諫山創のレビュー一覧

  • 進撃の巨人 悔いなき選択(1)

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    悔いなき選択

    OVAとはまた違った内容で、面白かったです。こちらもぜひアニメ化してほしいぐらい。

    1
    2020年07月04日
  • 進撃の巨人(17)

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    エレンが喰われる道を選ばなかった事で求められる巨人化したロッド・レイスの討伐、そして人類を救う代わりの道を見つけること
    どちらも極めて難関に思えるのだけど、どちらの場面でもヒストリアが前へ進もうと自分の意志で発言をしているのが印象的

    エレンにとって自身は不要なのだと考える切っ掛けとなったグリシャの殺害行為。それをヒストリアは「初代王から人類を救おうとした」と定義してエレンに戦意を取り戻させた

    ロッド・レイス討伐では危険性と親への情を振り切り自分の手でロッド・レイスを殺す道を選んだ
    しかもそれは単純に親へのお別れという意味ではなく、革命後の統治を考えたものだったのだから驚き

    どちらも以前の人が求める役割に従順になろうとしていたクリスタではあり得なかった自発的行動
    ユミルの言葉、エレンの言葉。他にも多くの言葉を受けて、ヒストリアはこの短期間で大きく成長し女王としての器を手に入れたようだね


    かつて人類は超大型巨人の出現に拠って地獄に叩き落された
    それを思い出せるロッド・レイスの出現。けれど、あの日と違って準備や戦力が整った状態での迎撃。何よりも今は巨人の力を有するエレンが居る
    始まりの日と似た光景でありながら全く違う結果を導き出すエレン達の戦い。そして新女王の誕生
    革命の成功を証明するには充分すぎる勝利と言えるのだろうね


    革命は成り、ヒストリアは自身が望んだ形の女王と成った
    相手へ優しく接する行動から女神と呼ばれた彼女が今では牛飼いの女神と呼ばれ、かつて彼女に焦がれていたジャン達からは失望されているのにはちょっと笑ってしまう
    でも、そうして変わったヒストリアに対してエレンの接し方はヒストリアが素を出した辺りから変わらない。それどころか、とても親しげな会話をしているようにすら見える
    ここから恋へと発展したり……なんて期待したくなるけれど、エレンを守護するミカサの眼光の前では新しい恋が始まるなんて不可能。というか、ミカサの登場で何かを察したように譲るヒストリアが……
    ミカサが居る限り、エレンに恋する女性が現れるなんてありえないんだろうなぁ……

    0
    2020年06月15日
  • 進撃の巨人(1)

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    設定がすごく面白い

    謎が多い物語の中で真相が明らかになってくると、また最初から読みたくなる作品です。考察などが流行る理由がわかります。ただ、絵柄は粗いです。

    0
    2020年06月15日
  • 進撃の巨人(30)

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    衝撃的な人物が登場

    まさかこの人物が?と思うようなキャラクターが登場し、その背景とともに人物像を掘り下げられていきます。エレンとジーク、それぞれの家族観や故郷への思いが交差しており、物語が大きく動き出します。

    0
    2020年06月14日
  • 進撃の巨人(15)

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    人類同士の戦いが激しくなる中で求められる変化
    それを真っ先に求められたのは対人制圧部隊と戦うアルミン達。
    これまでは巨人を相手にしていたから情けなんて必要なかった。罪悪感なんて抱かずに済んだ
    ジャンを助ける為に咄嗟に敵兵士を撃ち殺したアルミン。その場は戦いの勢いで乗り切れても落ち着いたらそうも行かない
    それはアルミンだけでなく、ジャン達にも求められている
    仲間を、そして人類を助けたいなら躊躇なく敵を殺す必要がある
    ……話をそういう方向に持っていきつつ「お前は本当に間違っていたのか?」と問い直すリヴァイ。彼は人間相手でも戦える兵士を育てつつ、考える力を失った人間にはならないようにしてるんだよね
    良い指南役だ

    リヴァイの言葉を受けて「何が正しいか」考え続けたジャンだからこそ、リヴァイの方針に逆らってまでマルロの真意を確かめるような方法を採れる
    ここでマルロを味方にできるかどうかで後々の展開が大きく変わったことを考えるとジャンの功績はかなり大きいものであるように感じられた

    舞台は移りストヘス区
    王政を打倒し革命を成し遂げようとするなら、ただ王をすげ替えるだけでは不足。それこそ民衆の支持を得る必要が出てくる
    こういった場面で、巨人との戦いの物語という面では役に立たないけれど民衆の意見の代表者と言えるような新聞記者を前面に出し、リーブス商会を引き継ぐことになったフレーゲルを中央憲兵と戦う存在と位置づける展開は良いね

    場も民意も整えられた。なら最後のひと押しをするのは誰になるかと言えば……
    捕らえられ後は口上を述べるしか出来ないエルヴィンが仕掛けた大博打。人類を救うのは果たして誰が相応しいか見極めるための試しの偽証
    王政の隠し持つ情報を確実に引き継げる確証が無くとも、再びの壁が破壊されたときに人類の命運よりも自己の領地や資産を優先してしまうような王政を守り奉る理由はない
    エルヴィンの幼い好奇心から始まった大博打の数々が様々な道を経て、一人一人の選択が世界を変えていく光景は麗しいとしか言いようがない


    革命はほぼ成った。後はエレンとヒストリアの問題だけなのだけど……
    これまで行方が全く判らなかったエレンの父グリシャ。ここに来てとんでもない過去が明かされましたな

    0
    2020年06月13日
  • 進撃の巨人(14)

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    打倒王政を掲げ中央憲兵との対立を明確にした調査兵団
    人類を守る為に巨人と戦う兵士になったはずが、巨人と戦うために人類に刃を向けなければならないという矛盾
    それぞれの受け止め方はかなり違っているね。この展開を上手く受け止めきれないジャン。ある意味受け入れすぎているエレン。こんな時でも頭は冴えているアルミン
    人類同士で戦うなんて簡単に決断できることではないのだから、ある意味この辺りの悩みはリアルと捉えるべきか

    それにしても……
    これ程までにシリアス感の薄い拷問描写がかつて有っただろうか……?
    ハンジとリヴァイがやっている行為は紛うことなき拷問だし、爪を剥がしたり鼻を折る描写も有ったりする
    それでもどこかコメディ調を感じ取れてしまうってどういうことなの……?
    「何も聞かずに爪を剥がす奴があるか!!」ってほんとその通りだよ!

    だからこそそんな間の抜けた拷問描写の後に本当のトリックが明かされる展開には度肝を抜かされるのだけど
    これは確かに拷問だ。けれど、体の拷問ではなく心の拷問だね…
    「こういう役には多分順番がある…」というサネスの言葉はどこか恐ろしい

    そして拷問の果てに明かされるヒストリアの正体とこれからの調査兵団の方針
    単純に巨人と戦うための体制づくりとして始めたはずのクーデターが壁の中の覇権を握る戦いへとシフトしていく。こうなったら最早覚悟の問題ではないし簡単に決断できることでもない
    けれど、リヴァイに迫られたヒストリアは頷くことしか出来ない訳で

    様々な謀の上に事を為そうとしていた調査兵団
    リーブス商会も抱き込み何とか上手くいくと思いきや……
    有る男の出現から全てがひっくり返り、調査兵団に不利な状況が作られていく展開には震えてしまう
    突如現れた対人制圧部隊、そしてそれを率いるケニー・アッカーマン。巨人と変わらぬ驚異を魅せつける彼らに追い詰められていくリヴァイ達による極限の戦い
    これはまさしく命の遣り取りをしているという表現が相応しい

    0
    2020年06月12日
  • 進撃の巨人(13)

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    ライナー達は取り逃がした。エレンは新たな力を示したが得たものは少なく。何よりも調査兵団は熟練の兵士を数多く失ってしまった
    このような状況では休息が欲しくなるけれど、それを許してくれない状況が憎らしい
    だからこそ、エレンには新たな力を自在に操る術を身につける必要性に迫られるし、クリスタもヒストリアとして生きていく覚悟が求められる
    様々な転換が示される13巻

    改めての巨人出現で示唆される人類の限界、そして巨人の正体。それらの描写は問題の根本は巨人が襲ってくることではなくて、人類の中にこそ問題が眠っているのだと示しているかのよう
    そういった状況だからこそ、新たな問題は壁の外ではなく壁の内側、しかも中央からやってくる。
    中央憲兵に拷問されて死んだニック。中央憲兵の言いなりになって行動したリーブス商会

    巨人と戦う事を至上命題としていた調査兵団が巨人と戦うために人類を相手に戦わなければならないという皮肉な展開
    混沌とし、緊迫感を増す展開から目が話せないね


    人類同士の抗争が始まらんとしている中で描かれたのはヒストリアの生まれだね
    これまでの登場人物たちは一般的な家庭で生まれつつも巨人襲来から家庭や平和が壊れてしまったというパターンが多かったように思うのだけれど、ヒストリアの場合はそもそも生まれながらにして平穏が存在していなかった。家族に愛されていなかった
    生きるために手に入れたのが偽りの仮面であるクリスタ・レンズであり、ヒストリアはそれをあまり受け入れては居なかったんだろうなぁ…
    でも、上手く生きるためにはクリスタ・レンズの仮面がどうしても必要で

    そんな中でエレンは他の皆とは違ってクリスタを「不自然で気持ち悪い」と評し、ヒストリアを「バカ正直な普通のヤツ」と評した
    他の人間と違う要素を持つ二人の交流が気になってしまう

    0
    2020年06月11日
  • 進撃の巨人(11)

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    人類を絶望に叩き落とした超大型巨人と鋼の巨人を同時に相手取る戦いは超決戦感があって白熱するね
    また、この二体がただの敵ではなく寝食を共に訓練に励んだ同期だというのだから尚の事。

    戦いの中でエレンは今まで自分達を騙していたライナーを詰問するかのように幾つもの疑問や怒りをモノローグに綴るけれど、両者ともに巨人となっているからそれらは言葉として表に出て来ない
    二人共心に溢れ出てくる思いの丈は拳に乗せるしか無い。それも青春の群像劇のような殴り合いではなく、相手を殺すための殴り合い


    エレンは敗北し連れ去られるのだけど、この際のミカサの反応がとても乙女チック
    同期の中では最も戦闘力があり感情の機微も見えにくい彼女だけど、ミカサにとって最も大切なこと戦って巨人を倒すことではないのだと見えてくる
    小さい頃、エレンに帰る場所を与えられマフラーを貰ったミカサ。とんでもなく大きな力を持つ彼女が望むのは帰る場所であるエレンの傍にいることだけ
    一種、依存にすら見えなくもない感情なのだけれど、ひっそりとした涙が彼女の純情を表しているね


    巨人になれる4人が集まって激しい言葉を交わす46話
    頼れる兄貴分であったライナー裏切り者であった点は違和感が大きいのだけど、このエピソードに拠ってライナーの心理状態が垣間見えるようになっているね
    人類を絶望と死に追い遣ったライナー達なのだけど、全く罪悪感が無いわけではない。それらは彼らにも彼らの事情があるのではないかと察せられる描写では有るけれど、エレンからしたら堪ったものではない
    人類の仇だと思っていた存在が何年も自分の近くにいて普通の人間のように悩んでいる。それは被害者の側からすれば許せない状態

    けれど、それはユミルからしたらそれは「ちっぽけなもんを相手にしてる」ようなもので
    結局、ユミルが最後まで口にしなかった本当の敵。裏切り者の正体が判明し見えたものは幾つも有るはずなのに……
    誰が敵で誰が味方で、誰と戦うべきなのか。まだまだ見えない部分は残されたまま

    0
    2020年06月09日
  • 進撃の巨人(9)

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    何の予兆もなく始まったウォール・ローゼ突破に拠る巨人襲来
    今回は何がどうなっているのか全く判らないという状況が恐怖を誘うね
    また、立体機動装置なしで巨人がいるかも知れない地帯を動き回ることになる104期組の身が案じられる内容

    突如壁内に現れた数体の巨人。それだけでも充分に脅威だと言うのに同時に現れた獣の巨人があまりに不気味
    この時点では実力の程は見えてこないけれど、馬を投げつけ、人語を話し、立体機動装置を持ち帰った行動。奇行種や人間が操る巨人ともまた違った方向性の奇妙な巨人
    ミケだけが邂逅したこの巨人の存在感はあまりに圧倒的であり、物語において超重要な存在であると伝わってくる

    壁の真実を知っているらしい司祭ニック。彼は壁の秘密を話すかどうか、現状を自分の目で見て判断するらしい
    それはこの何もかもが不鮮明な状況では非常に悠長な考え方でもある

    猟師としての生き方を止めることに反発を覚えていたサシャは外の世界を見て、巨人と戦い物の見方が変わったようで。ありのままの自分を保ちつつ少女のために巨人に立ち向かった彼女は大きく成長したように思えた

    自分の故郷が襲われたかもしれないと恐れ必死に走ったコニー。村は悲惨な状態へと変わっていたが死体もなく。
    自分の目で何かを確認することは出来なかった彼はあやふやな希望に縋るしかなくなる

    壁に穴はないのに巨人はやってきた。村は襲われているのに死体も逃げた跡もなかった。そして訓令兵から上がったばかりのクリスタに壁の秘密を話す権利が有った
    何もかもがセオリーとは異なる展開。闇世の中やってきた無数の巨人は只でさえ混乱した状況を更に不明瞭なものとしていくね


    前巻で女型の巨人の正体はアニであると判明した。なら、他の超大型巨人や鋼の巨人も104期組の可能性が高いわけで。この巻ではライナーやユミルのちょっとした言動すら怪しく見えてきてしまう
    また、ついに巨人の正体に迫るような描写すら有ったことを考えると物語は最初の転換点を迎え始めているように思えた

    0
    2020年06月07日
  • 進撃の巨人(8)

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    調査兵団の壊滅的打撃及び成果のない壁外調査。エレンも憲兵団に引き渡されることになった
    どう見ても調査兵団の敗北であり、ここから逆転の道なんてどう考えてもありえない。だというのに……

    完全敗北の一瞬前に逆転の一手を仕込むエルヴィンは普通じゃないし、それを思いついたアルミンも普通じゃない
    この巻でアルミンは何度も冴えた発想を見せているね。彼の本領が少しずつ見えてきた印象

    それでも簡単には取り押さえられないのが巨人側の実力
    アルミンが自身を疑い誘導していると知っていたアニには地下に入れば無実を主張できる余地があったかもしれない。けれど、アニは地下へ続く階段を降りること無く女型の巨人として力を振るった。それはアルミン達との決別の瞬間であり、人類側との決別の瞬間でも有る。だから、ここからのアニは何としてもエレンを奪い逃げなければならない
    それを阻止するためにエレンはアニと戦わなければいけないのだけど……

    エレンに躊躇なく戦えと迫るミカサが恐ろしい……。幼馴染に向ける表情じゃないよ……
    けれど、ミカサがそんな表情を向けるのもある意味当然のこと。女型の巨人であるアニは何人もの調査兵団員を殺した。その中にはリヴァイ班の人間だって居る。そして人類が勝利するためにここでアニを捕らえることが何としても必要
    けど、エレンに巨人と戦う勇気はあっても仲間と戦う勇気はない。
    だからエレンがアニと戦うためには別の理由が必要になってくる。この世が残酷な世界と知っているミカサとアルミンは戦おうとする。なら、エレンは大切な二人を守るために戦わなければならない。
    エレンにとって仲間を守ることが仲間に拳を向ける理由になる

    最後、エレンを攫う目的よりも逃げ帰る事を優先したアニ。それこそが彼女の戦う理由であり、負けられない理由。それを強く自覚した彼女の選択した方法が……

    ようやく巨人を捕らえたかと思ったがそれによる情報は手に入らず。全ては無駄に終わるかと思いきや、とんでもない所から衝撃的な光景が…!

    人類を堅固に守っているかに見えた巨大な壁が実は危うい代物だったかもしれず、調査兵団が数多の命をかけて求めた情報が壁の内側にあるかもしれないという驚愕の事実
    本当に本作は情報の出し方とその活かし方が上手いね

    0
    2020年06月06日
  • 進撃の巨人(7)

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    あまりに多くの命を賭した計略が功を奏し女型の巨人を捉える展開には胸が熱くなる
    これも全ては多くの調査兵団にすら作戦の概略を隠したことで兵団に紛れ込んでいた女型の巨人を騙し討ちすることが出来た。相手の想像を超えたからこそ、成功した計略

    けれど、相手の想像を超えている点が鍵となるなら、調査兵団の側にしたって女型の巨人がこちらの想像を超えてしまったなら為す術が無くなる
    1つ目の想定外は硬質化。そしてもう一つの想定外が……
    人類はこれまでずっと巨人に対して後手を踏んできた。それは巨人の出現が基本的に突然であるからだし、人類が巨人のことをあまりに知らなすぎたから
    特に人間が巨人になれるなんて想像することすら難しい
    そういった弱点がここに来て明確に現れてしまう展開……

    ギリギリの状況の中、女型の巨人の能力を推察するエルヴィン。けれど、それは一歩も二歩も遅くて……
    あれだけ頼りになったリヴァイ班が一瞬の予想外から次々と死んでいく展開には開いた口が塞がらない。彼らですら敵わないのか……

    エレンには自分の力で戦うと選択する機会は何度も有った。けれど、仲間を信じて任せたことで多くの命が失われた。どのタイミングで仲間を信じずに自分の力で戦うと選択すれば多くの命を助けられたのか、女型の巨人を倒す可能性が有ったのか。それはきっと誰にも判らないのだろうけど、エレンの前に突きつけられたのは自分が戦わなかったことで仲間が無惨に死んだという事実だけ

    全身全霊の怒りを込めるかのような巨人同士の戦いは圧巻。これなら勝てるのではと思ったのだけれど……
    ここで女型の巨人がエレンを上回ったのは単純に力の差か…

    エレンを連れ去ろうとする女型の巨人や邪魔をするリヴァイに怒りの言葉を吐くミカサ
    それに対して仲間の死を目にしても何も言わずただただ表情で語るリヴァイ。女型の巨人に圧倒的な力を見せつける彼の内心がどうなっているのか気になってしまった

    0
    2020年06月05日
  • 進撃の巨人(6)

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    女型の巨人による突然の襲撃。それによって数多くの兵士たちが為す術なく斃れていく描写にはこちらまで苦しくなってくる
    トロスト区襲撃の際は多数の巨人がやってきたことで兵士達は死んでいったのだけど、今回はそれとは違ってたった一体の巨人に拠って蹂躙される様は壮絶

    向かい来る兵士たちをあっさり殺してしまう女型の巨人は恐ろしい存在。けれど、他の巨人と違って人間が操る存在であるならば、その行動には目的が存在する。目的が見えれば対策が練れる
    女型の巨人に拠る脅威を前にしつつ、エルヴィンの思惑を察し行動を起こしたアルミンはやはり彼にしか出来ないことが有るのだと再確認できるね

    そしてアルミン以上の思惑を隠し持っていたエルヴィンの判断が本当に光る
    この巻では殆どのシーンに置いて、調査兵団は女型の巨人に蹂躙されている。ジャンや幾らかの兵士は女型の巨人に反抗するがまるで歯が立たない。エレンの居るリヴァイ班などはずっと走り続けているだけだ
    更にエルヴィンは陣形を崩して巨大樹の森に入っていくのだから事態の混迷度は跳ね上がっていく
    一体エルヴィンは何を考えているのか、女型の巨人に勝つ術はあるのか?

    だからこそ、巨人になる力を持つエレンは選択を迫られるわけだね
    リスクの有る力とは言え、それを使えば女型の巨人に対抗できるかもしれない。けれど、リヴァイ班にはエレンを守りもしもの時には抑える役目が課せられている
    ここでエレンが直面した選択は本当にどちらが正しかったのか判断がつかないもの。自分を信じて戦うのか、仲間を信じて走り続けるのか
    確かなのはリヴァイ班は信頼に足るだけの証拠を見せたことで

    長い悩みの末に仲間を信じたエレン。その道を選んだ先に女型の巨人捕縛が待っていたのだとしたら、この逆転劇はあまりに素晴らしいね


    この巻は全体的に肝が冷えるような内容ばかりなのだけど、そんな中で唯一天使か女神かといった自愛を感じさせたクリスタにはとても癒やされました

    0
    2020年06月04日
  • 進撃の巨人(5)

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    巨人掃討作戦が終わり、訓練兵時代も描かれた
    だからこそ、物語はただ巨人と戦うだけのものだけでなく、別の方面も映され始めていく
    単純に考えれば人類に初の勝利を齎し、巨人に変身できるエレンは是非戦力として留めておくべき存在
    けれど、そこには中央の有力者、商会や宗教、憲兵団に調査兵団など様々な思惑が入り乱れ、単純な判断を許さない風潮が出来上がってしまうのだから恐ろしい。
    エレンが居れば戦力になる。けれど脅威にもなってしまう。なら、あの裁判でエレンが選べた道はやはり自分の力を信じること
    エレンがそういった姿勢を選んだから調査兵団もそれに見合った対応が取れる。……それにしたってリヴァイの殴る蹴るは容赦無さ過ぎだけどさ!

    エレンを戦力として迎え入れたことに拠って始まる調査兵団の反攻
    調査兵団を束ねるエルヴィン団長、リヴァイが率いる「リヴァイ班」、巨人の生態調査を行うハンジ
    戦局が変わったのだと知らしめるには充分すぎるメンツの登場だね。皆、一癖も二癖もあってキャラがとても濃い(笑)

    そしてここでも垣間見える人類側の脆弱さ。
    被験体である巨人が殺された事で疑われる内部犯、エルヴィンの謎の言葉
    本作は巨人と戦う物語なわけだけど、表面に見えている以外の部分が深く存在しているのだと察せられるシーン


    トロスト区に雪崩込んだ巨人に拠る恐怖、エルヴィンが語る調査兵団に入った者は殆ど死ぬという言葉
    恐怖を魂に刻みつけられた訓練兵達が調査兵団を選ぶ理由なんて微塵もない
    けれど、その惨状を知ったからこそ選ぶ理由もある。涙を流し後悔をしながら調査兵団を選んだジャン達の姿を上手く言葉に表すことは難しい…

    そして心機一転して始まる壁外調査
    「行って帰ってくる」だけの簡単な任務であり、索敵能力に秀でた陣形で進んでいたはずなのに……
    ネス班長を赤子の手を捻るかのようにあっさり殺してしまった女型の巨人の姿には超大型巨人とはまた違った恐怖を感じてしまうラスト

    0
    2020年06月03日
  • 進撃の巨人(4)

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    冒頭から動かないエレンの為に費やされる命の数々が辛くて辛くて……
    そんな中でようやく動き出したエレンに希望を見出して高揚感を抱いて、すぐに別の絶望に叩き落とすような描写が……!!
    人類にとって初の勝利となるエレンの存在。それを守る為には更に命を費やすしか無い。勝利を確信すると同時に「自分が死ぬしか無い」と判断するってどんな決断だよ……
    リコの「皆……死んだ甲斐があったな…」というセリフが重く響く


    そうして事態が落ち着いたのを機に始まるのは過去編
    そういや、本作って第1話からずっとクライマックスなまま進行していたものだから、訓練兵時代の話ってまだやっていないんだっけ
    面構えが違うと評され、仲間にも大口を叩いたエレン。だというのに初歩の初歩の腰にロープを繋いでぶら下がるという単純な訓練に失敗してしまうのは衝撃的な姿

    あまりに無様でみっともない。エレンだってこの失敗が不味いことは判っている
    エレンの尊敬したくなる点はここで腐らずに恥を忍んで同期にコツを聞き回る点かな。大口を叩いた後にした初歩の初歩の失敗から逃げずに向き合うって中々出来ることじゃない
    自分の素質ではなく、根性を信じたエレン。壊れたベルトでバランスを取った奇跡のような成功には眼を見張る


    この過去編をやったことで同期メンバーの人となりが知れるのは良い点だね
    第1巻の時点からエレンの同期は多数登場していたけど、そもそもキャラが多すぎたり、すぐに喰われてしまった者も居たりと誰が誰か判別するのが難しい面が有った。過去編でそれぞれの個性を掴めるような話が展開される事で改めて104期組の繋がりを感じられるようになっているね

    だからこそ、過去編が唐突に終わり仲間の死に直面する18話が辛い……
    どうやって死んだのか、何の為に死んだのか、死んだ後に何か残せたのか
    まるで死の意味を問いかけるような火葬を前にして「するべきこと」を決めたジャンの姿に弱者の勇気を見た

    0
    2020年06月03日
  • 進撃の巨人(3)

    Posted by ブクログ

    巨人に拠る再度の侵略、そしてエレンが巨人化の力を得たことで見えてくる人類側の問題点
    本作は小さな人間が大きな巨人に挑む戦いの物語であるのだけど、もう一つの側面として人類側の意志をどのようにして統率するかという点にも力を入れて描写しているように思う
    3巻の時点で単純に巨人と戦うだけの物語ではないのだよと申告するかのような内容には感嘆する

    2巻の時点で巨人を殺す巨人を見たミカサ達はこれは人類にとって絶望を覆すきっかけとなるのではないかと踏んだわけだけど、巨人に蹂躙されてきた兵士たちにはエレンが味方だなんて俄には信じがたい
    不信の根源に有る恐怖は言葉で拭い去れるものではないし、行動で味方だと表明するのも難しい。エレンやミカサのように証明を放棄して逃げようとするのも仕方ない状況
    けれど、この場にアルミンが居ることが二人にとってどれだけ心強いか。そして二人から頼られたことがアルミンにとって力強さを感じられたことか

    エレン、ミカサ、アルミンってそれぞれタイプも得意ジャンルも異なるのだけど、このシーンは何故この三人が幼馴染として成立しているか、そして三人が互いをどの様に信頼しているかが見えてくるシーンだった


    ピクシス司令の登場に拠ってエレンが戦力と認められる展開はそれまでの展開を思えば、都合が良すぎるように思うけれど、この局面での本当の問題って「巨人になる人間が目の前にいる」では無く、「兵士たちの心が折れ掛けてる」点。幾らかの兵士は戦いから逃げるために暴動すら起こしかねなかった
    人類は巨人に殺される前に人類に殺されてしまう

    だからこそ、どうしてもエレンには人類の希望となってもらわないと困る。暴走して味方を攻撃しようが、気絶していようが
    壁が破れ、巨人が迫り、人々の心は折れかかっている
    その中で勝利への希望を託されあまりに多くの命を費やすことになったエレンは果たして目覚めることが出来るのか……

    0
    2020年06月01日
  • 進撃の巨人(2)

    Posted by ブクログ

    第一巻のラストでエレンが喰われる展開になってしまったせいで、第二巻にして主人公がほぼ不在という珍しい状況
    その分、巨人と戦う兵士たちの絶望やミカサの過去回想が映えるようになっていたように思う

    3人家族で幸せに暮らしていたミカサ。だというのに人攫いの出現に拠って一瞬にしてその平和が崩れ去ってしまうのは何とも悲しい展開
    両親を殺され自分は手を縛られている。目の前にはあまりに大きい大人。
    それは抵抗を諦める他ない光景。けれど、そこに飛び込んできたエレンはミカサと同じ背丈くらいなのに、生きるために大きな存在に抗い戦った。
    終いには助けに来たはずのミカサにさえも「逃げろ!」ではなく「戦え!!」と叫んだ
    この時点でエレンには巨人に抗う意志に似たものが備わっていると見えてくるね

    戦う力を得ても帰る場所を無くしたミカサ。そんな彼女にマフラーを与え、「早く帰ろうぜ。オレ達の家に」と告げたエレンがどれだけミカサにとって大切な存在になったかが判るシーン

    だからこそ、エレンの死を知ったミカサにどれだけの動揺が走ったのか。それでもエレンの言葉に従い、生きるためにそして勝つために戦う意志を露わにした彼女の姿には尊敬の念を覚えるし、彼女の危機を救うかのように「謎の巨人」が現れるシーンには痺れるね

    巨人を殺す巨人の出現に拠って代わり始める局面
    そして「謎の巨人」の正体。絶望的な状況を打開するきっかけとなるのか、別の絶望を呼び込んでしまうのか……


    そういや、後々の展開を知っていると、あの人物がこの頃から既にあからさまな発言をしていることにちょっと驚いてしまう

    0
    2020年05月31日
  • 進撃の巨人 Before the fall(3)

    ネタバレ 購入済み

    アクションシーンが魅力。

    本編よりもアクション漫画の要素が強く、巨人もだいぶアクロバットな動きをしていてダイナミックです。調査兵団がまだ立体機動装置を導入していない時代の話。調査兵団のトレードマークとも言うべき立体機動装置はどの様に開発されたのか、今後が気になります。

    0
    2020年05月10日
  • 進撃の巨人 Before the fall(2)

    購入済み

    巨人の迫力がすごい

    本編よりもシンプルな内容なので、すらすら読めました。背景や巨人などの作画がしっかりしているので、世界観がよく伝わって来て、迫力もありました。

    0
    2020年05月10日
  • 進撃の巨人(7)

    購入済み

    何度も読み返したくなる

    キャラクターのセリフがその後の展開を暗示しているので、読んでいる時にすごくドキドキした。悪い予感が当たったときは鳥肌がたった。今回は巨人同士の迫力バトルもあり読み応えがあった。進撃はすぐに読み終わるけど、伏線が多いので読み返しても楽しめる。

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    2020年05月03日
  • 進撃!巨人中学校(2)

    購入済み

    だんだんハマってきました

    だんだんスクールラブコメチックになってきて、アニがすごい乙女になってる。1巻目より内容がブラッシュアップされて、読みやすくなった感じです。エレン、ミカサ、アニの三角関係?がいい感じです。

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    2020年05月03日