香月日輪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学への進学を決めた夕士は受験を控えて勉強に力を入れる日々が始まった。夏休みは学校の講習に続き長谷のスパルタ授業も続く。そんな中、息抜きに長谷から貰ったチケットのタダ券を片手に街を訪れた所、千晶やクラスメイトと共に宝石強盗に巻き込まれてしまう。千晶が怪我をし、仲間たちを守るために夕士はプチの力を使うことを決意する。
前の巻から一転、すごい事件が起きて、千晶にプチの力を見せることになった夕士。千晶ならそんな夕士のことも長谷のように受け入れるだろうと思っていたけれど…。
あと2冊で妖怪アパートもお終い。やっぱり夕士が卒業して終わるんだろうな〜 -
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Posted by ブクログ
先日,香月さんが亡くなられましたね.ちょうどこの本が届いた翌日でした.世知辛い世の中を逞しく生きて欲しい,彼女の作品はいつもそう語っているように思う.もし我が子に本を読ませたいと思うなら,彼女の作品をオススメします.
以下あらすじ(巻末より)
「人にはそれぞれ自分の物語があるんだよ」継母に子どもができて、家族とうまくいかなくなった少女・舞子。学校でもいじめられ、幽霊が出るというイラズ神社に、ひとり行かされることに。心細さのあまり亡くなった母を思いながら、暗い竹やぶを歩いていく彼女の目の前に、突然、わらぶき屋根の家が現れて―!?ねこまたのおばばと不思議な物の怪たちとの出会いが、舞子に本当の自分を -
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ネタバレ剣と魔法と140歳の歳の差カップルの物語5巻目。
パーティのメンバー、道具、知識ともに揃い、目指すは魔女のいる北の山地。難所をいくつも切り抜けて、魔の山を登り、魔女の城の前まで来るところで次巻へ。
ここまで来ると、人助けエピソードはないが、代わりに、インディー・ジョーンズ風の冒険譚がひとつ。荒れ地で野営した夜、男性チームがとらわれの身になり、命からがら逃げ出してくる(もちろん敵は殲滅)という、ちょっとした変化球なのだが、これでお姫様ララの機嫌が大いに悪くなるところが面白い。
これは全体を通じてだけれど、ララの大人びた面と不安定な子どもの心のギャップは、(作者によって)人工的に作られた魅力だ。で -
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ネタバレ剣と魔法と140歳の歳の差カップルの物語2巻目。
自分の魂を狙う魔女と戦うため、旅をする廃王女ララと用心棒のバビロン。ここからしばらくは、まさにRPGのようなストーリーが続く。問題を抱えた村を助け、力のある魔道師の元を訪ねて新たな力や道具を得る旅。旅の仲間も増える。
この巻では、偉大な魔道師の孫、だけど魔術より科学が好きという変わり者のナージスが加わり、さらに龍族の幼い姫君テジャまで預かることに。
いやはや、この世界は本当になんでもありだ。魔術の種類、食べ物の種類、人種、そして様々なモノにつけられた名前! 精霊や魔術の名前には、漢字とカナが併記されているのだが(例:「土鬼」に「ドルク」というル -
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生みのお母さんが亡くなって、新しいお母さんを迎えた小学生の舞子は、色々うまくいかないことばかりですっかり落ち込んでいた
両親との壁
クラスメートからのいじめ
家にも学校にも居場所のなくなった舞子はそんなある日
「出る」と噂の古い神社へと行く羽目に
しかし、不気味に連なる赤い鳥居の先に開けたのは
穏やかな花畑がどこまでも続く
とても暖かな場所だったーー
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不器用な親子、不器用な友人関係
そういうものに悩む小さな心に触れる
母と子の間に立つ今、そのどちらの気持ちもよくわかる気がして
どちらともつかない涙が滲んだ
子どもはこんな風にして、育つのがいいんだなぁと
おばばの住 -
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相変わらず、何ておいしそうなんだるり子さんの料理!
最初の写真だけでも身もだえしてしまう…。
るりこさんのお料理日記とレシピが同時進行していく形。
料理日記というか内容解説に近いかなぁ、竹中に食べさせてあげたいって一文がずしんと来ました。
そうなんだよなぁ、夕士に一番に話しかけてその壁を取り除いたのは竹中なんだよなぁ。
お弁当を手放しで絶賛するなんて根は素直でいい子だったんだろうな。切ない。
レシピは「おぉぉ、手間暇かかってる!これは再現できない!」という感じ。
でもこれくらい手間暇かかってこそるり子さんの美味料理だよな。
私にもご飯作ってくださいるり子さん