半村良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1972年星雲賞受賞作品にして日本伝奇小説の記念碑的作品。
私は読書に関しては極端な偏食者なので、今まで読んだことの
なかった半村良。一度は読んでおかなければという思いもあって、
今回存在を知ったこの作品を読んでみた次第。
吸血鬼、狼男、巨石信仰、アトランティス、不死者、ケルビム、と
伝奇的要素をこれでもかと詰め込んだ、刊行から40年以上経った
今でも決して古さを感じさせない驚異的な小説だった。
ただ謎解きや伏線の回収が即時的というか、謎の提示と謎解きが
ほぼ同時に進行していく感じからか、どうも今ひとつ私には
はまらなかったかな。話が誰を中心に回っているか一定しないのも
難のひとつかもしれ