岡嶋裕史のレビュー一覧
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ハッカーのやり方…では無く
防御法を書いた一冊。
それぞれの手法に関して、ハッキングの手口と防御法について解説しています。
高度な技術というより、初心者向けの分かりやすい文章で書かれています。
出だしは、
スキャビンジング(ゴミ箱あさり)、ショルダーハッキング(覗き見)から始まります。
(そんな、単純な…)
と思った方は、読んみると良いかもしれません。
ハッキング(本書ではクラッキング)が、如何に身近にあるかがわかります。
その後の章では、技術的なハッキングの手口についても、初心者にわかりやすく書かれています。
終わりには、今後デバイスの数が増えていく時代の中で、ハッキングがどのよう -
Posted by ブクログ
冒頭にソーシャルハッキングを持ってきているように、決して技術的な対策ばかりを声高にいうのではなく、心構えから入る本。ゆえにか、知っているよ、というようなことばかりが続いてちょっと退屈しながらも、それでもそういう手口に引っかかってしまう人がでるのはなぜか、いややむを得ないか、と行ったり来たりしながら読む。ところが最終章の次世代攻撃、スマホの加速度センサーやエアコンの一斉稼働とか、そういうのは面白かった。けれど、次世代とそうでないものを区別する時点で、(自分の)頭が硬くなっちゃってるというか、境界があって、その近辺に落とし穴がありそうだなあと気づいたのであった、というオチにしておく。
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試し読み
Posted by ブクログ
第1章の1行目に燦々と光る「ラブプラス」の文字。以降も"さくらさくら"のゲーム画面、TEATIMEのフェイストラッキング技術、画像付きで紹介される川名みさきと涼宮茜などなど、一定方向にカッ飛んでるように見えるが、中身はフツーの『モバイルの次は何か?』を問う本。筆者の想像する"サービスが偏在する世界"はあっさり「そうかもね」で流される程度であるし、紹介されるHMD、曲げられるディスプレイ、嗅覚・触覚ディスプレイなどの各種技術に関しても特に目新しいものはない。個人的にはカッ飛んだ一部分を十二分に楽しんだ身ではあるが、他人には勧められないっていうか勧めない一冊
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Posted by ブクログ
とても読みやすい。分かりやすくセキュリティが説明されている。身近な例や駄洒落を交えながらなので、面白い。
本文に国民総背番号制はなくなったと書かれているが、つい先日(2012年6月)の衆議院で可決したことは、記憶に新しい。
コラムにシステムはなぜ複雑になるのか、書かれていた。今も変わらない問題。。。いくらシンプルに作っても、みんなで調整すると複雑になる。
セキュリティ事故を未然に防ぐ力として、問題の本質を知り、生活で応用を利かせる能力をつけることとある。そのとおりだね。その例として、マニュアルに禁止事項を列挙するのでなく、仕組みと理由を書けばよいという意見は賛成。科学に普段から触れるよい機会に