愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ
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愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

638円 (税込)

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月田椿子は亡くなった桜子を思って泣いたことは一度もなかった。爆弾テロの惨劇の映像が思い出され苦しめられるような経験もなく、そういう自分を責めたこともなかった。桜子の死を否認しているわけではなく、そもそも死んだのが桜子なのか椿子なのか、いまでもよくわからない。内乱16年目の夏、椿子が率いるパンプキン・ガールズは、今日も首都圏のアンダーグラウンドで進撃をつづけている――。

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  • 愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱
    638円 (税込)
    応化16年、爆弾テロが激発している内戦下の首都圏で、規律ある精鋭部隊として名を馳せる孤児部隊の司令官に、佐々木海人は20歳にして任命された。教育を受ける機会を逃したまま、妹の恵と弟の隆を養うために軍隊に入り、やがて仲間とともに戦場で生きる決意を固めた。そして、ふと背後を振り返ると自分に忠誠を誓う3500人の孤児兵が隊列を組んでいたのだった――。『裸者と裸者』に続く、少年少女の一大叙事詩、第2弾!!
  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ
    638円 (税込)
    月田椿子は亡くなった桜子を思って泣いたことは一度もなかった。爆弾テロの惨劇の映像が思い出され苦しめられるような経験もなく、そういう自分を責めたこともなかった。桜子の死を否認しているわけではなく、そもそも死んだのが桜子なのか椿子なのか、いまでもよくわからない。内乱16年目の夏、椿子が率いるパンプキン・ガールズは、今日も首都圏のアンダーグラウンドで進撃をつづけている――。

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愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年01月04日

    「吸引と販売を禁じても、ドラッグ汚染の拡大を防ぐ有効な手段にはならない。なぜか。戦争は恐怖をもたらす。前線で砲弾にさらされ、街角で狙い撃ちされる兵士たちは、ドラッグの多幸感のなかで恐怖から逃れようとする。ドラッグは確実に捌けるってことさ。仕入れに困ることなんてこともない。国内生産は過剰気味だ。ようす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年04月22日

    「出たとこ勝負だ!」
    と叫びながらキュートな女の子たちがAK片手に武装蜂起するなんて、最高にクレイジー。パンプキン!

     文庫下巻の解説にて「打海さんにはまだまだ書かなければいけない物語があるんだよ、と」記されています。私も同感です。だからこそ、この作品で感じたものを汲み取れたらなと思います。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    パンプキン!
    結局、このシリーズは、性描写は過激で、暴力の場面はかなり残酷だったけども、全くいやらしさも陰湿さもなかった。
    この後、海人は椿子はどうなったのだろうと想像を巡らすと、本当にこの物語が未完で閉じてしまったのが残念でならない。(6/26)

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    小説を読むときはだいたい俯瞰しているように世界に入り込むのだけど、
    このシリーズはその世界に立っているような気分にたびたび陥る。
    そしてよく置いてきぼりを食らう。
    一言で言ってしまえば、リアルだ。

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    Posted by ブクログ 2013年11月03日

    容赦ないな、次はだれが死んじゃうんだと思ってどきどきしながら読んでたけど、やっぱめちゃめちゃおもしろくて読み始めたら他のことできなくなる

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    Posted by ブクログ 2013年03月24日

    「愚者と愚者」下巻。ジェンダー・ファッカー・シスターズ。
    下巻は椿子率いる「パンプキンガールズ」と河野率いる「黒い旅団」との戦いが描かれる。女の子の自由を掲げるパンプキンと女性の戦闘参加を許さない黒い旅団の見解の相違から、複数の武力勢力に跨り戦いが繰り広げられる。。
    今回も深いお話。万人に受け入れら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月21日

    セックスマイノリティと戦争の話。

    「暗い・気持ち悪い・残酷」そう感じるのに
    (性差別や偏見ではなく内容や全体の空気)、
    不思議と爽快感が得られる。

    読む人を選ぶかもしれないがけど、俺は好き。

    この続編を永遠に読めない事は、心残り。

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    Posted by ブクログ 2011年10月25日

    再び椿子に視点を変えた下巻。人種差別主義の軍隊の勢力が台頭する中で、パンプキン・ガールズは恐れることなく立ち向かっていく。
    と言っても、家族を養うため・自分の食い扶持を稼ぐために戦う孤児部隊とは違って、椿子たちの戦争への参加のスタンスはあくまで自主的。暴力をふるえるという理由で終わりの見えない戦争に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年11月24日

    孤児たちの戦争シリーズ第2弾の下巻。パンプキンガールズを中心に、より差別と反差別に満ちた愚者が数多く登場します。市街戦で中心人物がまた何人も死んでいきますが、不思議と悲惨な空気が無いのは作者の狙いなのでしょう

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「裸者と裸者」同様、下巻は椿子を中心として描かれている。
    59歳という歳でなくなった打海氏の最後の作品。
    残念ながら未完にしてこの夜を去ってしまった。
    作品的には重く暗いイメージが付きまとうものの、
    そこには打海ワールドならぬちょっとしたスパイスが入っている。
    重いジャンルながらもちょっとしたところ...続きを読む

    0

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