あらすじ
Z世代を理解するキーワードは「チル(まったり)&ミー(自己承認欲求、発信欲求)」――Z世代は「ゆとり世代」と何が違うのか? 世代人口が少ないにもかかわらず、なぜ発信力・拡散力が巨大なのか? なぜコロナ禍でも予想外に消費金額が大きく、人材として「ダイヤモンドの卵」と呼ばれるのか? Z世代=「スマホ第一世代」を若者研究の第一人者が徹底分析。
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Posted by ブクログ
2021/09/04
Z世代と呼ばれる若者世代のニーズや行動傾向などを徹底的に分析した本。自分もこの世代にかかっている身として読んだけど、すごく細かく分析されているように感じました。
読んでいて、確かにそうだ!と言い当てられているところが沢山あります。また、Z世代の中で流行ったもの、その流行が生まれた背景などもすごく丁寧に分析して、データから見える著者なりの考察があり、読んでいて「自分たちって…こんな感じなんだな」と客観的に傾向を把握することもできました。これから団塊世代が後期高齢者になる時代が突入して、世の中の経済を回していく主役になるであろうZ世代の人々ですが、彼ら、彼女らの趣向傾向を理解しておくことはニーズを掴んで若者に寄り添える次の一手を出す近道にもなると感じます。
Posted by ブクログ
2025.8
うむ、Z世代にしっかり当てはまり
共感するミレニアル世代のわたし
的確ながらも
随所におじさんっぽいディスりが見えるので
中年が読むにはちょうどいいかも
逆にZ世代からすれば
こんな風に分析されるのって
本当良い気持ちしないよな
ゆとりゆとりと馬鹿にされたあの頃を思い出すね
Posted by ブクログ
Books that objectively analyze my generation are incredibly valuable. Reading about Gen Z—how we tend to have close relationships with our parents and prioritize self-care—helped me realize that what I’ve been feeling isn’t unique to me. It gave me a sense of connection, knowing that many others in my generation share similar experiences.
● 楽しい仕事であっても、チルっているマイペースな彼らはブライベートの方が大切で、ブライベートを超えるほど魅力のある仕事はそもそも存在しない
Posted by ブクログ
2019年〜2020年前半頃に流行っていたものがもう古い。そうか、もう5年前なのか。100日後に死ぬワニ懐かしい。若者の自己承認欲求と発信欲求はいつの時代でも他の世代より強いと思うが、誰でも手軽に発信できるようになったことでプチ万能感を持ちやすくなっているのだろうか。色々と傾向や考え方は違えど、若者らしさは変わらないと感じる。世代で一括りにされるカテゴライズは好きではないが、言い切りではなく傾向がある程度で捉えるとなかなか興味深い。同調志向なるほど。
Posted by ブクログ
流し読みをしましまたが、若い世代がこれからの社会を作るというのは間違いない。 彼らの言葉をきちんと聞いて学び、社会人として育って行けるように見守り、アドバイスをしてゆこう
Posted by ブクログ
いまどきの若い子は、売り込みや押し付けを嫌がりますよね。。。
本書第4章
Z世代の「メディア生活」
より抜粋:
「主張したいことがあふれまくっている投稿頻度の高いおじ様は、実は Z 世代に相当煙たがられている可能性があるのでご注意ください」
Posted by ブクログ
Z世代という人々についてちょっと分かった気になれた。
文章よりも画像・映像。論理よりも直感と情緒。消費者としても注目されている(らしい)。インスタやTikTokがなぜ流行るのか全く分からなかった自分にとっては、目から鱗みたいな本だった。
Posted by ブクログ
私は30代前半ですが、10代20代の人たちとは感覚が全然違うなと感じてたので、若い人たちがどういう人間なのか本を通して少しは理解できました。
少し頼もしさすら感じました。
デジタルに強い世代ですし、ビジネス等各方面において大事にしないといけない世代ですね。
Posted by ブクログ
Z世代だけを研究しているのではなく、その前(ゆとり世代)から注視していた方の本なだけあり、比較が説得力があり面白く読めました。
ひとつの意見、ひとつの視点として読み応えがあるのでオススメです。
ただこのことが全てで、Z世代礼賛になるのは日本全体の社会や文化的発展、若者のスマホ依存、脳への影響などを鑑みて良しと思えないので、この本に関しては一面的なものと受け止め、もっと多様な視点から考えるべきと思います。
甘やかされ自己肯定感が肥大したアンバランスさは本人たちのためにも良くないと老婆心から思ってしまうのですが、大衆の動きや時代のうねりは一個人には止められないので、この経過を観察していくことしかできません。
大人に操られてる、大人の利益に乗せられているだけと早く気づいて、
自らの力で思考し生き抜いていってほしいです。
社会全体を考えれば、「好き」だけを仕事に追い求めて、「理想」通りじゃないと摘発するような状態になってしまうと、消える職業や無駄な手間が増え、立ち行かなくなることやものが出てきて社会の機能が停止するのではないかと懸念しています。
Posted by ブクログ
世代間のことを理解するのって思った以上に難しいことだと思う。
自分の経験値だけで物事を捉えがちだし、価値観が凝り固まってしまって柔軟性が失われやすい。
本書はそんな違う世代のことを理解するのに一助になると思った。
Posted by ブクログ
思春期からSNSでも家庭でも「いいね」をもらって生きているZ世代の自己承認欲求。
「for all」から「for me」の価値観へ。
10代前半〜25歳くらいまでを指すZ世代。彼らはどんな環境で育ち、どういう考え方をして、何を大切にしているのか。
なんでもかんでも一括りにして決めつけるのは正しくないが、世代ごとの価値観を学べた良い本だった。
Z世代と職場等で関わる人は少なからずぶつかっているであろう「理解できそうにない」壁。
そんな壁やモヤモヤしていた想いを的確に言語化してくれてとてもスッキリとした。
Posted by ブクログ
Z世代の自己承認要求の手段としてのSNSツールがあるんですね。意外と本質的には自分みたいなミドル世代と変わらないような気がしてきました。
細かい分類や調査があり、整理されてみると結構面白いと感じました。これから、コンテンツみるときに思わず分類してしまうかも。
Posted by ブクログ
2021年の新語流行語大賞にノミネートされたZ世代。日本の人口比的にみると、決して多い比率を示しているわけでもないですが、そのZ世代がなぜ今注目を集めているのか。
その理由を社会背景や経済状況を示しながら、解説していく新書です。
少子高齢化が進み、シニア層が経済の中心として見られていた少し前の時代から、シニア層の消費の落ち込み、そして次世代に渡って消費を続けていくであろうZ世代への注目度の高まり。
バラエティ番組でもここ数年、お笑い第7世代というワードが出てきていたけど、それもZ世代への訴求力を高めるため。Z世代にはSNSによって世代をまたぎ『鬼滅の刃』やネットフリックスの韓国ドラマなど社会現象を巻き起こせる地力があります。そこに視聴率の計測方法の変化も相まって、若い世代、とりわけZ世代が再発見されたという経緯があるそうで、内容としては全体的に説得力のあるものだったと思います。
ややZ世代をディスった内容になっているところもありそこは気になりましたが、SNSが発達し、スマホなどのデジタルデバイスに慣れ親しんだ世代だからこその価値観の変化や、承認欲求、自己表現欲求の話も説得力があって、内容はスッと入ってきました。
コロナ禍によって学生生活が大きく狂ったZ世代のニュースはよく耳にします。自分はZ世代より数年年上のいわゆるゆとり世代にあたるのですが、それでも同情を禁じ得ない。
本の中でも触れられていたけど、若い世代への投資こそが、日本を盛り上げる一つの手段だと思います。政治にはいろいろ言いたいことはあるけど、現役世代、そして時代を担うZ世代も報われる社会になってほしいと、読み終えて思いました。
Posted by ブクログ
最近、Z世代が話題になっていると知り、読んでみました。
Z世代の拡散力や発信力の強大さから、企業は彼らをメインターゲットとしていなくても、その存在を意識しなければならない。
マーケティング関連の本を初めて読みましたが、新たな視点を得られたように思います。
Posted by ブクログ
間接自慢の例がまさにその通りで、炎上を避けつつ承認欲求を満たそうとしていることがよくわかる。Z世代に当てはまる私たちの特徴を、わかりやすい例を交えて取り上げている。現代社会を知るために押さえておくべきポイントであり、かつ身近な話題でもあるためサクサクと読み進めることができる。
Posted by ブクログ
若者がわからなくなった世代は、何とかしてわからない若者をわかろうとします。
でも、残念ながら、一部の特殊な技術を持った人以外、直接その若者と接して話をしても、「わかる」ことはできないものだと思います。
自分で直接接してわかるなら、そもそも「わからない」感は持たないでしょう。
使う言葉が違い、アプリが違い、見るものが違い、好きなものも嫌いなものも違う。
そうなると、頼れるのは一部の特殊な技術をもっているであろう人の書いたものや話した内容、ということになります。
原田さんの著書は、過度に若者側に立つことなく、といって、居酒屋のおじさんが語るようなワカッテナイ感もなく、ふむふむ、と感じながら読めます。
しかし、その原田さんですら、「わからなく」なってきたような不安感が文章の中から感じられます。
他人、しかも集団となった他者を理解しようとすることの難しさを、手に取った読者にも感じさせる本です。
Posted by ブクログ
Z世代にあたる私からしてもどの分野においても納得できるものでした。
chill&me flawsome (欠点こそ美なり)まさに今の若者の思考傾向を表してると思います。
今までの半ば体育会系の考え方を捨て、さらにゆとり世代からも離れたZ世代は国際化情報化が進み情報過多な時代に生き、それに順応するもののやはり怠惰な若者にとっては安息が非常に重要視されることがわかります。
しかし問題点もあります。やはり政治への興味が無くなってきているということです。逆にSNS上では
あるトレンドに対しては敏感になったり、それでもやはり主体的に政治に参加する人は少ない印象ではあります。だからこそ一部の中高年又は若者が訴え続ける必要があるのだとは思います。
合間時間を縫うのが下手で読破するのに多くの時間を有してしまいましたが、文体もすごく読みやすく知識が無くても読める本だと思います。コロナウイルスで不安定な世界の中、やはりそこに柔軟に対応していく若者達を知り、学ぶ必要があると思います。それといっては何ですが、ぜひ中高年の方はもちろん、若者自身も熱しやすく冷めやすい自分達を客観視し今後相手にしていく存在として対策を練ってみてはいかがかと思われます。
Posted by ブクログ
私と次の世代の違いを感じさせられた。
ネットとの付き合い方、SNSとの付き合い方、価値観、特性。
色々と違うんだなと感じる。
しかし、彼らと繋がりを絶たない以上、これを受け入れて、上手く付き合っていかなければならない。
特に、SNSは脅威だが、非常に有効なツールになりうる。
ブームから、何がその背景にあるのかを考えるのはとても社会学。
Posted by ブクログ
[期日](2025.03.06・木)
[書名] 『Z世代』
[著者]原田曜平
[出版]光文社新書-110
[要旨]
・おじさんには分かりにくい
「Z世代」を解き明かす。
[感想]
・著者は色々なトレンドワードを
作ったと自ている。
・世代調査と称して、
若者に無理に合わせてる感じ。
・個人的に、
マーケティングとか広報とか
信用出来ない気がする。
・"chill"というコンセプトは
初めて知った。
・自分が"おじさん"な為か、
次々と出てくるトレンド用語は
知らないモノばかり。
その場に居ないと実感がない。
[総評]
◎次々と出てくるトレンド用語は
知らないモノばかり。
真実性がわからない。
◎売れる為のマーケティング
は、下手すると、
実業の屋台骨を揺るがす
かもしれない。
◎この本は世相辞書である。
Posted by ブクログ
マーケティングする人が、若い人を理解するために読む本なんかな。
2020年の本なので、2023年末現在に買う本じゃなかった。タイトル買いすると、こういう失敗もあるね。
チル&ミーがキーワード。
チルってなんか、意識高い系の反対な気がした。出来るだけ労力をかけずに、少しでも成果を得る的な。Z世代のポッドキャスト聴いてるけど、まさにそういう感じなんだよな。
自分は昭和の価値観で生きてるから、彼らの行動は良く分からないこともあるけど、興味をもって見ていこうかなと思いました。
Posted by ブクログ
私はZ世代の人間だけど、そもそもZ世代とはなんぞやと思ってたのでそこから説明があったのもなるほどと思ったし、著者のZ世代に対する分析がめちゃめちゃ刺さって面白かった。
Z世代よりZ世代を分かっている1冊!
Posted by ブクログ
Z世代の特徴をまとめた一冊。
ジジババコロナ社会のせいで体温低めな感じ。気の毒にも思えてくるなあ。
・金が無いので消費離れ
・チル(まったり)がいい。藤井風みたいな感じか?
・SNSのせいで同調圧力。ヤラセいいね
・隠れた自己承認欲求。間接自慢と匂わせ
・twitter強し
・インフルエンサー未満が信頼できる
Posted by ブクログ
20代半ばである自分は,無自覚にZ世代という名称で括られ,特徴づけられていたことへ驚いた経験があり,Z世代と言われるSNS世代とは共通項がそこまでないのではと考えていたが,Z世代の説明に共感することが多くあり,生きてきた時代から存在する共通項があると認識した。内容に関しては,Z世代よりも上の世代がZ世代を知ることを目的に作られている本であると感じた。少子高齢化が進む日本にとって,後期高齢者が増え,今後消費が減っていく高齢者への施策よりも、今の消費額は少ないが,今後消費額が増えていくであろうZ世代への施策を考えるべきだという著者の視点から,Z世代習性と文化,メディアへの関心などがデータや歴史を交えて展開されていた。
Posted by ブクログ
超高速で流し読み。うーん、自分の関心ごとと違う領域の話なので深く読もうという気が起きず、、
Z世代のことを理解したいと思う気持ちが芽生えた時にまた読み返すかも。
Posted by ブクログ
Z世代の生態を、
筆者の経験や定量データを元に分析。
Z世代を分析した文献を過去いくつか読んだ中で、
圧倒的に読みやすかったです。
個人的には、
「〜世代」や性別や、
「〜県民」「〜を好む人」「兄妹姉妹の有無」
などのように
人間をカテゴリ化するのは好きではありませんが、
話のタネとして興味深いと感じています。
全体的にZ世代礼賛といった観点からの文章なので、
この一冊を読んだだけでは、
「Z世代至上主義」になってしまうかもしれません。
反対意見や否定的な文献も
バランスよく読むといいと思いました。
Posted by ブクログ
調査結果や数字がたくさん出てくる本だった。自分が「今どきの若い人は」と言われていたときはムッとする時もあったのに、周りに年下の人が増えてきて無意識のうちにその言葉を使いそうになってしまうことにショックを受けて読み始めた。いろいろな時代の背景があってこういう思考になっているんだなぁというのがわかる一冊でした。わかりやすかった。
Posted by ブクログ
僕はアラサーでゆとり世代なのですが。
つくづく見捨てられた世代なのだと本書を読んで考えさせられました。
テレビのマーケティングは完全に40代以上のものであったと認識してきましたし(本書ではそれが今後若者向けになると書かれていたがこれからも結局はそうかも)、本書のまとめとしてはこれからはZ世代に権限を委譲すべきと締めくくられていました。
クソくらえですね。
全国のゆとり世代は立ち上がる時がきています。