原田曜平のレビュー一覧
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次世代のビジネスアイデアがどんなものか個別にまとめられています。
本書を読むほとんどの人がこれを参考にして起業を!というスタンスでないかとは思います(二番煎じになるビジネスになるため)。
大事なのは、本書で書かれているビジネスモデルが今後高確率で世界的に浸透していくことが時間の問題であること。
更に、その時自分の会社のビジネスモデルで参入障壁を築けるかどうか?という点で危機感を得るのに役立ちます。
様々紹介されたビジネスモデルですが、多くは「VRやネットなどの仮想空間(プラットフォーム)におけるリアルへの昇華」「ストレスフルな社会に求める自然体験を得られるビジネス」「自信と関係性のある人と -
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ネタバレヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体2014/3/6
2019年3月25日記述
原田曜平氏のよる著作。
2014年1月30日第1刷発行。
著者は1977年4月4日生まれ。
私立巣鴨高校卒。慶應義塾大学商学部卒業後、(株)博報堂に入社。
ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、
博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーに就任し、
世界中で若者研究及び若者向けのマーケティングや商品開発を行う。
2018年12月より(株)サイバーエージェントにて、
サイバーエージェント次世代生活研究所・所長に就任。
若者研究とメディア研究を中心に、次世代に関わる様々な研究を実 -
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2021年の新語流行語大賞にノミネートされたZ世代。日本の人口比的にみると、決して多い比率を示しているわけでもないですが、そのZ世代がなぜ今注目を集めているのか。
その理由を社会背景や経済状況を示しながら、解説していく新書です。
少子高齢化が進み、シニア層が経済の中心として見られていた少し前の時代から、シニア層の消費の落ち込み、そして次世代に渡って消費を続けていくであろうZ世代への注目度の高まり。
バラエティ番組でもここ数年、お笑い第7世代というワードが出てきていたけど、それもZ世代への訴求力を高めるため。Z世代にはSNSによって世代をまたぎ『鬼滅の刃』やネットフリックスの韓国ドラマなど社 -
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コロナ禍で新たに誕生または加速したビジネス事例をとにかく大量に紹介した本。
一つ一つの情報量としては十分とは言い難いが、流行りのビジネス事例をテーマごとに区別して数多く紹介している点では非常に有益。
大半が既に知っている・耳にしたことがあるビジネスではあるものの、中には初めて知るビジネスもあり情報収集に役立った。
コロナ禍の逆風があったからこそ誕生・加速した事例が多くあり、制約の中にこそビジネスのヒントがあると改めて痛感した。
そして、コロナ禍で誕生・加速した各ビジネスが、アフターコロナでも定着していくのか、一過性のブームで終わってしまうのかは今後明らかになっていく。
本書ではあたかも各国で -
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若者がわからなくなった世代は、何とかしてわからない若者をわかろうとします。
でも、残念ながら、一部の特殊な技術を持った人以外、直接その若者と接して話をしても、「わかる」ことはできないものだと思います。
自分で直接接してわかるなら、そもそも「わからない」感は持たないでしょう。
使う言葉が違い、アプリが違い、見るものが違い、好きなものも嫌いなものも違う。
そうなると、頼れるのは一部の特殊な技術をもっているであろう人の書いたものや話した内容、ということになります。
原田さんの著書は、過度に若者側に立つことなく、といって、居酒屋のおじさんが語るようなワカッテナイ感もなく、ふむふむ、と感じながら -
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今の自分にサイコーにちょうどよかった。マーケティングスキルをまず学び直したかったし、仕事で扱うブランドの行く末を思い描くのにもいい助けになった。
・ビールの苦味が苦手な若者がオクトーバーフェスに来るのはシンプルに映えるため
・インサイトを突いている商品は皆「実は…」と他言したくなるようなストーリー性を秘めている
・日本は単一民族のため、世界でも類を見ないハイコンテクスト社会(=文化背景が社会的慣習が似通っている)であり、流行語大賞やお笑いといったカルチャーが成立する
・インタビュー時に必要なことは、何を言っているかではなく何故そう言っているかに着目すること。インサイトのあぶり出しに寄与 -
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Z世代にあたる私からしてもどの分野においても納得できるものでした。
chill&me flawsome (欠点こそ美なり)まさに今の若者の思考傾向を表してると思います。
今までの半ば体育会系の考え方を捨て、さらにゆとり世代からも離れたZ世代は国際化情報化が進み情報過多な時代に生き、それに順応するもののやはり怠惰な若者にとっては安息が非常に重要視されることがわかります。
しかし問題点もあります。やはり政治への興味が無くなってきているということです。逆にSNS上では
あるトレンドに対しては敏感になったり、それでもやはり主体的に政治に参加する人は少ない印象ではあります。だからこそ一部の