打海文三のレビュー一覧

  • 時には懺悔を

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    知り合いの探偵が死んだ。殺し。真実を探っていく探偵・佐竹。一人の障害児がクローズアップされる。
    障害を持つ子を抱える家族の苦悩、ささやかな幸せ。それが軸となりミステリーとしてもぐんぐん引き込まれる。読後も余韻たっぷり。
    とても良い本でした。

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    2014年10月10日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    「裸者と裸者」は面白かったけどちょっと、ついてけない部分がありましたが(SFとか、軍隊物を読まないので知識がなくて、場面とか装備なんかのイメージが上手く出来ないという意味で)これは素直に読めました。
    平凡な生活の描写とか中野駅ってあたりと、主人公が巻き込まれた混乱や拘束、そうして辿り着いた結論の差が面白かったです。妙にリアルで怖かった。。。
    小さい頃の、この世界が嘘だったらどうしよう的な考えを思いだしました。四次元の世界とか。ドラえもんでも劇場版でそんな話がありましたね。
    みんな一回は考えるんでしょうか。

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    2014年08月04日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    上巻はのめり込むように読んだが、下巻では少し戦闘場面に飽いたのか、それとも読んでいる自分自身の精神状態が影響したのか、上巻ほど引き込まれなかった。
    スポットが当たる人物が上巻から下巻でガラッと変わったのも、その一因かも知れない。
    ともあれ、果てしなくとすら思える内乱状態に陥った日本の姿を、圧倒的な迫力で描いていて、自分自身の平和ボケや甘さを思い知らされる。
    目を背けたくなる反面、続きが気になってたまらない。
    なんやかんや言いつつ、未完と知りつつ、続きを読んでしまうんやろうなと思う。

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    2014年04月22日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    伊坂幸太郎のエッセイで書かれていたので読んだ。
    難しかった。
    何がなんだかわからなくなり、救われない気持ちになった。

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    2014年02月19日
  • ハルビン・カフェ

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    硬質な文章に見合ったハードボイルドさ。ハードボイルド小説、というよりは大人のヒーローものです。男でも女でもぞわりとくるヒーローを明かそうと奮闘する話。しかしストーリーが多重構造を極めていて一回では全貌を理解しきれず…

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    2013年12月07日
  • ハルビン・カフェ

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    日本海に面した架空都市を舞台に、中・朝・露のマフィアと警官による自警団の争いを描いた純日本製ハードボイルド。
    多視点の構造によりストーリーが難解になっているため、格好良いと思えるシーンを拾い出しつつ読むのが良いかと。

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    2013年08月21日
  • 裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争(1)

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    しっぶい話だなぁ……硬派というか。絵もかなり地味だしこれはなかなかメジャーになるのは難しそう。と思ったらこれ小説が原作なのね、なるほど。通りで若干漫画映えしないストーリーだとは思った。

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    2013年02月09日
  • 時には懺悔を

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    探偵の死、障害をもった子供への葛藤と過去の誘拐事件。難しいテーマだと思う。子供を育てるということは本当に大変だな。

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    2012年09月17日
  • 時には懺悔を

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    友達の探偵が殺されたので、犯人を探そうとしたところから、話が始まるが、結局、まったく関係のない別の事件(10年も前の障害児誘拐)を暴くといった展開になった。探偵を殺した真犯人への記載は10ページにも満たないんじゃないかなあ。それはそれで、びっくり。

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    2012年09月04日
  • 愚者と愚者(下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ

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    裸者と裸者同様、下巻は双子の姉妹が主人公。



    あらゆる差別に立ち向かう椿子の、でたらめのようで一貫した姿勢がカッコイイ。
    彼女のように、自分の欲望の有りのままを素直に受け入れられたら、きっと世界は違って見えるだろうな、

    パンプキン・ガールズのテーゼ、なんて力強いんだろう。

    お前が罪を犯すなら、私も罪を犯そう





    いろんな軍が分裂したり統合したりするから、後半はほんと混乱する。
    差別が生む狂気とか矛盾とか歪みが、どんな風に人を変えて行くのか、飲み込んで行くのか、という事を描くための記号だと思えばあんまり気にならないかな。



    覇者と覇者は未完だけど…
    読みたいな。

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    2012年03月06日
  • 愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

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    上巻は、前作と同じく、佐々木海人が主人公。
    大人になり、軍人としての成長を遂げたが、戦争はまだ終わらない。
    新勢力との闘争、治安の悪化、差別、反乱、虐殺…

    司令官としての立場と、一人の人間としての立場の狭間で、悩み、苦しみながら、決断を下し、自分の本心と折り合いをつけていく過程が、絶妙。

    何があっても守らなければいけないもの、それを私は守れるだろうか?






    下巻でどんな展開になるのか気になる…

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    2012年03月06日
  • 裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の

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    下巻は、上巻にも登場した双子の姉妹が主人公。
    上巻同様、戦争の酷さ、権力争い、裏切り、報復、陰湿に暗くしようと思えばどこまででも出来そうなのに、何故かあっけらかんとした空気が漂ってるのは何故だろう。

    双子の姉妹の持つ諦めのような潔さのせいかしら。

    いろんな勢力が出てきて、複雑化しすぎて正直何がなんだか分からないけど、読みとばしちゃっても問題無し(笑)
    敵か、味方か、それがわかれば大丈夫(笑)

    登場する女の子達がみんなたくましくてかわいい。



    読み易くはないかもしれないけど、内容は面白い。

    続編、愚者と愚者も読もうかな。

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    2012年03月06日
  • 裸者と裸者(上) 孤児部隊の世界永久戦争

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    もしも今、日本で戦争が起きたら、きっとこうなるんだろうな、と思う。
    戦争のきっかけになったのは、金融システムの崩壊、経済恐慌、財政破綻、まさに今の日本じゃないか。

    家も仕事も食料も無くなり、世界は混沌としていく。
    当たり前のように行われる、略奪、暴力、ドラッグ、売春、凌辱…
    力がなければ、何も守れない。


    主人公の佐々木海人は、純粋だけど、正義のヒーローではない。
    生き抜くため、大事な人を守る為なら、人を殺すし、強奪もする。

    戦争という状況の中では、今私が思うような善と悪は全く通用しないんだな、と気づいた。

    無垢な少年だった海人が、戦乱の世界を生き抜いていく中で、仲間を見

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    2012年03月06日
  • 時には懺悔を

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     探偵物としてだけ読むと、探偵の裏側みたいなストーリー展開だが、誘拐、しかも障害者となると複雑かつ考えさせる作品であるかなと。
     とおりいっぺんの視点だけでなく、そちら側というかあちら側というか自分自身の生活からは思いもよらない視点を提示され、戸惑うというか立ち止まってしまった。新米女性探偵の組み込み方も面白かった。

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    2011年12月25日
  • 覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

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    さすがに前作から間が空きすぎて内容覚えてなかった。最初から読み直すか。

    フィクションとはいえ、中国朝鮮からの難民流入、治安悪化、内戦突入の流れが現実に起こりうるのでは?なんつって。

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    2011年11月22日
  • 覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

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    「裸者と裸者」と「愚者と愚者」を読み終えた後に、作者の死を知って、続きがあるとは思わずに、『ラストに見る生への賛歌を見るにつけ、捨てたものでもないという戦後を想像するのも難くない』と感想を書いたけど、本当に途中で終わってしまった第3部があったわけね。
    前半、20年も続く内戦を終わらせるための闘いが延々と描写され、後半、その戦後処理が淡々と描かれる。
    恐ろしい戦争で生き残り、それぞれの分野で成りあがった孤児、マフィアの女の子と男の子、急進派の女、武装したゲイたちが、これまで同様に自らの規範だけを頼りに日々を凌ぐ。
    “短い人生のすべてが、現実に直面するたびに問題の深さと複雑さを知るという日々” 

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    2011年11月20日
  • ロビンソンの家

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    岬の一軒家で従姉妹と友人と共同生活をする主人公。幼い頃、母が失踪した事実が子心の傷となっている。
    湿っぽい雰囲気になってもおかしくない設定なのに、
    母が確信犯的な明るい女性で描かれることで、翻訳小説のようなからりとしたテイスト。似ている作家を挙げるとすると、ポール・オースター、サガン?

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    2011年10月29日
  • 時には懺悔を

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    探偵仲間が殺された理由を探っていくと、数年前に起きた誘拐事件と繋がったが、誘拐された子は重度の障害を患った赤ん坊で、しかも今もまだ元気で生きているらしい、というところからどんどん転がっていく、社会はサスペンス。
    障害を持つ親の心情にも、「きっとそう思うんだろうな」と思いを馳せたり、障害があるがゆえに捨てられる子供を第三者の立場から眺めて、無責任な発想を膨らませたり。
    障害者を取り巻く問題をいくつも投げかけられたようで、二日に亘り考えさせられました。

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    2011年10月24日
  • 一九七二年のレイニー・ラウ(小学館文庫)

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    香港でわかれた女性レイニー・ラウに主人公が二十五年ぶりに再会を果たす表題作をはじめ、借金とりたてに訪れたやくざと主婦の危険な関係を描いた「花におう日曜日」、美しい背中の女性と知り合い、著者自身の小説観まで投影される「ここから遠く離れて」など、静かに心を打つ八篇所収。あなたが出逢えたかもしれない「恋人」たちがきっとここにいる―珠玉の恋愛小説集。

    やはりこの人の表現が好き。
    「恋に落ちるっ てね、世間からも落ちていくことなのよ」
    路環島にてもよかった。大人のやり取りで。きっと中学生が読んでもわからないだろうね。

    また読み返したい

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    2011年09月14日
  • ぼくが愛したゴウスト

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    主人公の翔太は自分のことを思考が足らずぐずでバカだと卑下するが、自分にはとてもそうは思えない。少なくとも自分が11歳だった頃よりも遥かによく物事を考えていると思う。
    その妙にしっかりした主人公に違和感を感じながら読まなければいけなかったのが少し残念。大人と話すのってもっと緊張しない?とか、理不尽な現実をそんな風に割り切れる?とか、あまり現実味のない小学五年生に感じた。
    人の意識や感情といった哲学的な考察が根底にあるのだけど、そちらも少し薄いというか物足りない。

    少年が成長して大人になる話し。だと思う。

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    2011年08月18日