鈴木恵のレビュー一覧
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ネタバレあー、読むのが辛かった。個人的に子どもが悲惨な目に合う物語が苦手なのに、この子達どうなるんだろう?と気になってしまって、最後まで読んでしまった。何ていうか、皆んなが皆んな、ボタンのかけ違いで、どれか一つがまともに機能できていれば、と思わずにいられない。ダッチェスとロビンが幸せであって欲しいのに、不器用な大人たちが秘密を抱えて、都合よく真実を塗り潰し、そしてダッチェス自身も、衝動的にみずからチャンスを壊してしまう。
警察署長のウォークは、遅ればせながら、真実に辿りつくが、全てが終わったあと。そしてダッチェスは気付いていた。事件の真相に。ダッチェスがたった1人で、ヴィンセントに向かっていくくだりは痛々しくて読むのが特にしんどかった。
最後、ダッチェスとロビンは、別々の道を歩むことになる。分かっていたけど、悲しかった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ去年新刊案内で気になった『終わりなき夜に少女は』(クリス・ウィタカー)。
海外の小説は、登場人物が多すぎて誰が誰だかわからなくなるという理由で避けていたのですが、
頑張って読んでみる事にした!
少女達の失踪、なかなか解決しない流れに「まだか……まだか……」と思いながら数日間格闘し、約450ページやっと読み終えた。
『名探偵コナン』(青山 剛昌)や『金田一少年の事件簿』(樹林伸)のように天才的頭脳を持った主人公がハイスピードで事件を解いていく感覚に慣れてしまっていたせいか、
結末を急ぐクセがある。
でも大抵の事件はなかなか解決できずで時が過ぎる事の方が多いでしょう。
連続する曇天なんて起きる事件は人の心を荒みやすくさせる事を『曇天に笑う』(唐々煙)で読んでイメージが付いていたから、
文字だけに留まらない緊迫感を感じられて面白かった。
けど……。
長かったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
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Posted by ブクログ
『その雪と血を』が好き過ぎて、一部の登場人物と組織が共通しているという連作『真夜中の太陽』を読んでみた。
主人公ウルフが目にする風景に「静かな空漠感というか、寡黙な非常さ」を感じ、夕方に「奇妙なわびしさと無情さが漂っていた」と語る場面があるが、それはそのままジョー・ネスボの世界観だ。
せつないラストがグッときた前作とは違ったが、ラストに至るまでのウルフの生き方に引きずり込まれるように読んだ。
この薄さの本に一人の男のこれほどの厚い人生を書きこんで、、、やっぱりネスボは凄いな!!
私としては前作のやるせないラストの方が好みだが、、、最後の1ページの思わせぶりな終わり方の余韻にも充分、浸り切った。 -
Posted by ブクログ
イギリスの作家アレックス・パヴェージの長篇ミステリ作品『第八の探偵(原題:Eight Detectives、米題:The Eighth Detective)』を読みました。
イギリスの作家の作品を読むのは、10月に読んだクリス・ウィタカーの『消えた子供 トールオークスの秘密』以来ですね。
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七つの作中作が織り込まれた破格のミステリ!
米ニューヨーク・タイムズ年間ベストスリラー選出!
独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。
彼のもとを訪れた編集者ジュリアは短篇集の復刊を持ちかける。
ふたりは収録作をひとつひとつ読み返し、議論を交わしていくのだが……フーダニット、不可能犯罪、孤島で発見された十人の死体──七つの短篇推理小説が作中作として織り込まれた、破格のミステリ。
解説/千街晶之
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2020年(令和2年)に刊行されたアレックス・パヴェージのデビュー作です。
探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を発表して以来、孤島で暮らす作家グラント・マカリスター……編集者のジュリア・ハートは『ホワイトの殺人事件集』の復刊を企画し、著者のグラントのもとを訪れる、、、
ジュリアは目が悪いというグラントのために収録作を一篇ずつ朗読しながら、その内容について議論を交わしていく……そして、すべての作品を読み終えたとき、思いもしない事態が待ち受けていた……。
作品に隠された秘密とは? 7篇の作中作が織り込まれた傑作ミステリ!
作中作の7篇の短篇ミステリが愉しめたうえに、作品全体を通した謎解きも愉しめる……そんなお得な作品でしたね、、、
作中作は、容疑者が2人でどちらかが加害者、被害者が加害者、探偵役が加害者、複数の容疑者全員が加害者、複数の容疑者の半分が加害者、孤島に呼び出された全員が被害者……等々、それぞれが異なる設定で愉しめるのですが、何だかモヤモヤ感や違和感を覚える展開。
終盤にそのすべての物語のどんでん返しが用意されていて、全てが繋がることで心地良さが感じられましたね……グラント・マカリスターの短篇集に『ホワイトの殺人事件集』というタイトルが付けられた理由も納得、、、
全ての謎が解けたときに、全てが一変する展開も面白かったです。