コニー・ウィリスのレビュー一覧

  • 犬は勘定に入れません(上) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

    Posted by ブクログ

    「ブラックアウト」「オールクリア」「ドゥームズデイブック」の順で読んで、本作。思いっきりドタバタコメディ。「ブラックアウト」の出だしもこんな調子だったな。後半物凄くシリアスになったけど、本作は徹頭徹尾この調子みたい。どっちもコニーウィリスの持ち味なんだね。
    「ドゥームズデイブック」の姉妹編との謳い文句だから、またまた泣けるのかと思ったらトンデモナイ。大森望先生のあとがきの如く『ヴィクトリア朝タイムトラベル、スチャラカラブコメ大作戦!!』 下巻に続く!

    0
    2013年10月08日
  • オール・クリア1

    Posted by ブクログ

    焦らす、焦らす。
    引っ張る、引っ張る。
    焦らされる、焦らされる。

    2010 年 ネビュラ賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト/オール・クリア)。
    2011 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト/オール・クリア)。
    2011 年 ローカス賞 SF 長篇部門受賞作品(ブラックアウト/オールアウト)。

    0
    2013年08月29日
  • ブラックアウト

    Posted by ブクログ

    「犬は勘定に入れません」を既読なので、
    すんなりと入って行けた。
    いやー、面白い。
    分厚いが面白い。
    タイムトラベルものだが、
    小難しい理論は一切無いので、
    人間ドラマを描いた冒険小説として楽しめる。
    まだ続きが 2 冊ある。
    リアルタイム読者は 8 ヶ月以上待たされることになる。

    2010 年 ネビュラ賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
    2011 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
    2011 年 ローカス賞 SF 長篇部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。

    0
    2013年08月27日
  • 航路(下)

    Posted by ブクログ

    正直,上巻の方は微妙な感じだったけど下巻に入ってからがすごい.あと,しんみりと怖い.この感じはだいぶ久しぶり.

    0
    2018年10月07日
  • ブラックアウト

    Posted by ブクログ

    超大作。オールクリア上下巻に続く。
    そりゃ作者の気も狂うわ。

    史学生のタイムトラベル。
    ロンドン大空襲。
    戻れなくなった三人の史学生。
    すれ違いもの。じれじれする。
    確かにいらないところは多いかも。
    つまらない訳じゃないけど、続きが気になって少し読み飛ばしたくなる。

    0
    2013年08月09日
  • オール・クリア2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前二巻からの袋小路状態が続いて「まとめられるのか?」と心配になったころに、話が一気に動きはじめる。最後はじんわり来る。しかし二巻でも良かったんじゃないか?長くて途中でくじけそうになったぞ。。
    登場人物ではサー・ゴドフリーが渋くてかっこいい。『十二夜』を読んでみたくなった。

    0
    2013年08月03日
  • オール・クリア2

    Posted by ブクログ

    確かに面白い。でも長過ぎ。長かったゆえに読み終えた時の達成感はあるが、それとこれとは別だろう。後半は飛ばし読み。それでも十分楽しめた。



    ここから先はネタバレに近い。




    この構成力には驚かされる。よく考え抜かれている、の一言で終わらせるのは失礼。素晴らしい。そこに感動する。
    でもいわゆる叙述トリック。このトリックに気が付けば、面白さは半分。

    0
    2013年07月23日
  • オール・クリア2

    Posted by ブクログ

    コニーちょっと書きすぎ.
    第二次大戦下の英国が舞台のタイムトラベルSF.
    ヒューゴー、ネヴィル、ローカス三賞を総なめにした傑作大長編の完結編.
    人物、場面があちこちに飛びまくるので、ついていくだけで精一杯.
    でもSFの枠に収まらない、不屈の人間ドラマは静かな余韻を、どこかに残していくのでした.

    0
    2013年07月21日
  • オール・クリア2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後半一気にきました!

    さすが女王!さすが大森訳!
    コリン良かったね!と思うも、ダーンワージ先生がなにか「ドゥームズディブック」の仕切りのよさの片鱗もなく・・・頑張って欲しいです。

    都合3冊。面白かったー!

    0
    2013年06月29日
  • ブラックアウト

    Posted by ブクログ

    オックスフォード大学史学部タイムトラベル・シリーズの第3作。例のごとくトラブルに巻き込まれ未来に帰れなくなった3人の史学生の右往左往っぷりが、時にシリアス、時にコミカルに描かれる。それにしてもいい所で終わるなあ。ということで、一気に『オール・クリア1』ヘ

    0
    2013年06月28日
  • ドゥームズデイ・ブック(下)

    Posted by ブクログ

    長い物語だったが、後半から結末への収束は畳み掛けるような勢いがあって決して冗長ではないと思う。
    文量の割にシンプルなプロットで、それゆえ分かりやすいストーリーであるし、キャラクターの描写がとてもしっかりと描かれているので、小難しさがなく意外と取っつきやすい小説だ。
    海外ドラマを見ているような気分で読める良作エンタメSFといったところ。

    0
    2013年06月28日
  • オール・クリア2

    Posted by ブクログ

    やっと完結・・・。待ち遠しかった・・・。
    長編は読みごたえがあってとてもうれしいのだけれど、待つのはつらかった!ブラックアウト、オールクリア1、と、もう、なんでここで終わる~~、というかんじだったので。
    でも、待ったかいがありました。やっぱり面白かった!
    読み始める時は、こんな長いの読めるだろうか・・・という不安があるのですが、読み始めるともう止まりません!!
    後半は、これまでの謎がどんどんと明らかになってゆくので、ノンストップで一気読み!
    「ドゥームズデイ・ブック」「犬は勘定に入れません」ときて、このシリーズの中では一番のめりこんだし、登場人物もみんな好きでした。楽しくて切なくて、読み終わっ

    0
    2013年06月19日
  • オール・クリア2

    Posted by ブクログ

    アイリーンちゃんが終わり間近でいうセリフで涙腺決壊。その前にもダダ漏れでしたが。
    古典的解釈のタイムトラベルもののスペックをフルに使い切って書かれた物語。

    0
    2013年06月16日
  • ブラックアウト

    Posted by ブクログ

    半年前から積ん読なのを連休で一気読みした。引き込まれたとこで分冊だとわかったけど下巻が発売されていてラッキー自分と思い早速購入。下巻は更に分冊だった( ̄(工) ̄)ハヤカワに弄ばれてる〜

    0
    2013年04月30日
  • オール・クリア1

    Posted by ブクログ

    うー、くどいよ。でもこのくどさがコニー・ウィリスの一つの持ち味。じりじりしながらも、来たるべき怒濤の展開に胸を高鳴らせる。

    ダンワージー先生が大変なことに! ってことは「ブラックアウト」の最後のほうで登場した「彼」はあの子か?やっぱり彼がまたもやみんなを救うのだろうか?

    あーもう、2の発売が六月だなんて、待ちきれない!

    0
    2013年04月16日
  • ブラックアウト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2060年のオックスフォード大学史学部では、タイムトラベルが頻繁に行われ、その予定が少しずつ混乱しつつあった。そんな中、三人の史学生が第二次世界大戦の現地調査に向かった。しかし、元の時代に戻ることができなくなってしまう。

    「ドゥームズデイ・ブック」から読み始めた史学部シリーズもこれで三作目。語り口はいつも通りの軽妙さで楽しい。気になるのは1945年、1944年のパートを語る二人。彼らはいったい誰なのか?セントポール大聖堂の姿に、前作「犬は~」のコヴェントリー大聖堂が被って見える。

    0
    2013年03月26日
  • 犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリア朝時代のイギリスにタイムトラベルする話。
    面白い!久しぶりに本で声出して笑いそうになりました。作中で引用されてる本も読みたくなります。そして読み終わった後、登場人物と別れるのが寂しく感じる本。また読みたいです。
    訳文に違和感がつきまとうのはしょうがないのかな。

    0
    2013年01月24日
  • ブラックアウト

    Posted by ブクログ

    歴史の知識が血肉になっているっぽい濃密な描写、会話、思考が読んでいてとても充実感を覚える。
    『犬は勘定に入れません』同様、登場人物も読者も引きずりまわすストーリーテリングがすごくて、楽しめた。『オールクリア』に期待。
    読む前は、第二次世界大戦が舞台とのことでコメディ要素はないのかと思っていたけれどもそんなことはなかった。これが平常運転なのか。
    悲惨さと相まって、ヴォネガットみたいな感じも。
    あと、クリスティーほんと好きなんだなあ。

    0
    2013年01月18日
  • ブラックアウト

    Posted by ブクログ

    作者が張り切って2巻本にしちゃったらしい。
    というわけで、長大な、壮大なエピローグ。
    この複雑な設定を後編「オールクリア」が出るまで
    覚えていられる自信はない。
    もしかしたら「犬」もエピローグなのかも。
    とはいえ、このシリーズは大好きなので、
    たくさん読めて実はうれしい。

    0
    2013年01月11日
  • 犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

    Posted by ブクログ

    現代で過去の資料が発見・解析されていくのとともに、一八八八年ではネッドたちがどう行動すればいいのかを手探りで考えていく。本来の歴史から外れそうになり、それを修正しようとするも正しい行動の指針はほとんどない。先の読めない混迷したドタバタ物語を、こうもすらすらと読ませるとは。
    プロットの妙か?

    ミスターCの謎。主教の鳥株の謎。時間齟齬の謎。

    もつれた糸がするするとほどけて行くように、すっきりしていく後半。
    Cの謎は、伏線のセンスが素敵だったし、時間齟齬の謎は驚いたとともに納得。

    下巻序盤のタイムラグにかかったヴェリティがかわいい。
    あたたかな陽光をさえぎる、水面まで垂れた柳の枝の木陰。そして

    0
    2012年12月26日