コニー・ウィリスのレビュー一覧

  • 航路(下)

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    もうずいぶん前に読んだ気がするけど登場する映画タイトルとかみると十年ちょっとしか経っていないのか。
    再読しても面白さと感動は変わらず❗️。
    表紙の変わった「ドゥームズデイ・ブック」も買いなおしたい。前の表紙担当の方には申し訳ないけど、大嫌いでした。あれで読む気を削がれましたもの。

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    2013年10月09日
  • ブラックアウト

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    久しぶりに海外SF作品を、、、、と手を出したのが運の尽き。
    かなりの長編作品にぶち当たってしまいました。ただ、海外タイムスリップモノは、よだれが出る程好きなジャンルなので、全3部作の1作目は楽しんで読めました。

    【内容】
    2060年、オックスフォード大学の史学生三人は、第二次大戦下のイギリスでの現地調査に送りだされた。
    メロピーは郊外の屋敷のメイドとして疎開児童を観察し、ポリーはデパートの売り子としてロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)のもとにある市民生活を体験し、
    マイクルはアメリカ人記者としてダンケルク撤退における民間人の英雄を探そうとしていた。
    ところが、現地に到着した三人はそれ

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    2013年09月26日
  • 航路(下)

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    海外小説の中でも1,2位を争うほど好きな小説。
    新たに文庫で読めるようになってとても嬉しい。
    今回再読して初めてこんなにメタファーが重ねられていることに気づいた。
    すごい構築力。

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    2013年09月21日
  • ドゥームズデイ・ブック(下)

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    いつもの如く前半はドタバタが描かれる。キブリンを送り出した2054年のイギリスでは突然ウィルスが猛威を奮いネット技術者が人事不省に陥りキブリンが1320年に無事に着いたのか判らなくなる。過去に着いたキブリンは当然1320年に到着したと思いこみ、上手いこと領主館に転がり込み姉妹の面倒を見る羽目になる。ホドビン姉弟程ではないにしろロズムンド、アグネス姉妹も中々の曲者。中世の風景に驚きながら日々を過ごしていく。前半での読みどころは「キブリン到着のずれはどれくらいなのか?」「キブリンは自分の降下点を知る事が出来るのか?」の2点だけ。しかし!「オールクリア」を読んで学習済みの私には後半怒涛の展開が有るに

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    2013年09月18日
  • ブラックアウト

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    人気作家コニー・ウィリスの2010年の新作。
    続編「オールクリア」とともに、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞した大作です。

    未来(今回は2060年)のオックスフォード大学の史学部で、タイムトラベルが出来るようになっているという設定の長編としては、3作目。
    1作目「ドゥームズデイ・ブック」ではペストが蔓延した中世へ、2作目「犬は勘定に入れません」では19世紀ヴィクトリア朝がさかのぼった先でした。

    今回は、第二次大戦中に3人の学生が送り込まれます。
    メロピーは疎開児童の状態を研究するために、田舎の領主館のメイド、アイリーンとして。
    ポリーは、灯火管制(これがブラックアウト)が始まって

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    2013年09月28日
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

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    勿論「ブラックアウト」「オールクリア1・2」が余りにも素晴らしかったので勢いで読みます。なんですか、この表紙は?ラノベ?少女マンガ?(ブクロクで表示される表紙と違います)
    文庫本で上下2冊、分厚い!でも「ブラックアウト」シリーズに比べれば屁の河童。さぁ!読むぞ~!

    面白い!感想は下巻で。

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    2013年09月17日
  • オール・クリア2

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    どうなるかなー、絶対まとまらないだろうなー、と思いながら読んでいましたが、
    全ては収まるところに収まるのでした。
    コニーウィリス恐ろしい。
    泣きそう。

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    2013年08月30日
  • オール・クリア2

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    延々と引っ張り続けられたストーリーを読んできただけに、
    以前に読んだ場面を別視点からの正解編で、
    次々とフラッシュバック的に畳み掛けられ昇天寸前です。
    名作、傑作だわ、これ。

    2010 年 ネビュラ賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
    2011 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
    2011 年 ローカス賞 SF 長篇部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。

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    2013年08月30日
  • オール・クリア2

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    SFで、第二次世界大戦の歴史ものだが、その世界を細部に至るまできっちりと描いていて、その中で登場人物が生き生きと動き回る。
    「ブラックアウト」のみの登場人物と思っていた人が、こちらでもしっかりと活躍する。話に無駄がない。
    コニー・ウィリスはホント長編向きの作者だ。

    今、「オールクリア 2」の3/4くらいまで読み進んできたところ。だんだんと明らかになって来ているが、まだ結末がどうなるのかわからない。残りを読み終わるのが惜しいような気がしている。

    「あ、あのときは実はこうだったのか」とタイムトラベルの醍醐味を味あわせてくれる。タイムトラベルものでは昔読んだ小松左京の「時の顔」が秀逸だったが、こ

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    2013年08月18日
  • オール・クリア1

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    とても長い長編「ブラック・アウト」が前編でこれが後編。しかも2巻という長さ。

    ブラックアウトは、歴史教育物語のような様相を呈していたが、「1」でもいろいろな話が出てくる。まあ、「2」があるからまだまだ大丈夫ということなんだろう。
    話がうまいので、ぐんぐんと引き込まれてしまう。
    しかし、これだけ話が広がっているが、回収チームの影さえ無い。さあどうなるんだろう。
    「2」が楽しみだ。

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    2013年08月18日
  • 航路(上)

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    ヴィレッジブックス版の文庫が本棚の何処かに眠っていて、オールクリアもまだ読み終わっていないけど、買ってしまいました。
    断言しますが自分の読書人生の中でベストテンの一位二位を争う本です。読みながら足踏みをした本は本書が始めてかも。そしてラスト・・・。これから読む人は幸せです。

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    2013年08月14日
  • 犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    これならばわたしにもわかる。なるほどSFですね。主題はタイムパラドクスであり、メイントリックもタイムパラドクスなんだもの。そして真犯人は執事でも無害な老婦人でもなく…だと!うわー拍手喝采。そして巻頭の引用が思い起こされるわけさ。いわく「神は細部に宿る」…お見事でした!
    まあしかしこの小説の楽しいところはこまごまと散りばめられたイギリスミステリとヴィクトリア朝(追記してオクスフォードw)に関する小ネタやお遊びでもあるわけですが。これは確かにニヤニヤしたくなる。そしてそれらが結構伏線めいた働きもしているところがまた楽しい。ニヤニヤ。
    ジャンルなど気にせず「面白そうだな」だけで手に取ってほしい、そん

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    2013年08月14日
  • 犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    好みの作品、ど真ん中。

    フィンチがジーヴス並みの執事ぶりをほめられてすごく喜ぶとことか、うまいなぁ

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    2015年11月02日
  • オール・クリア2

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    これは・・・さすがウィリス。延々と続くエピソードがひとつもダレない。素晴らしい。いつまでも読んでいたいと久しぶりに思わされた。2部作全部★5つ。本を読む幸福を改め感じたよ。

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    2013年08月05日
  • 犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    大好き!映画化してほしい。
    ヴィクトリア朝もドロシー・セイヤーズも大好きな私にとってドンピシャなお話でした。
    上巻は説明なしの冒頭とのんびりした川下りで、ヴィクトリア朝に興味の無い人は退屈だったでしょう。予想外のフィンチ登場で上巻は終わりましたが、下巻までくればスルスル読めるはずです(上巻の引きが最高)。あの日コヴェントリーで何があったのか?消えた鳥株の行方は?あっという驚きはないかもしれませんが、犬も猫も誰も死なない、誰も不幸にならない大団円です。中世から現代まで時を駆け抜けてヴェリティを探すネッドにしびれます。ロマンチック。そしてユーモラス。完璧な執事フィンチにやられて、ウッドハウスのジー

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    2014年05月21日
  • オール・クリア2

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    遂に読み終わってしまいました、怒涛の完結編。こんなに待ち焦がれた最終巻もありませんよ、ホンマに。
    「オールクリア1」まで拡げるだけ拡げた風呂敷が次々に畳まれていく、しかも綺麗に丁寧に。
    新たに1995年(帝国戦争博物館)が挿入され、これがまた涙を誘います。約束通りあきらめずに何年も(8年!)ポリーを探し続けたコリンの愛情と執念。そして、タイムパラドックス上止むを得ない事ながら苦渋の決断をしたアイリーンの使命感とホドビン姉弟への愛情。
    「悪名高きホドビン姉弟、恐怖のホドビン姉弟、恐るべきホドビン姉弟」全編を通じて大迷惑の姉弟が、アイリーンの愛情に応えて最後は時を超えたメッセンジャー役を演じます。

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    2013年07月25日
  • ドゥームズデイ・ブック(下)

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    近未来と過去で発生したパンデミック。物語は両時代を舞台に進行する。リアルな14世紀時代の描写でまさにタイムスリップを体感。そこにホントに生きていた人々を見てきたかのような錯覚を覚える。故に終盤にかけての展開は悲しく胸をえぐられる思いだ。この感情移入体験は半端ない!

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    2013年07月08日
  • ドゥームズデイ・ブック(下)

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    ネタバレ

    というわけで,下巻まであっという間でした.あとがきに書いてあったけど,まさにスティーブンキング並み.キングも「ただ長いだけ」と言う人もいるので,ウィリスも好き嫌いが分かれると思うが,僕は大好きです.しかし,このシリーズって主人公は結局ダンワージー先生なんだなあ.続けて「犬は勘定に入れません」と「航路」も再読せざるを得ないな,こうなったら.

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    2013年07月06日
  • オール・クリア2

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    ついに来ました完結編。溜まりに溜まったフラストレーションも怒涛の伏線回収で一気に解消。ちょっぴり切ないラストも素晴らしい。

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    2013年07月03日
  • オール・クリア1

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    どれだけ引っ張るんだよw。未来に戻れる気配のまったく見えない3人のドタバタにやきもきさせられっぱなし。クリスティやチューリングが登場するコネタも楽しみつつ、次巻へ。

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    2013年06月30日