青木祐子のレビュー一覧
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このシリーズにしては珍しく、派手な乱闘(?)シーンがあってちょっとビックリ!!
全てはクリスを取り戻し、闇のドレスに纏わる事件を終わらせる為なのだけれど…ジャレッド! あなた一体何者ですか!?
只者じゃないとは思っていたけれど、よもやここまでとは!!
もちろん、クリスを護って戦うシャーリーも格好良かったけれど、二人きりになった途端、ぐずぐずになっちゃう彼も可愛いな───とか、思ったりw
何にしても、クリスとシャーリーが元通りになってくれてひと安心したけれど、根本的な部分での解決には何1つ至っていない点がとても気がかり。
二人には、一日でも早く本当の意味で幸せになって貰いたいのだけれど…。 -
Posted by ブクログ
なにやら乙女な表紙にどきどきしつつ・・・・。
これが、なかなか。
この店で作ったドレスを身にまとえば恋が叶う、そんなまことしやかな噂につつまれた仕立屋「薔薇色」(ローズカラーズ)。店主で唯一のテーラーのクリスは、そんな華やかな噂のドレスとは対照的な、地味で控えめな少女。彼女に舞い込んだ新しい仕事は、引きこもりの貴族のお嬢様の社交界デビューのドレス。さあ、どうするクリス。
登場人物の配置は、ま~さ~に~王道!って雰囲気の、ちょいとわけありの勝気な相棒(女子)と、依頼人の貴族の若者(美しい)。だけど、そこでありがちな暴走ラブラブモードを抑えに抑えて、こんなにストイックでいいの!?ってくらい抑えて、ゆったりと、しかもミステリー仕立てで書いているところに参りました!今後いろいろ展開はありそうですが、この本の時点では『ハウルの動く城』より抑えてあります。
コバルト文庫を手に取らなくなってン十年ですが、少女向け小説の老舗の風格を感じました。
そういえば、私の思春期の読書の始まりは、コバルト文庫だったものねえ・・・・新井素子と夢枕獏だったけど。 -
Posted by ブクログ
前回いいとこなし(ヒドイ)だったシャーリーですが、今回憑き物が落ちたかのように、ガンガンと攻の姿勢。
元来こういう性格なんだろうな~彼は。
それが侯爵家の跡取り息子であり、政治家であるという立場が、いろいろがんじがらめにしているんだろうな、って。
にしても、馬が苦手でいろいろ我儘な面も目立っていた、あのシャーリーがねぇ…と思うと、長らく読者でいて見守り続けていた気分のものとしては、感無量です。(かなり勝手に)
しかし今回一番ビックリしたのは、クリスの変わりようかな。
知らない男性の前だと極度の緊張で、状況によっては失神していたあのクリスが、母の為とはいえ敵陣に乗り込み、あれだけしっかりと立ち会えるとは思わなかった。
展開的にどうなの?と思わないでもないところもあるけれど、シャーリーとクリスが、周囲のことも含めて、自分達の立ち位置を確認した回だなぁと思って読みました。
彼らは彼らの覚悟を。
そして周囲は周囲として支えていく心積もりを、文面ではなく感じました。
シャーリーが自分の立場でクリスを望む事は難しいと思っていて、クリスも終わりの予感を抱えていた頃とは雲泥の差、この雰囲気!!
その頃は、この話は一体どうやって終わるのかと思っていたけど、今なら打破していくことを信じられるもん。
そうう風な流れを説明じゃなく、読んでいる人間に感じさせるのはすごいなぁと思う。
そしてめちゃめちゃカッコ良かったシャーリーが、宿屋で弱って寝ているのもそうですが、それ以上に翌朝には何もなかったような顔をして、フロックコートを着ちゃうんだろうなぁと思うと、そのええカッコしいのところに萌えました(笑)
クリスにはいいとこだけ見せようという気持ちは変わらないのに、ちょっとだけ、無意識にも弱いところを見せ始めている今が、たまらなくおいしい。
でもやっぱり、貴族(しかも侯爵)と仕立て屋の恋は前途多難で。
結ばれることはもう疑ってはいないけれど、その後の彼らのことを思うと、どうなるんだろうと思う。
公爵夫人としてクリスがやっていけるとは思えないし、シャーリーが自分の責務を放棄するとも思えない。
やっぱりいろいろ心配です。 -
Posted by ブクログ
「恋のドレスと聖夜だけどコテンパンシャーリー」
……あきさん、至言です。すごいです。
まさにそんな内容の話でした。
ということで、のっけから勇んでプロポーズ(に近い告白)をしにいって、別れを突きつけられて、ボロボロになって帰ってきたシャーリーに、泡を食う従僕のアントニー。
女の子の強さが際立つ一冊ですよ。超好みです。
しかし今回イチオシだったのは、ハンパなくツンの(性格にはツンな訳じゃなく素直に自分を表現できないんだけど)コーネリアが、シャーリーにビアードが好きという本音を洩らすシーンに、ごく悶えましたっ。
あのコーネリアがこんなこと言うなんてっ!
シャーリーほどじゃないにしても、すごくびっくりしました。
いや、言ったことだけでなく、こんな風に考えているなんてっっっ!
あー、この二人はいい家庭を築くよ。
きっと結婚したらコーネリアは徐々に変わっていくだろうし。
あの侯爵家から離れられたら。
二人の未来に幸あれ~v
にしてもドロシア。
めっちゃめちゃ怖いんですけど…。
下手なオカルトよりよっぽど怖い。
どうなることかと思ったけれど、これで家族が修復できていくことを祈ります。少しずつでもね。 -
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とりあえずひと段落でしょうか、まずはめでたい。自信満々に開き直ったシャーロックかっこよす。シャーロックが絡むとしゃんとするクリスかわゆす。次回の糖分注入が楽しみで今からにやにやです。予想外に大きな方向に話が展開してびっくりでした。歯切れよくさくさく展開して、とても読みやすかったけど、闇のドレス陣営をもう少しじっくり見てみたかった気もします。コルベールとアイリスはなんらかの形で救われて欲しいなあ。あらかた事情が明らかになってもリンダはまだかなり謎の人なので、今後の展開に期待します。いろいろ問題は残ってるしまだまだ終わりそうにない気配でわくわくです。しかし、とりあえずお二人にはローストビーフを食べに行ってほしい。ついに仲間達に先越されちゃってるし!笑
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2013.5
久しぶりに再読。
シリーズ3巻目になると、ドレスうんぬんのドラマ性は薄くなってる気がする。
それでも、キャラクターのドラマ性は損なわれてない。
空っぽな感じの令嬢ファニーが、憧れの思い出ではなく、本当の恋をして強くなっていくところがよかったな。
お相手の愛人は哀しくて切ない。ミレディーみたいな女で、こういうキャラも描いてみたい部類の人。
クリスたちは恋を意識、パメラと先生も急接近(恋の矢の話が印象的)、いろんな人を描いて、ひとつのドラマを追っていて、本当に面白いです。
最後の決闘と、オチ?への向かい方にハラハラしたー!
エンタメですな!
2010.5
うわぁ、103人が登録って……めっちゃ売れてるんだなあ。
コバルトらしいお話で、元気になれる物語。
女の子がきちんと自分を確立していて、行動的で積極的!
相手役の男の子はちょっとかすんじゃってるくらい。
ハラハラさせる物語展開も面白い。
わたしってやっぱ、コバルトが好きだわ、うん。 -
Posted by ブクログ
アルフ(シャーリー父)が遂に自らクリスと接触した!
もっと威圧的な態度に出られるか、もしくは冷徹に切り捨てられるのかと思っていたが、そんなことは微塵も感じさせないほど紳士的で、ほんの少しだけ二人の未来に期待してしまう。
が、今回の見せ場は、やっぱりラストでしょう。
挿絵担当のあきさんもあとがき漫画で描いてたけど、シャーリーの「言ったか?」とシャーリー母の「あなた、おなかがすいてるの?」!
割とシリアスな場面なはずなのに、どちらも素っ頓狂かつ間抜け過ぎて、一瞬目が点になるほど笑えた(笑)。
その反面、クリスの口から発せられた「ありがとう」と「さようなら」が、酷く悲しく、切な過ぎて…ただただ苦しかった。