吉田薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ警部ヴィスティングシリーズのコールドケースカルテット3作目。
過去の未解決事件、現在は目立った動きなしの事案を掘り起こした先に、、というのがコールドケースカルテットの型なのかと思いきや、のっけから収監中の暴行殺人犯が脱走を企てるわ、クリポスはそれを見越したかのように協力者アザー・ワンを捉えようと画策するわで全然コールドじゃない、むしろホットな状況が展開される。
いや、別に面白くなかったわけではないのだが期待値と違っていたというか。
アン・クリーヴスやヨハン・テオリンのテイストのつもりだったらカリン・スローターやピエール・ルメートルだったという感じ。
アザー・ワンは一体誰なのかという疑いの矛先が二転三転したり、巧妙な隠れ蓑を剥いでいく展開は面白かったし、終わってみればそこはある意味この著者の型のような気もして、またもしてやられたという気にはなる。
ただやはり所々前面に出される残虐性や黒く深過ぎる悪意のもたらすじっとり感はこのシリーズには似合わない(とは言え読んだの暫くぶりなので補正がかかっているのか!?)。
話の中で出てくる過去の内部調査案件て『猟犬』の話かな。
だとしたら奇跡的に読む順は合ってたのに時間空きすぎて関係が思い出しきれず勿体ないことした。
どうしてもやってしまう、シリーズもの折角続けて読めるのに時間あけて忘れる失敗。
次は『疑念』。