西田亮介のレビュー一覧

  • ネット選挙とデジタル・デモクラシー

    Posted by ブクログ

    選挙とSNSなどのネットの関係を説いた本。ネットを直接民主制の手段として使う話ではない。日本はネットを使っても双方向性が出ていないことや、政党にPR手段として利用されている現状を述べている。

    0
    2020年02月13日
  • メディアと自民党

    Posted by ブクログ

    面白かった。この先の仕事の仕方にも関連するだろうなと思いつつ。学者の人の本て読みづらいの多いけど、読みやすい。この間の野党のヘボさの理由を分からせるには非常にいい一冊。

    0
    2017年05月27日
  • 民主主義 〈一九四八‐五三〉中学・高校社会科教科書エッセンス復刻版

    Posted by ブクログ

    民主主義 西田亮介編 幻冬舎

    高橋源一郎さんの推薦もあって読み始めたが
    期待に反して腰砕けで現状に甘んじた堂々巡りの内容であった
    まず国家だの政党だの主義だのという縄張りに
    執着しながらの民主環境などありえないし
    成長し続けるもので最終的な答えなど無いと伝えるべきである

    民主主義の理念を語っている前半と後半は
    かなり筋も通っているように見えたが
    それでも対立した主義という狭い視野にサエギラれ
    縦社会の依存による縄張りと
    個々の自律を目指す対等な集いを混同しているし
    自由勝手と自由自在や平等と対等などの違いを
    あるいは愛や美という理念についてあやふやであり
    平和という無気力な言葉にごまかされ

    0
    2016年04月26日
  • 民主主義 〈一九四八‐五三〉中学・高校社会科教科書エッセンス復刻版

    Posted by ブクログ

    いろいろ違和感はあり。編者の言葉を借りれば75点の及第点といったところか。敗戦直後という時代背景を考えると致し方がないとも考えられる。例えば補章のところで、世界の安全保障は他国に任せ、日本は経済発展すれば良いのだ、というところは、結局現在に尾を引く辺野古の問題や、安保法制問題に関係しているのではないか。などなど、編者のいうように全てを鵜呑みにはできないが、改めて日本の民主主義を考える上では良い材料にはなると思う。

    0
    2016年03月06日
  • メディアと自民党

    Posted by ブクログ

    今こそ、政治に「理」が求められているーー。自分の考えているところとかぶる点が非常に多く、なんとなく勇気づけられる。あとは、自分がそれを実践していくだけだ。

    0
    2016年01月29日
  • メディアと自民党

    Posted by ブクログ

    ☆政治とメディアの在り方について示唆深い内容の本。
    メディアの政治にあり方について、単に批判するだけでなく、なぜそのような状態になったのかが書いてある。
    ・自民党だけがメディアとの継続的な関係を築いてきた。
    小選挙区制導入以後の日本政治では、政治家に対する政党の影響力が高まり、その中で自民党はいち早く様々な改革に着手し、特に広報戦略については10年近い歳月をかけてその成果を結実させている。
    ・現代政治のメディア戦略は、ねつ造ではなく、「事実」を「効果的な」角度や順番等で提供、発信することで、特定の政治的主題について有権者の関心を自発的な政治活動の選択を動機付けている。問題となるのは有権者にとっ

    0
    2016年01月17日
  • メディアと自民党

    Posted by ブクログ

    「慣れ親しみの関係」から「対立・コントロール」の時代へ。
    自民党が着実に経験知を積み立て、戦略を洗練していく一方で、オールドメディアは未だに脱皮しきれておらず、新興ネットメディアも存在感を示せずにいる。

    その「賢さ」には舌を巻くほかないが、現代の日本政治で自民党に残る(選ぶ)という選択肢は最も「賢い」(カッコ付きであることに留意)ものかもしれないと考えると、至極当然の話であるような気もしてくる。

    0
    2016年01月13日
  • ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

    Posted by ブクログ

    本質は「均質な公平性」のもとでの競走から、「斬進的改良主義」の価値観を政治に取り込むこと。情報技術と政治の距離を近づけ、その豊かな可能性を引き寄せ得る。

    しっかり考えてくれている人、に期待します。

    0
    2013年11月04日
  • ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

    Posted by ブクログ

    「制度だけでなく、これは思想の問題だ!」気鋭の社会学者が説く『ネット選挙』という事象。僕自身は今までさして興味は正直無かったのですが、これを読んで一体どういう事が起こっているかを改めて知りました。





    2013年の参議院選挙から解禁となった『ネット選挙』新聞などを見ていると「親子で学ぶネット選挙」というような特集が組まれているのを散見することがありますが、僕は正直、あまり関心が無かったのかもしれません。

    ここでいう『ネット選挙』とは選挙活動にネットようのコンテンツ。具体的にはツイッターやフェイスブック等のソーシャルメディアということになるのでしょうが、先日テレビのニュース番組を見ていて

    0
    2013年09月29日
  • ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

    Posted by ブクログ

    意識したわけではないが、タイムリーな1冊。そもそもネット選挙ってなんだっけ?という素朴な疑問を、その成立過程から俯瞰できる1冊だと思う。著者の述べるように、ネット選挙は新しい政治スタイルの始まりかもしれない。そんな側面も見ながら今回の選挙に参加したいですね。

    0
    2013年07月05日
  • ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

    Posted by ブクログ

    ネット選挙の実態を示し、数々の誤解をコンパクトに説いている点がよい。ネット選挙を導入することは、均質な公平性から、インターネットの根源的思想である漸進的改良主義に政治の価値観を移すことになるが、そうした理念に踏み込まないままのネット選挙解禁を筆者は批判的に描く。感想としては、確かに理念が先立つネット選挙解禁は「規範的な問い」としては成り立つが、マルチプレイヤーの複雑な現実の政治過程の中で解決可能な問いなのかが気になった。現実的に解決出来ない問い(例えば「世界平和の実現方法」)は、規範的なイシューであり得ても、実務的なイシューには成りえない。

    0
    2013年07月04日
  • 日本再生の道

    Posted by ブクログ

    誰かが言っていた。自分が書いたものを誰かが読んで正確に理解して貰っているという事を前提に議論をするなんて傲慢だと。一億総表現者の時代に140文字しか読めない人が多いと揶揄したり、読み方に注文をつけたりするのはお門違いであり、私も常々、自らの駄文に対しそれが世に響くというような幻想は抱かないようにしており、あくまで自己満足だと言い聞かせている。

    「私はさっき言いましたよね」、「事前に読んでこなかったのですか」みたいな反応は、記者相手ならそれはプロの仕事として期待される事ではあるが、しかし、やはりそれで凄むのは傲慢かも知れない。既得権との闘いにおいて、泡沫候補を丁寧に取り上げないのは想定内であっ

    0
    2025年11月04日
  • ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください 17歳からの民主主義とメディアの授業

    Posted by ブクログ

    界隈でプチ時の人となっている西田氏、著書の中では態度の変容に対して、寛容になるべきだといっている一方で、AIの政治利用や政治家は信用してはいけない、被選挙権の引き下げ、偏りの推奨等。枝葉のトピックに対しては柔軟な態度を取られているので、定点観測できて非常に興味深いです。変化に寛容であれ。これが私のこの本から、西田氏の1番のメッセージとして受け取ります。

    0
    2025年10月16日
  • 日本の未来、本当に大丈夫なんですか会議 経済学×社会学で社会課題を解決する

    Posted by ブクログ

    ゆるっとした会話ベースのように見えて、お二方が持つ考えというのはしっかり伝わってくる。教育の章が特に印象に残った。教育現場における政治教育について、もっと具体的なものを取り扱うべきという西田さんの考え。教師の立場としても、クレームが入ったりすると面倒というのはあるのだろうけど、最終的には政治、選挙は選択を行うものだから、そこの教育も忘れてはいけない。タイトルのとおり、日本の未来、本当に大丈夫なんですかと、この本の至る所で感じた。

    0
    2025年05月19日
  • 日本再生の道

    Posted by ブクログ

    読みやすかったけど、微妙だったかな。。
    ただ、石丸さんの考えはもっと知りたいから別の本読んでみよう!

    0
    2025年05月09日
  • 日本再生の道

    Posted by ブクログ

    地域政党の紹介本。

    全体的に読みやすく、どういう政党かとか、仕組みとかその理念とかはよく分かった。
    候補者選定仕組みは成程と思えたりその根底にある地方自治に対する問題意識は共感できたりして、中核市位までの地方選挙では大いに効果が期待できそうと思った。
    逆に、それより大きい話は殆ど具体的な話は無く、規模が大きくなるにつれて曖昧でフワフワしてくので有権者的にはリスクが大きくなりそうと感じた。日米関係とかそのあたりは全く具体性が無く、あくまでこの本を読む限りでは国政は特に厳しいという印象。

    大きい話をある程度してくれたらより良かった。

    0
    2025年05月06日
  • ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください 17歳からの民主主義とメディアの授業

    Posted by ブクログ

    ・全体を通して、政治とメディアの関係性や投票に行く意義について改めて理解が深まった。
    ・政治について考えるコストや投票コスト、それらから得られるリターンについて意識されており、現実的で読者に寄り添った論調で分かりやすい。
    ・SDGsやESGについて「雰囲気づくり」と一刀両断する歯に衣着せぬ物言いが爽快で理解を促進した。
    ・日常的に政治思想について会話し、考え、行動することの重要性を強調している。
    ・日本ではそうした議論が憚られる文化があるが、議論をすることや態度(スタンス)を変容することに寛容になるべきというメッセージが心に残った。

    0
    2025年01月23日
  • マンガでわかる 社会学(池田書店)

    Posted by ブクログ

    社会学。全く知らない学問だったが、普段生きてく中で気になっていること全て社会学といってもいいのではないだろうか。
    アイデンティティや差別化、メディアや政治全てが社会との関わりでできている。マスメディア(正しい情報は得られているのか?ネットの情報は?)や選挙については普段から気になっているというか、それこそTwitterなどの SNSの影響を受けて考えさせられているところだなあと感じた。
    その社会学をほんとーーに広くあさーーく学べる本。

    0
    2025年01月04日
  • ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください 17歳からの民主主義とメディアの授業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    偏らないこと、も一種の偏り。
    大学の進学率は50%程度。OECDの中位以下。
    新事業促進と消費者保護では、後者に重きを置かれている。
    表現と権力や暴力の分離は基本的土台。
    隠ぺいや改ざんに妙に寛容。
    投票もコスト=見返りとの見合い。投票に行くのが普通で例外的に投票に行かない人がいる、が逆転しつつある。棄権に対するペナルティが乏しい。
    民主主義は議論して定めることに価値がある。合理的に正しい決定ができるとは限らない。AIに任せることは人間的なことを手放そうとしてる。
    白票は意味はない。多くても何も起こらない。
    コロナ禍ですら生活保護の利用率は横ばい。
    若者の投票率が低い。高齢者が高い。
    天気が悪

    0
    2023年03月22日
  • ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください 17歳からの民主主義とメディアの授業

    Posted by ブクログ

    投票行動に対するコスト。それだけではなく、全編を通してコストと言う話が出てくる。巻末に描かれるように、著者の師匠の一人だという宮台真司が「損得勘定にとらわれるな」と言う発言をしているが、それに対してオマージュ風に「損得感情をきちんと働かせよう」と言うメッセージが本書の狙いだそうだ。

    だからだろうか、バランス感覚と慎重な目線で綴られる。著者が成田悠輔の研究をオーソドックスと評価して一部炎上していたが、本著の内容は余程オーソドックスだ。学生に向けた教科書的内容、と思えばそれも無理はないか。

    個人的には、ひろゆきとの確執?を匂わせる最近の論破風潮を名指しで否定している事に、下世話ながら面白さを感

    0
    2022年10月21日