打海文三のレビュー一覧

  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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    ネタバレ

    裸者と裸者と同様に、下巻は双子ちゃんのほうが主役。
    戦況が目まぐるしく変わり、途中から何軍が何なんだか分からなくなってきます。
    双子ちゃんが女の子ギャングのボスとしての活躍します。
    様々な信念のもと差別をする人間と、すべての差別を否定する人間が、生きることに精一杯の子供たちを巻き込んで、戦争はまだまだ続きます。

    が、作者が亡くなってしまったようなのでこの物語は未完となるようです。
    残念ですね。

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    2017年09月17日
  • 愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

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    ネタバレ

    裸者と裸者の続き。
    上巻は海人が主人公。
    戦争は終わらないし、昔からの仲間は裏切るし、もうたいへん。

    下巻に続く。

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    2017年09月17日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    上巻ので主人公の少年が出会った、双子の女の子を中心に物語が進んでいく。
    物語が進んでいく感じは、上巻とおんなじ感じ。
    ぐわーっと押し寄せる感じではないけど、次が気になる感じ。

    最後に一波乱あって、愚者と愚者(上)に続きます。

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    2017年09月17日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    自分自身がいままでと変わりない自分だと思っていること以外に自分が自分だと証明できることがない。すべては幻想だなんて結論にも至ってしまう。うーん。

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    2015年08月15日
  • そこに薔薇があった

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    男たちはモテ、そして殺される。
    どうしようかって優越感と
    あっけないようであって
    よむのを任される素晴らしい小説。

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    2015年06月04日
  • 裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争(4)

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    政府軍、反政府軍、ヤクザにマフィア。武装勢力が群雄割拠する内戦状態の日本。孤児部隊を率いるカイトは家族のため、孤児たちのため、先の見えない戦いに駆り出される。理不尽な暴力、剥き出しの欲望、悪でなければ生き残れない残酷な現実の中で、それでもカイトは未来を夢見る。戦争は終わらない…のか?

    孤児部隊の世界永久戦争編、完結です。
    原作既読なので、駆け足に進むな〜とか物足りないな〜とか思ってしまうんですが、この作画は嫌いじゃないです。桜子、椿子の話も読みたい。

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    2015年03月27日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    伊坂幸太郎のエッセイで一押しだったので読んでみる。なるほど、深い。「ぼく」の深さは良い。しかし、そう来てしまうのか、うじうじ。

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    2014年08月14日
  • ハルビン・カフェ

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    中国・韓国・ロシア系の各マフィアが覇権争いを繰り広げる、福井県の海市を舞台に、それらマフィアと警察内の報復組織P、そして警察組織自体の抗争を描く骨太なハードボイルド小説です。
    細かくカット割りされるように、何人もの登場人物の視点が切り替わって事件の進行が語られ、600ページにも及ぶ長編ながら緊迫感を持続したまま読み通すことができました。
    また、これは僕が男やからかも知れませんが、出てくる女性キャラがみんな力強く、たくましく、したたかで、セクシーに描かれていると思いました。
    打海文三さんは初読でしたが、積ん読も含め、他の作品も読んでみたいと思えました。

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    2014年02月03日
  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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    容赦ないな、次はだれが死んじゃうんだと思ってどきどきしながら読んでたけど、やっぱめちゃめちゃおもしろくて読み始めたら他のことできなくなる

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    2013年11月03日
  • 裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争(1)

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    各地域の武装勢力が群雄割拠する近未来の日本。
    戦争は日常となり、モラルは崩壊、暴力が支配する。
    そんな混沌とした世界に順応し、強かに生きる孤児たちの物語です。
    原作のイメージ通りというわけではないのですが、なかなか面白いです。
    POPな画風でエグいことを言わせたり、やらせたり。
    ギャップがいいですね。
    戦闘シーンはやはり絵があるほうが映えますし。
    双子側の物語は描かないのかな?

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    2013年10月12日
  • ハルビン・カフェ

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    第5回(2003年) 大藪春彦賞受賞
    架空の都市、福井県西部の海市。
    大陸の動乱を逃れて大量の難民が押し寄せ、海市は中・韓・露のマフィアが覇を競う無法地帯化。
    相次ぐ現場警官の殉職に業を煮やした市警の一部が地下組織を作り、警官殺しに報復するテロ組織が誕生。
    警官の警官による警官のための自警団。
    彼らは「P」と呼ばれた。

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    2018年02月20日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    内戦でメチャクチャに狂ってる日本。
    戦争ものはどうしても暗くなるキライがあるけど、何だろ…淡々としてるのかな?変に明るいのかな?そんな感じ。
    各国で内戦が起こってる。それがなかなか止まないのはどうしてか。なんとなく分かった気がする。
    大変な大長編です。

    お願い、彼らを虐めないで、助けてあげて、幸せにしてあげて!って胸が痛くなります。

    世界と一緒に狂ってしまおう。

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    2013年07月07日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    ネタバレ

    月田桜子、椿子(つきだ さくらこ、つばきこ)の双子の姉妹が下巻の主人公。栃木県宇都宮市で祖父母と母親と暮らしていたが戦争で同時に亡くす。
    その時、海人と知り合い別れた後は昏睡強盗をして生活していた。海人の援助で編入した東京の私立校を退学になった後は、戦場輸送のトラック運転手を経て女の子だけのマフィア「パンプキン・ガールズ」を結成する。
    いつも二人で行動しお互いに一身同体とみなしている。容姿は成人しても15歳くらいの女の子だがその行動は野放図で欲望のままに生きる。しかし、義理人情には厚く状況に応じて非情な決断を下すときもあるが非道な悪事は犯さない。

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    2013年06月29日
  • 裸者と裸者(上) 孤児部隊の世界永久戦争

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    『裸者と裸者』の舞台となる日本は、長い内乱状態にある。金融システムの崩壊にともなう経済恐慌と財政破綻、そんななか、国の軍隊が政府軍と反乱軍とに分裂して戦火を交える。政府軍はアメリカ軍の支援のもと、大規模な空爆で反乱軍の鎮圧に乗り出したが、その結果は反乱軍の武装集団化と戦線の拡大をもたらし、内乱は泥沼化する一方となった。略奪行為やレイプ、拉致、ありとあらゆる破壊と恐怖と憎悪と飢餓が全国を覆い尽くす苛酷な世界――本書はそんな、あらゆる常識や倫理観が徹底して崩壊してしまった世界を生きていかなければならなかった孤児たちの物語。

    秩序が崩壊し略奪、強姦、殺人がまかりとおる世界を描写しながらも陰惨で悲劇

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    2018年09月24日
  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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    「愚者と愚者」下巻。ジェンダー・ファッカー・シスターズ。
    下巻は椿子率いる「パンプキンガールズ」と河野率いる「黒い旅団」との戦いが描かれる。女の子の自由を掲げるパンプキンと女性の戦闘参加を許さない黒い旅団の見解の相違から、複数の武力勢力に跨り戦いが繰り広げられる。。
    今回も深いお話。万人に受け入れられず、読者を選ぶ作品。数多くの武力勢力が登場し、名前と関係がわかりずらい。それでも椿子と周りの仲間の会話や気遣いにホッとし、続きが気になり一気読みしてしまう。そんな不思議な魅力を持った作品。読後「愚者と愚者」の表題が胸に響きます。今後の展開を期待し、次は未完の完結作「覇者と覇者」を読みます。

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    2013年03月24日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    「裸者と裸者」下巻。邪悪な許しがたい異端の。本巻は佐々木海人と行動を供にした月田姉妹の物語。川崎市多摩区、九竜シティを舞台に女性の差別問題に立ち上がる。様々な人種が入り乱れ無法地帯と化した、この場所で月田姉妹が起こした行動とは。。利権の獲得、差別社会の撲滅、そして戦争終結のため、張り巡らされる策略は読みごたえたっぷり。ラストは衝撃的でした。

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    2013年03月17日
  • 裸者と裸者(上) 孤児部隊の世界永久戦争

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    上巻、下巻で話が変わります。
    上巻は、孤児の長男、海人の話。混乱の中を生き抜く強さを早い展開でスリリングに描く。
    下巻は、海人がであった双子の話。スリリングさはあるものの、何か物足りないし、展開も爽快でない。

    ということで、この続編にあたる「愚者と愚者」、「覇者と覇者」には手が伸びませんでした。

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    2012年11月05日
  • 覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

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    震災以降よく目にすることになったひたちや郡山、二本松といった地名も登場する。自分たちが住んでいるのと同じ名前のまちで生きるために戦う孤児部隊の少年たちや少女ギャングたちの溌剌とした姿に、胸を躍らせ勇気を得る同世代の少年少女がたくさんいればいいなと思う。
    未完は残念だけど、逆に今でも主人公たちが自分の中で生き続けているようで、それはそれでこの小説に相応しいような気も。

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    2012年04月02日
  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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    セックスマイノリティと戦争の話。

    「暗い・気持ち悪い・残酷」そう感じるのに
    (性差別や偏見ではなく内容や全体の空気)、
    不思議と爽快感が得られる。

    読む人を選ぶかもしれないがけど、俺は好き。

    この続編を永遠に読めない事は、心残り。

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    2012年01月21日
  • 愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

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    セックスマイノリティと戦争の話。

    「暗い・気持ち悪い・残酷」そう感じるのに
    (性差別や偏見ではなく内容や全体の空気)、
    不思議と爽快感が得られる。

    読む人を選ぶかもしれないがけど、俺は好き。

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    2012年01月21日