ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
アトランティス、暗殺集団、赤い酒場、巨石信仰、狼男、吸血鬼、不死の生命……。この本を手に取ったあなたは、これらの言葉からどんな物語を想像するだろうか。失踪した妻を捜し夜の街を歩く建築家・隅田、展示場から消えたアトランティスの壺を追うカメラマン・伊丹。彼らの周囲には、次第に不可解な出来事が起こり始める。一見脈絡のない事象を縦糸に、男女の愛を横糸に紡ぐ、半村良の伝奇ロマン。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
昔の日本SF、特にこの半村良や小松左京の作品には、面白ければ何でもありだ、面白い奴の勝ちなんだ、というようなある種批評を無効化させてしまう強さがある(山田風太郎もそうですね)。 きっと物語を信頼していたんだなぁ。 クーンツとか好きな人はたぶん気に入るはず。
イスラムの暗殺教団、アトランティス、巨石信仰、人狼、吸血鬼、永遠の命、サンジェルマン伯爵。 SF・伝奇モノの定番プロットがぎっしり詰まったミステリーの傑作。 どのネタも今では手垢がついた感じだけど、これが1971年に発表されたというのが驚き。 密度の濃いストーリー、骨格のしっかりしたキャラクター。...続きを読む 今どきの小説にはない無骨だけどストレートなエネルギーに押されて一気に読まされてしまいました。 中盤以降、提示された謎に登場人物ひとりひとりがパズルのピースのようにパチリとはまっていく展開に目が離せなくなります。 頁を繰る手が止まらなくなる、まさにページターナー! ※男女の描写が相当エロいので、そういうのが苦手な人は受け付けないかもw
最初はミステリーかと思うようなはじまりで、 様々な伏線が用意されていくが、 古代文明に対する考古学や土俗信仰などをふまえてというかこじつけて 途中からオカルトチックな展開になっていく。 好きなジャンルだった。 途中ミステリにありがちな冗長な説明的な部分も続くし、 風呂敷を広げすぎて最後どうなるかと...続きを読む心配になるが、 きちんと最後は哲学的落とし所があって、納得した終わり方でした。直接的な文章でわかりやすかったし、 最後まで読んでみると退屈はしなかったです。 人間の欲はどこまでも深い。 権力(支配欲)、色欲、不死⋯ 権力と下層消費者(奴隷)では同じ価値観は共有しえない。 けれど権力者は奴隷なしには存在しえない。権力や資本が人類社会に寄生するものだから。 この構造がそのまま物語の血のモチーフや超自然的な存在と対比して描かれているので身近なものとして感じられた。 単なる伝奇怪奇とした稚拙さは感じられない。大人向け伝奇。 ああ、でも昭和かも。権力や出世やエロが前面に出てるので昭和の男性が好みそうなテイストかもしれない 昔の本だし価値観も違うのは当然だけどZ世代は嫌いかもしれないな 永遠の愛という言葉があるけれど 儚い命だからこそ人は繋がっていられるのかも。 ちょっと官能小説のようなところもあったり、 敬虔なカトリックなんかは宗教学的に嫌悪感を抱くところもあるかもしれません。
すっごい創造力! お店が真っ赤な理由とか、ドラキュラの選抜理由とか、継承の仕方とか、色々おもしろポイントはあるけど、ドラキュラの死因が熱中症ってオモロー!! 正直神話とかわからないところもあったが、その辺は斜め読みした。とにかく壮大。
初の半村作品。 アトランティス、吸血鬼、ケルビムなどの伝奇的要素が満載です。 長い小説だったけれども面白かったぁー。 高橋克彦の作品が好きな人は読んでいて楽しめるはず! 他の作品も読んでみよう。
1972年星雲賞受賞作品にして日本伝奇小説の記念碑的作品。 私は読書に関しては極端な偏食者なので、今まで読んだことの なかった半村良。一度は読んでおかなければという思いもあって、 今回存在を知ったこの作品を読んでみた次第。 吸血鬼、狼男、巨石信仰、アトランティス、不死者、ケルビム、と 伝奇的要素を...続きを読むこれでもかと詰め込んだ、刊行から40年以上経った 今でも決して古さを感じさせない驚異的な小説だった。 ただ謎解きや伏線の回収が即時的というか、謎の提示と謎解きが ほぼ同時に進行していく感じからか、どうも今ひとつ私には はまらなかったかな。話が誰を中心に回っているか一定しないのも 難のひとつかもしれない。 ケルビムは実は私の卒論のテーマだったりする(苦笑)。
半村良が気になって読み直し中の1冊。発想においてすごいと思うが、記憶のなかにある(今回はまだ読み直していない)『産霊山秘録』の鮮烈さに比べると、予想外に平板な展開と感じた。今のところ、半村良の多様な守備範囲のなかでは、『雨やどり』『新宿馬鹿物語』『どぶどろ』系の人情物のほうが個人的には好み。
ジャンルとしては伝奇物。現代社会に現れた吸血鬼と人狼。そこに世界各地の様々な伝承・逸話が入り交ざった感じ。どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションか。そこら辺の線引きを曖昧にしてリアリティを出すのがうまい。 中盤以降は性描写が多め。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
石の血脈
新刊情報をお知らせします。
半村良
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「SF・ファンタジー」無料一覧へ
「SF・ファンタジー」ランキングの一覧へ
どぶどろ
試し読み
亜空間要塞
亜空間要塞の逆襲
アクナル・バサックの宝
雨やどり
雨物語
暗殺春秋
「半村良」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲石の血脈 ページトップヘ