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両親の離婚後、月田姉妹は烏山のママの実家に引越し、屈託なく暮らした。そして応化九年の残酷な夏をむかえる。東から侵攻してきた武装勢力に、おじいちゃんとおばあちゃんとママを殺されたのだ。十四歳の姉妹は、偶然出会った脱走兵の佐々木海人の案内で、命からがら常陸氏へ逃げ出した。そして――戦争を継続させているシステムを破壊するため、女性だけのマフィア、パンプキン・ガールズをつくり世界の混沌に身を投じた――。
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Posted by ブクログ
中学生のころに本屋で表紙絵に惹かれ購入、読みました。 性的な描写も多く中学生向きではないなと今なら思います。ですが物語の設定、少年兵の主人公(上巻)と双子(下巻)のキャラに引き込まれていきます。
上巻に続いて下巻も連続2回読破。 月田姉妹の一見破天荒な雰囲気も根底にある仲間や弱者を想う気持ちの強さの現われであり、それを持って強大な組織や力に臆することなく立ち向かう様は痛快でもあった。 非力を嘆きながらも己を曲げず突き進む月田姉妹は誰よりも強い。だからこそ、あらゆる差別の根絶の提唱に説得力があ...続きを読むるんだろう。 『世界はとっくに狂っている』と理解し、ぶっ飛んだ感じでその狂気に“適応”しているように見えた姉妹ではあるが、最後に桜子を亡くした瞬間の椿子の悲しみは誰よりも正常に見え、悲しさを共感しながら『人間でいる限り狂気に適応するなんてできないんだ』と妙に納得できたような気がした。
「旗をかかげる。異端分子を殲滅する。世界を浄化する。そういう政治主義はくそ食らえだ」姉妹は言った。 「世界を変えたいっていう欲望はないの?」 「ないね」姉妹は即答した。 「ないのか」森が残念そうに言った。 「戦争を継続させているシステムを破壊したいとは思っている」 マイノリティ解放軍、女の子マフィ...続きを読むア、反政府軍の反司令軍の活躍。まじ面白い。
上巻と同じく一晩で、とはいかなかったけど、すごすぎて言葉がない!2013年途中でやめられなくなる本暫定1位
上巻よりも戦争自体をクローズアップした印象。多分月田姉妹が海人くんより精神的に成熟していたからだと思う。月田姉妹はこれからどうなるのか、気になる。
月田姉妹が主役に据えられた今作。戦争の中、無秩序な混沌と官能と破壊と死にあふれ、けれど彼女たちが潔いのは、蔑みや卑下に身を置かないからだ。多くの血と喪失を負い、そして“彼女”は何処へ向かうか。
海人の成長の話だった上巻に対し、下巻は上巻で海人に助けられ親しくしてきた月田姉妹の話。 しかし、スピンオフなどではなく完全に直列な話。 海人が孤児部隊の司令官として上り詰めていく一方で、狂った社会に「適応」する為、マリファナを吸いながら昏睡強盗をし、AK片手に長距離トラックの運転手を経て、軍隊に楯...続きを読む突いて女の子だけのマフィアを組織するに至る。 そう書くと冷静で冷徹な感情を動かさない人物像を想像してしまうが、佐々木兄弟やその仲間達と団欒して笑ったり、死者を想って泣いたり、義挙の為に自ら死地に飛び込んだりもする。 やはり海人の場合と同じ様な性格の素直さが、この混沌とした世界を舞台とした物語に後腐れのなさを与えていると思う。 内乱下の戦争孤児という決定的に不自由な立場にありながら、欲望の赴くままに徹底的に自由に生きている姉妹は実に格好良い。 桜子と椿子という二人を敢えて書き分けず、二人で一人であり続けたのも面白い。ちょっと、「暗黒館の殺人」の美鳥と美魚の姉妹を思い出した。今後どうなるのだろう。 (2/10)
上巻と視点が変わったせいか、 上巻ほどのおもしろさは感じられなかったものの、 それでも十分面白く感じた。 最後は不意打ちすぎる。
上巻ので主人公の少年が出会った、双子の女の子を中心に物語が進んでいく。 物語が進んでいく感じは、上巻とおんなじ感じ。 ぐわーっと押し寄せる感じではないけど、次が気になる感じ。 最後に一波乱あって、愚者と愚者(上)に続きます。
内戦でメチャクチャに狂ってる日本。 戦争ものはどうしても暗くなるキライがあるけど、何だろ…淡々としてるのかな?変に明るいのかな?そんな感じ。 各国で内戦が起こってる。それがなかなか止まないのはどうしてか。なんとなく分かった気がする。 大変な大長編です。 お願い、彼らを虐めないで、助けてあげて、幸せ...続きを読むにしてあげて!って胸が痛くなります。 世界と一緒に狂ってしまおう。
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