杉田敦のレビュー一覧

  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治
    多様なデモクラシーをめぐる論点について対話形式で書かれた本。
    対話しているので、非常にわかりやすく読める。
    対話する人もリベラルな人とコンサバな人が対置されて議論が進んでいくので、どっちの人はこう考えるのか、ということも理解しながら読める。

    論点の深掘りや分析を行う本ではないとので、論点が発散する...続きを読む
  • 政治的思考
    政治を論じる上での現代的論点を分かりやすく整理した一冊.
    政治学は「市民の学」であるわけで,ぜひ多くの「市民」の皆さんに手に取ってもらいたい.
  • 政治的思考
    明治期における運用の時代に構築されていった政治制度。読んでいてもピンとこないのは政治について疎いからではと思い手にとった。

    本書は政治というより政治に対しての姿勢を論じている。政治は万人にとっての正しさを追究するものでなく、少しでも納得いく形で何かの決定をするためのインフラ。価値観の多様化や決定が...続きを読む
  • 政治的思考
    講和ということもあるのでしょう。まるでルソーを読むよう・・・。
    静かな語り口で、わかりやすく、あきることなく読める。
    読後は、たぶん血となり肉となる知識なのですが、さて・・・、何が書かれてあったのかと思うことはある。
    時間があれば、何度か読み直してみるのがいいのかも。
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治
    民主主義についてAとBの対話形式で考えていく本。普段何気なく使っている民主主義という言葉の意味について考えさせられた。しかし、筆者の主張が曖昧だったのが残念だった。
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治
    デモクラシー(民主主義)って、わかるようでいて分からない。学校では金科玉条のごとくおそわってきたけど、最近の政治をみていると、まさに「多数者の専制」なのではあるまいか。ずっと対話形式で綴られているのは、政治学だけにプラトンを意識したのかしらん⁇
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治
    〈2者が討論していくディベート形式〉

    多数決で行くべきかどうかを、多数決で決めても良いものかどうか。p10

    決め方をどう決めるか。p16

    多数派が横暴に振る舞うようになると。19世紀にトクヴィルやJ•S•ミルが憂慮したような「多数者の専制」という事態になりかねない。つまり、ある一団の人々が常に...続きを読む
  • これが憲法だ!
    「絶対平和主義は立憲主義と相いれない」という項がいちばん興味深かった。


    「平和が絶対なんだ」という考えに基づいて社会の方向性を決めると、一体どうなるのか。

    国家の自衛権は、個人の自衛権という前提に基づいて成り立っている。という視点がヒントになってくる。



    右でも左でもない日本国憲法をめぐる...続きを読む
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治
    ゼミの課題図書

    2人の対話形式でデモクラシー論を展開している

    デモクラシーは不断の議論に拠るってこと?
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治
    ひとくちに「デモクラシー」と言っても、その運営の仕方は様々であり、はっきりと決まった(=理想的な)型があるわけではない。直接民主制がいいのか、間接民主制がいいのか。選択肢は2つでいいのか、それとももっと必要なのか。決定は常に多数決でいいのか。そういった論点を対話形式で考えていこうとする試みである。こ...続きを読む
  • これが憲法だ!
    対談形式なので読みやすく、なるほどと思うところも多い。ただし、体系的に憲法を理解するための本ではたぶんない。
    二人の意見が異なるところはもっと議論の続きが見たい。ページの都合上仕方ないのでしょうが。