小笹芳央のレビュー一覧
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タイトルがおもしろそうやったので読んでみた。
予想以上に自己啓発っぽかったけど、個人的には好きな内容でした。
「持ってるひと」は不確実性のなかで戦うひと、つまり「変えられないもの=他人・感情・過去」に振り回されることなく「変えられるもの=自分・思考、行動・未来」に全力を注ぐこと。
また、九九%の努力をしたのちの一%の運に感謝することができる。そこから生まれる謙虚さ。
最後に、社会のなかでいい関係を持って生きることができること。これは丁寧に、誠実に生活することからしか生まれない。
単純に、変えられないもの(他人、過去、感情)には距離をとって冷静に考えてみる、というのは、わかってはいるもののあまり -
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LMに興味があり、手に取る。
最も共感したのは、下記のこと。
・会社は経済合理性を追求するもの
・社会は経済合理性のみ追求するものではない。
・そのため、会社はさまざまな不祥事を生じさせる原因となる。
・会社はあくまで、人が生産性を高めるために考えたシステムであり、会社というシステムに振り回されることは本意ではない。主体は会社ではない。
・会社の品格に影響を与えるものとして、組織、上司、仕事、処遇がある。
上記のことを1章で述べ、2~5章をそれぞれ「~の品格」というタイトルでポイントを述べている。いずれも納得させられるポイントが多いが、情報過多で処理しきれない。ふとした時に読み返すといい -
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ネタバレchap.1
時間は有限
残り時間を算出すせば時間の有限性が見える
時間の長さは制御不能でも濃密さは調整可能
何年後までにどんな自分でありたいか?
そのための有余はいかほどか?
人の不安感や焦燥感なんてちっぽけなもの
「キミの失敗くらいで、会社はつぶれないから大丈夫だよ」
視界を広げること
不確かな未来を案じるより今を生きる
今日に集中するために他愛ないことで1行日記を付ける
何もない日を何かがある日に変える
自分探しより「求められる自分」を全うする
満足するも不満に思うも今の自分の根源は鏡の中
天命を待つ前に人智を尽くす
名前の由来、ルーツ
他人の指摘に過度に怒っていないか
不 -
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品格シリーズ系と思いきや、会社について、しっかり書かれている本。
会社の品格を社員の立場から語られています。
まず、会社は誰のものか?について考察されています。
どちらかというと、株主のものよりも社員のものといった立場で論じられていると思います。社員こそが最大の投資家であり、その投資とは時間やスキルであるとしています。サラリーマンである自分としては、そう、その通りだよなって思います。
また成果主義についても、ちょっとコメントしていて、成果主義は成果の配分ばかりを議論して、どう分けるか、どう公平にするかのみであった。
本来は、会社の儲けを最大化していくためにどんな人事ルールが適切なのかを議論 -
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リンクアンドモチベーション代表の小笹氏によって書かれた本。
元々、人間は「現状維持バイアス」にかかっていて、変化に対してネガティブな傾向にあるらしい。
本書はそのような人に対して、変化を促す為のモチベーションを高める方法を以下の3つのステップに分けて紹介している。
1.Unfreeze(解凍)
2.Change(変化)
3.Refreeze(再解凍)
印象的だったのは、最初のステップである「Unfreeze」の概念。
「自分の考え方に固執し、絶対化してきたことを他の考え方を示す事で相対化する。それによって次のステップであるChangeへの移行がスムーズになる」という考え方はなるほどと思 -
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「あいつ、持ってんな」
と思う人をたびたび見かける。が、持っているものの正体が私にもわからなくてもやもやしたりする。そんなときに本屋をうろついていて出会ったのが本書である。
本書は「持っている人」が持っているものの正体を解き明かすために書かれた本である。解き明かすためとしている以上は最後には「持っている人が持っているもの」が解き明かされるのだが、この文章ではあえてそれには触れないでおく。
「持っているを持っている人」としてトップアスリートがあげられて解説されている。さらに、持っていない人についてもふれられている。普通の人から見た両者の比較はじつにおもしろい。特に著者による「持ってい -
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【内容】
最近、スポーツ選手でよく使われる「持ってる」の言葉。
しかし、それは本当に「運」であったり、生まれつき「持っている」ものなのだろうか?彼らの共通点を探る。
【読む目的】
転職活動がきっかけで、人生において「運」がとても重要なことに気が付いた。そして、実は多くの人が同じことをいろんな場面で語っている。一方で、「運」だけにフォーカスした本はないので、自分の考えの整理と確認を行い、新たな視点を加える。
【成果】
自分が普段考えていることと、内容は一致する分が多かった。また、今までは周りの人とか、ビジネスマンでの成功者の例しか自分は持ってなかったが、スポーツ選手の引き出しが増やせた。
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ネタバレ[ 内容 ]
社員を大切にしない会社は必ず滅ぶ。
この4ポイントで判断せよ!
チェックが多いほど、あなたの会社に未来はない!
◆組織の品格
□カリスマ社長に盲目的に追従している
□自社のヒット商品の成功体験にとらわれている
◆上司の品格
□数字時でしか、物事を判断できない
□支持や方針が首尾一貫していない
◆仕事の品格:
□自社の商品・製品を買いたいと思えない
□社内で培ったスキルが、社外では通用しない
◆処遇の品格
□いまだに給料が年功序列
□金とポスト以外の報酬がない
不祥事が多発する中、会社の「品格」が問われている。
法令遵守や企業統治を掲げてルール整備する企業も多いが、会社とは、まず「 -
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どうしても品格ブームにのった感じが否めないと思った一冊だったが、
最近の仕事感にはちょうどいい一冊にな感じ。
作者がリンクアンドモチベーションの社長。
自分で規模と年数の割には名がしれていると言っているが、
自分もこの会社、就活中に何かあって、覚えている。
あと銀座に看板があるのもあるが。
内容はそこまで新鮮なものはないが、今の先進的な考えが網羅されている。
「ヒト」の大事さ、組織の健全化、金銭以外の報酬・アウトプット、
情報の透明性、処遇の公平性 などなど。多岐に渡ります。
情報隠して、いかに社員を抑え付けるか、拘束するか、
って考えをしてると伸びないし、不祥事も