西田亮介のレビュー一覧
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行きと帰りの通勤時間(片道一時間くらい)ですぐに読めたくらいには分かりやすかった。
改めて対話の重要性、例え違う意見を持ったものだったとしても感情的にならず、その存在を認めながら理解しようとすることの大切さを学んだ。
西田先生が当初は石丸氏を批判的に捉えていた点からここまで理解されるようになったのは、好奇心を出発点に言葉を交わし続けたゆえだろう。
一方、それができないくらい生活や精神に余裕のない者ほど、断片を見て彼を叩いている印象を受ける。批判するなら、より良くするための提案をすれば良いのに、ただひたすらに存在を否定するかのような言動が出てくるのは、やはり社会自体が病んでいるゆえだと思わされる。サバイバルモードに入った人はとにかく他罰的だ。
国力の低下が懸念される昨今、問題の本質を自分なりに考え、自分としてできることを私もやっていきたい。諦めかけていた未来に、もう一度やれることを探してみたくなった。そんな存在の現在の思考が丁寧に書かれている。良書。 -
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これ無茶苦茶いい本。西田さんの分かりやすい語り口と、丁寧な編集、そして直近の情勢と網羅的な内容。子どもや新社会人が政治とか社会に興味持った時の1冊目として、今はこれ間違いなさすぎる。
本当にすばらしい本。シンプルにまとまっていて読みやすいし、網羅的でよもや参政党にもページを割かれているとは思わなかった。
統一教会のところ、もう少し書いてもいい気もするけど、読みやすさという意味ではあのくらいの分量がいいんだろうな。
にしても西田さんが原発再稼働賛成派ってのは知らなかった。
「読者諸兄姉」という表現が人柄を表していたなあ。
吉田茂の「世界と日本」、ぜひ読んでみます。 -
Posted by ブクログ
内容は分かりやすく
普通の大人からしたら簡単すぎる?だろう
でも、政治ってよくわからないことを
しったようにしてるとこや
物価高とか、税金とか
政治家への不満とか、おもってても
自分はどう考えてるか、
自分はどうしていきたいとかまで
考える基礎の基礎がなかったなーと思った
ここをはじめとして
小さくても、たくさんの人が集まれば大きな声になる
小さな1人1人が政治にかかわり
国を作っていく意識を持たないといけないと思った
この本にかかれてるように
私たちは毎日意識してなくても
政治と深くかかわってる
それを少しでも意識していかなくては!
大人も子供も一緒に読んで欲しいです
著者の意見に賛否、それも、
個々の意見を持つという意味で、
読んでみる価値はあると思います。
私は読んでよかったし、
自分でもっと深堀していきたいと感じてます -
Posted by ブクログ
昔の公民の教科書の現代訳本
教科書的できれいな流れかつ民主主義の大事さへの意思が込められてて良い
民主主義とは人間の尊重、反対は独裁主義
大きな自由と大きな責任、人間の平等
ただ一つの政党は良くないが、多すぎると勢力争いや浮身になり良くない。政党を見て人も見る。選挙後も見る
同じ人が長く続けることになる独裁政治は劣化する、適度な交代が大事
プロパガンダ①悪評の周知②立派な看板③立派なものとの結びつけ④良い記事を書かせる⑤真実と嘘を混ぜる
嘘を見破るのは有権者の役目
全体主義は自国だけの利己主義に陥る、民主主義ですべての個人を平等に扱う
民主主義に必要な自由①言論の自由②信教の自由③恐怖からの自由④欠乏からの自由
物事は変化する、いい面も悪い面もある、1つのものを絶対視しない。 -
Posted by ブクログ
高橋源一郎さんが紹介されていた1948年〜53年にかけて使われていた中学・高校社会科教科書のエッセンス復刻版です。
〈圧倒された。これは教科書以上のものであり、また「論」以上のものである〉と高橋さんの言葉が帯で紹介されていますが、読んでいる間中からずっと「目からうろこ」状態というか本の持つすごさを感じ続けていました。
時代状況から向き合わざるを得なかったとは言え、格調高く「民主主義」について基本的なあり方を問う内容は、現代にも通じるし現代こそその理念を実現させなければならないと思います。
「民主主義は単なる政治のやり方ではない。すべての人間を個人として尊重することその基本がある」。根本は、この言葉に収斂されていくわけですが、目次を読んでもわかるように認識を深めていく視点がちりばめられています。政治に対してはもちろん、自らの生活や事業や運動の中できちんと生かすことができているか、検証していくことが大事ですね。
必読の本、お勧めです。
目次
第1章 民主主義の本質
第2章 民主主義の発達
第3章 選挙権
第4章 多数決
第5章 目ざめた有権者
第6章 政治と国民
第7章 社会生活における民主主義
第8章 日本における民主主義の歴史
第9章 日本国憲法に現われた民主主義
第10章 民主主義のもたらすもの
補章 -
Posted by ブクログ
ネタバレ○NHK(Eテレ)の番組『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』の中から、2013年3月に放送された「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦」の2本を、放送の未公開部分を含めて再構成・書籍化されたもの。
○開沼博氏や古市憲寿氏など、1970年以降に生まれた論客(?)により、第1部は東日本大震災からの復興について、第2部は地方の活性化について、それぞれの見解を元に議論。
○第1部については、論客それぞれの立場から「復興」についての考え方、実情、今後について、建設的な議論がなされている。特に、「当事者」としての考え方については、大変興味深かった。この当事者意識については、第2部でも登場するため、本書のキーワードとしても見逃せない。
○第2部については、地域活性化のあり方や方法論について、具体的な検討案の提示を元に、各立場から議論。国と地方の対立や地方分権の推進と行った政治的なものから、地域産業の育成、地域コミュニティの確立といったボトムアップ的なものまで、様々な観点から「地域の活性化」についてのアイデアが出された。特に、「都市部の衰退」の方が「地方の衰退」に比べて根が深いという発想は、今まで無かったため、大変興味深い。
○学生はもとより、NPOや公務員などの公的な仕事をしている方、ビジネスマンなど、地方の活性化に関心がある人は、必読。 -
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2013年通常選挙が国政として初のネット選挙運動解禁となった。それを受け、ネット選挙とは何なのかを論じた本書。
しかし内容は我々が思い描いた景色ではない。
西田亮介氏はこのネット選挙解禁を「理念なき解禁」と断じる。我が国でのネットによる選挙という概念が生まれて20年。その歴史を紐解きながら、公選法とネットのあり方が如何に相入れないかを明らかにする。
ネット選挙にまつわる“誤解”を実証しながら巷にあふれる俗説を切ってゆく。自分自身も勘違いをしている部分があった。ネット選挙を解禁したところで、若者の投票率は上がらない。西田氏は海外の事例からそれを証明している。
このような個別の事例から見えてくるのは、政治家を選ぶための投票の在り方…理念への疑念である。「公平性の重視」から「漸進的改良主義」への変化を見据えて。。
この著作は今回迎えたネット選挙の解説に留まらない。つまりこれは未来にも読まれるべき書であるということだ。
何故ならば、ネット選挙でもたらされるべき、国民と政治の関係は、この選挙では無残にも達成されることはなかったからである。
如何に政治家が「しょうもない話」しかしないかが可視化されただけの選挙だったのである。
我々はネットによって、政治家と政策論議をしたいのである。オープンに双方向に…
これが達成されるまではこの書は目標として掲げつづけられるべきであるし、仮に達成されたならば、この書は歴史の書へと変わるだろう。 -
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①口絵の疑問(投票したい政治家がいない、投票率の低さ、などなど)が現実的で、それに対する答えを知りたいと思った。
②既に起きている進行中のイシューや政党ごとの特徴など、具体的なトピックについても学べると思った。
③読みやすそうだった。
などの理由で読み始めた。
実際読んでみて、各目的に対しては以下の感じ。
①こういう背景がある、ということは知れるけど、じゃあどうすればいい、までは書いてないかも。そんなに簡単に語れるものでもないんだろうけど。「わかりやすく」「簡単に」ができないものを無理にそうするよりは良いスタンスかなと思う。
②問題になっている点が結構わかったし、各政党の支援団体とかまで書かれてて参考になった。2023年時点の情勢なのでまた結構変わってるなと思うけど、歴史的な部分は変わらないので過去の経緯とかは全然参考になる。書き手(西田さん)の考えも語られるけど、一旦説明してから自分の考えを付け足す感じなので、誘導されてる感じはそこまで感じない。
③なんだかんだ字がほとんどだしページ数も少ないけど、トピックごとに基本的に見開きで2ページ、長くても4ページほどで読めて、文体も話し言葉に近いので、かなり読みやすい。今日はここまで、で次のトピックに移れるので、一気読みしない前提で数日かけてテンポよく読めるタイプの本だと思う。
以下は具体的な内容の感想。
・「日本は「政治的有効性感覚」が著しく低い」=自分のアクションが政治に影響を及ぼしているという感覚が低い、という話、納得しかない。。。
・西田教授からのリクエスト:①政治は自分たちの生活に関係がある、という事実を認識すること。②関係があるとわかったら、ときどき見る。
というのが書かれてて、①は個人的にはめちゃくちゃ実感してるけど、じゃあそれをどうやって自分と近しい周りに伝えていけるだろう?というのが考えたいところ。ていうかこの本を読む人は多分①はわかってるんじゃないかなあ…。
・下記2つに関して考えて実践していく。
1.昔より時事問題に関する知識量が激減→デジタルでどうするかを考えるべき
2.真実にたどり着くことが本当に難しくなった。騙されないようにするにはどうしたらいいかではなく、「騙されること」を前提にどうすべきか考える。 -
Posted by ブクログ
政治に興味を持っている10代・20代にむけて、彼らの素朴な疑問や感覚に寄り添う体で、日本政治の現状への向き合い方を説いている。意識的にそうしているのだろうが、やや雑で放談めいた感じ。それでも、参考になる指摘や切り口がいろいろあって勉強になった。たとえば、p97からの、政治家は万人受けを狙う生き物なので、基本的に信頼できない、とか、p182からの、団塊の世代は政治意識が高いが彼らの若いころの政治状況は単純で、今の若者たちが直面している政治状況はそれにくらべて目を背けたくなるほど複雑だ、とか、p196からの、テレビの影響力はいまだに強い、とか、p202からの、取材を必要とするストレートニュースはコストが高く、オピニオンは安いが、今まで取材を担ってきた新聞などのマスメディアがどんどん弱体化している、とか、p275からの、メディア・リテラシーを強調しすぎるのはメディア関連の事業者の責任を免責する自己責任論だ、とか。