コニー・ウィリスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
おもしろかった〜〜〜。タイムトラベルとかきくと、げげっと思うほどSFは苦手なのに、ぜんぜん違和感がなく、すごく楽しめた。歴史家がタイムトラベルで過去に行って研究するのが普通になっている未来の話。前半までは、ユーモアたっぷりに描かれる未来と、情緒的な中世をのほほんと楽しみ、でも、後半からはタイムトラベルで向かった中世の、疫病の、恐怖をたっぷり味わって。本当にこわかった。ラストに近づくにつれてどんどん人が死に、すさまじい場面に読むのがつらかった。でも、どうなるんだろう、と読むのをやめられない。そして、そんな地獄のなかにひとすじの光を見るような、なんというか、すがすがしさ、高貴さ、を感じるような。作
-
Posted by ブクログ
暴君の上司にこき使われて休む暇のない主人公が、ひょんなことから現代に持ち帰られてしまった猫ちゃんをヴィクトリア朝時代に戻しに行ったけど…という話。
題名からもわかる通り、「ボートの3人男」が話に絡んでくる。私はこの話が大好きなので、じゃあ読まねばならん!ということで購入。読み始めはそんなに「3人男」は出てこないし、「3人男」みたいに笑えるわけでもないし、個人的に主人公のように(は言い過ぎか)仕事がハードだったりして、そんなに読み進められなかったけど、後半、ある貴族の家を訪ねたあたりから笑いも出てきて楽しく読めた。と同時に、猫が持ち帰られたことで起きそうになっている歴史の齟齬はこの後どうなるの -
Posted by ブクログ
ネタバレ自己中心的・独善的おしゃべりで押しの強い登場人物たちが
倍増させるテレパシーをからめたドタバタ劇
新型携帯電話(スマートフォン)開発競争をめぐる産業スパイモノ
そしてほのかに漂い続けるロマンスの香りとそれを打ち消さんとする疑惑
SF,ミステリー,ラブコメ が最終盤に向けて一気にクロストーク
ポルシェ男は終始ガッカリくんで何で女性主人公が彼と繋がろうと思ったのか
当初からさっぱりわからなかったが最後までわからなかった
CBが終始好漢、ヒーロー過ぎて それを疑う女性主人公の思考を疑ったくらい
カラッと明るく最終的にハッピーなSFチックコメディーエンターテインメント