吉田薫のレビュー一覧

  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    ネタバレ

    今回は完全にQ課トリオが少年マルコ一人に食われてしまった感があったが、それによって面白さが損なわれるようなことはなかった。

    訳者あとがきにも書かれているとおり、読んでいくうちに最後まで無事でいてほしいと願いたくなるマルコの魅力が最大の見所。
    スリや物乞いで生きていかなければならない身であっても、心根は真っ当で賢く、向学心に溢れているマルコは、ひねくれ者だらけのこのシリーズにおいては珍しく清涼剤的な存在。アサドも癒しの存在だけど彼の場合はまだまだ謎が多いしw

    事件の発端はアフリカで起こり、そこからいったん別の事件を挟んでようやくマルコと特捜部Qが薄い接点で繋がってくるので、序盤で少々だれてし

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    2015年10月19日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    個性的な警察官達、やっぱり日本とは味が違う感じ。マルコの危機回避能力にはビックリします。スーパーマンみたい。大人になったら彼はどんな人になるんだろう?楽しみです♪♪

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    2015年08月09日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    今回も暗がりから殴られるんじゃないかとビクビクしてたら
    逆にマルコの縦横無尽、ハリウッドばりの華麗なる逃避行で楽しめた。
    ハーディが起きた‼︎
    いろんな人がいろんな濃いキャラで読むほど親しくなってく感じ。

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    2015年08月04日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    てか、カールくんもアサドくんも、
    単独活動する時は後ろに気をつけよーぜ‼︎
    どんだけ毎回殴られてるんだ…
    一番ムカつくのは個人的にはギデだけど
    せっかくならヴァズは生きて堕ちて欲しかった。

    仲良しトリオが好きになりましたな( ´ ▽ ` )ノ
    つられて映画版の配役みたらアサドかっこよすぎだった。

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    2015年05月29日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    今回も、良く良く考えると非常にご都合主義的ではあるのだが、あまりその辺りのことを気にせず一気に読める良作。ただ、毎作とも誘拐絡みのテーマだというのが、マンネリへの道程のような気がしてならない。

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    2015年03月29日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    最初、この特捜部Qシリーズを読んだときは、アメリカやイギリスのミステリーとは違う雰囲気を感じましたが、三作目のこの作品は、アメリカ・イギリスのミステリーとも通じる感じ。そう言う意味では慣れ親しんだミステリーです。一種のヘイトクライムと言っていんでしょうか?そういう意味でも、アメリカ的なミステリーに感じました。

    アサドの謎が明らかになるかと思いましたが、結局この作品では謎が深まっただけですね。

    逆に、ローセの秘密が明らかに。なるほどねぇ。そういう事ですよね?

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    2015年01月30日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    相も変わらず変人を寄せ付ける特捜部Qですが、今回も新たに「ユアサ」と言う、ローセの姉が登場します。なんで、ここは変人ばかり寄せ付けるんでしょうね(笑)。

    アサドの周辺もキナ臭い香りが漂ってきています。当初から曰く有りげでしたが・・・。

    物語はまだまだ冒頭。今後の展開に期待ですね。

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    2015年01月27日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    2015/1 今回は読みやすい。これから人間模様はどうなっていくか楽しみだ。本作はマイルドなストーリーとしてガス抜きができたので、次作は今までみたいにチョット暗く少し陰湿さがあるストーリーを読みたいな。

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    2015年01月10日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    ネタバレ

    相変わらず長いのですが、シリーズの中では一番、
    好きなお話でした。
    当初、今一歩なじめなかったアサドのキャラクターも
    やっとしっくりきました。
    いろいろな国籍の人が出てくるあたり、なかなか興味深く、
    頑張れ、マルコ! って思いながら、
    マイペースで読み切りました。
    次作にも期待しています。

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    2015年01月03日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    2014/12 相変わらず監禁牢獄もの。ただ4作目になると登場人物の理解をしなくてもよくなるので大分読みやすい。残酷なシーンもあるけれどそれなりに面白い。

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    2014年12月01日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    犯罪シーンの残酷描写と捜査する特捜部のひょうきんな描写が、全く別の指向なのに、何故か違和感なく両立して書き込まれているあたりが凄い。ボリュームの割に「大作を読みきった」感がないのは、良い意味で物語世界に入れていたからかもしれない。

    際立って「スゲーっ」って作品でもないけど、北欧警察小説の面白さは十分に味わえる。ただ前作よりは詰めが甘い感じかなぁ。シリーズ物なので今後の展開が楽しみ。

    特に、アサドとローセの正体が気になる。
    そして、モーナが魅力的やなぁ。カウンセラーにかかるなら、スーザン・シルヴァマンよりモーナにかかりたいと思わせるぞ。

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    2014年11月17日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    シリーズ5作目。

    汚職事件を主軸に、それに絡んだ殺人事件に巻き込まれた15歳の少年マルコの逃走劇が見ものです。

    特捜部の面々と事件当事者のそれぞれが交互に描かれ、やがて交差して解決へと向かう手法はいつも通り。
    今回の事件当事者の主要人物であるマルコは、聡明で向学心や自立心旺盛ながら、幼い頃よりスリや物乞いを強いられてきた少年。
    身の危険を感じ逃走する中、汚職事件の闇に飲み込まれていきます。

    マルコを追いかける仲間やら殺し屋やらがとにかく危険な人物ばかりで、時に人の優しさに触れ、時に人に裏切られながらも知恵と勇気で逃げ惑うマルコに、読者は手に汗握り応援したくなります。
    マルコがんばれ!

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    2014年10月31日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    学校に通わせることもせず
    街で物乞いやスリをさせる
    そんな大人たちとの共同生活の中で暮らしながら
    独学で語学や数学を学んだマルコ

    学校に通うことは当たり前ではない境遇の人は
    日本では少ないことに感謝しなくてはいけないのかもしれない

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    2014年10月25日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    少年マルコの逃亡劇。このネタ一本で引っ張る引っ張る。今回の事件はリアルタイムで進行していくので、過去作と比べてスピード感と緊迫感に満ちていたように思う。

    アクション全開なのでミステリ色は薄め。そこが残念と言えば残念なのだが、にも関わらず最後まで面白く読めたのは、マルコのキャラが際立っていたからかな? カールとのすれ違いを繰り返すうち、どんどんマルコに感情移入してしまい、最後はオカンになった気でハラハラしながら見守っておりました。このマルコがホントにいい子なので、余計に悪役たちが人間のクズに見える。相変わらずヒール役を書くのは巧いよなあ。

    Qにも変化はあり、アサドの謎がちらりと見えたりと、サ

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    2014年08月07日
  • 特捜部Q―知りすぎたマルコ

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    ネタバレ

    カールにとって、悲いことと嬉しいことが同時に。
    マルコが危機に遭うたびにハラハラ。早くカールに!って思いながら読んだ。
    謎はあるけどカールたちが謎解きするわけじゃないので、ミステリとは言い難いけど、
    いつものメンバーの掛け合いが楽しかったし、粋なはからいが良かった。
    ゴードンはこれからも出てくるのかな。イライラする…。

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    2014年07月28日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    シリーズ4作目。

    過去の未解決事件を扱う特捜部Qが今回手がけるのは、80年代の連続失踪事件。
    失踪事件を探るうちにやがて躍進している新進政党の裏の顔に迫ることとなり、同時にデンマークの闇と社会の偏見が浮き彫りになっていきます。

    劣悪な遺伝子の排除を謳って繰り返される強制中絶、不妊手術という今回の断種のテーマは大変残酷で重苦しい。女子収容所というデンマークの負の過去に対する作者の熱情が伝わるようです。

    現在の捜査と交互に描かれる一人の女性の人生が悲しく、秘密組織に疑惑を向けるものの、あくまで失踪事件を追う特捜部Qがなかなか事件の全貌を見通せないのがもどかしい。

    読者としても、現在と並行し

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    2014年05月02日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    未解決事件を扱う「特捜部Q」シリーズ4作目。
    デンマークの人気ミステリです。
    書き込みが濃厚で、読み応えがあります。

    カール・マークは特捜部Qに左遷されたものの、過去の事件解決に活躍中。
    助手のアサドは中東系の謎の人物で、温厚で有能だが、大変な過去があるらしい。
    秘書のローセもけっこう綺麗で確かに優秀だが、相当な変人。部下のはずの二人のコンビに追い立てられるように捜査にかかるカール。

    1987年に失踪事件が相次いでいることに気づく。
    人口500万のデンマークでは考えられない頻度。何の関連もなさそうな5人に、どんな事情が‥?
    折りしも、優生学的な政策をかかげる老人の極右政党<明確なる一線>が

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    2014年03月01日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    特捜部Qシリーズの第三弾。海で見付かった瓶の中のメッセージからカール、アサド、ローセの特捜部Qの面々が恐るべき犯罪に迫る…

    北欧ミステリの最高峰『ガラスの鍵』賞受賞作らしいが、前の二作の方が面白かった。

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    2013年12月11日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    おもしろかった!
    登場人物たちがユニークで好き。追いつめて行く、追いつめられて行く様が絶妙に描かれてる。

    ストーリーとは別に、高福祉国家だと思っていたデンマークの、そう遠くない過去にあんなことが行われていたことにびっくりした。

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    2013年11月05日
  • 特捜部Q―カルテ番号64―

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    好きなシリーズの第四弾。事件の過去と現在、主人公たちの過去や秘密と私生活のトラブル、そういったいろんな要素がシリアスにそしてときにコミカルに語られるが、盛りだくさんでもしっかり読ませる。しかし今回の事件もひどい事件だったな。

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    2013年08月24日