青木祐子のレビュー一覧

  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー1 恋のドレスとつぼみの淑女
    心を仕立てあげるという言葉通り、登場人物の心を丹念に描いてある。
    そして、ドレスや服は女の子にとってやっぱり自信を持たせる魔法のようなものだな~と思った。
    自分自身の魅力や自信を引き出されたら、女の子はそら怖いもんなしですわ。

     後、フローラの恋心が誰に向いているのか凄いやきもきした。
    この対象が...続きを読む
  • 【シリーズ】上海恋茶館 アール・グレイは琥珀のくちづけ
    この作品の雰囲気はすごく好きです。龍之介も硬骨漢で、女に慣れてはいてもクズではないし。古き良き謎めいた上海を味わうには、もってこいのお話です。第一巻では、ヒロインのリリアと契約恋人になっていた龍之介ですが、この巻ではちょっと進展があります。

    相変わらずキナ臭い租界の上流社会で、リリアの置かれている...続きを読む
  • 【シリーズ】上海恋茶館 ジンジャー・ティーは熱くまろやかに
    12年12月の新刊。
    骨太な小説。
    上海租界の物語が3巻で完結は残念だけど。
    よく上海の魔都のような、怪しい雰囲気が出ていたと思う。
    その分、普通の人にはわかりにくいだろうな、とも思うけど。
    もっと読みたかったな……!
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー27 恋のドレスと白のカーテン
    遂に終焉!
    ハッピーエンドで終わる、と信じていたが、いつもハラハラしながら二人の恋を見守っていたので、表紙の様な幸せが二人に訪れて本当に嬉しい♪

    しかし、この最終巻での一番の立役者は、やはりソフィアだろう。
    シャーリーがサインした廃嫡の書類にインクを倒し、よもや「風が吹いたのよ」と言い張ろうとは!...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー2 恋のドレスは開幕のベルを鳴らして
    第2巻を読破。

    今回のゲストキャラは再起をかける女優マーガレット・ベル。

    舞台が好きで、演じることが大好きだった彼女だけれど、貴族の娘であるがゆえに実力を認めてもらえなかった彼女。

    ブロマイドが売れても、月日がすぎれば色あせていくことに恐怖を覚えた彼女は、1年間舞台に立つこともできなくて。

    ...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー1 恋のドレスとつぼみの淑女
    第1巻を読破。

    なんだかひさしぶりに最初から読みたくなったので。

    「恋を叶えるドレス」と有名な「薔薇色〈ローズカラーズ〉」。

    いつも地味な服装の小柄な縫い子クリスと、明るく美人な売り子パメラ。

    性格も容姿も正反対な二人だけれど二人三脚で「薔薇色」を盛り立てていて。

    そこに妹のドレスを注文し...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー26 聖者は薔薇を抱きしめて
    パメラの恋と未来に決着がつきます。
    イアンもアントニーもいい男たちですねぇ。

    パメラの良いところというのは、
    高ぶらず卑下もしない
    その生き方とか態度。

    依存もしないかわりに
    誰かのせいで自分をダメに
    したりもしないので、堅実で
    自力で実現できる未来に向けて
    歩いてゆける子です。

    こういう子が...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー27 恋のドレスと白のカーテン
    ついに読み終わってしまった。
    と思う反面、もう睡眠不足の日々を送らなくていいんだとほっとしたりする。

    単身で渡米したとき、はじめてクリスのことを好きだなあと思えました。
    が、その後のクライマックスのためであるとは理解できても、我を通してシャーロックに大切なものを捨てさせてたクリスのことはやっぱり最...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー26 聖者は薔薇を抱きしめて
    パメラぁぁぁ!
    と叫びたくなる終わり方の標題作。

    翡翠の森ですっとばされた、ガイアスタイン城での晩餐会のシーンから始まるけど、それよりも早くオルソープ家の舞踏会でパメラを見つけたんだよ、って言ってあげたらいいのに。
    と思いつつ、とにかくパメラがしあわせになってくれて本当によかった……。

    自分にと...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー22 恋のドレスと陽のあたる階段
    今回もシャーロックがかわいいです。
    ソフィアママ相変わらず無敵。

    クリスの急激なレベルアップぶりに感動した。^^
    まあもとから口数は多くないし、逆に箱入りかってかんじの悪意のなさなので、発音と姿勢そのほか立ち居振舞いが身につけば、意外といけんのかもしれない。
    と思わされた一冊。

    犯人探しをするシ...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー19 恋のドレスと聖夜の求婚
    ふられてショックをうけるシャーリーがおいしいです。

    あきさんの絵がちょっと変わってきていて、もう1〜2年前の絵で見たかったな〜。

    後半、アディルと会った瞬間のシーンがとても好き。
    展開は読めてるんだけど、それでも期待させられてしまうこのシーンで、あの名シーンをリフレインさせるのはさすがだなーと。...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー14 恋のドレスと舞踏会の青
    シーズン最後の舞踏会の夜。アディル嬢とシャーロックのダンスのシーンがすごく良かった。p154〜p157のためにこの巻は手元に置いておきたいなあ。

    アディル嬢と踊ってるときの貴公子然としたシャーロックと、その40ページあとでパメラと気楽に踊ってるシャーロックの挿絵の雰囲気の違いもすてき。
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー7 恋のドレスと運命の輪
    ジムで走るときの暇つぶしように軽い気持ちで読み始めたはずが、予想外に面白くて一週間であっという間にこの巻まで読み進めちゃった。

    シャーロックがクリスに俺を好きか、とたずねて返事をもらうシーンの挿絵がすばらしく彼の気持ちを表していて、この人ほんとこの後どうするつもりなんだろうなーと次の巻以降も楽しみ...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー9 恋のドレスと大いなる賭け
    シリーズの今までのなかでいちばん面白かったかも。

    アディル嬢はあきさんの挿絵でも文章のなかでも文句なく美しく綺麗で麗しいし、
    シャーロックがクリスに拒絶されてきれてるシーンもおいしかったし、
    フォローのいれかたは相変わらずだったけど、
    ダービーで恋のドレスを着たアディルに見とれてしまうのもかえって...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー4 カントリー・ハウスは恋のドレスで
    夜のテラスでクリスを待ちながら、シャーロックが一人で逡巡するシーンが好き。

    出会った時からシャーロックはクリスに興味しんしんだったし、自分のクラスを重んじるわりにクリスに関して彼はフットワーク軽すぎなので、単なるスローペースな恋愛として読んでるけど、こういうシーンが入るとクラスを超えることの難しさ...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー27 恋のドレスと白のカーテン
    長かったこのシリーズもやっと完結です。
    ハッピーエンドでよかった。
    巻末のあきさんのイラストに爆笑!
    早く番外編も読みたい。
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー25 恋のドレスと花ひらく淑女
    初めはあんなに頼りなさ気で、気付け薬まで必要だったクリスが、今作ではある意味、シャーリーよりもしっかりとして見える。
    何より、シャーリーを想う気持ちや、シャーリーの恋人でいる事にブレが生じなくなったのか良い!

    終幕を間近にしてシャーリーが英国を離れる、というアクシデントは発生したが、行き先がアメリ...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー1 恋のドレスとつぼみの淑女
    仕立屋と貴族 という身分違いの恋物語。 クリスとシャーロックが段々と惹かれあっていく様に キュンキュンしました。 身分の差を越えられるのか?闇のドレスとは? とっても続きが気になります。一冊一話完結なので 読みやすいですね。
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー27 恋のドレスと白のカーテン
    このシリーズはどこへ向かっていくのかと心配になることもあったけど、無事大団円を迎えてくれてよかった。いろいろな問題も一応(ほんとうに一応だけど)決着をつけてあって、最後にうろたえるシャーリーと例のあの幻のメニューが見られてハッピー。
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー27 恋のドレスと白のカーテン
    ただただ感無量です・・・。
    みんなに祝福される二人の幸せな姿を見られて本当によかった!
    あとがき漫画も今までで最高じゃないでしょうか・・・!(笑)
    本編が終わってしまうのは寂しいですが、
    番外編が出る可能性があるみたいなので楽しみに待ちたいと思います。