で、物語は加速する。
    わかっているのよ、創作だということも
    すでに700年前に結果が出ているということも。
    でも年代が判明した瞬間、
    あの人(達)が亡くなった(とわかった)時
    何度か震える一行があった。
    なによりキヴリンの最後の一言は、
    文字通りにとってよいのだろうか。

    途中、若さゆえ活き活きと頼もしくもあった
    最終盤では、それがわずらわしくもあるコリンが
    成長して出るなら、シリーズは全部読まないとね。
    もちろん空襲警報も読みなおそう。

    他の方感想に「長い」とあるが、確かに長い。
    (いや、今年ようやく読み終わった『レ・ミゼラブル』
    各巻冒頭100ページに比べたらなんで

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    2014年10月14日
  • ブラックアウト

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    航時シリーズ。同シリーズの「ドゥームズデイ・ブック」「犬は勘定に入れません」を読んで無くても読める…が、読んでおくことをお勧めする。ネットの原理や過去の事件に言及している部分など、今作から入ると「?」な部分が多すぎると思う。

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    2014年09月01日
  • 航路(下)

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    確かに第2部終盤には驚かされた。
    そして、そこから始まる並行の物語は
    (現実では並行ではないけど)
    本当に静かな余韻を漂わせるラストへ。
    帯にあるような「魂を揺さぶる感動巨編」とまでは
    思わないが臨死体験を通して生と死に向き合う。

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    2014年08月22日
  • 航路(上)

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    確かに650ページ超の(それも上巻だけで)は長い。
    けど、深く知りたいと思いのめりこむ人たちと、
    自分が信じたい(他人に刷り込まれた)ことに
    飛びつく人たちとの対比や、病院内と病院外、
    わかりやすいキャラ設定(ティッシュとか)
    リズムも彩りも豊かで読むのは苦にならない。
    何より、各章の冒頭にある最期の言葉のように
    謎多く、ドタバタしながらも、しっとりと
    落ち着き、詩的なムードが根底を支配している気がして
    どんな結末を迎えるのか楽しみ。

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    2015年11月12日
  • ブラックアウト

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    波に乗っちゃえばわりあい一気に読めるけど、でもやっぱり長い・・・しかしタイムトラベルって興味あるけど、いくら歴史を目撃したい体験したいと思っても、戦時中に行きたいとは思わないなあ・・・

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    2014年04月11日
  • オール・クリア2

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    私の評価基準
    ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
    ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
    ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
    ☆☆ 普通 時間があれば
    ☆ つまらない もしくは趣味が合わない

    レビューは前編に

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    2014年01月11日
  • 航路(下)

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    面白かった。
    二日がかりで一気に読みました。
    臨死体験が薬によって再現できる、という設定の元に認知心理学者の主人公が擬似臨死体験のプロジェクトに参加することになるのですが、そのうち自身がその被験者となり、そこで行った先は何とあの歴史上有名なアノ場所だった!と分かるところで第一部が終了します。この辺りで上巻の半分強、ここまでは多少冗長な展開なところもありましたが、そこから先の上巻の終わり、そして衝撃的な第二部のくくりを経て最後へと続くところはまさにノンストップノベルという感じ!訳者があとがきで作者コニー・ウィリスは常々日本の宮部みゆきだと言っているのだが、と書いてますが、まったく同感です。衝撃的

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    2014年01月06日
  • ドゥームズデイ・ブック(下)

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    どうして誰も人の話を聞かないのか…。登場人物たちの身勝手さに読んでてイライラするのはいつものウィリスだが。我慢して上巻の最後のページまでくればすぐさま下巻を読みたくなること間違いなし。過去も現代もパンデミックのためバタバタ人が死んでいく。その凄惨さの中で唯一の救いがコリンの明るさ。「ブラックアウト」に成長したコリンが出てくるらしいので楽しみだ。(ろくでなしの母親しかいないのに何故名門イートンに入れたのか気になる)。
    あと、ボドリアンをボドレアン、ベイリオルをベイリアルとするなど、どうしてそのカタカナ表記にした?という細かいことが気になって仕方ない。

    キブリンのその後は短編『空襲警報』でどうぞ

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    2014年04月09日
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

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    歴史調査で1320年に行くという話。タイムトラベルもので過去の描写が丁寧。でも、タイムトラベルだけで話が進まないのが面白い。

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    2013年12月01日
  • オール・クリア1

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    「ブラックアウト」の続編。
    合わせて、数多くの賞を受賞しています。
    ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞をタイムトラベルもののシリーズでほとんど総なめ!

    2060年の未来。
    イギリスのオックスフォード大学史学部では、学生が歴史的な体験をレポートするためのタイムトラベルが行われている。
    ダンワージー教授がなぜか次々に予定を変更する騒ぎの中、第二次大戦下のロンドンに送り込まれた3人の学生。
    ポリーは、ロンドンのデパートの店員に。
    メロピーは、アイリーンと名乗って、田舎の屋敷のメイドに。
    マイクはアメリカ人記者として、ダンケルクに。

    3人とも自分のゲートがなぜか開かずに帰還できなくなり、少しずれ

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    2013年11月23日