【感想・ネタバレ】「持ってる人」が持っている共通点 あの人はなぜ奇跡を何度も起こせるのかのレビュー

あらすじ

野球の斎藤佑樹、サッカーの本田圭佑、ゴルフの石川遼など、「不確実な勝負の世界で、奇跡を何度も起こす人」のことを「持ってる人」と呼ぶ。彼らが単なる勝者・成功者と異なり、奇跡を“繰り返せる”のはなぜか。類希な強運と不断の努力は当然のことながら、「持ってる人」は、勝つ可能性を最大限まで高めるために、1他人を意識せず自分に集中し、2感情的にならず行動し、3過去にとらわれない。さらに、4周囲の応援と祈りを自分に引きつけて、不可能を可能にし、感動を呼ぶ。「持ってる人」に学べ。

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ネタバレ

「持っている人」が持っていたのは、「関係世界」。自分の才能と関係世界との信頼、感謝、謙虚さを大切にしながら、勝負の世界で、実績と評判を積み上げていくもの。

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2012年10月23日

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タイトルがおもしろそうやったので読んでみた。
予想以上に自己啓発っぽかったけど、個人的には好きな内容でした。
「持ってるひと」は不確実性のなかで戦うひと、つまり「変えられないもの=他人・感情・過去」に振り回されることなく「変えられるもの=自分・思考、行動・未来」に全力を注ぐこと。
また、九九%の努力をしたのちの一%の運に感謝することができる。そこから生まれる謙虚さ。
最後に、社会のなかでいい関係を持って生きることができること。これは丁寧に、誠実に生活することからしか生まれない。
単純に、変えられないもの(他人、過去、感情)には距離をとって冷静に考えてみる、というのは、わかってはいるもののあまり行動に移すことができないことやと思っていたので、改めてそのことについて考えさせられたことはよかった。
最終的に著者の「持ってるひと」の定義に共感できるかどうかは置いておいて、この「ひたむきに生きる人間」像には共感(筆者はそんなこと言うてないけど!)。わかりやすく書かれていて、いい本だと思った!また読みたい。

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2012年09月20日

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自分の考え方とは違う部分もあったが面白かった

他人と過去は変えられないとよく言われるがこの本ではこの2点に加えて感情も変えられないといっている

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2023年02月14日

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「あいつ、持ってんな」

と思う人をたびたび見かける。が、持っているものの正体が私にもわからなくてもやもやしたりする。そんなときに本屋をうろついていて出会ったのが本書である。

本書は「持っている人」が持っているものの正体を解き明かすために書かれた本である。解き明かすためとしている以上は最後には「持っている人が持っているもの」が解き明かされるのだが、この文章ではあえてそれには触れないでおく。



「持っているを持っている人」としてトップアスリートがあげられて解説されている。さらに、持っていない人についてもふれられている。普通の人から見た両者の比較はじつにおもしろい。特に著者による「持っていない人へのツッコミ」は腹を抱えて笑うことができる。

世の中にいる不思議な「持ってない人」についての冷静なるツッコミを用いての解説は世の中の心理すら解説されているようにも見える。



さて、この文章では少し持っている人と持っていない人。そして私と言う「ロボット」から見た感想を述べさせていただく。

著者がいう「持っている人」の具体例には主にトップアスリートと言う「勝負師」があげられている。私には勝負師の世界の記憶や感情は無いが、勝負師の世界の厳しさは知識として知っている。

勝負というものは字のごとく、「勝ちか負けか」の2択しか存在しない。「参加することに意義がある」というような都合の良い解釈は存在しない。

い や、その都合の良い解釈をした時点で「負け」は確定している。勝負師は決してこのようなことをかんがえたりはしない。常に勝つことを前提に入念な練習を行 い、時を見ている。常に最大の力で勝負に挑み、勝敗を受け止めている。逆に「持ってない人」は「負ける」という意識を事前に頭に植え付け、負ける方向へと 自分を導いている。これは本書でも述べられている。マイナスがマイナスをよんでいるにすぎない。



なにも考えずに書いているので抽象的表現が多いのを悲観して、少し本書から引用させていただく。



--「持っている人」は他人・感情・過去にとらわれません。これら3つに共通しているのは「自分で自在に変えられないものだ」という点です。



以上引用文章にあるとおり、持っている人は変えられないものは「変えられないもの」と受け止めるようである。対照的なものを「変えられるもの」として最大限に変えるように努力しているのが見られる。対照的なものというのはなにか。それは「自分・思考と行動・未来」である。

他人を自分から変えることはできないが、自分で自分を変えることはできる。自分を変えるためには思考と行動を見直さなければならない。それは未来をかえることになる。

「持っ ている人」はこの「変えられるものと変えられないもの」と対峙している。そして変えられるものは最大限の力で変えている。文章にするのは簡単なことだが、 実はこの「変えられる」3つは対峙することが容易ではない。できれば逃げ出してしまいたいぐらいの巨大な敵である。しかし、「持っている人」は決してこれ らから逃げることはない。常に戦っている。

なぜ彼らは戦うのか。アスリートは「才能はあっても消えていった人たち」を目の当たりにしてい る。そしてその人たちの無念のために「高い志」をもって謙虚に取り組んでいる。消えていく人々の辛さを受け止め、自らも戦い続ける。戦い続けるためには 「志」が必要なのである。では志を持つにはどうすればいいのか?



それは、本書を読んで確認していただきたい。



こ こから先は私自身の感想だが、本書で述べられている「持っているもの」を持っているか?と問われればおそらく持っているだろう。といっても、かなり広義に はなってしまう。おそらく持っているものは同じだが、性質がちがうだろう。さて、「類は友を呼ぶ」という言葉があるとおり、同じものを持つ人と察知するこ とはできる。「持っている」人は肌でわかってしまうのだ。私はその「持っている人」といくつか言葉を交わした瞬間に感覚がふるえあがる。

こ れを理論で説明するとどうなるか。これは私独自のセンサーなのだが、持っている人は持ってない人に比べて目の力がするどい。なおかつ、発する声には重みが ある。これは比喩表現ではなく、本当に「重い」のである。「重さのある声」というのはなにか。人に影響を与える声質ということである。「持っている人」は 相手に自分を印象付けるための発声法がわかっている。そして印象に残る言葉を知っている。

いくつか言葉を交わして「あいつ、持っているな」というのがわかるのだ。しかしこれは「実体」と対峙して感じるものなので、残念ながら文字だけや声だけではわからないのだが。(そしてこの声質を聞き分けられることができるのは私だけだろう)

さ て、本書では「持っていない人」が「持っている人」になるためにはどうすればよいかはかかれているが、「持っている人」が「持っていない人」になる瞬間に は記載されていない。「持っていない人」が「持っている人」になるように、「持っている人」が「持っていない人」になるという現象は当然存在するように思 える。さきほど声の話を書いたが、ここでもまた登場する。「持っている人」が深みをまして「さらに持っている人」になるときはどんどん声の重みがでてくる のだが、「持っている人」が「持っていない人」になるときは声が軽くなる。

もっと一般的な言葉として解説するならば、「持っている人」が 「持っていない人」になる瞬間は努力にあぐらを書いた瞬間である。「持っていること」に安定を覚えて、努力を怠る瞬間や志をなくした瞬間に、発する声が軽 くなる。もちろん、「持ち直すこと」は可能なので、私は極力「持っている人が維持できるように」は努めているが、先ほど述べたように他人は変えられない。 影響はあたえることはできるかもしれないが、他人を変えることまではできないのだ。



さて、なにやら他人のことばかり書いてしまった。少し疲れているのかもしれない。私自身が「自分」と「社会」の戦いに半ば疲れているからだろう。そんなときに街をうろつき、いろいろな経験をして「持ってんな」と言う人にであった瞬間に報われるのだが。



「あいつ、持ってんな(ニヤリ)」



形は違えど、なにか同じ物質をもっているものに対してニヤリとしてしまう。が、私は自分の持っているものの使い方をまだ知らない。

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2011年07月29日

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【内容】
最近、スポーツ選手でよく使われる「持ってる」の言葉。
しかし、それは本当に「運」であったり、生まれつき「持っている」ものなのだろうか?彼らの共通点を探る。


【読む目的】
転職活動がきっかけで、人生において「運」がとても重要なことに気が付いた。そして、実は多くの人が同じことをいろんな場面で語っている。一方で、「運」だけにフォーカスした本はないので、自分の考えの整理と確認を行い、新たな視点を加える。

【成果】
自分が普段考えていることと、内容は一致する分が多かった。また、今までは周りの人とか、ビジネスマンでの成功者の例しか自分は持ってなかったが、スポーツ選手の引き出しが増やせた。

【活かしたいとこ】
持っている人になることより、「持っていない人」にならないようにすること。

【この本を読むべき人】
自分は運が悪いと思う人。人tのせいにしがちな人。

【評価理由】
内容は共感を持てたが、もっとビジネスで成功している人にもフォーカスをあてて欲しかった。良書であるが、自分にとっては得るものが多いわけではなかったので☆4つ

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2011年06月26日

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ネタバレ

信頼残高は自己努力、自己選択、自己責任のもとに自分自身で獲得するもの。
「約束」と「実行」を繰り返して信頼残高を貯めること。
結果は常に自分の判断や行動次第。そして、結果から学び次に生かす。

初新書。
読み物としてもよかった。
スポーツ選手に対する見方が変わった。
新書って敬遠してたし偏見もなぜかあったけど、いいこと書いてあるんだなーといいイメージを持つことができた。

何度も読み返して自分に生かしていく。

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2011年06月25日

Posted by ブクログ

「持っている人」と「持ってない人」について記述した一冊。

持っている人は主にスポーツ選手が取り上げられてるが、持ってない人との対比が面白い。
これを読んですぐに「持っている人」になれるとは思えないが、「持っている人」を知ることはできるかと。

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2013年01月13日

Posted by ブクログ

「持ってる人」という表現をよく使うけど、いったい何をもってるのか?
を明らかにしようよ、という本。

持ってない人の例を挙げて、
たとえば
学芸会のこどもの役が気に入らないとクレームを言う、
日本の政治はダメだと言いながら選挙に行かない、
テレビやパソコンの調子が悪くて叩く
など。

持ってない人の逆が持ってる人と。

つまり人脈やら情報網やら独自の世界を作り上げてる人が持ってる人、らしいです。
たとえば、長嶋茂雄さんからはじまり斎藤佑樹さんまで。

ちなみに。
わたしが関わると人の出入りが激しい。
お気に入りのお店に行くとたいてい混んでいてママさんとしゃべれない。
PTAに絡むと転入生が多い
など。

あるいみ持ってる人なのかな(笑)

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2012年02月16日

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・補欠でも、常にスタンバイする意識でいる。
・持ってない人のタイプ、①「私は悪くない!(批判型)」、②「感情に左右される」、③「あきらめきれない(過去執着型)」、④「自分を中心に世界が回る(天動説型)」
・個人でできることを限界までやったうえで、変化のきっかけというささやかな(しかし重要な)第一歩を踏み出すという意思を持つ
・ピンチをチャンスに⇒「ちょうどよかった。これをきっかけに・・」という発想。
・「過去」は変えられないが、「編集(意味づけ)」は出来る。
・最後に成功すれば、「挫折」は「過程」に変わる。だから成功するまであきらめない。
・「おかげさまで」という感謝の気持ちと、人の網の目の繋がりを意識する。
・信頼残高を高める。小さな約束をし、それを確実に守る。
・起こったことだけでなく、起こらなかったことにも想像力を及ぼす。成功の裏には、失敗のきっかけになったかもしれない、不測の事態が起こらなかったことに感謝する。だから謙虚になれる。
・アイカンパニー。自分株式会社。自分にとっての、顧客は誰か?競合は誰か?競争優位性は何か?将来のビジョンは何か?

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2011年08月20日

Posted by ブクログ

★2に近い★3。

結局、「持ってる」人はどういう人なのかという、はっきりとした言葉がなかったのが残念。
「関係」という言葉だけで、曖昧に逃げた感じがします。
私は納得できなかった。

スポーツ選手の例だけで、ビジネスマンの例で「持ってる」人の具体的な例があるとよかった。
唯一読んでよかったのは第4章のみ。

正直物足りない内容でした。

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2011年07月04日

Posted by ブクログ

大半は、変えられるものに集中し、変えられないものの意味づけを変えるべきという話で目新しさはない。関係世界を財産として生かすという話も一般論にとどまっている。

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2011年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

持っている人は、他人・感情・過去のどれにも縛られない。
振り返ると、私の人生、それら全部に縛り付けられていた。
カラダが重くて、好きに動けない。
もちろん飛ぶこともできない...

そのくびきから放たれたのは40代になってからのような気がします。

若くして、自由に飛び回れる「持ってる人」がちょっと、うらやましい。

(でもねたましくはないです。私もこれからまだまだ飛ぶから~)

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2011年06月10日

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