鈴木恵のレビュー一覧
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作家が主人公なだけに、過去の栄光に縋る気持ちやら目の前の才能溢れる性格の悪い作家志望者にイラつく様などが臨場感を持って描写されているのは面白かった。
後ろめたいからこそ普通の人が自分への中傷に対して抱く感情が湧かず、疑心暗鬼が先行してしまい、どんどん精神が病んでいく描写も良かった。
ただミステリーとなると、終盤まあまあな捻りはある物の、捻りが入るのが本当に最後の方だし、ある程度数読んでる人だと筋が読めてしまって物足りないかなと思いました。ジェフリー・ディーヴァーならもう一捻りは入っただろうし、この作品の様なオチにはしなかったろうなぁと。(好き好きと言えばその通りですが) -
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ネタバレ25年前にミステリー短篇集『ホワイトの殺人事件集』を発表したっきりの作家グラントと、復刊のために彼の地所を訪れた編集者のジュリアは、かつてのグラントが打ち立てた〈探偵小説の順列〉に従って書かれた収録作をひとつずつ検討していく。ジュリアが見つけた、グラントの小説にちりばめられた違和感の正体とは。作中作が7篇も読めるビブリオ・ミステリー。
うーん、面白かったけど期待は超えてこなかった。作中作に気になる矛盾点がちりばめられてひとつの大きな謎をかたちづくるという凝った構成は贅沢だったし、ミステリーの”解答”なんてディテールを少しいじるだけで如何様にも変えられるという視点も好み。それだけに、もっと面白くなりそうな勿体なさを感じてしまう。
一番の不満は、終盤で明かされる作中作の別解がどれもあまり魅力的じゃないこと。原作者のホワイトはアマチュアでジュリアはプロの作家という設定からすれば、ジュリアの改変後のほうが面白いのは納得も出来るけど、後だしの”正答”は最初に読んだよりもっと面白くあってほしいのが正直なところ。
それから、どんでん返しを繰り返した結果、グラントの実像が完全に親しみのもてないクズに堕してしまうのも残念だった。クズなのはいいんだけど、作中の誰も彼の本質に迫れなかったせいでとても薄っぺらな存在に感じてしまう。『ホワイト~』の各篇がどれも探偵役に厳しいのは、グラントの人格にかかわる伏線なのかと思ってた。
作中作で好きだったのは「青真珠島事件」。これも探偵役と真犯人がどちらも社会的弱者の立場で重なり合う最初のバージョンのほうがいい。『そして誰もいなくなった』オマージュとしても探偵役の設定が今っぽい。 -
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11歳のポリーの前に、刑務所帰りの実の父親ネイトが突然現われた。獄中で凶悪なギャング組織を敵に回したネイトには、妻子ともども処刑命令が出ており、家族を救うため釈放されるや駆けつけたのだった。だが時すでに遅くポリーの母親は殺されてしまった。自らと娘の命を救うため、ネイトはポリーを連れて逃亡の旅に出る。処刑命令を出した組織に損害を与えるため、道々で強盗をくりかえす父子。暴力と犯罪に満ち危険と隣りあわせの旅の中で、ポリーは徐々に生き延びる術を身に着けていく。迫る追っ手と警察をかわして、父子は生き残れるか?
アクションに次ぐアクションで、読ませます。 -
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この本はアメリカで9月に発売されて
日本では10月に出版されていました。
凄く早い翻訳ですね。
だから 翻訳者さんがこのように多いのですね~~
日本では トランプさんの過激な発言だけが取り上げられているので
この人はなんで こんなに有名になって
人気があって 大統領になったのだろうと疑問になったので
読んでみました。
破天荒な生き方ですね。
クイーンズ育ちの放漫で口の悪い少年だったトランプさんは
そのまま 大きくなっちゃったみたいですね。
借金や 失敗なども 経験したけど
そんな事は 顔に出さず
常に強気で 自分をアピールしている。
ある意味 とても 凄い人だと思う。
メディアの使い方は本当に上手だと思う。
多分、多くのアメリカ国民は トランプさんの
数多くの訴訟などの 経験を知りつつも
この勢いのある人に 国を託してみたくなったのでしょうね。
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ネタバレスペインの知人宅に招かれた男女が発見した刺殺死体の犯人はだれ?
海辺の街で、崖から女を突き落としたとして逮捕された男は本当に犯人なのか。
テラスハウスのバスタブで溺死したアリスを殺した犯人は。
百貨店の大火災のすぐ脇のレストランで起きた撲殺事件。
家から見える島に不審を抱いた夫婦が発見した遺体たち。島で何が起きたのか。
引退した医師の元に訪れた女性が知りたがった、田舎屋敷の女主人が窒息死した謎。
一人暮らしの刑事の元に届く不審な品と写真。
20年前に出版された「ホワイトの殺人事件集」の復刻のため、隠棲生活を送る作家のグラントと編集者のジュリアは、7つの短編を読み返して議論していくが。
それぞれの短編が後味は良くないものの、クリスティやエラリーを思わせて、ドキドキする。
そして、その短編たちがラストに驚きの展開をみせ、さらに作家と編集者たちにも秘密が!
盛り込みすぎーっと思いつつ、最後まで楽しかった。
ソフトクリームを食べたら、コーンの最後までアイスが入ってるような幸せ。 -
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数学者にして、殺人ミステリを数学的に定義したグラント・マカリスターは、自らの定義に則り、私家版のミステリ短編集をものした後、隠棲した。その彼のもとへ、短編集の復刊を持ちかけに若い女性編集者のジュリアが訪れる。短編集に収められた7つの作品をマカリスターと共に吟味しつつ、ジュリアはそれらの作品の矛盾点を指摘していく。
物語は作中作の短編パートと、マカリスターとジュリアの対話のパートが交互に入れ替わる。登場人物は基本的に、マカリスターとジュリアのふたりしかいない。最初の対話において、マカリスターは、殺人ミステリでは容疑者が最低ふたりいることが要素の一つだと述べる。読み進めるうちに、読者は、マカリスターとジュリアの対話の状況がまさにそれであることに気づくだろう。
正直なところ、作中作の短編が私にはあまり響かず、解決編まで読み通すのに苦労した。解決編自体にもあまり驚きはなかったが、ジュリアによるトラップの種明かしはなかなか面白かった。 -
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ネタバレ特捜部Qの作者のデビュー作。第二次世界大戦中にイギリス空軍のパイロット2人が不時着したドイツで精神病院に偽患者として隠れて過ごし、一人だけが脱出に成功。そして二十数年が経った後の物語。
スリリングなアイデアと予想もつかない方向に展開するストーリーは素晴らしい。相変わらず名前を覚えるのが苦手なのが悪いのだが、登場人物たちが本名以外に偽名を持ってたりするので本当にややこしい。途中で人物を特定するのを放棄したので、やや面白さを味わうことができなかったかも。
七四式銃にまつわる話は、まさか東の果ての国で、文化教養溢るる自国の小説が読まれるとは思ってもいないからああいう描写になるんだろうな。少し悲しい。3.2 -
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ネタバレ「七つの作中作が織り込まれた破格にして異形のミステリ」という帯文に釣られて、書店で出会ったその日にお家に連れて帰りましたが、一話二話と読み進めるに連れ、どうも私が(勝手に)期待した作中作ではないらしいと気づいて、(勝手に)ちょっぴりがっかり。
てっきり、
「作中作の中の更に作中作」って言う話が、少なくとも7回繰り返されるのかな〜〜〜(わくわく)って思っちゃったんですよね〜〜〜〜泣。
感覚的に言ったら、コレ↓↓
((((((()))))))
だと思ってたら、実はコッチだった↓↓
( )( )( )( )( )( )( )
って言う(???)。
マトリョーシカみたいな入れ子設定と思って手に取った読者、結構多いんじゃないかな〜〜。
兎にも角にも、作中作の物語自体は、意欲作と呼ぶに相応しいものばかりで、最後のどんでん返しも後味の良し悪しは置いても読む価値はあるかと思います。特に「そし誰」の後日談とも呼べる作品は、なるほどこういう切り口がまだあるのかと嬉しくもなったのでした。
でもね〜〜〜マトリョーシカと思っちゃってたからな〜〜(くどい
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Posted by ブクログ
出版されたのは1719年、約300年前、何と著者ダニエル・デフォーが87歳の時の出版物だ。「冒険」と言うチャレンジ(生き抜くための挑戦と困難に立ち向かう)と知恵は現代でも学ぶものがある。生き抜くこととは 1、冷静になること 2、理に叶う判断をすること 3、勇気と行動は頼るべき信仰があったこと
離島での暮らしは28年余り、英国に帰ったのが35年ぶりとある。さらに恐るべきロビンソンは冒険家であるが故にその後も10年間旅に出た事である。父親の言葉「世の中をよく見る事」は教訓、父親は息子ロビンソンには海外で旗揚げするなと説教しておきながら、英国で起業した、とある。親子の遺伝子はやはり同じなのか。