コニー・ウィリスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「犬は勘定に入れません」を既読なので、
すんなりと入って行けた。
いやー、面白い。
分厚いが面白い。
タイムトラベルものだが、
小難しい理論は一切無いので、
人間ドラマを描いた冒険小説として楽しめる。
まだ続きが 2 冊ある。
リアルタイム読者は 8 ヶ月以上待たされることになる。
2010 年 ネビュラ賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
2011 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
2011 年 ローカス賞 SF 長篇部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。 -
Posted by ブクログ
やっと完結・・・。待ち遠しかった・・・。
長編は読みごたえがあってとてもうれしいのだけれど、待つのはつらかった!ブラックアウト、オールクリア1、と、もう、なんでここで終わる~~、というかんじだったので。
でも、待ったかいがありました。やっぱり面白かった!
読み始める時は、こんな長いの読めるだろうか・・・という不安があるのですが、読み始めるともう止まりません!!
後半は、これまでの謎がどんどんと明らかになってゆくので、ノンストップで一気読み!
「ドゥームズデイ・ブック」「犬は勘定に入れません」ときて、このシリーズの中では一番のめりこんだし、登場人物もみんな好きでした。楽しくて切なくて、読み終わっ -
Posted by ブクログ
現代で過去の資料が発見・解析されていくのとともに、一八八八年ではネッドたちがどう行動すればいいのかを手探りで考えていく。本来の歴史から外れそうになり、それを修正しようとするも正しい行動の指針はほとんどない。先の読めない混迷したドタバタ物語を、こうもすらすらと読ませるとは。
プロットの妙か?
ミスターCの謎。主教の鳥株の謎。時間齟齬の謎。
もつれた糸がするするとほどけて行くように、すっきりしていく後半。
Cの謎は、伏線のセンスが素敵だったし、時間齟齬の謎は驚いたとともに納得。
下巻序盤のタイムラグにかかったヴェリティがかわいい。
あたたかな陽光をさえぎる、水面まで垂れた柳の枝の木陰。そして