原田曜平のレビュー一覧
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さとり世代の大学生との議論。
全体の代表ではないかもしれないが、SNSでつながっていることもあるので、そう差はない?
ゆとり世代と言われるだけで憎悪の炎が燃え上がる身としてはさとり世代という言葉がもっと広まってほしい。
経済は低迷し、SNSでつながっているのが常態化した結果、悟るしかなかったとのこと。
先は見えないし、同時に情報過多で先も見えるなら、当然の帰結とも言える。
自分もコスパやリスクをめちゃ気にするので頷けるところは多い。
SNSでつながるのすらイヤな身としては、そのへんはよくわからなかった。
女性の社会進出が叫ばれているが、悟り世代女子は大変なので別にしなくてもいいと思っている。
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まさに今、会社で20代後半から30歳くらいの部下と向き合っていて感じる、「なぜ上手くいかないのだろう?」という思いの答えになるような本でした。
一応管理職をやっていると、いきなり若い子に辞めたいと相談を受けて、え?と思うことがあります。聴いていると、相談じゃなくてもう自分の中で決まっているので、検討してもらう必要はないです。これからどうするの?とか収入が得られるか不安とかはないです、最低限生きてはいけるのでやりたいことをやりますと。あるいはこれから責任が重くなると逃げられなくなると。いきなりいなくなるというのもあります。
この本はそんな若者像というところから解き明かしており、基本のルールは -
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いまのヤンキーは第三世代らしい。
第一世代は金八先生の加藤優に代表されるような大人に歯向かい、権威をぶっ壊そうとした暴力系。見た目はビーバップハイスクールに出てきた短ラン、ボンスリ、リーゼント。いかにも不良ですというオーラを出している。盗んだバイクで走り出す世代。喧嘩っぱやいのが特徴。
第二世代は池袋ウエストゲートパークに出てきたようなヒップホップ系の見た目のヤンキー。喧嘩もするが、第一世代ほど周囲を威圧するでもない。しかし縄張り意識というか、仲間意識は強く、仲間がやられたら、総出で仕返しするような世代。第一世代のような一匹狼はあまりいない。
では、本題。第三世代は見た目はEXILE -
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大人が読んでもきっと「?」という反応だと思うが、元パリピや、パリピが周囲に生息している人は、「あるある(笑)」という感覚で苦笑しながら、少しコバカにしながら楽しく読めるはず。マーケティング経済書というよりは、パリピ観察記に近い。
著者の原田さんは、「マイルドヤンキー」という言葉を浸透させるなど、この分野に詳しくテレビでもよく解説をされている方。序章の「パリピは多幸感を得られるものに対する嗅覚が異常に発達しており、現代の厳しい社会情勢においても決して心が折れたりせず、『人生をアゲアゲで楽しむプロ』である」という言い方しかり、いちいち小気味良い。 -
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久々の新書でした。
私も88年生まれの「さとり世代」として、この本には共感するところが多くありました。
その中で、「さとり世代は受け入れ体質がある」というくだりがあって、当事者意識がないことの裏返しなのかもしれないけど、世の中を変えたいというより変わっていくものに対応していくというという特徴に深く同意。まさにこれから行われるであろう選挙に対する感覚が同じだった。
登場する大学生たちは私よりもさらに若く、デジタルネイティブというより「SNSネイティブ」だと思う。それぞれのサービスの使い方とか考え方とか多少違うし、自分が高校の時にLINEがなくてよかったって思いました。だって、面倒臭い。(←これも