竜徹のレビュー一覧
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何というのか、ちょっと複雑な気分。
ああ、こうなってしまうのかあ。
でも、そうだよなあ。
アルデラミンだもんなあ。
と言うのが正直な感想。
シリーズ最終巻。
前半は帝国とキオカとの最終決戦。
攻めるキオカに守る帝国という構図で、イクタの用意周到な準備があれど、いわゆる見せ場はあまりなく、思っていたほど盛り上がらなかった。
そして後半は、シャミーユのために自ら死を進めるイクタとそれをなんとか覆そうとするイクタを愛する面々とのやり取り。
その中ではスーヤとマシューがいいなあ。
その熱情が胸に響いてくる。
それでも、イクタの決心はかわらない。
最後まで、もしかしたら奇跡が起こるのかと少しだけ期待 -
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ネタバレちょ、待って。そんなラストありかよー!? というのが、一読した感想。
いや、充分に予想しうるラストではあったけど、いくら何でも……と思っていたルートだった。とは言え、ヤトリのことを考えたら、この作者ならありえないわけでもないのだろうと、ちょっと時間が経ったら落ち着いてきた。ってか、落ち着くために頭の悪そうなおっぱい多めのラノベ読んできた。アルデラミンがあまりにも衝撃的すぎて、おっぱいごときでは落ち着かんかったけど。
エピローグの後に続けられたあの数ページはどう解釈したらいいのかよくわからないのだが、やっぱり彼の気持ちの根っこはヤトリにあるのだな、と思うと泣けて来た。(´;ω;`)ウッ… -
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前巻で世界観の説明があって、さて今巻はというところだったわけだけど、これはいわば嵐の前の静けさと言うか、ひと時の休息のような巻だった。
いろんな登場人物たちの小さなエピソードが重ねられて、それが最後に向けてどう意味を持っていくのか、とても興味深い。
途中で出てきた意外な人物のエピソードはもっと最後に重要な役割が振られる伏線かと思ったけど、そこまでではなかったんだな。
そしてやっぱりラストのイクタとハロの場面には胸が熱くなった。
イクタの重圧はどれほど大きなものなのか。
もしヤトリがいれば多分全然平気だっただろう。
でも、ちゃんとハロを頼ることができた。
そうだよ。
もともとこの物語は、天才 -
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前回の引きから、今回は三国会議で丁々発止の政治的駆け引きが行われるのかなと思っていたら、全く予想と違った展開になった。
いわば、世界の成り立ちの説明会。
あと、ようやく謎なタイトルが解明される回でもある。
それもこれもアナライ博士の登場のせいだな。
一人で世界をかき回す、さすが科学者!(笑)
その世界の成り立ちについては、いや、前からロストコロニー的な設定なのかなと思ってたんだけど、仮想未来世界だったか。
やっぱり物語の舞台はインドで合ってたんだ。
なるほど〜。
ただ、このハイファンタジー世界にいきなり現れた過去場面は、やっぱりちょっと違和感があった。
まあ、説明の最後の方には、それも気に -
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前巻の衝撃があまりに大きすぎて、実はずっと続きを読むのを避けてきた。
でも、アニメが始まったこともあり、恐る恐る手に取った。
その結果は……そうだよなあ。そうなるよなあ。
今巻では、まず敵方であるキオカの事から物語が始まるのだけど、これは前巻の衝撃にひとつのクッションを置いて、心の準備をさせる意味で作者の用意周到さを感じる。
でも、その内容はジャンとアナライとの出会いという今後の物語的には非常に重要な出来事。
これで、ますますジャンは手強くなるのが目に見える。
一方、帝国の方は変わり果てたみんなの姿がー姫さんの姿が、胸を突く。
2年の月日は失ったものの大きさを何も癒すことはなく、寧ろより大 -
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ネタバレ評価:☆4.5
※ネタバレ注意。未読の方は回れ右
イグセム派の将校として捜索隊を率いるヤトリと戦場で対峙することになるイクタ。
お互いにお互いを知り尽くしたもの同士の戦いは熾烈を極める。戦いの行方は果たして・・・!
この巻では今まで明かされなかったイクタとヤトリの過去が語られることになる。
二人の馴れ初めは微笑ましかった。イクタとヤトリは二人で一つ、そんな絆の深さもわかった。だからこそ二人が戦場で戦うのを見てるのが辛かった。
幼い頃からヤトリはイグセムで、ヤトリの中のイグセムは成長してからも消えることはなかった。
それでも過ごして来た時間の中に確かにヤトリ -
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ネタバレ評価:☆4.5
北域での過酷な戦争から帰還したイクタ達。
今回は戦闘がメインではなく、政治問題がメインになるのかな。(シナーク族の難民をどう扱うか等)
海戦もあったけどほとんど巻き込まれる形だったしね。2,3巻と比べると落ち着いた巻だったけど面白かった。
にしてもマシューがめちゃくちゃ頼もしくなってておじさん胸が熱くなっちゃうよ・・・成長してるよね。まさかポルミニュエとフラグ立てるとは思わなかったけどw励ますシーンのマシューのイケメンさは異常。
次回は本格的に海戦になるだろうが、陸とは勝手が違う戦場でイクタ達はどう戦うのか、姫様の企みは、そしてイクタとヤトリの過去に何かあったであろう意味 -
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ええ?! まさか、これは…衝撃の展開だよ。
イクタとヤトリのあの関係がどうやって紡がれたのか、いつか描かれる時を期待していた。
それが今巻だったわけだけど、予想していたのとはちょっと違った。
きっと学生時代に出逢って、すごく衝突して、そのうちに無二の友になった……ようなことを考えてたら、そうか、もっと昔にあっていたんだ。
そして無二の友よりも深く、二人でひとつ、互いが片割れになった。
子供時代も、再会後も、二人の関係の深さに心が躍った。
それだけに、敵味方になって闘うことになったときの、自分自身の全てを切り捨てたヤトリの悲痛さがイタイほどだった。
でも、きっとイクタが、そんなヤトリを救ってく -
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