打海文三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
9年前の誘拐事件を追っていたと思われた探偵が惨殺され、その死を明らかにするため、探偵佐竹と見習い中の助手が、かすかな手がかりをたよりに解いていく。
重度の障害を持って生まれ誘拐された子供、子供の世話に追われて逃げようとしない誘拐犯、知っていて取り戻そうとしない元両親という、犯人側にも葛藤があるタイプの話。
調べる方もまったくもって完璧ではなく、子供に感情移入してしまったり、犯人を自首させようとヤキモキしたりと悩むポイントが多い。
文章も読みやすく、いわば「宮部みゆきタイプ」の社会的正義が簡単に適用できないシチュエーションで、読ませたいポイントがわかりやすいところは高く評価できるだろう。
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Posted by ブクログ
裸者と裸者同様、下巻は双子の姉妹が主人公。
あらゆる差別に立ち向かう椿子の、でたらめのようで一貫した姿勢がカッコイイ。
彼女のように、自分の欲望の有りのままを素直に受け入れられたら、きっと世界は違って見えるだろうな、
パンプキン・ガールズのテーゼ、なんて力強いんだろう。
お前が罪を犯すなら、私も罪を犯そう
いろんな軍が分裂したり統合したりするから、後半はほんと混乱する。
差別が生む狂気とか矛盾とか歪みが、どんな風に人を変えて行くのか、飲み込んで行くのか、という事を描くための記号だと思えばあんまり気にならないかな。
覇者と覇者は未完だけど…
読みたいな。 -
Posted by ブクログ
もしも今、日本で戦争が起きたら、きっとこうなるんだろうな、と思う。
戦争のきっかけになったのは、金融システムの崩壊、経済恐慌、財政破綻、まさに今の日本じゃないか。
家も仕事も食料も無くなり、世界は混沌としていく。
当たり前のように行われる、略奪、暴力、ドラッグ、売春、凌辱…
力がなければ、何も守れない。
主人公の佐々木海人は、純粋だけど、正義のヒーローではない。
生き抜くため、大事な人を守る為なら、人を殺すし、強奪もする。
戦争という状況の中では、今私が思うような善と悪は全く通用しないんだな、と気づいた。
無垢な少年だった海人が、戦乱の世界を生き抜いていく中で、仲間を見