打海文三のレビュー一覧

  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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    「裸者と裸者」同様、下巻は椿子を中心として描かれている。
    59歳という歳でなくなった打海氏の最後の作品。
    残念ながら未完にしてこの夜を去ってしまった。
    作品的には重く暗いイメージが付きまとうものの、
    そこには打海ワールドならぬちょっとしたスパイスが入っている。
    重いジャンルながらもちょっとしたところに
    垣間見ることのできるユーモアが
    読んでいる読者の心を和ませてくれる。
    本当に惜しい人が逝ってしまったなと感じた作品だった。

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    2009年10月04日
  • 愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

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    何ともお堅い戦争と性別、人種差別などのお話。
    海人を主人公とした周りで起こる紛争。
    ロケット弾が飛び、兵士達の体が吹き飛ばされていく。
    何とも生々しく切実に画かれている。
    そしてとても鮮明だ。
    こんな未来が来るのだろうか。
    考えるだけでもぞっとする。
    そんな中で生きる孤児達はとてもタフだ。

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    2009年10月04日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    案外するりと読めた本。
    初・打海です。

    初めて行ったコンサート。
    その帰り、駅で人身事故が発生する。
    現場も見ずに進んだ帰路から、世界は異変を始める――。

    という感じ。
    ちょっともう主人公の名前とかも忘れててヤバいんですが(汗)

    名前から硬めな文章かと思ってたんですが(ただの偏見だそりゃ)、意外とすぐ読めましたv
    最後に微妙にエロが来たのは驚きましたが(+その相手にも)

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    2009年10月04日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    上巻で出てきた双子姉妹が主役です。上巻主役の少年も、さらに成長します。スケールのすごさは、さらに加速します。一気に最後まで読みました。続編の単行本上下巻、速攻で買いました。これから打海作品開拓するぞと思ったら、打海さん亡くなってたんですね。残念です。

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    2011年09月26日
  • 裸者と裸者(上) 孤児部隊の世界永久戦争

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    打海作品、お初でした。出張の時読みました。2泊3日で上下巻読みました。いやはや、すごいスケールです。主人公の少年の成長が、セリフの調子の変化でうまく表現されてます。ただ、九州在住のイナカもん(私)にとって、舞台の北関東の土地勘がなく、ちょっととまどいました。でも面白かったです。

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    2011年09月26日
  • ハルビン・カフェ

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     タイトルに魅かれて購入しました。

     語り手の視点が目まぐるしく転換する、とても複雑な構成になっていますが、最後まで飽かずに頁を繰らせる緻密な筆致で満たされています。

     とくに架空都市・海市の微に入り細に入る描写が非常によかったです。舞台となる北陸の新興都市は、北朝鮮系の十星会・中華系の梟雄幇・ロシア系のマフィアグループが三つ巴に縄張りを競い合う非合法地帯として描かれています。街角に佇む欧亜混血の娼婦、牡丹紅酒楼、老沙事件、『日本海NEWS』など、都市生活の断片に与えられた独特の名称には、SFのサイバーパンクを彷彿とさせるネーミングセンスの妙味を感じました。ウィリアム・ギブスンの CHIB

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    2009年10月04日
  • 時には懺悔を

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    映画化に先行して。社会派ミステリだった。
    物語としての面白さというより、探偵が関係者をたどっていく様子や、障害児をとりまく大人たちの人間心理、探偵自身の家庭の問題など、そういった面がとてもよかった。
    どのように映像化されるのか楽しみ。ただ、キャストを見たら、登場人物が変わっていてあの辺りは省略されるのかなと。

    また、探偵のモラルといったくだりもあったが、戸籍取得にしても司法書士を通じたり、附票も使ったり、結構正確で感心。ミステリだと時折、現実的にはあり得ない記述もあってそこでガックリきてしまうこともあるけど、そこもよかった。

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    2026年08月22日
  • 探偵という快楽

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    「星屑のステージ」

    「むらの男は夜眠れない」

    の短編二篇と

    「ロシアン・ルーレット」

    の長編一篇の連作。

    主人公は探偵の佐竹。

    2026年8月28日(金)に全国公開される『時には懺悔を』の続編で、打海文三先生の遺稿となった未発表作。


    ーーーーーーー

    打海文三先生は「山形小説家・ライター講座」の2000年代の常連講師であられ、世話役の池上冬樹先生とも懇意にされていて、講座には毎年一回はいらしていましたが、惜しくも2007年に亡くなられました。

    この作品は私はストーリーはよくわからなかったのですが、平成の初めに描かれたようで、当時の空気感が溢れていました。

    この作品は残念なが

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    2026年08月11日
  • 時には懺悔を

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    正直………重かった。。。
    今年8月末に映画公開で観に行く前に読んどこうかと
    (大好きな黒木華ちゃん含め豪華出演者ですよ)

    幼児誘拐と探偵殺人の2つの事件が………

    障害がある子供と親の抱える色々な問題。。。
    周囲の人の視線や理不尽な扱いなんかも………

    誰でも過ちや失敗あるなか………
    そこから逃げ出す時も!向き合う時も!
    重い重過ぎるテーマで消化しきれないんですけど
    (−_−;)

    映画公開は楽しみにしてます♪♪♪

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    2026年07月26日
  • 時には懺悔を

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    2026年8月28日より劇場公開される
    西島秀俊&満島ひかり ある事件の真相を追う探偵コンビ役で初共演 中島哲也監督「時には懺悔を」

    佐竹は、数年前に退社した大手の探偵社アーバン・リサーチの元上司・寺西に頼まれ、探偵スクールのレディース一期生・中野聡子の代理教官をすることになる。その日の実習は、やはりかつての同僚・米本の探偵事務所に盗聴器を仕掛けることだったが、事務所に忍び込むと、そこには米本の死体が転がっていた。佐竹は中野を助手に、米本が殺された謎を調査していくが、やがて過去に起きた障害児の誘拐事件の真相に迫っていくことになる……。濃密な親子の絆を描く、感動の傑作ミステリー!

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    2026年05月14日
  • 裸者と裸者(上) 孤児部隊の世界永久戦争

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    ネタバレ

    作者さんと未完のシリーズということになんとなく惹かれて買ってみましたが、すごい手に取りづらいタイトルですね。ストーリーは人間関係や展開がおもしろいものの、戦争の状況に関する記述が難しく、たぶんこんな感じだろうと曖昧なままに理解。戦争が題材だから性に関する展開も多々あり、カイトのひらがなしゃべりに妙に癒されます。読むのに多少疲れましたが、下巻も購入済みなので続けて読んでみようかと。まさかこういう作品で重いバックボーンを背負った女装少年に出会えるとは思わず、多少の衝撃を受けました。

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    2026年03月24日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    ネタバレ

    読むのに疲れたのに、最後の最後ですごいことに。今まで双子として、しゃべり、行動してきた彼女。どうなるのか気になるものの、どうにも読みづらくて辛い。続きは読まないだろうけど、出会えて良かったと思っています。とても興味深い作品でした。

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    2026年03月24日
  • 時には懺悔を

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    少し古い話なので携帯電話が一般的じゃないこととかに慣れるのに時間がかかる
    自分だったらどうするかとか色々考えさせられた

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    2025年10月22日
  • されど修羅ゆく君は〈新装版〉

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    あぁ、探偵ねぇハードボイルド?
    読み易いのですぐ読めた。
    ?、表紙の左の人誰だ?
    タイトルもよくわからないな…

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    2025年04月11日
  • Memories of the never happened1 ロビンソンの家

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    すっと読めてすごく面白いんだけど、
    9割シモの話してたから苦手な人はよく考えてから買った方がいいかも

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    2022年09月12日
  • Memories of the never happened1 ロビンソンの家

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    めんどくさい人たちによる、同じところをグルグル回っているようなディスカッション・ドラマ。この手はいつの時代も一定量が供給されているし、安い邦画なんかは特にそうだから、必要としている人たちは常にいるんだろう。登場人物は誰もクールに振る舞うのだけれど、すごい熱意で懸命にクールぶってる印象で、平熱の登場人物が多い、今時のドラマに慣れていると、暑苦しくて仕方がない。このくらいの古さが、いちばん古びて感じられるものなのかも知れない。

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    2022年04月18日
  • されど修羅ゆく君は〈新装版〉

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    ずっと読みたいと思っていた著者の作品。何と言っても題名すごいよね。そしてもてもての男阪本といい、13歳の姫子といい、ウネ子、野崎、新田までも、他の本には出てこなかったような人物が描かれる。もっと読みたくなる小説だろう。

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    2021年04月11日
  • 時には懺悔を

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    単純にして明快な嘘に徹することにしたのだ 胸の内で沸々と発酵している思いに考えを巡らした 色んな喪の儀式を通じて癒されるらしいんだが 死への衝動 水頭症 肢体不自由養護学校 哀しみの底 感情が剥き出し 現状の把握も露骨なほどリアル 二分脊椎症 両下肢機能全廃りょうかしきのうぜんぱい 淡島通り 聡子の健啖ぶりを間近で眺めた 牛久駅 ひろつ尋津真一郎 稲城市 多摩丘陵きゅうりょう 稲城長沼駅 鶴川通り 川崎街道 日比谷公園の松本楼 謂れのない謗りそしりを受け 私刑リンチされた黒人の死体=ストレンジ・フルーツ 山葵わさび 牛蒡の間引き菜 水上勉《くるま椅子の歌》 ひらく拓 アイラ・レヴィン《ローズマ

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    2019年11月02日
  • 一九七二年のレイニー・ラウ(小学館文庫)

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    こうや曠野に吹き晒そうとするのか 劉雨 薬罐が微かな悲鳴をあげた 「恋に落ちるってね、世間からも落ちていくことなの」 クラッシュ ディヴィッド・クロネンバーグ 死に至るほど激しいクラッシュ事故で性的なエクスタシーを得た人々が カオルーン九龍 場末の場末の娼婦 「女性としては、心置きなくセックスを愉しめる、最高の年頃なのよ」 香港島の摩天楼 1989年の天安門事件の後で、彼女は香港に見切りをつけてカナダへ渡った。 アンタッチャブルな空間 清朝時代の建築を模した建物が点在する 男が堕ちた女を救済するというオメデタイ物語へと コロネア路環島 立会川駅 退っ引きならない現実を 初恋 単なる発情です 憩

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    2019年05月30日
  • 愛と悔恨のカーニバル〈新装版〉

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    世田谷区 戸川姫子 田村翼 むぎぶえ 1992 ジュラシックパーク ラグビー アイルランド 登校拒否 吉祥寺 久我山 戦後ドイツ 渋谷 アラニス•モリセット 武蔵浦和 高田馬場 佐竹 鈴木ウネ子 藤原悠介 帆木幸世 一編の詩であるような暴力映画 フィジー 倉本イサム ヴェロニカ 八尾純一 カニバリズム 靖子 金物屋 代沢 代田 戦艦大和ノ最期 楼蘭 愛知県人 耳の採集 みすず美里 辛島功 毅 報復 権力の打倒 夢の王国 悪へ至る道 朴漢文 鷗 鳶 されど修羅ゆく君は

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    2018年03月30日