東城和実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とうとう狂犬が覚醒した今作!断章としながらも5巻と6巻を繋ぐ立派な本筋の番外編。
『最愛のあなたへ』
5巻で登場した織田方の武将・佐々成政と、その昔彼が手に書けた側室・小百合姫の愛憎劇。に絡めた、直江の景虎に向けた名前の付けられない想いを吐露する重要な話。初読の当時は、純粋にサイキックアクションとして読み始めた作品が徐々に腐っていく過程を、恐ろしくも「この展開を無意識にかぎ分けた自分の嗅覚が恐ろしい!」と戦慄を覚えたこの話。
あの頃は、直江のこの苦しみが本当の意味で理解出来ていなかった気がする。もしかしたらいまも『理解したつもり』なのかもしれないけれど。愛しさと憎しみの背中合わせな存在感はわかる。いっそ狂えていたら楽になっていただろう事も。
まだ直江に振り回されるだけの高耶が可哀想なんだけど、ここで一向宗と対面した事により『女王・景虎』も目を醒ましたよ(笑) 2人の精神的なバトルが幕を開けてしまった、記念すべき話…( ;∀;)
佐々成政と小百合姫の話は、涙なしには読めなかった。悲しすぎる史実だけど、蜃気楼で『その後』が書かれた事で少しでも2人が救われたら良いな…とか、都合良くも思ってしまった。
『凍てつく夜に』
高耶が一番荒れていた、中学時代の話。いま読むと一昔前のヤンキー色が微笑ましいと感じるけれど(笑) 高耶が誰も信じられず、でも一番ぬくもりを求めていた頃のアンバランスさがいとおしい。
譲とのなれ初めの話しでもあり、『最後の~』で高耶が語る「なりたい職業」にまつわる話でもある。ここから考えると、随分遠いところへ来てしまったんだね高耶…(涙)
蜃気楼ファンを叫ばせ萌えさせ涙させた、その後の展開への大きな分岐点になった1冊。 -
Posted by ブクログ
サイキックアクション小説、仙台編・後編。
青面金剛や明王たちの画像を検索して見ながら読んだら楽しかった(笑) 良い時代になったもんだわ…(遠い目)
仰木高耶である自分と求められる『上杉景虎』としての狭間で、自身の存在の不安定さに揺れ動く高耶が切ない。まだ17歳なんだよー(泣) 強がっていたって、まだまだお母さんに心の拠り所を求めちゃうお年頃なんだよぉ~っ(ノ_<。)
高耶が人間としてすごく成長した巻だったけど、同時に心を預ける対象として直江が大きく幅をきかせてきたな…と。美奈子の件もハッキリと文字で書かれてしまって読者も逃げ場がないんだけど、直江自身も戦々恐々としてるよね…。また神出鬼没な高坂が引っ掻き回してくれて、憎いったらもーっ(怒)
まだ景虎の記憶を閉ざしたままの高耶が伊達邸で、直江を振り返って安心してる場面はハゲるほど萌えましたとも。
最上から仙台を守りとおした政宗公が楽しくなっちゃって闇戦国参戦を表明したラスト、不謹慎かな~と思いつつ、一緒に盛り上がってしまいました(笑)
あとがきを読んで思わず検索した『米沢上杉まつり』、行きたいなぁヽ(●´ε`●)ノ 来年は蜃気楼ツアーやるかな(笑) -
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ネタバレ遂に留年が確定してしまった高耶さん…。
修学旅行だけは一緒に行きたい!と駄々をこねる譲に負けて広島まで行くけれど、やっぱり旅行どころではなくなりましたよね。
直江は《力》が使えなくなってるし、肉欲に溺れてるし、脳内では高耶さんを抱くことばかり考えてるし、凄まじい荒みっぷり。
顔を合わせればいがみ合い、傷付け合い、そしてますます荒んでいく2人。
なんでこうなるんだろう。苦しい。
スイッチ入った直江は饒舌だから、直江の方が執着してるふうに見えるけど、景虎様も相当直江に執着してる。
恐ろしいほどに。
すべてを捨てようとしてる直江。
直江を縛るためには勝者であり続けなければならない景虎様。
分かり合えるはず…ないね。
あの譲にまで暴言を吐いてしまうくらい、余裕のない高耶さん。
どんどん怖い人になっていくよ…。
あんた本当に坊主だったのか?!…ってギャーギャー騒いでた頃が懐かしいです。
ここにきて、名だたる武将がぞろぞろ出てきてややこしくなってきました。
毛利に吉川、陶、そして尼子再興の山中鹿之介。
でも1番わからないのは小太郎。
何がしたいの?
真の狙いはなに?!
そして遂に信長が復活してしまいました。
いろんな意味で桁外れな人。
高坂の趣味が直江いじりなら、信長の趣味は景虎様いじり…ですね。
あのテンション。
さぞかし声でかいんだろうなあ…って、!連発の台詞読みながら想像してました。
それにしても夜叉衆、モテモテ(違)
最初バラバラだった出来事が次第に繋がって、思惑や筋道が少しずつ見えてくる感じがたまらないですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仙台市で、建築物が一瞬のうちに倒壊する事件が続発する。直江の連絡で突然、東京駅に呼び出された高耶は、綾子と共に仙台まで調査に向かうことになった。
仙台では、活発化する最上義光軍の怨霊に対抗するために、伊達政宗が復活し、激しい《闇戦国》を繰り広げていた。
そんな仙台に滞在中、一向に力を復活させようとしない高耶は、仙台に滞在中、力を復活させるための特訓を行うこととなった。
一方、政宗と同盟を結ぼうとする高坂弾正。
事件の影に見え隠れする狐の霊を操る女……。
そんな巨大な陰謀が渦巻く仙台。
そしてそこにはもう一つ。
高耶の自分を捨てて出ていった母親がいたのだった。
ゆっくり話が広がりを迎えるシリーズ3作目。
今度の舞台は、東京を通り越して、東北地方仙台!
ところがそんな高耶に同行したのは、直江ではなく、綾子。
直江自身は別の事件を調べることを口実に、高耶から距離をとっていた。
そして、直江と景虎にあったことが少しずつ明らかにされつつあります。高耶にとっては思い出さない方がいいこと、かもしれませんが、そのことで明らかに高耶自身の命を危険にさらしている。
直江と高耶の間に横たわる溝はどうやったら埋めることができるのでしょうか?
それにしても、あんなに優柔不断っぽく見える直江なのに、やってることが随分、思い切ったことに見えるのは僕の気のせいでしょうか?
直江君、相変わらず優柔不断絶好調発揮して、ついにビンチを迎えます。
皆が無事に東北から帰って来れればいいですね。
それにしても、悪霊も随分、頭を使うようになったから厄介ですよね。闇に人間界がどんどん引きずられそうになっています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一部の話の中ではたぶん1番好きだった巻。何回も読み返したのを覚えています。
発行当時は千秋先輩スキーだからかな~とおもっていたけど(なぎちゃんもかわいいし)もしかしたら直江さんが初めて高耶さんに手を出した巻だったからかも
読んでいて、どうにも直江さんが景虎様に偏執的な愛情を抱くようになったのかよく分からなくて、三月堂のところを3、4回読み返したりしたんですけど、やっぱりよくわからなかった
桑原先生自体もあとがきで「私にもわかりません」って言ってるので、いまはこれでいいのかなー
そういや中学の修学旅行で三月堂いったのおもいだした