杉田敦のレビュー一覧
-
多様なデモクラシーをめぐる論点について対話形式で書かれた本。
対話しているので、非常にわかりやすく読める。
対話する人もリベラルな人とコンサバな人が対置されて議論が進んでいくので、どっちの人はこう考えるのか、ということも理解しながら読める。
論点の深掘りや分析を行う本ではないとので、論点が発散する...続きを読むPosted by ブクログ -
民主主義についてAとBの対話形式で考えていく本。普段何気なく使っている民主主義という言葉の意味について考えさせられた。しかし、筆者の主張が曖昧だったのが残念だった。Posted by ブクログ
-
デモクラシー(民主主義)って、わかるようでいて分からない。学校では金科玉条のごとくおそわってきたけど、最近の政治をみていると、まさに「多数者の専制」なのではあるまいか。ずっと対話形式で綴られているのは、政治学だけにプラトンを意識したのかしらん⁇Posted by ブクログ
-
〈2者が討論していくディベート形式〉
多数決で行くべきかどうかを、多数決で決めても良いものかどうか。p10
決め方をどう決めるか。p16
多数派が横暴に振る舞うようになると。19世紀にトクヴィルやJ•S•ミルが憂慮したような「多数者の専制」という事態になりかねない。つまり、ある一団の人々が常に...続きを読むPosted by ブクログ -
ひとくちに「デモクラシー」と言っても、その運営の仕方は様々であり、はっきりと決まった(=理想的な)型があるわけではない。直接民主制がいいのか、間接民主制がいいのか。選択肢は2つでいいのか、それとももっと必要なのか。決定は常に多数決でいいのか。そういった論点を対話形式で考えていこうとする試みである。こ...続きを読むPosted by ブクログ