諫山創のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
すごいですよね。なんて世界観。1巻から一気に読みましたが、わけわかんなくなって2度読んでやっと事情が飲み込めるっていう複雑さ。
長編ってダラダラしがちなんですけど、全然飽きさせず一気に引っ張っていかれました。
主人公がいきなり死んだかと思ったら化け物になって蘇ってくるし、登場する仲間は次々に死ぬし、また死に方が…成長期の子供には見せられないシーンの連続。
敵はアホでブサイクな巨人。動きも体型も変だし。元人間の名残もっと残せって思ったりwそもそも攻撃が食うって動物的で怖い。
でも、テーマは案外深淵で、戦争の不条理だったりするのかな。世界大戦中の日本に通じる宗教じみた洗脳と正義を彷彿させま -
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ネタバレ人間に戻れた、クリスタは壁教の一族の重要人物
座標、任務 という言葉。
そして、度々出る『故郷』。
先の短い殺人鬼。
ライナーとベルトルトの会話から気になるキーワードが
次々飛び出てくる。
謎がとけてから読み返すと、辛いシーンだ。
どれだけ帰りたいと二人は思っていただろうか。
ユミルは巨人の状態で60年間外をさまよっていて、
人を食べれば人間に戻れるらしいことはわかった。
だが、それだけなら他の巨人は何故人間に戻れないのか。
巨人たちは何故人間を食べ、消化もせず吐くのか。
ユミルの必死の懇願。
ユミルだとわかって攻撃を止めるコニー達なのに
彼女の目的はクリスタを奪うこと。
混乱する中で、相 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気怠そうなアニ。
このあたりから、女型がアニに似ているように思うのは
やはり気の所為ではないのだなと確信する。
憲兵がこんなにも腐った組織であるとは。
新兵達に対して、お前達だけでやれ、ヘマはするな
という仕事を放り投げ責任も取らないという
酷さがはっきりわかる台詞である。
マルロとアニの会話はも印象的だ。
マルロは正しい人で、
大きな流れに逆らうのは勇気がいることだから尊敬する。
ただ単にバカなだけかもしれないけど、そういう人は珍しい。
私達は正しくないクズだけど普通の人間。
正しいのが特殊というのは少々もやもやするところだが、
流される弱い奴でも人間って思われたいという気持ちや
全員が -
Posted by ブクログ
選択する前に結果を知ることはできない。
終わった後で文句を言うことは誰にでもできることで
戦時でなく日常でもこうしたことはよく目にする。
何かを変えることのできるできる人がいるとすれば
その人はきっと大事な物を捨てる事ができる人だ。
人間性をも捨てることができる人。
何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう
という言葉は非常に重苦しいが響く言葉でもある。
決断をしたエルヴィン。
しかしそれ以上に全てを擲つ覚悟があった女型巨人。
手を硬質化させ、巨人を呼び寄せて自分を食わせるという壮絶さ。
全てを失う覚悟をするというのは、とても難しい。
言葉で言うのは簡単だが、失敗した -
Posted by ブクログ
ネタバレ跳ねっ返り少女と過去に闇を抱えていそうなおじさん、上司と部下、身分差、父と娘の葛藤、中央と前線、事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってんだ!を地でいく主人公、と萌えそうな設定がてんこ盛りです。嫌いじゃない。
原作だと駐屯兵団ってなかなか日常の業務にスポットが当たらないけど、このスピンオフでは壁の中の彼らがどんな思いでどんな暮らしをしていたのかがしっかりと描写されているため、原作を楽しむ視点が増えると思います。冷酷なジャックスが段々と賢いロザリーに絆されていく過程は少女漫画かよ〜って思いましたが萌えるからよし?続きに期待。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ事態が混迷の度合いを増す29巻。ジークの脊髄液や裏切りの連続により最早誰が何処に所属しているかなど関係がなくなっていく
となると、関係してくるのはそれぞれが一体何を信じるのか、何を拠り所にしているのかという点
そもそも最近のエピソードで話題の中心となっているジークやエレンからしてその傾向が強い存在。
ジークはマーレに反逆する意志を持った両親から生まれたがそれを密告、マーレ側につくが最終的にマーレもエルディアも裏切るような思想に染まる
エレンは壁内人類の調査兵団員であり巨人を駆逐すると息巻いていたはずが、父親の記憶を引き継ぎ敵が巨人だけでないと知り次第に壁内人類すら裏切るような行動に出る
ジー -
Posted by ブクログ
エレンが何を考えているのか、ここ数巻判らないままだったけど、この巻ではその傾向がより顕著に
調査兵団が巨人相手に戦う判り易い構造は終わり、今はパラディ島が生き残るためにどのようにして巨大な存在である他の国々と戦うのか、という点が主題になっている。
だからパラディ島の住民と反マーレ派の義勇兵、対してマーレとそれに従うエルディア人戦士隊は相容れない関係にある
それは対立構造であるために揺らぎようが無いように思えるけど、この巻ではその構造が簡単に揺らいでしまう
ガビはマーレ人であれば自分たちの味方だとニコロに話しかけるが、ニコロは同胞へ向ける感情ではなく恋愛感情によってガビを拒絶する
一方でサ -
Posted by ブクログ
これは飛んでもなく難しい展開になってきたな……
この巻では戦闘描写は一切ない。代わりに描かれているのは正論のぶつけ合いと見ることも出来るし、生存競争と見ることも出来る
つまりは言論による戦争が描かれている
だからか巨人と戦っていた頃のような判り易さは一切ない。パラディ島が生き残るには巨人の力を上手く使った上で対立するマーレを打倒する必要がある。対するマーレも始祖の巨人の力を手に入れるためにパラディ島を侵略する必要がある。どちらが勝とうが大きな犠牲は出るし、両者の事情が詳しく描かれた今となってはどちらが勝利を手に入れても明るい気分になれそうにない展開
また、巨人と戦っていた頃には直情径行の強い -
Posted by ブクログ
不老不死でもなく、死人の記憶を受け継いでもいないので分からんが。
そもそも、記憶を受け継いだからお前はもう自由じゃない、といっているエレンが一番不自由になっているように見受けられる。
自分というものはそもそも、記憶で構成されているわけで親父の記憶やら何やらが入ってきてる時点でお前ものお持てる自分は既に、巨人化する前とは違うんやでと。
まぁ、そもそも記憶に根ざすという時点で、刻一刻と変化するのが自分なので不変の自分ってのが幻想にすぎないわけなんだけど。
まぁ、それとは関係なく、自分も記憶を侵されているじかくがあるからこそ、俺は自由やと言わずにはおられなかったのかもしれないが。。。