打海文三のレビュー一覧

  • 時には懺悔を

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    ミステリーとして読むと、誘拐事件のほうはかなり丁寧な描写ですが、探偵殺しの真相はかなりあっけなくて、えぇっ…!?となります。
    障害児と生きるということをテーマとして考えると、かなり重たい作品でした。

    私の従兄弟はかなり重い身体障害があり、脳性麻痺でした。新くんと変わらないぐらいの障害だったかと思います。
    おばさんがずっと介護をしており、食事シーンと重なって、思わず泣いてしまいました。
    でも、従兄弟は時々すごく良い顔で笑っていたので、親戚からはアイドルみたいな存在でしたね。

    「逆だよ。みんなが新に励まされているんだ。」という明野の台詞に大きく頷きました。

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    2026年09月11日
  • 時には懺悔を

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    ネタバレ

    映画をみる前に読みたくて、読んだ。
    先が気になり一気読み。

    米本殺しの理由は、本筋とは関係ないから一切触れられないのか?あの親子に何があったのか気になった。

    佐竹は結婚してるのに聡子へ好きだと。妻がかわいそうと思ってしまった。

    身体的特徴の強い新生児が誘拐されてからの警察の諦めが早くないか?9年後に病院探すくらいなら直後に探してすぐ特定できそう
    そこが疑問

    あと、誘拐犯が9年ずっと育て続けるというのも少し現実離れな気もした

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    2026年09月10日
  • 時には懺悔を

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    映画で喰らいまくったので、その足で書店に向かう。著者の作品は初めて読む。

    探偵の佐竹が探偵殺しの調査に関わる中で、二分脊椎症の子供とその父親についての秘密を解き明かしていくミステリー。血の繋がりについて、何組もの親子の姿から問いかけられていく。

    映画とはかなり設定が違う。それでも、作品の持つテーマ性はブレずに重くて暗い。女性描写や設定はちょっと古さを感じてしまうが、スラスラと読みやすい文体。著者の他の作品も読みたい。

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    2026年09月06日
  • 時には懺悔を

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    ネタバレ

    映画化されるということで。
    なんと、30年以上前の小説なのか。

    障がい者に対する、偏見ではないリアル。コンプラも何もない、ストレートな文章。読み応えあり、星4.3。

    盗聴しながら、聡子がのめり込んでいく様。
    誘拐した明野も同じ気持ちだったのか。
    目の前で、誰かの助けが必要な子どもがいる。
    考えるよりもまず、義務感や罪悪感、切迫感。
    そうこうしてるうちに、芽生えてくる感情。

    コンプラがちがちの今の時代に映画化、どんななってるんだろ、観てみたい。明野がクドカン、ぴったりかも。

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    2026年09月01日
  • 時には懺悔を

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    ミステリーを交えつつ障害と生命について書かれてる。みんないい人でいたいけど、最後の一歩は踏み出せないのがとてもリアル。最後の決断は正しいのかなって読み終わった後に考えるものだった。
    ただ殺人をメインとしたミステリーとして読むと、拍子抜けするので、親子のヒューマンドラマがメインでそこにミステリーが混じってると思って読んだ方がいい。

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    2026年08月12日
  • 時には懺悔を

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    過去の後悔や人生のしがらみを抱えた人たちが、重なり合う事件を紐解きながら、真実とささやかな赦しを探し求めていく。
    展開にスピード感があり、飽きさせない。

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    2026年06月04日
  • 覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

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    裸者と裸者上下巻、愚者と愚者上下巻に続く第三部(未完)。
    著者が亡くなっているため途中までであったが、完結編となるようだったようで、内容としてもかなり物語の進みが早かった印象です。ぜひ完成してほしかった作品です。

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    2025年11月16日
  • 時には懺悔を

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    ネタバレ

    良かった!

    必ずしも良い結末だったとは私は思えない。私個人の感覚は佐竹に近い。
    でも、聡子が無責任な善性ではなく「自分が引き取る」という覚悟を見せたこと、100%の大団円としては描かれなかったこと(佐竹は冷静な立場を先に示している、民恵が引き取ったことが必ずしも良かったかどうかわからない(民恵にとっても新にとっても))が良かったと思った。

    難しいね。考えさせられる。

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    2025年07月14日
  • 時には懺悔を

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    単行本刊行時に読んだ記憶があるので、30年ぶりの再読。こんな人情話だったかと驚く。そしてまさかの映画化と公開延期。

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    2025年05月06日
  • Memories of the never happened1 ロビンソンの家

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    塔が燐光を発しているように眼に映る アイボリー(象牙色) 大谷石の塀があった 浅黒い肌には艶があり 肥大した自己愛と鬱積した憎悪について 一種のマッチポンプ(自作自演行為)ね。詐欺同然よ。 我々は生身の人間に投影した自分の性幻想に欲情するんだ 「論理構成はわかります。タブーを侵犯すると自我が動揺するんです。自我の消滅。絶対的帰依。宗教のオーガズムと似てる」 制服で拘禁して すじょう素性の不明な 俺が窃視したというスタイルで 吃って あおは青灰色の海に着水した ぜんてい前庭 赤蜻蛉の群舞ぐんぶ 施主せしゅ しょうか商家あきんど 「僕達の欲望も挫折も、本に書いてある通りの道を辿る。残念ながらね」「

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    2023年02月09日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    ネタバレ

     舞台は西東京で双子の姉妹が主人公となった。上巻に比べると戦局の説明で済ます場面が多く、あまりぐっと来なかった。登場人物がすっかり大人になって上巻ほど健気さや切迫感がなくなってしまった。
     そうは言っても双子は魅力的で面白い場面もたくさんあった。上巻が面白すぎたせいで割りを食ったのかもしれない。

     続編は読もうかどうか迷う。

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    2017年11月19日
  • 覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

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    ネタバレ

    裸者と裸者、愚者と愚者に続く第3弾。

    日本で起きた内戦。
    妹と弟を守るため、兵士となり、時代を生き抜いていく孤児の少年。
    戦争で双子の片割れを失った、ギャングのボスの女の子。
    この2人を中心に話が進む。

    作者が亡くなったため、未完。

    これを読むために裸者と裸者から読み直したけど、面白いね。
    未完なのがほんとに残念。

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    2017年09月19日
  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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    ネタバレ

    裸者と裸者と同様に、下巻は双子ちゃんのほうが主役。
    戦況が目まぐるしく変わり、途中から何軍が何なんだか分からなくなってきます。
    双子ちゃんが女の子ギャングのボスとしての活躍します。
    様々な信念のもと差別をする人間と、すべての差別を否定する人間が、生きることに精一杯の子供たちを巻き込んで、戦争はまだまだ続きます。

    が、作者が亡くなってしまったようなのでこの物語は未完となるようです。
    残念ですね。

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    2017年09月17日
  • 愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

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    ネタバレ

    裸者と裸者の続き。
    上巻は海人が主人公。
    戦争は終わらないし、昔からの仲間は裏切るし、もうたいへん。

    下巻に続く。

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    2017年09月17日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    上巻ので主人公の少年が出会った、双子の女の子を中心に物語が進んでいく。
    物語が進んでいく感じは、上巻とおんなじ感じ。
    ぐわーっと押し寄せる感じではないけど、次が気になる感じ。

    最後に一波乱あって、愚者と愚者(上)に続きます。

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    2017年09月17日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    自分自身がいままでと変わりない自分だと思っていること以外に自分が自分だと証明できることがない。すべては幻想だなんて結論にも至ってしまう。うーん。

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    2015年08月15日
  • そこに薔薇があった

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    男たちはモテ、そして殺される。
    どうしようかって優越感と
    あっけないようであって
    よむのを任される素晴らしい小説。

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    2015年06月04日
  • 裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争(4)

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    政府軍、反政府軍、ヤクザにマフィア。武装勢力が群雄割拠する内戦状態の日本。孤児部隊を率いるカイトは家族のため、孤児たちのため、先の見えない戦いに駆り出される。理不尽な暴力、剥き出しの欲望、悪でなければ生き残れない残酷な現実の中で、それでもカイトは未来を夢見る。戦争は終わらない…のか?

    孤児部隊の世界永久戦争編、完結です。
    原作既読なので、駆け足に進むな〜とか物足りないな〜とか思ってしまうんですが、この作画は嫌いじゃないです。桜子、椿子の話も読みたい。

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    2015年03月27日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    伊坂幸太郎のエッセイで一押しだったので読んでみる。なるほど、深い。「ぼく」の深さは良い。しかし、そう来てしまうのか、うじうじ。

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    2014年08月14日
  • ハルビン・カフェ

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    中国・韓国・ロシア系の各マフィアが覇権争いを繰り広げる、福井県の海市を舞台に、それらマフィアと警察内の報復組織P、そして警察組織自体の抗争を描く骨太なハードボイルド小説です。
    細かくカット割りされるように、何人もの登場人物の視点が切り替わって事件の進行が語られ、600ページにも及ぶ長編ながら緊迫感を持続したまま読み通すことができました。
    また、これは僕が男やからかも知れませんが、出てくる女性キャラがみんな力強く、たくましく、したたかで、セクシーに描かれていると思いました。
    打海文三さんは初読でしたが、積ん読も含め、他の作品も読んでみたいと思えました。

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    2014年02月03日