竜徹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ怠け者でひねくれものだが、豊富な知識と優れた頭脳で誰よりも戦略、戦術に秀でる少年が主人公の戦記もの。
激情家でガキっぽい面を除けば、なかなか好みのタイプの主人公。
お話も面白い。キャラの魅力も十分。これは期待できそうだ。
この手のお話では萌え成分が希薄になるけど、まあ話が面白ければいいや。続巻にも期待したい。
ただ、シャミーユが語る「国を負けさせて栄えさせる」論は正直疑問に思う。
これって敗戦をバネに高度成長を果たした日本と同じ道を歩ませたいんだろうけど、帝国のような大きな国ではじめからそれを狙って行うってのは無理がないかな。
日本はやむにやまれず、他に道がなかったからああなったわけで、もし -
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Posted by ブクログ
電撃文庫の中でもかなり楽しみにしているシリーズの最新刊。
前半ではマシューの故郷で起きている事件を調査し、後半では海の人となったイクタたちによる共和国との海戦。
今回は我が友マシュー回と言ってもいいね。
故郷では領地の人々から愛されている様子が伝わってきて、船の上では若い女船長であるポルミニュエとのやり取り。
イクタやヤトリ、トルウェイら才能に恵まれた面々と違い、等身大で身近に感じられるマシューの活躍はどこか嬉しさを覚えるな。
特に
「それが戦争を舐めてるって言うんだよッ!いいかよく聞けよ、いつだって何が起こるか分からないのが戦場なんだ!数字の上では楽勝に見える時だって、不測の事態に備えて -
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ネタバレ評価:☆4.5
本格派ファンタジー戦記第二弾。
今回も面白かった!安定してますね。
用語や人物も増えてきてカタカナが多くなってきてるのにスラスラ読めるぐらいにはこの世界観にハマってるw
イクタは適当に見せかけて、誰よりも冷静で時に非情で現実見てるとこが好きだ。
無能な上官キャラってよくあるけどやっぱ腹立つなぁ(笑)
イクタ・ヤトリ・トルウェイの将棋勝負は見てみたかった。
デインクーン、清々しくて好きだったのに・・・(´;ω;`)
「ご無礼をばぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「お許しをばぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
には吹いたwww
ナナク・ダルとヤトリとの一騎打ちは燃えた!
回転剣舞は是非とも映像でも -
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ネタバレ評価:☆4.5
戦乱渦巻く世界を、軍人としての卓越した才で生き抜く少年イクタ。その波乱万丈の半生を描く、早大なファンタジー戦記、ここに開幕!
いやー面白かったです!
主人公は知恵が回る無気力系。一見ちゃらけた男のようだけど、的確な指示を飛ばして快進撃を続ける姿は爽快。
でも過去に自分の父親が軍に殺されてることもあって、時折感情を露わにすることもあるので感情移入も出来るのが良い。
他のキャラも一巻から十分にキャラが立っていて読みやすかったです。
そして姫がイクタに示したカトヴァーナ帝国を救う方法がまた面白い!
そんなの出来るか?と思うのと同時にイクタならやってくれそうな気がするから不思議 -
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Posted by ブクログ
面白かったー!
相変わらずラノベにして硬派な作品。今回もドキドキハラハラが止まりませんでした。
シナーク族と和解したものの、一息つく間もなくアルデラ神軍と相対する羽目になったイクタたち。
味方の撤退を支援するため、時間稼ぎを行うことになります。
・・・まさかこれに1冊費やすとは。
今後の展開を含めても、この撤退戦はそれほど重要な局面ではないはず。
それだけこの戦いを書きたかったんだろうな。
敵の将軍は“不眠の輝将”ジャン。
彼の登場により、どちらかというとイクタの独壇場だった戦争が頭脳戦の様子を呈してくる。
お互いの裏の書き合いや相手の出方を見てこちらの手を変える・・・といった戦術のぶ -
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戦争は、よくない。
それに理由なんていらない。
前巻は模擬戦だったためハラハラ感や報われなさはほとんどなかったけど、今回は内乱とはいえ確実な戦争。
人がバッタバッタと死んでいき、また戦争の惨さも見せつけられます。
現代のラノベ界でこういうシーンをきちっとかける作者って貴重。
火の国風の国物語なんかもそうだけど、物語に深みが出てくるよね。
まぁ自分のようにキャラに感情移入して読むタイプには辛い描写の連続ですがw
イクタの智力で敵を乗り越えたり、ヤトリの武力で道を切り開いたり、騎士団のみならずサブキャラの活躍や男同士の猥談などなど、今回も見所たっぷり。
あぁ、早く次が読みたい! -
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Posted by ブクログ
『自分の臆病さを直視して、それを何とかしたいと思っている。
その時点で君はじゅうぶんに冷静だよマシュー。
___心配はいらない。君の震えは、
戦いの始まりと共に止まる』
しまった…次巻に繋ぐ引きだったか…
3巻出るまで我慢しても良かったな…
あ、今回ややネタバレ含むんで気になる方は回避で。
というわけで、思わず2巻も読んでしまったわけですが、
やっぱ面白いですね…
時々文章が詰まりすぎてたりとか、乱れたりするのは仕様ですねw
個人的に文章の上手さとかってそんなに気にしないタイプ
のはずなんですが、なんかこの作家さんのは気になる…。
頭に書 -
Posted by ブクログ
今季このラノのダークホース。
やっと読みました。なかなか近所に売ってなくてなw
とりあえず前半の読みづらさは急ぎ足のせいでしょうか?
とにかく、会話の間に地の文が少なかったり
急に話が大きく動いてたり、
もうちょっと余裕のある書き方してほしかったです。
あの船のくだりとか特にですね。
え?って思ったら騒いでるみたいな…
まあ、1巻の終わらせたいポイントと、
ページ数を考えると仕方の無い処置だったのかもしれませんが。
なんかイメージとしては『新世界より』の上巻を
半冊に圧縮したかのようなプレッシャーを感じますw
じゃあつまらなかったのかと言われるとそんなわけもなく、
こんだけラノベ仲間の評 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続く、で終わった。
今気づいたのだが、個人的な好みとして1冊毎に明確な区切りが
あった方が評価が上がるらしい、ので★0.5減点。
おもしろかったけど、救いのないストーリーでした。
今気づいたのだが、個人的な好みとして救いのある話の方が
評価が上がるらしい、ので★0.5減点。
いやこれが悪党が主人公で悪の限りを尽くすとかなら、むしろ
さんざんな方が評価があがるのですが。
どう転んでも出世につながる戦争でもなさそうだし
初陣がこれでは今後のイクタくんの栄達にも翳りが
みえたかも?まあ出世しないことには話が進まんけど。
こういうのを読んでいると、つくづく銀河英雄伝説って
すげえな、と改めて -