杉田敦のレビュー一覧

  • 「改憲」の論点

    Posted by ブクログ

    全部理解するのは難しかったが読める範囲でさっと。骨抜きの議論(要するに呪いの言葉とかご飯論法的な手法)に気づいて乗っからないことがまず大事なのだとはよくわかった

    0
    2019年09月06日
  • これが憲法だ!

    Posted by ブクログ

    憲法学者の長谷部恭男と政治学者の杉田敦の対談を収録しています。

    おおむね杉田が長谷部の考えに対して疑問をぶつけることで、いくつもの興味深い論点が浮き彫りにされていきます。まずは、「立憲主義」を「価値観、世界観の多元性を前提にした上で、その間の公平な共存を図るための手立てだ」とする長谷部憲法学の根本的な発想が確認され、それに対して杉田は、こうした発想は「相互に対立する利益集団のせめぎ合いとして政治をとらえる」考えに近いものとして受け止め、公共性をめぐる原則的な問題を提出することで、長谷部憲法学が二枚腰、三枚腰の構えで構成されていることが明らかにされていきます。

    杉田の問いかけによって、長谷部

    0
    2019年05月06日
  • 政治的思考

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    決定・代表・討議・権力・自由・社会・限界・距離という8つのテーマを通して、政治の捉え方、関わり方を記す。
    政治は皆のことについて決める営みである。納得はいかないが、受け入れなければならないこともある。政治に不愉快さ、押し付けがましさがつきまとうのはこのことによる。何を問題とするかを決めた時点で、責任を誰に問うかもある程度決まっている。したがって、いつ何を問題とするか決めることは慎重であるべきである。
    代表制が必要な理由には、規模の問題、専門性の問題がある。しかし、それだけではなぬ、政治家がそれぞれ意見を主張することで、知識の乏しい人々が争点や対立軸を理解するという政治劇(演劇)的な装置として代

    0
    2018年02月25日
  • 丸山眞男セレクション

    Posted by ブクログ

    初めて丸山眞男の文章に触れた。難しい言葉を使ってるようで分かりやすい、面白い文章だった。第二次世界大戦期の日本人の精神その他についての彼の考えが目から鱗。こんな教授に出会いたかった。ほんのわずかだが自分がこの世に生を持った時間と彼がこの世に魂を残した時間が被っていることに感動。

    0
    2016年10月18日
  • 高校生と考える世界とつながる生き方 桐光学園大学訪問授業

    Posted by ブクログ

    「私は この小説を書くときに、読んでくださる人が小学六年生までの漢字を読む力があれば読んでもらえるものと思ってこの作品を書き始めました」
    と「氷点」を書いた三浦綾子さんがいってらっしゃいました。

    この本の中で出張授業をされる先生たちは
    もちろん、その道のプロフェッショナルの方たちです
    そして、聴いている対象者たちは 中学生、高校生たち
    その語り口が そのまま 一冊の本にまとめられました

    その「語り口」を読んでいて
    冒頭の三浦綾子さんの言葉を思い起こしたのです

    本当の専門家は
    ただ感心させるだけでなく
    それなら 僕も(私も) 何かやってみよう
    そんな気にさせてくれる方なのです

    0
    2016年07月05日
  • 政治的思考

    Posted by ブクログ

    【読書その82】杉田敦氏による、政治に関する考え方を決定や代表、討議などのテーマに沿って論じた本。非常にわかりやすかった。

    0
    2014年03月30日
  • 政治的思考

    Posted by ブクログ

    今の政治家を批判している方々すべてに読んで欲しい。もちろん,今の政治家にも悪いところはあると思うけれど,では自分はどうか?ということに気付かされる。良書。

    0
    2013年02月08日
  • 丸山眞男セレクション

    Posted by ブクログ

    「超国家主義の論理と心理」を学生の頃に講義のテキストとして読んだことがあるので、思い出して再読した。
    まず日本の超国家主義は欧米とことなり政教分離が未発達のため精神の動員が起きたという。そして権威や権力の高低差は、天皇からの距離に応じて同心円状に広がるという。そしてそのような仕組みが戦争に荷担したという。
    今の私達は戦争が肯定された理由を当時の国際関係や国力比から説明しようとしがちだが、極端な精神論が語られた当時を生きた者にとって隣人があれほど戦争に対して肯定的であったのかこそがリアルな問題点だったのだろう。

    0
    2012年11月29日
  • 対論 憲法を/憲法から ラディカルに考える

    Posted by ブクログ

    改憲論議を柱とした、憲法学、政治学、社会学、法哲学など様々な分野の対談集。それぞれ異なった視点からの指摘は、示唆に富む。個人的には政治学者・杉田敦のツッコミが、もっともラディカルで刺激的。民主主義ってなんだろう⁇と改めて考えさせられる一冊。

    0
    2012年02月06日
  • これが憲法だ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    国の安全に関わる重要な問題を、内閣法制局や憲法学者だけに任せていていいのか?
    圧政に苦しむ人々を、助けに行かなくてよいのか?
    憲法で縛るより、国会でその都度議論すべきではないのか?
    日本国憲法をめぐる最重要論点を、いま最も注目の憲法学者と政治学者が徹底討論。
    憲法学の現状への痛烈な批判も飛び出す、スリリングで最先端の憲法対論。

    [ 目次 ]
    第1章 憲法はデモクラシーを信じていない
    第2章 絶対平和主義は立憲主義と相いれない
    第3章 憲法解釈はだれのものか
    第4章 絶対的な権利なんてない
    第5章 あらゆる憲法は「押しつけ憲法」である
    第6章 憲法をいま変えることは無意味である

    0
    2011年06月07日
  • これが憲法だ!

    Posted by ブクログ

    P157-の 憲法の及ぶ境界 の議論が個人的には面白い。「なぜ、われわれの範囲はネーションなのか。一級市民、二級市民とした方が 多くの価値が得られませんか?」や、境界線は移動するものなのに、なぜネーションという境界線を大切にするのか?という杉田さんの問い。長谷部さんを戸惑わせているけど、これから避けて通れない問題だと思う。

    0
    2010年06月08日
  • 自由とセキュリティ

    Posted by ブクログ

    私には難しい内容でしたが、普段読むことのない思想家の話を読むことができて、よかったです。セキュリティが高まれば安全性も高まっていくと思いますが、新たな制約も生まれ、もどかしさを感じるかもしれないと思いました。

    0
    2024年06月02日
  • 丸山眞男セレクション

    Posted by ブクログ

    日本の極端国家主義の特徴は、精神的な権威と政治的な権威が分かれていないこと。この極端国家主義が、国民を永きにわたって苦しめ、戦争に駆り立てたのだ。教育勅語で国家が倫理を押し付けるなんてけしからん。国家は宗教や信仰、思想に中立であるべきだ。▼慎ましやかでないし、むき出しの権力でもない。偉そうなのに小物。それが日本的な政治。東条英機などがその例だ。
    ※過度な一般化。歴史上の短期間の現象や特定の政治家の特徴を強調しすぎており、複雑な全体を一面的に切り取っている。
    ※日本特殊論。ここが変だよ日本人。日本人はこれこれの特徴をもつと指摘するのは喝采され、外国人がこれこれの特徴をもつと指摘すると「差別」「偏

    0
    2021年06月27日
  • 政治的思考

    Posted by ブクログ

    前半おもろい。
    後半は難しくておもんなかった。

    政治をどう理解すればいいか、
    政治へどう接したらいいか書かれた本。

    0
    2021年03月27日
  • 政治的思考

    Posted by ブクログ

    政治を論じる上での現代的論点を分かりやすく整理した一冊.
    政治学は「市民の学」であるわけで,ぜひ多くの「市民」の皆さんに手に取ってもらいたい.

    0
    2014年11月10日
  • 政治的思考

    Posted by ブクログ

    明治期における運用の時代に構築されていった政治制度。読んでいてもピンとこないのは政治について疎いからではと思い手にとった。

    本書は政治というより政治に対しての姿勢を論じている。政治は万人にとっての正しさを追究するものでなく、少しでも納得いく形で何かの決定をするためのインフラ。価値観の多様化や決定が及ぼす領域の拡大により、決定することがより難しくなっている。その難しさを外部のせいとしている単純化した風潮が見られるが、まずは自分を含めた内部に目を向けるべきではという主張。

    平易な言葉で現代政治に対する問題意識を絡めながら論が展開されているのは良かったが、政治制度の歴史的成り立ちをもう少し記載し

    0
    2014年03月22日
  • 政治的思考

    Posted by ブクログ

    講和ということもあるのでしょう。まるでルソーを読むよう・・・。
    静かな語り口で、わかりやすく、あきることなく読める。
    読後は、たぶん血となり肉となる知識なのですが、さて・・・、何が書かれてあったのかと思うことはある。
    時間があれば、何度か読み直してみるのがいいのかも。

    0
    2013年02月12日
  • これが憲法だ!

    Posted by ブクログ

    「絶対平和主義は立憲主義と相いれない」という項がいちばん興味深かった。


    「平和が絶対なんだ」という考えに基づいて社会の方向性を決めると、一体どうなるのか。

    国家の自衛権は、個人の自衛権という前提に基づいて成り立っている。という視点がヒントになってくる。



    右でも左でもない日本国憲法をめぐる対談。

    この本が考えるきっかけになるはず。

    0
    2009年10月04日
  • これが憲法だ!

    Posted by ブクログ

    対談形式なので読みやすく、なるほどと思うところも多い。ただし、体系的に憲法を理解するための本ではたぶんない。
    二人の意見が異なるところはもっと議論の続きが見たい。ページの都合上仕方ないのでしょうが。

    0
    2009年10月04日