杉田敦のレビュー一覧

  • 自由とセキュリティ

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    私には難しい内容でしたが、普段読むことのない思想家の話を読むことができて、よかったです。セキュリティが高まれば安全性も高まっていくと思いますが、新たな制約も生まれ、もどかしさを感じるかもしれないと思いました。

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    2024年06月02日
  • 丸山眞男セレクション

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    日本の極端国家主義の特徴は、精神的な権威と政治的な権威が分かれていないこと。この極端国家主義が、国民を永きにわたって苦しめ、戦争に駆り立てたのだ。教育勅語で国家が倫理を押し付けるなんてけしからん。国家は宗教や信仰、思想に中立であるべきだ。▼慎ましやかでないし、むき出しの権力でもない。偉そうなのに小物。それが日本的な政治。東条英機などがその例だ。
    ※過度な一般化。歴史上の短期間の現象や特定の政治家の特徴を強調しすぎており、複雑な全体を一面的に切り取っている。
    ※日本特殊論。ここが変だよ日本人。日本人はこれこれの特徴をもつと指摘するのは喝采され、外国人がこれこれの特徴をもつと指摘すると「差別」「偏

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    2021年06月27日
  • 政治的思考

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    前半おもろい。
    後半は難しくておもんなかった。

    政治をどう理解すればいいか、
    政治へどう接したらいいか書かれた本。

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    2021年03月27日
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治

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    多様なデモクラシーをめぐる論点について対話形式で書かれた本。
    対話しているので、非常にわかりやすく読める。
    対話する人もリベラルな人とコンサバな人が対置されて議論が進んでいくので、どっちの人はこう考えるのか、ということも理解しながら読める。

    論点の深掘りや分析を行う本ではないとので、論点が発散する印象ではあるが、著者があとがきにも発話の契機にしてほしい、みたいなことを述べていたので、入門的な位置付けで読めばいい気がした。

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    2017年04月26日
  • 政治的思考

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    政治を論じる上での現代的論点を分かりやすく整理した一冊.
    政治学は「市民の学」であるわけで,ぜひ多くの「市民」の皆さんに手に取ってもらいたい.

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    2014年11月10日
  • 政治的思考

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    明治期における運用の時代に構築されていった政治制度。読んでいてもピンとこないのは政治について疎いからではと思い手にとった。

    本書は政治というより政治に対しての姿勢を論じている。政治は万人にとっての正しさを追究するものでなく、少しでも納得いく形で何かの決定をするためのインフラ。価値観の多様化や決定が及ぼす領域の拡大により、決定することがより難しくなっている。その難しさを外部のせいとしている単純化した風潮が見られるが、まずは自分を含めた内部に目を向けるべきではという主張。

    平易な言葉で現代政治に対する問題意識を絡めながら論が展開されているのは良かったが、政治制度の歴史的成り立ちをもう少し記載し

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    2014年03月22日
  • 政治的思考

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    講和ということもあるのでしょう。まるでルソーを読むよう・・・。
    静かな語り口で、わかりやすく、あきることなく読める。
    読後は、たぶん血となり肉となる知識なのですが、さて・・・、何が書かれてあったのかと思うことはある。
    時間があれば、何度か読み直してみるのがいいのかも。

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    2013年02月12日
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治

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    民主主義についてAとBの対話形式で考えていく本。普段何気なく使っている民主主義という言葉の意味について考えさせられた。しかし、筆者の主張が曖昧だったのが残念だった。

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    2012年06月06日
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治

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    デモクラシー(民主主義)って、わかるようでいて分からない。学校では金科玉条のごとくおそわってきたけど、最近の政治をみていると、まさに「多数者の専制」なのではあるまいか。ずっと対話形式で綴られているのは、政治学だけにプラトンを意識したのかしらん⁇

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    2012年02月11日
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治

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    ネタバレ

    〈2者が討論していくディベート形式〉

    多数決で行くべきかどうかを、多数決で決めても良いものかどうか。p10

    決め方をどう決めるか。p16

    多数派が横暴に振る舞うようになると。19世紀にトクヴィルやJ•S•ミルが憂慮したような「多数者の専制」という事態になりかねない。つまり、ある一団の人々が常に自分たちの意見を押し通し、少数派の権利をないがしろにする状態に。p26

    【欠乏と過剰】
    僕が危惧しているのは、民意が無視される状態、つまり民意の政治への反映がゼロの状態だ。一方、君が憂慮しているのは、民意が暴走している状態、つまり民意が無限大の状態だからね。p34

    デモクラシーというものは、本来

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    2014年04月25日
  • これが憲法だ!

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    「絶対平和主義は立憲主義と相いれない」という項がいちばん興味深かった。


    「平和が絶対なんだ」という考えに基づいて社会の方向性を決めると、一体どうなるのか。

    国家の自衛権は、個人の自衛権という前提に基づいて成り立っている。という視点がヒントになってくる。



    右でも左でもない日本国憲法をめぐる対談。

    この本が考えるきっかけになるはず。

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    2009年10月04日
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治

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    ゼミの課題図書

    2人の対話形式でデモクラシー論を展開している

    デモクラシーは不断の議論に拠るってこと?

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    2010年04月28日
  • デモクラシーの論じ方 ――論争の政治

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    ひとくちに「デモクラシー」と言っても、その運営の仕方は様々であり、はっきりと決まった(=理想的な)型があるわけではない。直接民主制がいいのか、間接民主制がいいのか。選択肢は2つでいいのか、それとももっと必要なのか。決定は常に多数決でいいのか。そういった論点を対話形式で考えていこうとする試みである。この作品の著者は「政治思想」「政治理論」がご専門というだけあって、内容は非常に「ピュア」。悪く言えば、政治学者の割には地政学的観点や文化的観点に乏しく、机上の空論のように見える部分も少なくない。

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    2009年10月04日
  • これが憲法だ!

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    対談形式なので読みやすく、なるほどと思うところも多い。ただし、体系的に憲法を理解するための本ではたぶんない。
    二人の意見が異なるところはもっと議論の続きが見たい。ページの都合上仕方ないのでしょうが。

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    2009年10月04日