中野翠のレビュー一覧
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ネタバレあー、一年に一回のお楽しみ、読み終えてしまったぁ。
(毎年同じこと言ってる)
各月に載ってる著者が作った俳句もいい。
そのうち、俳句集も出してほしいわ。
ぐうたらしているのが好きと言いつつ、相撲観戦や美術館、博物館の類にはよく出かけているようで(もち映画観も)
さすが。
とりわけ印象に残ったのは、村上春樹がオウムの林泰男の裁判での裁判長への感想。
木村烈裁判官の言葉に(ネットで全文読む)春樹氏の
”判決文も要を得て、静謐な人の情に溢れたものだった”に納得。
そして著者のお気に入りの女優、シアーシャ・ローナンの出ている映画、チェックだわ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは小説ではありません。
著者・中野翠が父親の遺品整理をしていて見つけた曾祖母の手記。
そこに記された維新前後の一族の人生。
関宿藩の江戸家老の家に生まれた曾祖母。
生まれた場所は桜田門外。
佐幕派だった父親は幼い主君を連れて身を隠し、戊辰戦争後は静岡で教育者として生きる。
歴史に翻弄され、住まいも名前すら転々と変えながら生きた高祖父(曾祖母の父)。
その人生は歴史小説を読むように面白い。
そして歴史小説並みに有名人が顔を出すのである。
「いちまき」というのは血族の一団という意味なんだそうだけど、血族の親族もまた血族だと言わんばかりに繋がっていく縁。
まあ昔は子だくさんでもありましたから、あっという間に縁が広がっていくものだったのかもしれないけど、それにしても文学者、画家、教育者など有名文化人にゆかりのある人が多い。
もともと高祖父は千葉の佐倉出身で、関宿藩の木村氏のもとへ婿入りした身であるので、佐倉の親族からは潜伏中にいろいろと力になってもらったらしい。
佐倉は江戸時代の文教地区と言ってもいい場所で、文化系に強いのは血筋なのでしょうか。
佐倉や関宿は、詳しくはないなりに多少の土地勘があるので、この辺も面白く読んだ。
この本は新聞の書評で知ったのだけど、これを雑誌に連載していた時に書評家(狐)さんと中野翠が遠い遠い親戚だと判明したと書いてあったのを読んで興味を持ったのだった。
一族みんながすっごい読書家だなあと思って。
読みやすいし面白かったんだけど、雑誌連載分に大幅に手を入れ構成を変えたらしいけれど、同じ出来事が何度も繰り返し出てくるのでちょっとくどかったな。 -
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この人が褒めるんなら見てみようというオピニオンリーダー的人って少なくなったなと思う。中野さんは年齢的には近いので共感するところは多いが女性ならでは、東京人ならではのところがあってぴったりハマるわけではない。それでもまだらに共感し、感心し、勉強になる。
ジェームス・コバーンがいいなんてのは、歳が近いからでしょう。そういうばもう亡くなってますね。タイトル「この素晴らしき世界」がいいというのも同じ気持だ。
奥田英朗がいいと言われると、まだあまり読んでないけど、やっぱいいんだと思いますね。
「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」が好きで、登場人物が「メロドラマにするな!」と言ったりするのはワタシも好きだなぁ。再放送があったら見てみたい。
映画などのエンタテイメント系もさることながら、ニュースに対する記事も多く、その全方位的なところがいいですね。中野翠さんの個性の魅力が伝わってくる。この個性を感じることができるというところがオピニオンリーダーの資質。
年に一度出てるそうで、これから毎年楽しみにしましょう。三谷幸喜と西村賢太と中野翠ですか。 -
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中野翠著『千円贅沢』(講談社)を読みました。
「自分を潤わせる小っちゃなムダづかい」。さぁ、みなさんは何を買いますか?
ふだんからチョロチョロと、意味のない細かい買い物を楽しむ著者の、生活を潤す戦利品にまつわるエッセイです。
それがどれも¥1,000くらいの、かわいらしいものばかり。
読んでいてとても楽しくなってきます。
それなのに書いていること、買うものが若い、若い。驚きました。
ところどころに「年だから…」という描写があって、最初は不機嫌になったのですが、このお年なら「そらぁ失礼しました」です(^^ゞ。私もこんなふうに元気に明るく楽しく年を取りたいです。手芸など手作りに凝るお買い物もあって、私も真似したくなりました(現在、ミシン挫折中)。
買い物に人柄が出るといいますが、こんなかわいらしいお買い物をするわけですから、きっと中野さんは素敵な方なのでしょう。買い物のセンス、学びたいです。
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中野翠さん といえば アンアン ノンノが思い浮かんできて読みました。
今 80歳なんですね。
私より8歳年上
私は 最近昔話がしたいなあ!
なんて思うんです。
中野翠さんも そんな気分で書いたんじゃないかな!
コロナの頃 2022〜2023年に書かれたものを本にしたようです。
沢山の洋画の話し
ジュリーや田中裕子や高安の話し
二宮君が主演した映画 ラーゲリより愛をこめて
私は見ていないけれど 二宮君演じる人は
立派な人として描かれていたんだと思っていた。
そしたら 息子さんが書いた本
寒い国のラーゲリで父はしんだ。
という本では
うちにいる時の父は とてもおそろしい人で緊張して
ビクビクしていた。
という。戦時下の昭和の男なんて まあそんなもんだったんだろうな!
スパッスパッと記憶を整理して 書く
ふんぎりのいい 性格の人なんですね。
沢山の映画の話しも出てきます。
年上の人のおしゃべりを聞くような気持ちで読みました。
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学生運動。聞いたことはあるし、テレビなどでどんなものだったのか見たことはあるけれど、実際にその当時大学生だった方のエッセイを読めるとは!
学生運動が行われていた時ってすごく過激なイメージがあるけど、このエッセイからはあまりそういった感じは伝わってきませんでした。
学生運動に参加していた人が書いていたらすごく過激なものになっていたのかな。
1960年代前半のことがプロローグで少し触れられているのだけど、今の日本からは想像できないほど、過激な時代だったんだなとも思うし、国民が政治に対して興味・関心もあったんだなということがわかります。暗殺とかストライキとか怖すぎる。 -
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中野翠のエッセイ集『ほいきた、トシヨリ生活』を読みました。
中野翠の作品は、先週読んだ『コラムニストになりたかった』以来ですね。
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「おひとりさま」の大先輩。あこがれのジジ・ババ道!
オシャレで粋な「おひとりさま」の先駆者、中野翠さんは、70代でひとり暮らし歴40年以上!
「サンデー毎日」の連載コラムも「週刊文春」の映画評も30年以上のご長寿連載を誇る、日本を代表する名コラム二ストです。ひとり暮らしもいつも楽しそう。
「トシヨリ」なんて言葉が似合わない中野さんいわく、「気づいたらいつの間にか私もトシヨリになっていた」。
そんな中野さんならではの、老後を愉しく過ごすヒントが満載の一冊です。
人生100年時代。定年後、老後は、やっと訪れた「人生の放課後」。
あれもしたい、これもしたい、でも時間がない……!と思い続けていたことを、
ようやく誰にも邪魔されずに愉しめる時間がやってくるのだ。
「孤独もまた楽し」と思えるトシヨリ生活の秘訣を「ひとり暮らしの達人」の中野さんが大公開。
映画評論家としても、数多くの映画を観てきた中野さんによる、観るだけで元気になれる「おすすめ老人映画」は必読必見!
なんでトシヨリのパジャマはネボケた色の花柄ばかりなの?
トシヨリこそ思い切って赤!
アートなアクセサリーでメリハリをつけつつラクチンな「バアサン・ファッション」のコツとは?
地球儀と高校の教科書を手元においてメール句会でボケ防止。
インチキ手芸、あこがれのジジ・ババ、ペットとしてのアイボ飼育など、
「最後まで一人を愉しむ」ヒントが満載です。
解説は今大人気の浪曲師、玉川奈々福さん!
奈々福さんいわく「『年の取り方って難しいよなあ』と眉根を寄せていた額が、やわらかくゆるむ気がします」。
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2019年(令和元年)に『いくつになっても トシヨリ生活の愉しみ』というタイトルで刊行され、2022年(令和4年)の文庫化の際に『ほいきた、トシヨリ生活』に改題した作品です。
■プロローグ 茉莉さんと貞子さん
■アッパレな先輩たち
■美老人への道
■おすすめ老人映画
■バアサン・ファッション
■老後の愉しみ
■最後まで一人を愉しむ
■エピローグ
■その後のトシヨリ生活
■解説 中野翠さんの、今後の方向性やいかに 玉川奈々福
孤独を感じるヒマがない、愉しい独居生活……定年後は、やっと訪れた「人生の放課後」、、、
あれもしたい、これもしたいと思い続けていたことを、誰にも邪魔されずに愉しめる時間がやってくるのだ……70代、ひとり暮らし歴40年以上の人気コラムニストが、「孤独もまた楽しい」と思えるトシヨリ生活の秘訣を紹介する。
観るだけで元気になれる「おすすめ老人映画」、思い切って赤を着たり、アートなアクセサリーでメリハリをつける「バアサン・ファッション」、ボケ防止にクロスワード・パズルやメール句会、インチキ手芸、ペットとしてのアイボ飼育など、老後を愉しく豊かに生きるヒントが満載! わくわくする老後の楽しみ方が詰められた、ランチボックスのような本です。
70代でひとり暮らし歴40年以上の著者が、老後を楽しく過ごすためのヒントやエピソードが綴られていましたね……相変わらず、軽妙でユーモラスで、読んでいて飽きませんねー 彼女の人生観や価値観に共感する部分も多くあり愉しく読めました、、、
特に興味深かったのは、観るだけで元気になれる『おすすめ老人映画』と死生観に共感できる部分のあった『その後のトシヨリ生活』かな……憧れの美老人・笠智衆や映画『八月の鯨』に登場するリリアン・ギッシュの話題、ペットとしてのアイボ飼育、死後は人ではなく物として考え、無葬式を希望するところ等々が印象に残りました。 -
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中野翠のエッセイ集『コラムニストになりたかった』を読みました。
ここのところミステリ作品が続いているので、少し軽めの読み物を選択しました。
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就職に失敗した早稲田卒の女の子が名コラムニストに!
流行と文化と思い出のクロニクル。
私がほんとうにやりたいことって、なんだろう!
早稲田大学を卒業するも就職に失敗。
父の勤める読売新聞社でのアルバイトを経て、主婦の友社でコピーライターに。
退職してヨーロッパを放浪し、ついに気持ちは定まった。フリーランスで、雑誌業界で働きたい――。
雑誌『アンアン』に衝撃を受け、仏映画『どん底』にシビレた女の子がコラムニストになるまでを綴る、流行と文化と思い出の年代記(クロニクル)。
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2020年(令和2年)に刊行された作品、、、
映画とおしゃれと雑誌が好きで、ハヤリモノに興味津々だった著者が、いつしかコラム連載を持つまでに…… 1969年(昭和44年)から現在までの風俗、流行、映画、雑誌の変遷を辿り、自身の半生を振り返る、エッセイ集です。
■とりあえずのアルバイト
■つかの間の家出
■『アンアン』の衝撃
■「トムの店」と小島素治さん
■学生街の喫茶店
■ミシマの自決
■ルートヴィヒへの憧れ
■サヨクの迷走
■あさま山荘事件
■いざヨーロッパへ
■パリで見た映画たち
■ロンドンで見たファッションたち
■帰国後の仕事探し
■主婦の友社でコピーライターに
■『ウテナ』に出会う
■フリーランスになる決意
■サンデー毎日で連載を始める
■アンアンで連載を始める
■文藝春秋で連載を始める
■コロナ禍で自粛生活を送る
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■あとがき
■文庫版あとがき
■解説 佐久間文子
コラムニスト中野翠はどうやって誕生したのか? マスコミ志望者必読!
「アンアン」に衝撃を受け、ルートヴィヒに憧れ、おしゃれと雑貨が大好き、喫茶店と森茉莉と落語を愛し、ハヤリモノに関心を持たずにいられない……「自分の場所」を探していつのまにかライターになった女の子が、雑誌に連載をいくつも持つまでに。
女性コラムニスト先駆けの著者による1970年代から現在までのマスコミ業界クロニクル。
中野翠の半生を綴ったエッセイ集……自分の好きなことを追求しながら、時代の変化や社会の動向に敏感に反応してきたことに共感できたし、文章が鋭くて洒落ていることや、コラムニストとしてだけでなく人間としての魅力を感じるので、読みながらひきこまれていく感じでしたね。
私が物心ついた頃からの時代の社会風俗や流行、映画、音楽等の変遷が描かれていたので、自分の人生を辿るような気持ちで読むことができましたことも作品の魅力かな…… 具体的には、
映画だとウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』や、ビリー・ワイルダー監督、アルフレッド・ヒッチコック監督、小津安二郎監督等の作品、
音楽だとザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、シンディ・ローパー、
その他にも俳優の笠智衆や作家の山田風太郎、
社会的な出来事だと日本航空123便墜落事故(1985年)、新型コロナウイルス感染症の流行(2020年)、東京オリンピック・パラリンピックが延期(2020年)、
等々……私も好きだったり、印象に残っていることが描かれており、最後まで飽きずに読めました。
ファッションや風俗の話題も懐かしかったですねー 愉しめました。